やだなぁ……
ずっと部屋で過ごしたい。
ふぁーっ………良く寝たぁー、うん?
動けない……ありゃ?なんか手足固定されてるんだけど、てか…指一本動かせない。
なんじゃこりゃ?
『愛華の体内に麻酔ガスを確認した、
どうやら寝ている間に色々と起きたそうだ』
え〜〜?ナニソレェ〜?
『すまない…僕の息子(神)が問題を起こしてそちらの状況は把握出来なかった。不倫がどうとか……』
え?修羅場じゃん…息子さんに名前は?
『ある、ゼウスだ』
ゼッ⁉︎…あ、ああそうなの?
『人間が付けた名前だからな、はぁ……メデューサもゼウスの事を諦めてくれればいいのだが…』
大変なんだね、そっちも……
『ああ、まったくだ』
『父上、少しよろしいでしょうか?』
『ん?ハデス?どうした?』
ハデス⁉︎
『すまない愛華、少し席を外させて貰う』
あ、うんいいよ?頑張ってね。
『あぁ』
『父上⁉︎何故その人間との交信をー!』
ブツン…
あー……ガンバ!
さて…どうしたものかな〜?
声は…「ぁ…あ〜ぃい〜…」
うーん微妙、出るは出るんだけど。
目は動かせるんだけどなぁ〜
うーーーーーーん………
悩んでいる時にマイクの声が聞こえてきた
《おはよう佐々木愛華》
〈愛ちゃんと呼んで〉
《うわっ!脳内に直接話も出来るんだ!》
〈はじめて試したけど出来たね〉
《す、凄いね…君にプレゼントがある。》
この状況でプレゼントッすか
《手に入れるのに苦労した。本物のターゴイス、別名トルコ石。
この宝石は危険から身を守る力があるらしいんだけど…プレゼントにした方がその力がより発揮されるらしい》
ふーん……で?
《あと…ラピズラズリ、成功と幸運だって。これを、君に埋め込む!》
…………は?
《何処に埋め込んで欲しい?手?足?背中?何処でもいい。》
〈どうやって埋め込むの?〉
《ん?んっと…皮膚を少しカットして石をバーナーで炙ってジュってするの》
〈説明下手過ぎない?〉
《あれ?怖くないの?》
〈麻酔効いてるっぽいし、そんなに〉
《え〜残念、じゃ!早速始めるよ!
何処がいい?》
〈耳はどう?ピアスみたいに〉
《いいね!》
ジュゥゥゥゥウ……カチャカチャ…
↑(ロボットで操作しとる)
《ねー、泣かないの?》
〈なんで泣かないといけないの?〉
《麻酔さーもう切れてると思うんだけど》
〈あ、そなの?〉
バキバキン‼︎バゴン‼︎
手足の止め具を乱暴に外す。
〈あー、痒かった〉
カリカリと、キツく締められていた手首を
かき、仰向けになっている状態で足を組むが
頭だけは絶対に動かさなかった。
《痛くないの?》
〈今は無痛状態にしてるから〉
ジュゥゥゥゥ……
〈もっと付けても構わないよ?〉
《ハイハイー、了ー解!》
カチャカチャとピンセットのなる音と
肉が焦げるニオイ。
…肉かぁ………………松阪牛たべてみたいなぁ
グキュルルゥゥウ
あ、
《お腹すいた?》
〈えへへ〜〉
なんか、少し恥ずかしい。
《松阪牛ねオッケィ!》
〈え?何で分かったの?送ってないよ?〉
《ん?うーん何でかなぁ?愛ちゃんと僕が今
リンクしてるからじゃない?テレパシー》
〈成る程…その可能性もあるね、
今度夜華に聴いてみるね〉
《よはる?誰なの?よはるって》
〈うーん、秘密!まぁ、私も実際にはあった事ないんだけどね…いいひとだよ!〉
ひと?いや、ひとかなぁ?
《フーン、そっか……ほい!出来たよ!》
〈お!どれどれ…〉
ロボットが鏡を差し出してくれた。
いらないけど……取り敢えず貰っとこ。
そこには、首筋から耳にかけてキラキラと輝く宝石がまるで、水を得た魚の様に伸び伸びと生命力のある模様がえがかれていて、その
グラデーションがまた美しい。
〈すっごい……〉
《アッハハ…そんなに喜んでもらえるとは思わなかったよ、他の人は喜ぶ前に気絶しちゃうからね》
〈うわ!勿体無い!損だね〜…ねぇねぇ!
今度はさ!腕にやって貰える?〉
《ふふっお安い御用さ!》
〈ヤッター!〉
《じゃ、また今度ね仕事がまだあるから》
〈うん!またね!翔悟さん!〉
《⁉︎、プレート隠してるんだけどなぁ?》
〈ふふん!甘い甘い‼︎私を誰だと思っているのだ?〉
↑(顔認識でサーバーアクセスして情報得た)
『愛華、調子に乗ると痛い目にあうぞ』
〈あ、すんません…っておかえり!どうだった?〉
『如何にもこうにも…更に悪化しただけだ』
アチャー!
《その声はよはるさん?》
〈そーだよー!あ!夜華!みてみて!
ジャーン!綺麗でしょ?翔悟さんにしてもらったのー!〉
『ほぅ、美しいな…だが、女の体に傷を付けるのはいささかどうかと思うぞ?』
ちょーい!イケメン発言‼︎
《はい…ですが、実験体にその宝石を埋め込むのはここの施設の決まりで、自分はそれに従っているに過ぎない》
『成る程…決まり事ならば仕方あるまい』
〈翔悟さん、仕事は?〉
《あ!やっべ!またね!2人とも》
バタバタ……バタン!
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ふぅ…
「化け物じゃねぇの?あの子…」
でも、楽しかったな…職場で楽しいなんて思ったの久しぶりだな。
「あ、あの!翔悟…さん仕事が…」
「ッチ…今行く所だっての…つか、
名前で呼ぶんじゃねぇよ!仕事もマトモにできねぇくせに…」
「す!スミマセン‼︎成田管理長…」
謝る暇あったら仕事しろよ!
「ッチ」
まぁ、気の休まる場所が見つかったから
良しとするか……
「怖っつーか感じ悪りぃな」
「バッカ!お前、成田管理長に話しかけたのかよ!」
「おう、なんで?」
「新人か…いいか、今後はもう成田管理長に話しかけるな、殺されるぞ?この前成田管理長に惚れた女が辞めたばっかりだからな」
「何すかそれ、ヤバ」
「相当人間が嫌いらしい…」
「へぇ、ところで先輩!飲みに行きません?」
「お!行く行く!」
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「ウマ!松阪牛うっまい!」モグモグ
『あぁ、美味いな』
「ね!…………え?」
気が向いたら書く〜
夜華は愛華の味覚を共有したからそう言える。