新 三好春信は勇者である   作:mototwo

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今回も『結城友奈は勇者部所属』ネタが含まれます



13話 オ・マ・ケ・2

春信(以下略):おい。。。

 

mototwo(以下略):ん?どした?

 

前回のラストの付け足し。。。ありゃなんだ?

 

ああアレか、お粥の話書いたじゃん?

 

いや、ちょっとまて

 

え?

 

俺が求めてるのは説明じゃない!

 

は?「ありゃなんだ?」って聞いたじゃん

 

俺のテンションと表情で空気読め!コレは説明求めてる顔か。。。?!

 

ほほう、まるで怒っているかのような顔だ…

 

実際、怒ってんだよ!なんだよ、アレ!なんで俺が覗き見したみたいになってんだよ!

 

いや、春信は園子、東郷、友奈の3人相手だと別に興奮もしないだろうから見てないと思うよ

 

そうそう、俺は夏凜ちゃん以外の女の子には。。。ってそうじゃねぇ!

 

なにがだよ…

 

俺があの子達の入浴時の会話知ってる時点で見たかどうかは問題じゃねぇ!

 

そうだな、だから園子に怒られたんだろ?

 

だ~か~ら~!

 

なに地団太踏んでんだ?

 

俺があの時の話知ってること自体おかしいし、それを迂闊(うかつ)に喋っちまう事もおかしいだろ!

 

大赦仮面時の春信は真面目さんだったし、今の春信はウッカリさんだし、仕方ないな!

 

ううう。。。なんで。。。

 

スマンスマン、泣くなよ…

 

どーして俺があんな話をする流れに。。。

 

あー、あの話って元々お粥の話をするつもりで書き出したって言ったろ?

 

ぐすっ、そんで方向性見失ったんだろ。。。?

 

そうそう、「わすゆ」の園子って甘え上手なイメージあったから

 

そうだっけか。。。?

 

その感覚で書いてたら甘え方がおかしくなって、なんか春信にアピールしてるみたいになって

 

園子嬢は男女のべつなく同じように接しそうだからな

 

こりゃいかん、と春信にしっかり意思表示させようとしたらあの台詞が出て

 

あの台詞?

 

『乃木家を継ぐからって自分の夢は捨てない』

 

ふむ

 

それでおかしなフラグは回避したんだが、どこで出た話だったか思い出せなくて

 

ほう

 

もしどっかの2次創作のネタだったらまずいかなって手元の本調べたら

「勇者部所属」のネタだったから、これなら安心、って書いてったの

 

おいおい。。。

 

で、後から「風呂場の会話知ってるのってどうなんだ?」って思って

 

ああ、そうだよな。。。

 

「大赦仮面なめんな」って言っちゃったし、傍で話きいてた事にすればいいか!って

 

お前は大赦仮面を何だと思ってるんだ。。。

 

俺の中のイメージは…

「常に園子様に付き従い!」

 

「常に園子様の容態を気にし!」

 

「常に園子様の安全をお守りする!」

 

「「「それが我ら!大赦仮面ズ!!!」」」

 

ドカーン!

 

色とりどりの爆煙がバックに展開している中、ポーズを決める仮面の3人組

 

「今日、園子様は東郷さんに連れられて結城さんと一緒に東郷さん()にお泊りだそうだ!」

 

「なに!それは一大事だな!」

 

「え?そんなに一大事なの?それ?」

 

「「当たり前だ!!」」

 

「ふえっ?!」

 

「我々の監視の行き届かない場所でお泊りなど、どんな事件に巻き込まれるやも知れん!」

 

「そんなことが無いよう、我らできっちり見守らねばなるまい!」

 

「まあ、心配は心配だけど、別に男の子の家に泊まるわけじゃないし。。。」

 

「「男の子の家だとおぉっ?!」」

 

「いや、だからそうじゃないんだからって話で。。。」

 

「「当たり前だ!!」」

 

「ふえっ?!」

 

「もしそんな事になっていたら…」

 

「その男の一族郎党を皆殺しにしなければならなくなる…」

 

「物騒だな!お前ら!」

 

「そうでなくてもあの園子様にベタ惚れの東郷さんと…」

 

「東郷さんがベタ惚れなのは結城友奈さんだろ。。。」

 

「あの女ったらしの男前、結城さんが一緒に泊まる…」

 

「女ったらしの男前って中学女子に失礼だな、お前。。。」

 

「「園子様の貞操の危機が迫っているやも知れん!!」」

 

「お前らのその考え方の方が危機的状況だよ!」

 

「「お前は心配ではないというのか?!」」

 

「いや、園子様が心配なのはわかるけど

あの二人が園子様を傷つけるようなことする訳ないだろ?」

 

「「当たり前だ!!」」

 

「ふえっ?!」

 

「園子様を傷物にだとうっ?!」

 

「そんな事があったら我々は、我々はぁっ!!」

 

「あー!もう!お前らと話してても埒があかん!」

 

「ほほう、言うではないか」

 

「それではお前はどうするというのだ?」

 

「僕が東郷家へ赴いて、密かに護衛に当たるよ。。。」

 

「あ、行ってくれるの?」

 

「サンキュー!」

 

「。。。え?」

 

「なんだ?」

 

「どうかしたのか?」

 

「い、いや。。。あのテンションだからてっきり自分たちが行きたいものだと。。。」

 

「ふむ、確かに」

 

「我々も行きたいのは山々だが」

 

「何かあるの。。。?」

 

「女の子のお泊り会と言えば」

 

「お風呂で女子トークがつきもの」

 

「はあ」

 

「東郷さんのあのおっぱ…いやいや」

 

「あの豊満なむ…いやいや」

 

「「とにかく、中学生に欲情するわけにはいかないからな!!」」

 

「はあ?!」

 

「お前なら妹一筋だし!」

 

「他の子に欲情する心配ないし!」

 

「人をシスコンみたいに言うな!」

 

((まだ違うって言ってるのか…))

 

「それに俺たち~」

 

「今夜は彼女とデートの約束あるんだも~ん!」

 

「なにいぃっ!?」

 

「「じゃー後はまかせたぞー!」」

 

「えっ?お前ら大赦で待機じゃ。。。」

 

「「全て任せたー!」」

 

二人がダバダバと走り去った後、一人ポツンととり残された大赦仮面

彼は仕方なく園子のガードという名目で東郷宅へ不法侵入するのであった

なげーよ!

 

勢いで何も考えずに書き出すと面白いように筆が進むな

 

それにいつの間にか3バカの一人が俺って事になってんじゃん!

 

この流れなら何の違和感もなく、春信が覗きをしていたことになる

 

してねーし!最初から最後まで違和感バリバリだったし!

 

まあ、大赦仮面はおいといても

前回のオチはいくつかあったオチの案の中ではまともなヤツだったから

 

え?他にも酷いオチが待ってたの。。。?

 

気付かなかったのか?定番オチのフラグが立ちかけてただろ?

 

ど。。。どれ?

 

ネギ

 

ネギって。。。

 

風邪のときネギを尻に刺すって民間療法にあるけどさ

 

フツーだよな

 

いやいや、フツーやんねーよ

 

まあ、ネタとしてフツーってだけか

 

そう、そしてあのシチュエーションだと…

「あ~ん」

 

園子は口を大きく開けている

 

「。。。」

 

「あ~ん」

 

どうやら食べさせて欲しいと言っている様だ

 

「。。。尻を出せ」

 

「あれ~?」

 

「次にワガママ言ったら尻にネギ刺して帰るっつったろーが!」

 

「あ~れ~」

 

「抵抗するんじゃねー!」

 

「や~め~て~」

 

「さあ!コイツを尻に。。。!」

 

「わっしー、た~す~け~て~(棒)」

 

ガチャ

 

「風邪引いてるのに、なに一人で騒いでんのよ、アンタは…」

 

「「え?」」

 

それは勇者部の皆が園子の見舞いに来て扉を開けた音だった

 

「あ…あ…あ…」

 

園子のパジャマと下着をずらしてお尻を出させた春信がネギを掴んでいる様子が

夏凜を初めとする勇者部のメンバーの目に映る

 

「あ…兄貴…アンタって人は…」

 

「い、いや、違うよ、夏凜ちゃん、誤解だよ。。。」

 

「風邪引いて弱ってる中学生相手に何やってんのよっっ!!」

 

そs

ストーップ!!ストップ!ストップ!!ストップだ!!!

 

どうした、まだオチまでいってないぞ?

 

いや、もう充分だ。。。これ以上は書かなくていい。。。

 

あ、そう?まあ、書かなかったオチだし、定番過ぎるってのもあるしな

 

色々危ないところだったんだな、俺。。。

 

園子とラブラブになってれば、どう転んでも安心だったんだけどな

 

いや、その方向性自体が安心出来ないから。。。

 

あの6人の中じゃ一番考え方が大人だし、立場的にも可能性あるかと思うんだが

 

お前、そういうつもりは無いって前回言ってただろ

 

そうだな、俺もラブコメ書けるほど心に余裕ないし

 

リアルが寂しい人は大変だな

 

い…いやいや、ラブコメなんてものは

リアルが寂しい人がその願望をぶつけた結果じゃないかな?

大体、複数の女の子たちとキャッキャウフフなシチュエーションなんて

現実にある訳ないんだし、そもそもラブコメってリアルが寂しい人向けっていうか

そういうのに縁がない人ほど求めるものだし、自分が充実してたらそんなの書く必要も

読む必要も無いわけじゃん?それを見越して俺がラブコメを書かないって訳でもないんだけど

いや、書こうと思えば書けないことも無いんだよ?でも、俺の文章にそんなの求めてる人がいるわけでもないし、俺もそんなにそういうの書きたいって訳でもないんだし、それこそ無理して書いて読んでもらうようなものでもないって言うか

 

饒舌だな、いきなり

 

うっ…!

 

まあ、今の反応で大体お前のリアルの充実っぷりが理解できたから、もういいよ、ウン

 

絶対バカにしてる…

 

してない、してない、したこともないってw

 

くっ…

 

それにラブコメっていうなら

 

ん?

 

もう一度、今度の時間軸で夏凜ちゃんとデートしたいな。。。

 

兄としては問題発言だぞ、それ

 

あの時間軸では結構いい感じだったのに、今じゃすっかり疎遠だし。。。

 

当たり前だろ、今の時間軸じゃ夏凜ちゃんが勇者になってからほとんど会ってないんだから

 

色々あって、会いに行けなかったからなぁ。。。

 

いっちょ比較してみるか

 

何を?

 

前の時間軸と今の時間軸の夏凜ちゃんの好感度

 

ほ、ほほう。。。

 

やめとく?

 

い。。。いや、是非頼む

 

そんじゃまずは

お兄ちゃんにそこそこ甘えてた幼少期

→なんかお兄ちゃんだけ親に贔屓されてるみたいで避け始める

→春信も家族を避けてデブオタニートになり家庭内断絶

→春信が大赦につれられてホントに断絶

→夏凜ちゃんが勇者に選ばれる(兄に追いついた気分で呼び名は「兄貴」へ)

→2年間断絶

→完成型勇者となった夏凜ちゃんと再会(完全に兄を越えた気分)

ただし、常に春信に対する劣等感は深層心理に残った状態

までが時間戻される直前だな

 

なんか。。。思ったより酷いな。。。

 

そう?

 

最初の一行以外、好感度0じゃん?!

 

最後の方なんかもうライバル意識みたいなもんだよなw

 

あ、でも「強敵」と書いて「とも」と呼ぶ関係も特別感あって良いかも。。。!

 

前向きだなぁ、んじゃ続きいくぞ

 

お、おう

 

前の時間軸

いきなり春信に自分の勇者システム掻っ攫われる

→怒りをぶつけて「返して」と泣いて懇願するが兄に冷たくあしらわれる

→いい気になってる所に劣等感MAXの煽りを受け好感度マイナスへ

 

ちょ。。。ちょっと待って。。。!

 

どした?

 

あの時点でそんなに好感度下がってたの?

 

お互いに泣くほど罵声浴びせ合ったじゃないか、忘れたのか?

 

いや、忘れてないよ、でもそんなに酷かったっけ。。。?

 

あの時点の夏凜ちゃんにとって唯一の拠り所が最高の勇者になれたって事実だったんだよ?

 

うん。。。

 

清らかな乙女しか勇者になれないから、春信に対する絶対優位だったわけだよ?

 

う、うん。。。

 

それを優秀な兄がいきなり横から掻っ攫って「お前じゃ無理だ」って怒られた

 

俺。。。酷い兄貴だな。。。

 

まさに好感度はどん底、マイナスMAXなわけだ

 

あああ。。。。

 

まあ、気にすんな

 

気にするよ!

 

どうせ消えた時間軸だろ?

 

夏凜ちゃんとの思い出は消えないもん!

 

夏凜ちゃんの記憶からは完全に消えてるじゃん?

っていうかお前以外の世界からは無かった事になってるけどな

 

割り切れないぃ。。。

 

割り切れよ、じゃないと…死ぬぜ?

 

ホントに死んでお詫びしたい。。。

 

まあ、どん底にいった上で大きなイベントが起きたから好感度はこの後上がっていったんだが

 

おおぉ。。。

 

面白くないからここでやめるか

 

うおいっ!

 

だって血の繋がった兄妹が仲良くなってデートして、とか面白みが無いだろ?

 

いやいや、そこが大事なんだから、ちゃんと最後までやろーよ!

 

目が血走ってて怖いよ…

 

いいから続きっ!

 

ちっ…

 

いま、舌打ちしたか?

 

いや、なんでもない、続けるぞ

 

おうっ!

 

え~っと、どん底からは第5話の決戦終わるまで会えてないんだったな、んじゃ

→バーテックスの決戦が終わったという報せが入る

→ボロボロの春信の姿に思わず「お兄ちゃん」に(すが)って泣いちゃう夏凜ちゃん

→自分に代わって戦い、傷ついた兄に付きっ切りで看病

(ここで行き場の無い怒りの矛先はろくに面識のない勇者部メンバーへ)

→目が覚めると思いの外元気な兄に呆れるが、友奈の存在もあってわだかまりが消える

→仮想デートに付き合ってくれるくらいに好感度アップ

→兄の様子がおかしいと聞き夏凜から仮想デートに誘いに行くが醜態を晒す春信

→しかし弱気な兄が心配になり、逆に好感度アップ

 

あれ?

 

なんだ?

 

俺が駄目なときの方が好感度上がってない?

 

そうだな、その通りだ

 

どういうこと?カッコイイお兄ちゃんに憧れる可愛い妹夏凜ちゃんって構図じゃないの?

 

お前の頭がどういうことなんだよ…

夏凜ちゃんは元々優秀すぎるお兄ちゃんに劣等感抱いてるのになんでそんな発想が出るんだ?

 

いやいや、世の妹は誰しもカッコいい自慢のお兄ちゃんを求めるもんだろ?

 

それを否定するつもりは無いが、お前に関してはそういう方向に行くと逆効果だったんだな

 

そ、そんな。。。

 

いいじゃないか、好感度は上がったんだから

 

そう。。。なのか、そうだよな、よしっ!続きだ!

 

ないよ?

 

へ?

 

お前、テンパリすぎだろ…この後は夏凜ちゃんに会う前に時間遡行されちゃうだろうが

 

ああっ!そうだったぁぁぁぁっ!!

 

ちなみに

 

うん?

 

あの最終局面を勇者部の皆と協力して、満開無しで乗り切れてたら…

 

え、なんかあったの?

 

→戦いの事は話してないが、両腕の負傷で疑念を持つ夏凜ちゃん

→仮想デートは後回しでつきっきりの看病に変更

→両腕がまともに使えないと甘える兄に「あ~ん」してあげる定番イベント

→入院中に戦いの事がバレ、怒られる春信

→春信の本当の気持ちが伝わり、ぎこちないながらも兄への好感度更にアップ

→兄のピンチを救った勇者部に感謝しつつちょっとジェラシーな夏凜ちゃん

→退院したら約束どおり仮想デートでフルコース

 

え?なに?そこは天国なの。。。?

 

まあ、辿り着けなかった境地だからな、それぐらいの御褒美は待ってたろうな

 

バカバカバカバカ、ワシの馬鹿!なんで一人で戦おうとしちゃったの?!

 

取り乱すな、どうせありもしなかった過去だ、単なる予想でしかない

 

でも~。。。

 

そんなことより、現実を見ろ、な…

 

げんじつ~?

 

では時間遡行後の流れを見てみよう!

→TVと同じ流れなので春信に対する劣等感は深層心理に残った状態

→そのまま勇者部と接触、勇者部のメンバー、特に友奈との好感度はグングン上昇

→勇者部と友奈のために自分を犠牲にして満開を繰り返す夏凜ちゃん

→友奈の活躍である程度まで欠損回復

→もう、勇者部と友奈なしでは考えられないくらい好感度アップ

 

なんで友奈との好感度の話になってんだよ。。。

 

だってこの裏じゃお前は『夏凜ちゃん』を欠損として忘れてるし

夏凜ちゃんは皆のおかげで春信の事を忘れていられた時期だもん

 

酷い。。。

 

まあ、心のどこかでは劣等感抱いたままだったみたいだけどな~

 

ますます酷い。。。

 

でも、友奈達のおかげで「自分は自分だ」って思えるようになったから

(わだかま)りは消えていってるんだろうな

 

それは確かに。。。感謝すべきなんだろうけど。。。

 

そんじゃ、この小説部分で続き行くぜ!

→友奈がまだ目を覚まさない状態で春信と再会

(マジ泣きの兄を半べそくらいにしか感じない)

→園子宅で再会できるかと思いきや、その前に抱きついた経緯で避けられる

→やっとまともに再会、普通に兄妹の会話が展開するが最後に心の声を漏らしてやらかす

 

待て待て待て待て!

 

なんだよ?

 

お前、それ後書きのコント含めちゃってるじゃねーか!

 

それが何か問題でも?

 

いやいやいや、俺、あんなミスしねーし!夏凜ちゃんに変態とか言われねーし!

 

ふむ…確かにあのタイミングでまともに再会してると

BD特典のゲームにあった『兄が来る!?』に辻褄合わなくなるんだよな

 

だろ?公式のゲームにそぐわない設定のコントは省くべきだね!

 

ふん、そうなると…

 

ささ、続きをどーぞ!

 

ないぞ?

 

は?

 

だって、そのゲームに合わせると夏凜ちゃんと会わないじゃん、お前

その上、西暦末期に行ってる間は心配させまいと連絡も絶ってるし

園子の部屋に行ったときもわざわざ夏凜ちゃん避けて行っただろ?

 

あああああああああ。。。。

 

だから友奈達に蟠りを消していってもらったくらいで夏凜ちゃんの中のお前の好感度とかない

昔の劣等感があるから苦手意識くらいはあるかもしれんが、基本なんとも思ってない

その証拠に夏凜ちゃんから上のゲーム話絡み以外で、連絡もらった事とか無いだろ?

 

いや、確かにないけど。。。

 

まあ、「勇者部所属」で園子が夏凜ちゃんに「甘えてあげなよ~」とか言ってたから

 

園子嬢!もっと頑張って!お兄ちゃん大好きな夏凜ちゃんを取り戻して!

 

いや、そんな夏凜ちゃん元々いないだろ…

 

小さい頃は甘えてくれてたんだよ~

 

それも妄想じゃないとは言い切れんぞ?

 

妄想じゃないもん!夏凜ちゃんは元々お兄ちゃん大好きだもん!

 

そういや、その話の捏造ネタもやったっけな

 

それも後書きの<番外編>だ!コントだ!ノーカンだ!

 

細けえなぁ…

 

夏凜ちゃんの事では一切の妥協は許さん!

 

まあ、せいぜい頑張ってくれ、俺はこっちでお前と夏凜ちゃんのラブラブとか書く気ないし

 

書いてよ~頼むから~

 

(すが)り付くな、俺にラブコメなんぞ無理だってさっきお前が言ったんだろうが!

 

じゃあ、これ見てる誰でもいいから、俺と夏凜ちゃんとのラブラブ話書いてくれ~

 

もう無茶苦茶だな…

 

読者さえ多ければこういう声も効果があるのに。。。

 

うるさい!もう締めるぞ!

 

<まあ、書けたらラブコメも書いてみたいですが>

 




<サツキとバラと>

樹の悩み相談後、道々話をする園子と夏凜

「私はひとりっ子だから、いっつんが羨ましいな~」

「そう?」

「甘えるのも甘えられるのも…絆だからね~」

「…まあ樹に甘えられるのは悪くないかな」

「にぼっしーもたまには甘えてあげなよ~、春信さん寂しがってたよ~」

「うおいっ!兄貴と連絡取り合ってんの!?」

「うん~大赦メールとか~」

「た…大赦メール…?」

「実家からの資料の片付けも、皆が帰った後手伝ってくれたよ~」

「あの後、来てたんだ、相変わらずお手伝いみたいな事してんのね…」

「こないだは連絡もしてないのに、風邪の看病しに来てくれたよ~」

「えっ!わざわざ?」

驚く夏凜に気を良くしたのか、
園子は頬に両手を当てて恥ずかしそうにかぶりをふりながら更に言う

「熱でおぼつかない私をお姫様抱っこでベッドに運んでくれたり~」

「お…お姫様抱っこぉっ?」

「お粥を作って、『あ~ん』もしてくれたの~」

「あ~んって…あの兄貴が…そんなベタベタと…」

「『ハニー』『ダーリン』って呼び合ったり~」

「えええっっ!ちょっ!!アンタたちそんなに親密だったの?!」

「そうだね~、もう恋人同士と言っても過言じゃないのさ~」

どや顔で言い切る園子に頭を抱える夏凜

「あの男…中学生、それも妹の友達に手を出すとか何考えてんのよ…」

「でも~、春信さんはにぼっしーが大好きなんだから~」

「はあ?」

「中学生が好きだっておかしくないと思うんだよ~」

「どこをどうしたらそういう事になんのよ…」

「気付いてなかった~?春信さんもにぼっしーに似て不器用だからね~」

「いやいや、あの兄貴が私の事大好きとか、おかしいから」

「ゆーゆみたいにストレートに好意を示してくれたらわかりやすいんだろうけど~」

「なっ、なんでそこで友奈がでてくるのよっ!」

「さっきはいっつんの事羨ましいって言ったけど~」

「アンタ、私の話きいてる?」

「ホントはにぼっしーの事、一番羨ましいって思ってるんだよ~」

「わ、私?」

「にぼっしーは皆から愛されてるからね~」

「何言ってんのよ、アンタこそ、周りから愛されまくりじゃないの」

「そうだね~、でも~」

「ん?」

「春信さんが一番愛してるのは『夏凜ちゃん』だから…」

「えっ?!」

「だから…羨ましいんだ…」

急に雰囲気の変わった園子の様子に驚く夏凜

「な、何言ってんのよ、自分が恋人宣言とかしておいて…」

しかし園子はすぐにいつものように話し出す

「あれは嘘だよ~」

「へ?」

「春信さんは優しいから、私にも色々と気を使ってくれるけど~」

「はあ…」

「にぼっしーが春信さんと同じような反応するから、楽しくてついからかっちゃったよ~」

「アンタ、私の事おちょくってんの?」

「でも、春信さんがにぼっしーを好きなことと、私が春信さんを好きなことは本当だよ~」

「まだ言うか…」

「私の周りにあんなに素敵な男性って他にいないよ~」

「どこがいいのよ、アレの」

「顔立ちは整ってるし~」

「まあ、悪い顔ではないわよね…」

「背も高いし、筋肉もしっかりついてるし~」

「昔の肥満ぶりからは頑張ったみたいだけど…」

「大赦でも重要な仕事を任されてるし~」

「そうなんだ、頑張ってるじゃない…」

「私のわがままにもなんだかんだ言ってつきあtt」





だあぁーっ!もう耐えられん!やってられるかぁっ!!

なに途中で投げ出してんだよ。。。

なんで俺がお前にベタ惚れな園子とそれに(あお)られる夏凜ちゃんとか書かなきゃならんのだ!

自分でもラブコメ書ける様になりたいって言ってたじゃないか。。。

だからってこんなお前を褒めちぎるようなハーレム展開、書いてて苦痛だわ!

ちゃんと煽り切って、夏凜ちゃんが俺への愛に気付くとこまでやらんと意味がないだろ。。。

いや、この話の内容自体が意味無いよ!

夏凜ちゃんの愛が俺に向かうことの何が無意味だ。。。

実の妹になにを期待してんだよ、お前は!

全てだ!俺は夏凜ちゃんの全てを期待している!

だったらありのままの夏凜ちゃんを()でてろよ!

やだい!やだい!夏凜ちゃんとラブラブになりたいんだい!

もう…
やっとれんわーーーーーーっ!

<この後書きは無かった事にしてください…>

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