もし革命軍にMAがいたら(仮題)   作:偽ハシュマル

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・アグニカポイント

《効能》摂取すると気分が高揚したり元気が出て何事もうまくいくような気分になる。蓄積するとバエルに乗れるようになる。

《副作用》摂取しすぎると頭の回転が鈍くなったり、思考が固定されたりする。症状がひどくなると自分がアグニカ・カイエルだと妄想するようになる。


天使と悪魔《対決》

「この状況下でまだハーメルンの笛を吹くつもりか!?」

 

 擬似阿頼耶識搭載MS、キマリスヴィダール、そしてそれと相対するのはかつてアグニカ・カイエルが駆った伝説のMS、バエル。両者の戦いは何者の介入も拒むほど激しいものだった。

 殺傷力抜群の兵装を、自在に使い分けながらマクギリスを屠りにいくガエリオ・ボードウィン。対してマクギリス・ファリドはバエルの巧みな双剣捌きによってそれらをいなし、両者は完全に互角の勝負を続けていた。

 

 「ハーメルンの笛か…愚かな表現だな、ガエリオ。」

 

 「何だと!?」

 

 「確かにバエルの威光は今の腐りきった愚物共には理解しきれないのだろう。だがなガエリオ、私には別にそのような者達は必要ないのだよ。」

 

 「負け惜しみを!この状況が貴様の目には映っていないのか?」

 

 キマリスヴィダールとバエルの戦いは拮抗している。だが互角なのはあくまでもこの両者のみだ。戦況は二人のエースで決まるものではない。ダインスレイヴの応酬により両軍とも無視できない損害を出しているが、元々全体の数と質に勝るアリアンロッド側が有利なのは誰の目にも明らかだった。ガエリオ自身もそう思っていた。だがその考えは突如届いたスキップジャック級轟沈とラスタル・エリオン戦死の報告により覆るものとなる。

 

 「馬鹿な、ラスタルが死んだだと!?」

 

 ラスタル・エリオンが死んだ。戦場では何が起こるか分からない。時として大番狂わせもあるということは理解しているつもりだった。だが今回の報告はあまりにも荒唐無稽な内容が含まれていた。

 

 「鉄華団がMAと協力してラスタルを討ち取っただと!?馬鹿な!!」

 

 大番狂わせを行ったのが鉄華団という報告自体は正直納得できなくもない。彼等はこれまでも戦力差をものともせず、不可能な状況を逆転させてきた。だがこれはあまりにも現実離れした報告であった。MAはかつて厄災戦を引き起こす原因となった禁断の兵器。当然その製造方法は近年まで阿頼耶識の研究を行っていたギャラルホルンですら恐れ、全て廃棄されたはずである。さらに最近発掘されたMAもジュリエッタからの報告ではバルバトスとの戦いで破壊されたと聞いているので使えたとしても武装を流用するぐらいが精一杯であるはずだ。

 

 「ふっ…ふふふふふふ、くっはっはははははははははははははは!!最高だ!期待通り…いやそれ以上だな鉄華団、グザファン!!」

 

 「マクギリス、貴様…MAだと!?一体何をした!?」

 

 「私は何も…いや違うな、そう従わせたのだ!MAをこのバエルによってな!!」

 

 「従わせただと?」

 

 マクギリスの言葉はあまりにも荒唐無稽だった。確かにバエルは伝説のMSだ。その威光は300年経った今でもなお無視できないものがあるのも確かだ。だが、バエルにはMAを従わせるなどという機能は存在しないはずというのがガエリオの知識だった。しかし、この戦果に饒舌となったマクギリスはガエリオの疑問に答えるかの様に話を続ける。

 

 「ガエリオ、お前はバエルにはそのような機能はないはずだと考えているだろう。確かにバエルにはそのような機能はない。先程も言ったがMAグザファンは、バエルとその意思を継いだ私の威光に従っている眷属なのだよ。」

 

 「訳のわからないことを…バエルとこの戦果に酔って頭がおかしくなったか!?」

 

 「いいことを教えてやろう、MAグザファンは先の戦いのMAを改修したものではない。あれはアグニカ・カイエルとバエルの眷属として共にMAを駆逐するために作られた対MA用MAなのだよ。しかもそれだけではない、彼は高度な知性を有し、人間の思考すら理解する。この戦いの筋書きであるアリアンロッドのダインスレイヴの使用や、鉄華団の作戦すら大まかに提案したのは彼なのだ!」

 

 「人の思考すら理解する完全自立型対MA用MAだと…馬鹿な!?」

 

 マクギリスの口から語られたのはあまりにも現実離れした内容だった。だが普通ならば笑い飛ばしてしまう様な内容でも現実に起きていることを考えればあり得ない内容だとは言い切れない。事実、報告では例のMAは鉄華団と協力をしたというのだから少なくとも人を見境なく襲うというMAの常識から外れた行動をとっている。

 

 「くくく…バエルの威光を理解できず、己の刃の使い方すら分からぬ愚か者どもよ、見ているか?ガンダムフレームと歴史の闇に埋もれた幻のMAの共闘、これは新たなる伝説の幕開けなのだ!」

 

 「くっ!」

 

 マクギリスの言葉はガエリオにとっては正直聞くに堪えないものではあるが、状況は芳しくないというのも事実だった。先ほどまで押されていた革命軍はラスタル・エリオンとその旗艦の喪失に息を吹き返し、対するアリアンロッドは未だにラスタルの死により大混乱だ。このままだと冗談抜きでアリアンロッド艦隊はこの宙域で全滅することすらあり得る。

ボードウィンの名を再び名乗った自分には仇を前にしてもやらなければならない勤めがある。

 

 「マクギリス、この場での勝負は貴様に軍牌が上がったことは認めよう。だが本当の決着は次の機会に預けるぞ。」

 

 ガエリオは最後に足止めのためにランスの機関砲をばら撒いて、最高速度で後退する。一方のマクギリスは上機嫌のまま剣を掲げ革命軍に勝利宣言を行う。

 

 「ラスタル・エリオンとその旗艦は我等の同志と眷属が討ち取った! 我々は勝ったのだ!』

 

 一瞬の静寂の後、爆発的な歓声が宇宙に轟いた。

 ある者は戦艦の艦内で拳を握って喜び、またある者はMSのコックピット内で咆哮し、またある者は剣を掲げるバエルを仰ぎ見ながら感涙する。

 

 「あのアリアンロッドを…俺たちは勝ったんだ!』

 

 「これで私の様なコロニー出身者も大手を振って……准将ついにやりましたね、あのMAや鉄華団に影響を受けてから少々頭がおかしくなったのではないかと心配しましたが…感無量です。」

 

 「「バエル! バエル! 鉄華団! 鉄華団! グザファン! グザファン!」」

 

 「ふ…新たな伝説の幕開けか。これはいいものだな。」

 

 あちこちから響く勝利をたたえる声にマクギリスは生まれて初めての勝利の美酒に酔いしれる。だがまだ終わりではない、マクギリス・ファリドの野望と新たなる伝説はこれより始まるのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ガエリオがキマリス・ヴィダールで戦場を飛び、大急ぎでアリアンロッド艦隊近くまで戻ってきたとき、鉄華団は既に退却したあとだった。

 

 「ああくそ!これは不味いな…」 

 

 全滅こそ免れたアリアンロッド艦隊だが、道中の報告によるとグザファンと呼ばれるMAは旗艦が討たれた後、退却する鉄華団を逃がすためなのか単独で戦場に留まり、混乱収まらない部隊相手に蹂躙を続けていたらしい。中でもラスタルがひそかに用意していたダインスレイヴ隊はその機動力の劣悪さもあってか再起不能にまで陥った。

 

 「こちらの混乱を理解し、追撃される中での一番の脅威を真っ先に排除か…なるほど、確かにただ暴れるだけの獣ではないようだ。」

 

 いよいよマクギリスの言っていた戯言が真実味を帯びてきた。幸いにもMAはその後すぐに立ち去ったため、全体の数の損害はまだマシだったのが救いだ。これならば残存勢力をまとめることができさえすれば、再起を計ることは十分に可能ではある。

 

 「お前は無事でいるのかジュリエッタ…」

 

 残存艦隊もそうだがガエリオにはもう一つ心配事があった。それはヴィダールとして生活する中で知り合い交流を持つことになった一人の少女。決して一人だけを贔屓したい訳ではないがそれでも心配なものは心配だ。配置的にジュリエッタは旗艦のブリッジにダインスレイヴが直撃した瞬間を目撃している可能性が高いため、その後MA相手に無謀な行動をしているかもしれない。そう考えればいても立ってもいられない。そう考えた矢先、そいつは現れた。

 

 「登録のないリアクター反応、まさか!?」

 

 そのMAは黒を基調としたもので、鳥のようなフォルムもあってか天使というよりも不吉を告げると言われる大烏のようだった。そのMAはすでにこちらに気づいているのか頭を振り、巨大な体躯を大きくくねらせる。その獣染みた姿は機械というよりは生き物の様だった。

 

 「お前が例のマクギリスの眷属か…」

 

 独り言をつぶやくように口にするが当然返事はない。が、突如あるものが流れ着いてくる。それはガエリオが今一番見たくないものだった。

 

 (何てことだ!!俺は…またしても…!)

 

 それは見間違えようもない特徴的なMS、レギンレイズ・ジュリアそのものだったのだから。

 

 「ジュリエッタ!!聞こえているか!?聞こえているなら返事をしろ!!おい、ジュリエッタ!!」

 

 一縷の望みに賭け呼びかけるが返事はない。よく見るとコクピット周りがひどく潰れ、その中は何かで焼かれたかのようだった。その事実はガエリオの希望を無情にも打ち砕いた。

 

 「っ貴様ぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やばい!なぜここにキマリス・ヴィダールがいるんだ!?もしかしてバタフライ・エフェクトか!?しかもこの様子どうやら流れ着いたジュリアに気づいたようだ。つまりもしかしなくても今の俺って…

 

 (完全に悪役じゃねーか!!しかもこの状況、絶対ガエリオ切れてるだろ!!)

 

 襲い掛かる敵を前にとりあえず咄嗟にけん制目的で口からビームを出す。しかしながら、キマリス・ヴィダールは盾を前面に出し全く速度を落とすことなくこちらへと向かってきた。

 

 (この威力で足止めどころか、速度すら落ちないとは…他のガンダムシリーズだったら滅多にないことだぞ…)

 

 効くとは思っていなかったが速度すら落ちることがないのは予想外だった。しかし嘆いても状況はよくはならない。距離をつめてきたからには明確に効果があるであろう攻撃を行う。

 本体からの電流により形状を変える尻尾の攻撃、この不規則な攻撃は相手がたとえ熟練のパイロットでもよけることはそうはかなわない。相手が全うなパイロットならばだ。

 

 「これが報告にあったMAの厄介な攻撃…アイン!!」

 

 擬似阿頼耶識システムを再び開放したキマリス・ヴィダールはその変則的な攻撃を超人的な反応速度と機動性により、その全てを躱し、弾き、さらに距離をつめる。

 

 (この変態的な動き!これが擬似阿頼耶識の力か!!実際に見るとやば過ぎる!)

 

 人間…いやある部分では人間以上に滑らかな動きに戦慄を覚える。バルバトスルプスがハシュマルとの戦いの際に見せた動きにも劣らないそれはグザファンを恐怖させるには十分なものだった。だがそれでもグザファンはまだ勝機を見失ってはいなかった。

 

 (しかしあの力、ここに来る直前にマクギリスと戦っていた以上多用はできないはずだ。ならばやることは…)

 

 向こうのシステムは長時間の使用には耐えられない一方、こちらは完全に機械の体のため精神さえまいらなければいくら戦闘が長引こうが問題ない。そうなればやることは、なるべく相手をじわじわと削ることだった。

 

 「取った!」

 

 攻撃圏内まで近づいたガエリオは大型のドリルランスをグザファンに向ける。いかに堅牢な装甲を持つMAといえどこの距離からの必殺の一撃、禁断の兵器を胴体に直接命中させればただではすまないはずだ。しかしグザファンはその攻撃の内容を知ってかドリルランスの軌道を呼び戻した尻尾で変え、自身から逸らす。

 

 (なめるなよMAの反応速度を!それにその武器の危険性は知っているからな。)

 

 「くっ!そう簡単にはいかないか…だがまだまだ!」

 

 ドリルランスは威力も高いがその分取り回しも難しい。並みの相手ならばいざ知らず相手は阿頼耶識と戦える超反応をするMA。おまけに相手は思考も優れているらしい。とはいえガエリオにこの敵を放置するつもりはない。ランスが駄目ならば他の武器で応戦するまでだった。

 

 足に内蔵されたドリルニーの一撃による攻撃、重装甲のMSすら両断する一撃はMA相手でも十分なダメージをたたき出すことができるだろう。実際命中した部分の装甲を引き剥がし痛手を負わせることには成功した。だがMAのその後の対処は実にすばやく的確だった。

 

 (さすがに一撃一撃が重いな…だが耐えられないほどではない。)

 

 いくら特殊な金属で作られたといってもドリルという武器の性質上攻撃力は高くても脆いということは変わらない。MAのパワーを持ってすれば破壊することは可能だ。グザファンは自身にドリルが刺さった瞬間強引に体をひねりドリルを力ずくでへし折りそのままタックルを食らわす。

 

 「何だと!?」

 

 (貰った!)

 

 ドリルが折れたことで一瞬体制を崩したキマリスヴィダールに対してグザファンは足の裏を向ける。そこからは槍のような形をした切っ先が見えていた。

  

 「不味い!?」

 

 寸でのところでその危険性を察知したガエリオは機体のスラスターを吹かしその場から離脱をはかる…訳ではなく逆にグザファンとの距離をゼロにする。そしてそのまま両手でグザファンの装甲を引き剥がす。

 

 (糞が!嘗めるなってんだ!!)

 

 対するグザファンもただでは起きない。装甲を引き剥がされながらも尻尾を使ってキマリスヴィダールを振り払い、足から運動エネルギー弾を発射する。その一撃は本体こそ捕らえずとも左腕を完全に破壊するには十分だった。

 

 「まだだ!まだ終わらんぞ!!」

 

 (浅かったか…次だ、次で終わらせる。)

 

 吹き飛ばされながらもガエリオはその中でドリルランスを拾いなおす。もともとこの勝負は長くは続かない。キマリスヴィダールは擬似阿頼耶識のシステムの都合上これ以上の長時間の戦闘は望ましくない。対するグザファンからしても擬似阿頼耶識敵のことは知っている上、MAの攻撃力からして死ぬときはすぐに死ぬ可能性があるので相手が短期決戦を望んでいることは分かっている。

 

 (なるべくならば時間を稼ぎたかったが、相手にその気がない以上難しいか…だが裏を返せばその焦りは隙になるはずだ。)

 

 数刻にらみ合った後、キマリスヴィダールが動いた。対するグザファンも先ほどと同じく尻尾の攻撃でけん制を行う。しばらく攻防が続いた後そのときがやってきた。右腕に持ったドリルランスがキマリスヴィダールの手から再び離れる。その隙をグザファンを見逃さなかった。

 

 (ドリルニーの攻撃ならば耐えられる。このままいけば次は外さない!勝った鉄血のオルフェンズ完!!)

 

 今度は相手が先のように突っ込んできても心構えがある以上すぐに対応できる。多少のダメージは仕方ないがそれでも相手の戦闘継続力を不能にできる。そのはずだった…

 

 「人間を嘗めるなよ!アイン今一度力を!!」 

 

 瞬間キマリスヴィダールの目が力強く光り失った腕の代わりに肩の二つの盾を使い、手から離れたドリルランスを拾いなおし、再び右腕に戻す。

 

 (何だと!?っく…尻尾が戻るまで間に合うか!?)

 

 予想外の出来事に慌てて尻尾を呼び戻すグザファン、咄嗟に口からビームを放ち時間を稼ごうとする。しかし特機であるキマリス・ヴィダールはそれをものともせずランスの切っ先をグザファンに向ける。さらに戻ってきた尻尾も盾を動かし一時的に食い止める。

 

 「落ちろ!機械の化け物が!!」

 

 ガエリオは吐き捨てるように叫びドリルランスの隠された機能を使う。それは相手がMAだと知ってから使う機会があるかもしれないと装填しておいたものだった。

 

 (避け切れん!!ここまでか!?)

 

 直後、ダインスレイヴがグザファンの体を突き刺した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 (やばい!死ぬ死ぬ!このままだと死ぬ!!)

 

 何とか重要な部分の損傷は避け切れたがそれでも機体のダメージは深刻だ。痛みはないが体の中ではノイズが走り各部分の損傷率を告げる文がいくつも表示されている。これはマジで洒落にならない。

 

 「糞が!まだ動くのか!?」

 

 対するガエリオも苦い顔をしていた。敵に大ダメージを与えることには成功したが、まだ動けるとは想定外だった。アインもこれ以上は付き合せられない、自分の都合で共に戦ってもらった以上後はできれば休んでもらいたかった。

 

 「アイン無しで後は止めをさせるか?危うい賭けだな…」

 

 ダインスレイヴを当てた際敵の咄嗟の反撃を食らい今度は左足を損傷した。戦闘継続はできないことはないが、相手もそれは同じかもしれないので深追いは避けるべきなのかもしれない。もっとも頭で理解していても理性も同じかといえば微妙なところだった。

 

 (ジュリエッタの仇はもう少しでとれそうだ…だがそのためには相打ちになるかもしれない、それではアインに申し開きが…俺は…)

 

 そして思考を続けるのは相手も同じだった。だがいつの世も一つの戦いの終わりは突然だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 (俺は九割くらいの力を出して自分が楽しめる戦闘がしたかったが、なるほど互いに一瞬の間に全力を出しぶつかり合う戦闘も悪くないかもな…って悟ってるんだ俺!折角原作をここまで変えたんだ見届けるまで生き残るんだよ!…ん、この反応は!?)

 

 ここまできて死ねるか!!この後世界がどうなるかまだ見てないんだぞ俺は!とはいえこの現状どうするべきか。このまま戦うか逃げるかを考えていたそのとき、俺のセンサーが見知った反応をキャッチした。このタイミングで出てくるとか反則だろ。

 

 

 「オルガの命令で助けに来たよグザファン。」

 

 「お前にはまだ借りを返してなかったからな。ここで死なれちゃ困る。」

 

 「流星隊期待の新入りを見捨てちゃ隊長の名折れだぜ!」

 

 『三日月…昭宏…シノ…(鉄血ヒロイン?並感)』

 

 まるでヒーローみたいな登場するなお前ら。こんなタイミングでガンダムフレーム三機来てくれるなんて。思わず涙が出そうだ、俺にはそんな機能はないけど。

 

 「増援か!これ以上はさすがに、退き時だな。…マクギリス共々お前はいずれ倒す。それまで待っていろ!」

 

 さすがにこの状況、ガエリオも退却することを選んだか。にしても厄介なやつに目を付けられたな…それにガエリオのあの様子、マッキーめ今度再会したら問い詰めてやる。まぁなにはともあれだ。

 

 『作戦完了だ』

 

 この戦いは終わりでいいだろう。




 かなりやっつけ仕事な今回…
 まさかここまでお気に入りが増えるとは思ってもおらず(歓喜)、プロットも組んでなかったのが不覚です。

 次はどうしようか…大まかな話の流れは組んではいますが…

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