個性以前に個性的な奴等ばかりなんですけど   作:ゴランド

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すまない・・・トーナメントはまだだ、本当にすまない。

今週のヒロアカ緑谷VS轟やばかったんですけど。
天倉がもし、あの2人と戦うことになったら・・・・・ヤバイ勝てる気しねぇ。

・・・・・あ、そうだ。天倉をヤバくしよう。

ぶっちゃけ、やるとするなら3期もやって欲しい。



第18話 Wake up 戦う者達

レクリエーションそれは雄英体育祭で疲れた生徒たちを休養や楽しみで癒すための行事の一つである。

と、いってもそう大したものではない。この場合深く考えずに楽しめばOKって感じである。

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

雄英体育祭レクリエーション最初の競技は借り物競争。この借り物競争はトーナメントに出場する者は参加してもしなくても、どちらでも大丈夫らしい。

ちなみに俺はウォーミングアップとして借り物競争に参加する。

 

俺を含める参加選手はスタート位置につく。すると、トーナメントに参加する瀬呂くんと拳藤さんがいた。この2人も参加するのか。

 

「よぉ、天倉も参加すんのか。やっぱ体育祭だからな。楽しまないと損するぜ。」

 

「うん、確かにこういう競技で身体を温めておくって手もありだからね。負けないよ。」

 

参加する選手がスタート位置につく。そして、ミッドナイト先生がピストルを鳴らし俺たちは一斉にスタートする。

そして、落ちているカードに書かれた物を借りてゴールするそんな簡単でシンプルな競技だ。

 

「よしっ、猫だな。」

 

「誰かー、カバン持っていませんかー?」

 

<カバンちゃんはここだよー

 

<サーバルちゃんそれ多分ちがうよ

 

なんか変な声が聞こえたような気がするが気のせい気のせい。さてと俺のお題は何かな?

 

俺は拾ったカードの裏面を見るとそこには

 

 

 

【ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲】

 

 

と書かれていた。そして俺は思わずカードを地面に叩きつけてしまった。

 

「ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲ってなんだあああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!??」

 

『おーーっと!天倉どうしたーー⁉︎カードを地面にたたきつけたぞぉ!これはメンコじゃあねぇんだよ!借り物競争だぞ‼︎』

 

知ってるわ!!!それぐらい!っていうかなんだよネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲って!!!なんでアームストロング二回言ったんだよ⁉︎どう考えてもおかしいだろうが‼︎

 

「天倉ァ!頼む!お前の持っているものを貸してくれ〜〜〜っ!」

 

と俺が困惑していると峰田くんが寄ってきた。なんだ?変な物は勘弁してくれと俺が峰田が持っているお題の書かれているカードを見るとそこには

 

 

【背脂】

 

 

と書かれていた。

・・・・・・・・・・・・・なんで背脂?

 

「頼む!お前しか持っているヤツが思いつかなかったんだ、持っているならくれよぉ〜!」

 

いや、なんで背脂なんだよ。俺のよりはマシだけどなんなんだよコレ・・・・・・。まぁ、いいや。

 

「ちょっと待って・・・・・・・・・・・あーーー、【ラード】しか無いけど駄目?」

 

「いや、なんでラードを携帯してんだよ⁉︎何に使おうとしてたんだよ⁉︎まぁ、いいや貰っておくぜ!」

 

うん、まぁ別にいいんだけどさ・・・・・、俺どうすれば良いの?いやマジで。ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲なんて知らねぇよ。いったいどういった物なんだよ。

・・・・・・物?

 

あ、そうか!物か!物なら八百万さんがいるじゃないか!

俺は八百万さんの元へ行き、そのネオアームストロ(以下略)を創造させてもらいに行った。

 

「え⁉︎私にですか⁉︎」

 

「うん、お願い。っていうかマジでどう言った物かわからないからさ。お願いだ!"今、頼れるのは八百万さんしかいない"んだ!八百万さんのような"凄い人"にしかできないんだ!」

 

すると、八百万さんは口を押さえ目に涙を浮かべた。

・・・・え?どうしたの?なんで震えているの?なんで泣きそうなの?

 

「(ほ、褒められたーーーーーーーーーっ!!!)」

 

「八百万さんーーーーーーーーっ⁉︎どうしたーーーーーーーーーーーーーー⁉︎」

 

いきなり膝をついてマジでどうした⁉︎俺頼んだだけだよね⁉︎何で泣かれるの!?何で俺が泣かせたようになってんの⁉︎

 

「・・・・・はっ⁉︎お、お待ちくださいすぐに造ります!」

 

と、八百万さんの腹部から大きい筒のような物が出てきた。それはぶっちゃけ言うと大砲だった。

だが、気になるのは大砲の側面の根元あたりに二つの丸い物体が付いていた。

うん、いや・・・・コレ・・・・・どう見ても男の象徴であるアレなんですけど⁉︎

 

 

「いや、なんだよ⁉︎この卑猥な大砲⁉︎どう見ても男のアレなんだけど!!!??何でこうなったんだよ!!!」

 

「天倉さん、知らないのですか⁉︎江戸城の天守閣を吹き飛ばし、江戸を開国させたと言われる決戦兵器を!!!」

 

「いや、知らねぇよ!!!え、何?日本こんな大砲に負けたの⁉︎なんか物凄いショックなんだけど⁉︎いや、さすがに嘘でしょソレ!!!」

 

 

マジであり得ないよ。こんな卑猥な大砲絶対あり得ないよ。マジで訳わかんないやだけど。

八百万さんとやり取りをしていると麗日さんがこちらに寄ってくる。

 

 

「おっ⁉︎コレってネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲じゃん!完成度たけーなオイ。」

 

「えええええええええええええ!!??知ってんの⁉︎麗日さんマジで知ってんのコレ⁉︎嘘だろぉ!!!」

 

 

俺が麗日さんの発言に対して困惑しているとプレゼントマイクが急かすように実況する。

 

 

『おいおい、どうした⁉︎天倉!さっさと走んねぇとビリっけつになっちまうぞ!ってもしかしてアレネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲じゃねーか!完成度たけーなオイ。』

 

嘘 だ ろ

 

え?マジで?もしかしておかしいのって俺なの?俺だけ間違っているの!!??

ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲ってマジで実在すんの!!??

 

 

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

 

 

 

 

その後ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲を担ぎながら無事にゴール結果は2位だった。

 

ちなみに作って貰ったネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲は八百万さんが記念に持ち帰って下さいとキラキラした目で言われたので仕方なく、待合室に置いておいた。

ぶっちゃけて言うと物凄くいらねぇ。

 

 

この後、全員参加のレクリエーションが始まる。全員参加といっても何をするのか全くわからない。

ミッドナイト先生がレクリエーションの内容を発表する。

 

 

『では全員参加のレクリエーションの内容は・・・・・フォークダンスです!!!』

 

フォ、フォークダンスだとぉーーー!?

フォークダンスとは世界各地で踊られる土着の踊りの総称。広義には盆踊りや神楽のような日本の踊りも含まれるが、一般的に日本では外国から紹介された踊りを指すことが多い。

また、キャンプファイヤーとかでもよく使用される

 

まさか思春期絶好調である高校生にこれをやらせるとは・・・・!いや、確かに嬉しい気持ちもあるが物凄く緊張する。緑谷くんを見てみろ。めっちゃガチガチになっているぞ。

しかも轟もクールぶっているが、緊張しているのか?足元が凍っている。

 

ただし、峰田くん、てめーはダメだ。完全にアウトな顔になっているぞ。

 

するとミッドナイト先生が再び口を開く。

 

『と、思ったけどテンション上げるためにやっぱり野球にします!!!!』

 

瞬間、一部の男子たちが

 

 

「「「「ふざけるなあああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」」」」

 

 

と騒ぎ始めた。峰田くんもがっつり抗議している。いや、まぁ俺的にはどっちでもいいけどさ。

 

と、言うわけで1クラスでそれぞれチームを分けてやる事となった。

ちなみに俺は爆豪くんが率いるチームになった。相手は何故か野球のことに詳しい麗日さんが率いるチームと戦う事となった。

 

 

まずは麗日さんチームからの攻撃。

こちらのキャッチャーは切島くん、そしてピッチャーは爆豪くんだ。

爆豪くんは自身の個性を上手く使い、豪速球を生み出していた。これが本当の爆豪速球ってか?

・・・・・うん、虚しいからやめよう。

 

あ、ちなみに俺のポジションはショートなのだが・・・・。

 

カキン!

 

「っと!」アウト!

 

「っしゃ!」アウト!

 

「・・・・・。」アウト!

 

3アウトチェンジ!

 

いや、爆豪くん打たれ過ぎなんだけどいやね、確かに豪速球が好きなのはわかるよ。うん、わかる。

けどな・・・・・・・。

 

「何でコッチばっかり来るんだよ‼︎滅茶苦茶ヒヤヒヤすんだよ‼︎」

 

「落ち着いて天倉ちゃん。」

 

「その通りだ。焦っている割には全てキャッチしている。このまま攻めに転じるぞ。」

 

蛙吹さんと常闇くんに落ち着かされてなんとか平静に戻る。とにかく次はこちらの番だ。

 

「うおっ、何だコレ⁉︎球筋が読めねぇ‼︎」

 

麗日さんの個性によってボールが無重力状態となり、球筋の読めない魔球と化したのだ。

このまま誰も打てず、チェンジ。そして打たれ再びチェンジという流れが続いた。

 

 

 

すると業を煮やした爆豪はバットを振り回す。すると振り回した影響により、風圧でボールが別の方向へ飛んでしまい、キャッチャーである飯田くんがキャッチし損ねたのだ。

 

振り逃げだ。

 

爆豪くんは爆破によるターボで一塁に走る。だが、ファーストの轟くんが地面を凍らせ、足元を滑らせた爆豪くんはそのまま壁に激突した。

 

・・・・・・あれ?コレもしかして完封されるんじゃね?

 

と言うか次はいよいよ俺の番だった。やべぇ、物凄くプレッシャーがかかってくるんだけど、爆豪くんがジャ○アンのように打てなかったら承知しねぇぞ!という感じで睨んでくるんだけど。

 

とにかく麗日さんのボールを打つ為に振りかぶる。しかし、ストライク。

無理じゃね?と思っていると麗日さんのチームの何人かが挑発してきた。

 

 

「ザマァねぇな!天倉ァ所詮お前はこの程度よ!」

 

「その程度か?天倉。」

 

「どうしたの?本気を出してみなさい・・。」

 

 

挑発って・・・・しかも最後の麗日さん?なのか?目が別人なんですが・・・・・。

仕方ない。トーナメントの時までに温存するつもりだったが・・・。

 

 

 

「ちょっとタイム。」

 

 

 

俺はそう言い、服を脱ぐ。女子の何人かは面白そうにキャーと言っていたが、俺が服の下に着込んでいたサポーターを外すと

ズンッ!という音と共に地面に落ちた。

 

 

瞬間、周りから声が全て途絶えた。そして俺以外の全員は心の中でこう思っているだろう。

 

 

『『(こ、これはもしかして。着けていた重りを外してからのパワーアップというアレか⁉︎)』』

 

と。

 

俺はバットを振り回しながらストレッチを行う。

そして、麗日さんは個性を使った魔球を投げる。たが、俺はバットをバントの位置に固定する。

そしてバットがボールに触れた瞬間。個性を使用し、思いっきりバットをスイングする。

 

 

 

ガギンッ!!

 

 

 

という音が響く。

・・・・・・・・あれ?ボールどこ行った?打った俺が言うのもあれだけどボールを見失った。

そしてやっとの思いでボールが見つかった。ボールはなんと会場の壁にめり込んでいた。

 

とりあえず「どうした?本気を出してやったぞ。」という顔をしておいた。

 

「(・・・流石ね、天倉くん。あなたには驚かされたわ。あなたと私はやっぱり戦う運命なのね・・・・・。)」

 

麗日さんどうしたんだ?なんかコッチをじっと見ているけど?・・・・・・まぁいいか。

 

 

 

 

 

だけど・・・、さっきのパワーなんか強すぎるっていうか、一瞬だけ"個性が制御できなかった"ような・・・・・。

 

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

 

 

 

その後完封されたように見えたこちらのチームは徐々に爆豪の豪速球の球速が上がり、誰も打てなくなる。

そして、葉隠の透明(全裸状態)を生かした盗塁により、じわじわと追い上げ、遂に一点差にまで詰め寄った。

 

そして、9回裏 7-6

アウト2 ストライク2 ボール0

 

しかも麗日の個性の限界・・・容量超過。

すなわちこの一球で勝負が決まる。

 

ピッチャー麗日とバッター天倉2人はしばらく睨み合う。

 

 

「「「「麗日ァ!!頑張れえええええ!!!」」」」

 

「「「「天倉ァ!!!ファイトォ!!!」」」」

 

 

両者を応援する歓声がアリーナ内に響く。しかも、熱い勝負なのか2、3年まで来ている始末だ。

 

「(あと、一球・・・・。天倉くんはきっとホームランを狙ってくる。轟くん《ファースト》の小細工もきっと天倉くんには通用しない・・・・。同点にされたら守りきれない。)」

 

「(息切れを起こしている・・・・・。体力の限界か・・・・・ならばここで全身全霊をかけて打つ!)」

 

麗日は口端が吊り上げる、いや自然と表情が緩んだのだ。泣いても笑ってもこれが最後の一球となる。

 

「(どうやら私の負けね・・・・・。だったら最後くらい個性《小細工》なしで。)」

 

 

麗日の手からボールが投げられる。そしてそのボールは吸い込まれるようにバットの中心へと行き

 

 

 

キィン!!!

 

 

 

ボールは青空高く飛んだ。

どこまでも、高く高く鳥のように飛んで行った。麗日は全力を尽くした。天倉もそうだ。

 

 

「(いい音だ・・。いつの間にか見失っていた"個性"を使った化かし合いじゃなくて、私が好きだったのはこういう野球だったんだよな・・・・・・・・。)」

 

 

麗日の表情には先程の真剣な顔が嘘のように、あの青空のように澄んだような笑顔が出ていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ビーーーーッ!パシッ!

↑テープの音。

 

「ナイス麗日!最後打たせるたァ考えたな‼︎」

 

と、瀬呂があっさりとボールを個性を使いキャッチした。

 

結果

 

7-6 麗日チーム WIN

 

 

麗日チームのメンバーは麗日を胴上げし始める。

 

「さすが麗日監督‼︎全員の個性を生かし切るとは‼︎」

 

「策士!!!」

 

「1-Aの魔女‼︎」

 

麗日チームは勝利に喜び、麗日を褒め称える。そして爆豪チームはというと、天倉を囲み激励していた。

 

「惜しかったなー!!!」

 

「あのパワーどっから出たんだよ⁉︎」

 

「次やるときはぜってーに勝て。」

 

しかも、このプレーに感動したのか爆豪も天倉を励ましている。そして天倉は胴上げされている麗日を見ている。

 

「(麗日さん、今回は負けたよ。だけどトーナメントでは絶対に負けない!次こそ、絶対に勝つ!)」

 

当の麗日本人はというと。

 

「(えっ・・・・えっ⁉︎何これ!すっごいモヤモヤするぅーーーっ!!)」

 

何故か納得しない終わり方にモヤモヤしていた。

 

それと同時にレクリエーション《前座》が終わり、最終種目を迎える。

これから始まるのは己の意思に従いぶつかり合う者達の争い。

 

 

 

Wake up 戦う者達

 

 




よーし、ギャグでやりたい事やり終わったんで
次からガチで行きますか・・・・。
あと、番外編もやってみたいなぁ。

アドバイス、感想等がありましたらください。
評価の方もよろしくおねがいします。
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