Fate/dade blaster (更新停止中) 作:黒白黄色
「ハイハイ始まりました。第1回、[ライダー達だって悩んでいる!]」
作者はいつも通りのハイテンションでコーナー名の書かれた掛け軸を広げた。
「ナレーションどうもありがとうございます!司会はいつも通りのこの黒黄と……」
「正人だ………」
正人はだるそうに返事をした。
「もーどうしたの、ナレーションがこんなに頑張ってるんだからマサトもファイトパワー!!」
「んなもんやる気出るわけねぇだろ。……また面倒なことに付き合わさせやがって……」
「いいじゃないいいじゃない、今本編が停滞気味なんだからコレくらい付き合いなさいよ」
「それ言うことか?」
「まぁ、それに今回はお悩み相談コーナーだから心配しなくていいって」
「はぁ、ダリいことには変わりねぇだろ……」
正人はため息をつき、うんざりした顔をしたに向ける。
「ナレーションどうも。もう仕事終わりだから帰っていいよー」
「ではまた………先に失礼する」
「ナレーションはもういらないのか?」
「えぇ、もう十分だし……」
「そうか……」
「それでは、まず最初のお便りは[7533は315です!]さんからの質問、コチラ!!」
僕のお父さんがネットアイドルにはまっているようなのですが、僕はそれをやめさせるべきでしょうか
「ハイ、これはまぁ、何かスゴいですね」
「確かに……」
「まぁ、私からすると……これはそのままが一番いいんじゃないでしょうか」
「どうしてだ…?」
「ネットアイドルはまぁ確かに特殊な立ち位置にいて、他人からするとあまりいいと思われませんが……お父さんの情熱は本物のようです。確かに少し変だと思ってしまうかもしれませんが、熱意を殺すようなことをするのは良くないですね。お父さんはおそらく、そのネットアイドルに心火を燃やしてフォーリンラブなのかもしれないですし、そんなお父さんをバイオリンを奏でるように優しく応援すべきでしょう」
「zzzz……」
「寝てるし……まぁいいや、次の質問は……[オレのエビフライ頭のどこが悪いんだ]さんからの質問、コチラ!」
もう負ける気がしねぇ!!……と意気込んでいたらいきなり相手が合体して強くなっちまった。……どうすればいいんだ。
「アー、これはフラグ立てちゃいましたね。……まず、そんな『オレはもう負けねぇ!』宣言を言っていいのは自分のパワーアップフォームが出た時だけです。そんなことを常に言っちゃってるから噛ませ犬になっちゃうんです。まぁ、負けそうなら負けちゃっもいいんですけどね。……次に出てくる主人公のパワーアップフォームの見せ場をつくったと思えば上出来です。ということで負けちゃてもいいんで、主人公の踏み台になるような素晴らしい敗北をしちゃってください」
「では最後は本人に直接登場してもらいましょう。では登場してください![ガタ●リバ]くんですどうぞ」
「よろしくお願いします」
「ガタ●リバくんはどんな相談を……?」
「……じ…実は……ちょっと出番が……少ないかなって……」
「そんな泣くほどに……出番が少ないのは[仮面ライダー
「はい……しかも聞いてください!ボク昆虫型ですよ!正統派ですよ!しかも分身攻撃です!最強なんです!なのに……なのに2回だけっておかしいじゃないですか?!」
「それがそうでもないんだよ………あなたが一回分身するのにね……CGがこんだけかかるのよ」
「こ……こんなに……!!?」
「えぇ、だから2回しか出れないのよ……」
「じ……じゃあ!分身無しで戦いますのでどうか出番を……!」
「分身しか能がないくせに出来るわけないでしょう!」
「ガーン?!」
「あら、倒れちゃった……まぁ、ショックがデカかったようね……」
「……ん、終わったか?」
「あ、起きた。えぇ、もう終わったわよ。……消化不良で終わっちゃったけど……」
「じゃあもう帰っていいか?」
「いいけど……まぁ次は寝ないでよね」
「はいはい」
「では、悩めるライダー達の相談はまだまだ受け付けるわよ!では、またお会いいたしましょー!」