はあ…
友奈はボロボロになっていくし。。。
え?私ですか?!
勇者部は崩壊せんばかりの勢いで言い合いになっちゃうし。。。
は?ウチらが?
お姉ちゃん、突っ込むとこそこじゃないよ…
天の神まで降りてくるし。。。
天の神って!何の話よ!
にぼっしーもどこに突っ込めばいいのか困惑してるね~
仕方ないわよ、そのっち
銀が出てきてからの流れが随分速くて初見ではついていけなかったけど。。。
ミノさんならまだ学校じゃないかな~?
そこでそのっちまで話に乗ると収拾がつかないんだけど…
ところで…
でもまあ、皆笑顔で終われてって。。。
え?なに?東郷さん
あなたは一体…
皆さん!騙されないで下さい!
兄貴!?
そいつは私じゃありません!ただのオッサンです!
え?
あ、はい…
ふふふ、早かったな!三好春信!
何のつもりです?!私に化けてこんな所に来るなんて!
化けてって…えっと、あのね…
はっはっは!TVの『ゆゆゆ』二期で溜まった愚痴を吐き出しに来たのさ!
そんな事の為にまた無駄に行数を使ったって言うんですか?!
どうしよう、東郷さん…
だが!最終回も観終わったから、思ったほど愚痴が出てこなかったぜ!
馬鹿なんですか!あなたは!
春信…さん?
くっくっく、春信本人も来た事だし、俺はお
さっさと帰りなさい!帰って続きを書くんです!
お~い、ハ~ルル~ン
ふう。。。皆さん、大丈夫でしたか?
兄貴、なんなのよ、今のは
さっきも言っただろう、オッサンが私に化けて勇者部部室に入り込んでいたんだ
皆さん、おかしな事はされませんでしたか?
はあ…ああはい、それは何も
本当に愚痴言ってただけだったわよね
それもわけの分からない事ばっかりだったし~
私がボロボロになってるとか
天の神がどうとか
大体兄貴、化けてるとか言ってたけど…
どうした?夏凜
あの人、一人称も口調も見た目も何一つ兄貴とかぶるとこなんてなかったじゃない
え。。。
ですよねぇ、私、誰かの知り合いのおじさんでも来てるのかと思ってましたよ
私と樹の親戚にはあんな人いないしね
私は噂に聞く『用務員さん』って人が現れたのかと思ってたよ~
そのっち、用務員さんは普通に学校に勤めてるから、噂に上がるような人じゃないわよ
花壇の手入れとか手伝うと結構会えるんだよ、今度紹介するね!
ありがと~、ゆーゆ~
と、言うことは。。。
ええ、誰一人、兄貴と間違えるような事はなかったわよ
誰よ、アレ、兄貴の知り合い?
あ~。。。
?
前書き終わり!下から前回の続き!
え?なに?いきなりどうしたの?兄貴?!
<このお話にはキャラ崩壊成分が含まれます>
「ふわぁ~むにゃむにゃ」
大きな欠伸をしながら少し小高い公園のベンチで起き上がる小学生園子
「思ったとおり、いい場所だったよ~」
どうやらまた居眠りできる陽だまり探しをしていたようだ
「これはベスト5に入るかもね~
ん~、あれ~?」
ふと道を見下ろすと須美、銀、春信が歩いている
「わっし~、ミノさ~ん!」
「ん?」「そのっち?」
手を振り声をかけるが、上からの呼びかけに二人はキョロキョロと周りを見渡す
「ぶ~~~~~~~~~ん…とうっ!」
「おわぁっ!」「きゃぁっ!」
坂道を駆け下り、二人に飛びつく園子
銀と須美はいきなり抱きつかれ、バランスを崩し…
「おっと」
春信に支えられ、なんとか転ばずに立ち止まった
「す、すみません、お兄さん」
「ホント、助かりましたよ~」
「いえいえ、銀様も須美様もご無事でなによりです」
「園子~お前、いきなりすぎんぞ~」
「まったくよ、もう少し考えて行動なさい…」
「あはは~ゴメンゴメンゴ~」
「乃木園子様も大丈夫でしたか?」
「ん~?」
園子はあどけない顔で春信の顔を覗き込んでいる
「どうか。。。されましたか?」
「園子だよ~」
「「「は?」」」
いきなりの園子の自己紹介に頭にハテナマークの浮かぶ3人
「園子だよ~」
「は、はい、存じ上げておりますよ、乃木園子様」
「園子だよ~」
「わ、
「園子だよ~」
「乃木。。。園子様?」
「園子だよ~」
「ええっと。。。」
困惑する春信の袖を銀と須美がくいくいと引っ張る
「お兄さん、そのっちはフルネームを気にしてるんですよ」
「自分だけ名前呼びじゃないから怒ってるんじゃないっスか?」
「そ、そうなんですか?」
「園子だよ~」
はあ、と溜息を
「園子様、とお呼びすればよろしいですか?」
そう言うと園子は少し考え
「ん~、ホントは様もいらないんだけど~」
「それは。。。」
「わっしーやミノさんとお揃いだからオッケ~!」
ビシッと親指を立てて満足げに笑う園子
「まったく、そのっちは強引ね…」
「えへへ~」
「どさくさにまぎれて名前呼びにした須美が言うのもどうかと思うけどなー」
「そうなの~?」
「ああ、さっき部室で…」
楽しげに話す3人を数歩下がって見守る春信
「。。。」
微笑む春信に気付いた園子が振り向き、少し思案するように右手の人差し指をあごに当てると
「!」
トテトテと春信のそばまで来てその腕に手をからめる
「「?」」
「あ、あの。。。園子様?」
「おにーさん、すき~」
「「ええっ?!」」
驚く二人を見て園子はまた少し思案する
「ん~~」
そして二人に抱きつくと
「わっし-、ミノさん、だ~いすき~!」
「そ、そのっち?」
「なんだなんだ、なんなんだ?いきなり甘えんぼかぁ?」
照れる須美と訳がわからないという顔の銀に
「ん~、なんていうか~
おにーさんの私たちを見る目がす~~~っごく優しくって~」
「はあ…」
「特にミノさんを見つめる目がすっごくすっごくす~っごく優しいの~」
「ア、アタシィ?」
「そう思ったらなんだか嬉しくなっちゃったんだよ~」
「それで今の行動に…?」
「うん~!」
「相変わらず自由だなあ、園子は…」
「何をするのかまったく読めないわね」
「まったくだ、いきなりラブコメでも始めるのかと思ったよ、アタシャ」
「ラブコメ?!どこどこ~?」
目を輝かせてキョロキョロと周りを見る園子に突っ込む銀
「いや、お前だろ!」
「え~?なんで~?」
しかし園子は首をかしげている
「いきなり男の人に『好き』なんて言うからでしょ!」
思わず須美までツッコミを入れるが
「おお~、そういえばそうだね~」
当の園子はまるでその気もないようだ
「。。。」
「お兄さんもビックリしたでしょう?ってお兄さん?!」
「え。。。ど、どうされました?銀様」
「顔が真っ赤ですよ~、なんですか~園子に好きって言われて照れてんすか~」
顔を赤くして目線を逸らし何やら考え事をしていた春信に寄り添い、ツンツンと肘を当てる銀
「い、いえ。。。そういうわけでは。。。」
「あはは、そうっすよね!お兄さんハンサムだから、告白とか慣れてんでしょ~?」
あっけらかんと笑う銀ににこやかな笑顔で返す春信
「ふふふ、そんなことはありませんよ
そう言われてみれば面と向かって女性から『好き』と言われたのは初めてかも知れませんね」
「そうなんだ~」
「お!じゃあ園子の方が一歩リードだな!」
「リードって何がよ…」
「だぁって、園子はラブレター貰ったじゃん?」
「おやおや、そうなんですか?園子様」
「えへへ~」
「まあ、女の子からだったんすけどね」
「なるほど。。。それでも人から好意を伝えられるのは嬉しいものですよね」
「そうだね~嬉しかったよ~」
「そうね…私には苦情の手紙しか来なかったものね…」
どんよりした顔で呟く須美
「く、苦情ぉ?」
「そ、そんなお手紙が。。。?」
「ええ、
『鷲尾さんは優等生
ですが、注意するとき
口うるさく感じます。
気をつけてください。
匿名希望より』
って…」
「お、覚えてんだ…一言一句…」
「紙きれ一つに色めき立った自分が恥ずかしい…」
「おーい、須美ー、その顔は『恥ずかしい』じゃなくて『腹立たしい』だぞー」
「わっしーの面白さは近くにいないと伝わらないからね~」
「別に面白さを感じてもらう必要はないのだけれど…」
「ははは…
あっ、そろそろ畑に…
お~っい!うったのさ~ん!
また手伝いに来ましたよ~!」
鍬を振るう歌野が銀の声に振り向き手を振る
「おーっ!銀君!それに園子君、須美君に夏凜さんのお兄さんも!」
「こんにちは~」
「おじゃましますね」
「お忙しい中、申し訳ありません、白鳥歌野様」
「うむうむ、苦しゅうない、
堅苦しいまでの春信の挨拶に、腰に手を当て胸を張って軽く返す歌野
「流石に歌野さんは大物だなぁ」
「ホワット?なにが?」
「だって、フルネームに様付けでもまるで気にせず、堂々としてるんだもん」
「あはは、確かにそうね、そういうのあんまり気にしないかな、私は」
「そう言って頂けると私としても有り難いです」
「あ、でも」
「はい?」
「園子さんみたいに『農業王』と呼んでもらっても構わないわ!」
「。。。」
「歌野先輩は園子先輩のその呼び名、気に入ってたんだね~」
「ええ!そもそも諏訪にいるときから目指していたからね!」
「目指す?」
「そう、私は農業王になり、その上の農業大王、そのさらに上の農業神へと…」
「か、神までいっちゃうんすか…」
「ノンノンノン、農業神で終わりじゃないわ、農業の道はエンドレス、果てしなく続くのよ!」
「ゴクリ…農業の道がそこまで奥深いとは知らなかったわ…」
「いや…多分、歌野さんの農業道が特別なだけだと思うぞ、須美」
「わっしーはなんでも真面目に考えちゃうからね~」
「軽い気持ちでお手伝いに来てしまった自分が恥ずかしい…!!」
「ドンウォーリー!いいのよ!須美君!とっかかりは軽くったって、農業の受け皿は広いわ!」
「う、歌野さん!」
「まずはお手伝いでも始めよう!その気持ちこそがプレシャス、大切なのよ!」
須美の肩を抱き、あらぬ方向を指差す歌野
「二人であの栄光に輝くファームスター、農業の星を目指しましょう!」
「はい!歌野さん!私、頑張ります!」
両手を祈るように握り締め、同じ方向を向いて目を輝かせる須美
「さすがは歌野先輩、わっしーの為にいつもより和訳多めだよ~」
「感心するとこ、そこじゃないだろ…
お~い、そろそろ戻って来~い、須美~、歌野さんも~」
「おおっと、いけないわ!せっかく皆で手伝ってくれるって言うのに、待たせちゃ悪いわね!」
「いやあ、それは別に気にしてませんけど」
「制服だと汚れるから、そこの物置兼更衣室で着替えるといいわ」
「あれ?こんなの前からありましたっけ?」
「こないだ、急に出来たのよ」
「急にって~?」
「私が『いつも通り』学校帰りに畑を見に来て」
「ふんふん~」
「『いつも通り』作業着に着替えてたら」
「ん?」
「急に後ろでひなたさんの叫び声が聞こえて」
「ひなたさんの?」
「一度、畑を見に来るって言ってたからそれで来てたんだと思うけど」
「はあ…」
「物凄い勢いで走って行ったと思ったら、1~2時間後に大赦の人たちとなんかトラックで来て」
「トラックゥ?!」
「その小さな更衣室を建てていったのよ
物置のスペースもあるから有り難く使わせてもらってるの」
「ひ、ひなたさんは何と…?」
「『次からはちゃんとこの中で着替えてください!』って凄い剣幕だったわ」
「ああ…」
「それは…」
「なるほどだね~」
「ホワット?何が?」
「ち、ちなみにこれが出来る前はどうしてたんですか?着替え…」
「どうって…普通に『いつも通り』よ?」
「それってまさか…」
「諏訪にいたときと同じ、こうしてバッと脱いで…」
「わあっ!!!歌野さん!」
「そ、そのっち!お兄さんを!」
「見ちゃ、ダメ~!」
3人は小さな体で全力で歌野の体を隠そうと動き回る
「はい、何も見ていませんよ。。。」
春信は既に後ろを向いて目を閉じていた
後ろでしばらくドタバタした後
「そろそろ、そちらを向いても大丈夫ですか?」
「は、はい、大丈夫です」
「勘弁してくださいよ~、歌野さん~」
「ど、どうしたの?3人とも…」
「歌野先輩はおおらか過ぎだよ~」
「そのっちに言われるなんて相当ね…」
「いくら私でも、外で男の人がいる前でなんて恥ずかしいよ~」
「え?ああ!そういうことね!」
「やっと気づいて貰えましたか…」
「私の裸なんて見ても誰も喜ばないわよ、気にしなくてもドンウォーリー!」
「そういう問題じゃありません!」
「それに~、歌野先輩は充分綺麗だよ~」
「あらま、お上手ね、園子君」
「いやいや、本当に結構な美人ですから!」
「褒めてくれてサンクス!でもいいのよ」
「いいって…」
「私はみーちゃんほど可愛い訳じゃないから、女性としての魅力はナッシング!
でも私は農業王だから!その道を極めていくのよ!」
「ああ、もう!なんて言ったらいいのかしら!」
「ふ、ふふふ。。。」
4人のやり取りに思わず笑ってしまう春信
銀はその春信に助け舟を求めた
「お兄さんも笑ってないで、何とか言ってくださいよー!」
「そ、そうですね。。。ではこういう例えはどうでしょう?」
「「「「?」」」」
「
「オフコース!みーちゃんのキュートは人の心を潤わせるわ!私のなすびの様に!」
「ふふふ、なすびですか。。。
そうだ、昔、ミスユニバースというものがあったそうです」
「みすゆにばあす?」
「ああ、申し訳ありません、須美様。
西暦時代にあった女性の美しさを競う世界的な大会とその栄誉のことです」
「ミス香川みたいなもんっすね!」
「ええ、そういう大会で優勝された方はとても美しかったでしょう」
「それは当然ね」
「ですが、優勝されなかった方々は美しくなかったでしょうか?」
「それは…そんなわけないわ」
「そうです、女性の美しさも多種多様です。
畑の野菜に値段の優劣がつけられたとしても、みな美味しいのと同じように」
「その例えはどうだろ~?」
「いいえ!とても分かりやすいわ!」
「そうなんですか…」
「白鳥歌野様も、たとえ藤森水都様に可愛さで負けていたとしても
ご自身なりの美しさというものが当然あります。いちごとなすびの違いのように」
「なるほど!よくわかるわ!」
「そこも作物でいくんスね…」
「それに、農業王が裸の王様では困ってしまうでしょう?」
「裸の王様!?見栄を捨てたつもりが、虚飾に包まれていたの?!私は!
まるでデパートでデコレーションされ展示される作物のように!」
「最後までその路線で突き進んじゃうんだ、歌野さん…」
「折角の美味しさを飾られるだけで腐らせてしまう
そんな野菜になってしまう所だったのね、私は…」
「そこまで深読みできる話だったかな~?」
「ゴクリ…農業の道がそこまで奥深いとは知らなかったわ…」
「須美、流れに飲まれてさっきと同じセリフ言ってるぞ、お前」
「まあ、折角更衣室が出来たんですし、それを使わないのはもったいないと言う事で。。。」
「それもそうね!」
「そんな簡単な話に?!」
「その上で人前でおいそれと脱がなくなっていただければよろしいかと」
「わかったわ!」
「あっさり解決しちゃったよ~」
「一体なんだったの…さっきまでのやりとりは…」
「ホントにな…」
「こういうのは一種のレクリエーション、言葉遊びですから」
「疲れる遊びだぁ…」
「銀は体を動かす方が楽だものね」
「そう!そうだよ!畑仕事の手伝いに来たんだった!」
「そうですね、さあ御三方は先に更衣室を使って下さい」
「私たちなら3人一緒に着替えられそうね」
「え?アタシは外でも構わないんだけど…」
「銀…さっきの話、聞いてた…?」
「お、怒るなよ~、須美ぃ。アタシだって中学生になってまでそんなことしないって…」
「今もやめなさいって言ってるのよ!ホラ、入って!」
小さめとはいっても流石は大赦の用意したものだ
そこそこの大きさと頑丈さで小学生組なら3人入っても余裕があった
「でも中学生のミノさんか~、どんな風なんだろうね~」
「大赦に務めてるって話だったかしら?」
「でも、な~んか誤魔化されてる気もするんだよな~」
「中学生で大赦務めなんて、すっごいエリートだもんね~」
「確かに…今の銀からは想像付かないわね」
「まさか…逆に…」
「え?」
「すっごい落ちこぼれで二人と一緒の中学に入れなかったとか?!」
「ええ~?!」
「そんな、まさか、いや、でもありうる…?」
「そこは否定してくれー!」
「冗談よ、讃州中学は公立でしょう」
「それに私たちの住んでた地域と離れてるもんね~」
「そういやそうだな、なんで二人はこっちに進学したんだろ?」
「引越しでもしたのかしら?」
「いや、そもそも、なんで須美は東郷さんなんだ?」
「なによ、今更…」
「今更過ぎて聞けなかったんだよ、園子はそのまま園子さんなのに、なんで須美だけ?」
「私は生まれた時から乃木園子だよ~」
「そうよ、私は元の家に戻っただけで…」
「だから、それがなんでだよ?」
「なんでって、そういえばそうね…
私はお役目に就く為に鷲尾家の養子になった…
なのに今の東郷さんはそのままの名で勇者をしているわ…」
「それに~、勇者部の先輩たちの中に、大赦の名家の人なんていないよ~?」
「そうなのか?」
「西暦の人たちは、ほとんどが名家ぞろいだけどね~」
「そのっちの記憶力は確かだものね」
「じゃあ、もう勇者と大赦の家柄は関係ない?」
「今の大赦と勇者の体制がそうなのかもしれないわね。
養子でいる必要がなくなったから私は家に戻ったのかも」
「ぴっかーん!」
「おっ!なんか閃いたのか?園子」
「これは悲しい物語が隠されていると見たよ~」
「悲しい物語?」
「聞きたい~?」
「気になるな、早く話せよぉ」
「大橋が壊れていたでしょ~?」
「ああ、あれは辛い光景だったわ…」
「アタシ達が守ってた橋だもんなぁ…」
「アレはきっとバーテックスが壊したんだよ~」
「それはそうでしょう、それ以外ないでしょ」
「それくらい、アタシでも想像つくぞ、園子」
「大事なのはそのときの戦いだよ~」
「ほうほう」
「その戦いでわっしーは傷ついちゃって、勇者をやめなくちゃいけなくなっちゃったんだ~」
「ええっ!」
「だから東郷の家に戻されたんだよ~」
「ア、アタシは?!」
「ミノさんは逆にその戦いで大活躍~」
「よっしゃぁ!」
「えええぇっ!!」
「その功績が認められて大赦のエリートコースに乗っちゃったんだ~」
「園子は?」
「私はそのまま~」
「えええええぇぇっ!!!」
「そのままじゃ、神樹館中等部に行ってるはずだろ?」
「あ、そっか~、じゃあ、可愛そうなわっしーを追いかけて転校だ~」
「えええええええぇぇぇぇぇぇぇっっ!!!!」
「そうか、それなら全てのつじつまが合うな…」
「えっへん~!」
なるほどと納得する銀と腰に手を当て胸を張る園子
しかし須美は今にも泣きそうな顔で抗議の声を上げる
「ちょ、ちょっと待って、二人とも…」
「どうした須美?」
「どうしたの~わっしー?」
「い、いくらなんでも酷すぎると思うわ!私だけ責任取らされて左遷だなんて!」
「ええ~、左遷なんて言ってないよ~」
「そうそう、言ってない言ってない
…サセンってなんだ?」
「左遷じゃないとしても私だけ可愛そうな境遇になってるじゃない!
左遷ってのは役職を降ろされて地位を落すことよ」
「なるほど、そういう意味か…」
「でも~、これくらいしないとミノさんを大赦のエリートになんて出来そうにないよ~」
「そ、それもそうね…確かにそうだわ…そんな事でもないと絶対に無理よね…」
「お前ら…時々アタシのこと無茶苦茶バカにするよな…」
「もういいわ…そういうことにしておきましょう…」
「やった~!」
「そのっちの頭の中だけでね」
「ひどい~」
「ははは、しっかし、大赦に務めるエリートなら、キャリアウーマン予備軍!
今のアタシは先生みたいに凛々しい顔のバインバインになってるに違いない!」
「それはないわね…」
「あー!ひっどいなー!」
「銀をどうやったら2年で安芸先生みたいにできるっていうのよ…」
「だあって、東郷さんは最高峰だし!園子さんもかなりおっきくなってたし!」
「そしてミノさんだけペタンコ~」
「園子までー!コラー!」
「あひゃー!あはははは、そ、そこはくすぐっちゃだめ~~~~~!」
「うりうりうりうり、ここか、ここがええのんか!」
「バカやってないで、早く着替えなさい!」
「あ~ん、須美がぶったー!」
「早くしないと、扉開けて出ちゃうわよ!」
「ま、まって~」
「ア、アタシもすぐ済むから!」
「まったくもう…」
「「「お待たせしました~ってアレ?」」」
「はい、それでは次は私が」
入れ替わりに更衣室へ入った春信を見送り、須美が歌野に声を掛ける
「う、歌野さん?」
「なにかな?須美君」
「お兄さん、顔が真っ赤で目が腫れてませんでしたか?」
「ええ、なんだかわからないけど、更衣室の前でキミ達の話を聞きながら…」
「聞きながら?」
「急にオロオロしたり、そうかと思ったら急に涙を流したりしてて…」
「泣いてたんですか?!」
「ああ、いえ、目に埃が入っただけとは言ってたんだけどね」
「それにしては…」
「不自然なくらい号泣してるように見えたわね…」
「やっぱり…」
「やっぱりって?」
「部室にいたときからそんな感じで、いきなりむせたり…」
「体調でも悪いのかしら?」
「ご本人は大丈夫って言ってましたけど…気をつけたほうが良さそうですね」
「そうね、作業中も注意して見ておくわ」
春信(以下略):。。。
mototwo(以下略):何か…言いたいことでもあるのか?
1ヶ月以上あけて、上げた話がコレですか。。。
まあ…言わんとする事はわかる
私はいつになったら藤森水都様にお目通り願えるんですかねぇ。。。
嫌味はやめろ
一体何やってたんですか?この間
前書きでも言ったろ、『勇者の章』観てたんだよ
関係ないでしょう、こっちとは。。。
いや、友奈のあんな姿見てたら筆なんか進まないって!
その割にはちまちまとPC前で何か書いてたじゃないですか
あれは…『くめゆ』読んだから、他の話をだな…
ほほう?
まあ、相変わらずお前は何もしてないし何も出来てないんだけど
酷い話ですね。。。
『くめゆ』の話の時期じゃ、量産型の勇者端末だからな、基本弱いし
それはそうですが
防人でもないから、壁の外で自由に動けるわけでもないし
援護すら出来ませんね
まあ、使うこと無いと思ってた『のわゆ』の時の話も持ってこれたから
いつ上げるんですか?それ
え?いつって…
一体いつになるんですか?
こ、こっちの話が終わったら…
終わるんですか?ちゃんと
ちゃんとって…
本当に終わるんですか?ちゃんと
ちゃんとも何も、そもそも『ゆゆゆい』ギャグ回で書いてるんだし
知ってます?ギャグってちゃんとオチがついて初めてギャグって言えるんですよ
今回みたいなブツ切り、ギャグでもなんでもないでしょう。。。
正論が胸に痛い…
まあ、いいです
え?いいの?
次こそ、ちゃんと藤森水都様とご挨拶させてくださいよ!
話はそれからです!
あ、気にしてんだ、そこ…
勇者ではありませんが、私にとっては思い出深い少女の一人ですから
うん、そうね…
彼女の満面の笑顔が見れるよう、お願いしますよ
満面のって、水都がそんなに明るく笑うとこ『ゆゆゆい』でも見ねえぞ、基本困り眉で…
なんですか?
近い近い、顔が近い
しっかりしてください
が、頑張る!
<また続く>