もし革命軍にMAがいたら(仮題)   作:偽ハシュマル

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投稿・返信が遅れてしまいすみません。
 次からはなるべく早く書き上げられるようにしていきたいです。


観光地でガッカリすることはたまにある

 

「それにしてもグザファン、君は本当に本が好きだな。」 

 

 『私は一度読んだ本の内容は絶対に忘れない。それに本は人生を豊かにするからな。』

 

 「いい言葉だ、私も昔は多くの本を読んで知識を蓄えたものだ。時に君はどんな本が好きなのかね?私のお勧めはアグニ…」

 

 『残念ながら一般に販売されている本では彼について書かれているものはほとんどない。』

 

 いやはや電子書籍というのは便利だ。俺は生前?は紙媒体主義者だったが今の体では紙の本など読むのがとんでもなく苦労する。逆に電子書籍ならばこの体でも問題なく読めるし内容は絶対に忘れないしいいことづくめだ。マッキーの言うアグニカ・カイエルについての本も読んでみたかったがどうも一般には販売されていなかった残念。

 

 「そうかあれはいろいろとためになるのに…では君は何を読んでるのかね?」

 

 『いろいろだ最近購入したものならば鉱山の効率的な採掘の仕方、農業についての本、それに子育ての本だ。』

 

 「これはまた変ったものを読んでいるな。ん子育て?待ちたまえMAの製造方法など絶対に売っていないはずだが。そもそもそういうのは君やプルーマの管轄ではないのかね?」

 

 『いや違う人間のだ。正確に言うならば近々私の知り合いに子供が生まれ父親になる人物がいるので彼を教育して周りの人間を驚かしてやろうという考えだ。』

 

 「驚かす!?そのためだけに?」

 

 俺はさびしい人間?だ睡眠欲も食欲も性欲もないなので必然的に娯楽は限られる。戦闘はその中の数少ない娯楽だが平時だと人間の変化や驚きを観察したりするのも大切な娯楽だ。特に今のマッキーの表情など素晴らしい。良い顔、頂きましたよ。

 

 「君には本当に驚かされるな…ところでその本というのはどこで手に入れたのかね?まさか本屋に買いに行ったわけではあるまい。」

 

 『当然あなたの名義で購入(ダウンロード)したが?』

 

 「何!!私のだと!?馬鹿なことを…」

 

 そんなケチ臭いこと言わないで下さいよ大将。俺本屋行けないし、まだ住民票持ってないからアカウント作れないんですよ。なんなら俺(プルーマが)結構働いてますし給料からしょっ引いてくれればいいんですよ?

 

 『何か問題でも?いかがわしい本を購入したわけではないから問題はないはずだが。』

 

 「君にとってのいかがわしい本というのはさっぱりだが…とにかく普通の本ならばそれでよいだろうが最後のはよろしくないだろう。これが他の者の耳に入ったらどうなる事か。」

 

 『…多分大丈夫だろう。』

 

  あ!しまったそういえばそうだった。石動君ぐらいなら問題ないがこのことが万一あのアリアンロッドの貴族親子の耳に入ったらどうなるかは考えただけでも恐ろしい。俺だってそんな馬鹿らしい理由で全面戦争に至ったら嫌だ。後世の歴史書には絶対に載せられないものになるのは間違いない。すまんマッキー!君の黒歴史を一つ増やしてしまった。心の中で謝っておくよ。

 

 「まぁ私の購入履歴を勝手にあさる者などここにはいないだろうから良しとしよう。それより君に頼みたいことがあるのだが良いかね?」

 

 『何かね?』

 

 黒歴史を増やしてしまった手前たいがいの願い事は聞くことにしよう。さーてマッキーはどんなことを言ってくるかな?私の力でかなえられる願いならば叶えてやろう。

 

 「SAUとアーヴラウとの間に緊張状態が続いているのは君も知っているだろう。その中でSAUはアリアンロッドと手を結んでいる。恐らく近いうちにアリアンロッドの戦力がSAUにはいることだろう。」

 

 『こちらとしても万一アーヴラウが落とされるようなことがあっては困る。なのでアリアンロッドに対抗して援軍を送ろうというのだな。』

 

 「その通り。無論君達にずっと地球にいろとは言わない。今回の仕事はあくまでもパフォーマンスだ。当たり前だがアリアンロッド側も同じことをしようとしているかもしれないが深入りはしなくていい。今の状態それさえ保てればこの仕事は解決だ。」

 

 確かにMAである俺とガンダムフレームが現れれば迂闊に攻め入ろうとは考えなくなるだろう。なんてことはない今回の任務は冷戦状態を継続して安定を図るということだ。調停者がいない以上こうして平静を保つほかあるまい。 

 

 『分かったその仕事引き受けよう。ところで私が抜ける間のここの防衛だがそこのところはどうなのだ?』

 

 「安心したまえアリアンロッド側もそう余力があるわけではない。それにいざとなれば私がバエルに乗って戦えばいいだけのことだ。」

 

 『まさか自分が戦いたいだけとか言わないよな?』

 

 「フッ…」

 

 『おい…』

 

 大将!あんた自分の立場ってものがあるだろうが!いや気持ちはわかるよ、折角革命を成功させかけたのにその先に待っていたのが果てしない事務仕事だったら時々はMSに乗りたくなるってのも。多分今のマッキーならば引き際はわきまえているはずだから大丈夫だとは思うが…

 まぁいいや引き受けるといった以上は俺は自分の仕事に集中しよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『というわけで近々地球に行くかもしれないことになった。』

 

 「ふーん地球か、久しぶりだな。」

 

 『まだ君も行くと決まったわけではないがな。』

 

 「地球ですか。それはまた遠いところに…それってまた危ない仕事ですか?」

 

 『安心してくれていい今回の仕事はあくまでも睨み合いついでの観光だ。後は地球市場視察もかねてだな。』

 

 こうして話すのは初めてだなクーデリア嬢よ。もちろん話しているのは俺ではない話しているのはクーデリアに抱えられている俺の分身だ。普通のプルーマでは大きすぎるのでハ○っぽい丸型の端末にして正解だった。俺はMAという分類上死ぬか分からないが死ぬのならばこの場所でも悪くはない。ダンジ君はいい言葉を遺したものだ。

 

 「市場っていったい何を?まさか!?」

 

 『一応言っておくが侵略ではないぞ。プルーマを使って起業したいのだがその際に火星自治体の説得をお願いしたい。』

 

 「プ、プルーマを使って起業!?ちなみにそれはどのような業種でしょうか?」

 

 『将来的には様々な形や大きさのプルーマを作って様々な事業に参画するつもりだ。運送、採掘、防衛、農業今考えているのはとりあえずこんなところでその中の採掘はもうすでに実行済みだ。』

 

 「俺達の採掘場でもすでに使ってるしね。」

 

 「新しい採掘機材を導入したという話は耳にしていましたがまさかそれがプルーマだとは…」

 

 そう怖がることはないぞクーデリアよ俺が作るプルーマは俺が命令しない限り人を襲うことはない安心安全の設計だ。おまけに疲れも知らないし労働環境に文句も言わないまさに理想の労働力だ。最終目標は一家に一台プルーマの時代が来ることだ。

 

 「もしかして私が今持っているのも?」

 

 『そうだ私は大きさ的に自由に移動することは少々難しいからこうして擬体を使っている。ちなみに今あなたが持っているのは教育用端末だ。』

 

 「教育用!?」

 

 「そんなに驚くことかな?こいつ普段はただの口うるさい教師だよ。」

 

 『口うるさい教師とは何だ。だいたい君は興味ある事柄以外にも目を向けるべきだ。父親になるのだぞ君はち・ち・お・やに!』

 

 「もしかしてこの《父親になる心構え》もちゃんと読まなくちゃダメ?」

 

 『当たり前だ、というかばらすなこういうことは秘密にしておいた方が感動が大きくなるものなのだ。』

 

 「…あの一つよろしいでしょうか?」

 

 『何だ?今の会話はアトラには話さないでほしい。』

 

 「それはよろしいのですが、あなたって確かMAですよね?」

 

 『そうだ。ただし、かなり特別だがな。』

 

 「特別…うん特別なんですね…分かりました……」

 

 いい表情だな、しかし何でだ?俺はそんなに変なことを言っているのかクーデリアよ。しかしこれで俺がMAという警戒は確実に無くなったはずだ。これならば俺が作る企業の火星席巻の日は近いことだろう。月が未だアリアンロッド勢力にあるため火星からは遠回りになるが久々に地球に地球に帰れるぜ。そうだ運んでもらうのはアジーさん達にしようこれなら長旅でも退屈しないし。地球についたらどうしようかな?とりあえず蒔苗先生に俺の商品をアピールして地球市場の進出の足掛かりにしよう。マッキーもいい仕事を持ってきてくれたものだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 月アリアンロッド本部にて…

 今回の議題は直接的に革命軍と戦うものではない。SAUへの派兵についてだ。

 

 「SAUの連中はアーヴラウに対抗するための戦力を欲しているにすぎん。それに革命軍とてこの状況で地球の国家を武力で攻め落とすほど愚かではなかろう。仮に攻め込んで来たら来たで危機感を抱いた残り二か国もこちらにつくかもしれん。ここは静観すべきだ。」

 

 ひとつの国家にあまり肩入れしすぎるのは自分たちのの本来の意義に反しまたあまり本部基地の戦力を手薄にすることはできない。それが静観派の意見だ。

 

 「そう簡単にいくとは思えませんがね。残り二か国が革命軍に怖気づいてそちらにすり寄ったらどうするつもりですか?我々はただでさえエリオン公とクジャン公を失いボードウィン公以外は全部敵。ここでわれらの力を示し引き締めをしなければ地球の国家になめられかねませんぞ。」

 

 最善はこちらの部隊を相手に見せることでアーヴラウ側を引き下がらせることだがこれはそう簡単に成就しないだろう。次善は革命軍側の部隊とこちらの部隊が睨み合う事での平静だ。とはいえこちらはこちらで送り込む戦力という問題がある。

 

 「戦力を送るとしてもどうする?小競り合いとはいえなめられない為にはそれ相応の戦力がいる。同盟国を助けるために戦力を送ったはいいが敵がそれを見越してこちらに攻め込んで来たら笑い話にもならん。」

 

 (さてどうしたものか…)

 

 立場上議会を預かるガルス・ボードウィンはそれぞれの意見を聞きながら考える。とはいえ今はラスタル・エリオンがいない以上簡単に鶴の一声で物事を決めることはできない。彼が持っていた優れた見識と絶対的な権限は永遠に失われてしまったのだから。

 

 (父上、ここは両方の意見を尊重する姿勢で行きましょう。片方だけに加担しては後々響きます。)

 

 (分かったならば今回は折衷案で行こう。)

 

 目で会話をした親子はこの場は双方の意見を尊重することにした。となるとここは年もそれなりに取っておりセブンスターズ現当主の肩書を持つガルス・ボードウィンの仕事だろう。

 

 「両人とも議論するのはいいが白熱しすぎて見えるものも見えなくなってしまえば本末転倒だ。ここは苦しいところだがいったん落ち着いてほしい。」

 

 「は! 失礼しました!つい熱くなってしまい…」

 

 さすがに唯一マクギリスに屈さずアリアンロッド側についたセブンスターズ現当主の言葉には従い両陣営とも落ち着きを取り戻す。

 

 「さてSAUからの打診についてだがこれについては私としては引き受けようと思う。」

 

 「ボードウィン公!?しかしそれでは本部の守りが…」

 

 「かといって同盟国を無視するわけにはいかないだろう。ただしここの守りが手薄にならないよう少数精鋭でいく。」

 

 SAUは打算あり気とはいえ地球上の国家の中で唯一明確にこちら側につくと言った国家だ。あまり無碍にすることはできない。無論手のひらを返すという可能性がまったくないというわけではないがアーヴラウとの緊張状態が続く限りはその可能性は低いだろう。なので無視するわけにはいかなかった。

 

 「しかし少数ではあまり意味がないのでは?」

 

 「いや聞くにSAUもアーヴラウも本格的な戦争行動を避けたいとの意向のようだ。ならばわが方の精鋭部隊を見せればアーヴラウ側にとってもうかつに攻め込めないといういい口実になるはずだ。それに精鋭を送り込むといって本格的戦闘行為をしない前提ならば少数で構わない。今回の議題はあくまでも双方にとっての口実づくりだ。」

 

 少なくともアーヴラウ現代表の蒔苗氏は全面的な対決は望んでおらず現状維持を望んでいる。革命軍も今アーブラウ側の意向を無視できるほどは力を持っていない。ならば少数でも精鋭を送り込めばSAU、アリアンロッド、アーヴラウすべてに格好はつくはずだ。

 

 「ならば父う…ボードウィン公その任私にお任せいただきたい。」

 

 キマリス・ヴィダールはアリアンロッドが保有している中では文句なしに最強のMSだ。それに落とされてはならない看板機ということもあり当然敵はそれに付き従う寮機にも警戒を払うだろう。ここまですればよほどのバカでない限りはうかつに攻め込まなくはなるだろう。

 

 「しかしだな…万一ということもある。例えば敵が例のMAを使って来たり最悪ダインスレイヴを撃ってきたら目も当てられん。」

 

 問題は万一のことがあった場合軍全体の士気にかかわる可能性があるということだ。そうなった場合アリアンロッド全体の士気にかかわることだろう。

 

 「前回は宇宙でのしかも地球国家のかかわりは薄い戦いだったのでダインスレイヴが飛び交う結果となりましたが今回は地球が主戦場です。万一敵がダインスレイヴを使うというのならばアーヴラウを含めた4大国家全ての不興を確実に買うことになります。」

 

 「分かったこの任ボードウィン一佐に…」

 

 「お待ちくださいボードウィン公、この任やはり不確定要素が排除しきれません」

 

 ガエリオが地球に行くことで決まりかけた時にその意見に異を唱える者がいた。この場において聞き役に徹しているばかりで、賛成も反対もまったく意思表示をしていなかった人物。というよりはむしろこのタイミングを待っていたとばかりの様子だ。

 

 「(確か彼はラスタル・エリオン配下だったアルベール一佐だったか。何か考えがあるようだな。)何か策があるようだが聞こう。」

 

 「は!この任我がネメシス部隊にお任せいただきたいのです。」

 

 「ネメシス部隊?聞いたことがない部隊だな。」

 

 ガエリオおよびガルス親子は周りを見渡すが他の将校達もまったく聞いたことがないようで困惑した表情を浮かべている。

 

 「何分新造の部隊なため皆さんが聞いたことがないのも無理はございません。詳しくはこちらの資料をご覧ください。」

 

 配られた資料を経歴をアルベール一佐以外が見る。書かれていた内容によると彼らはそれなりの期間をラスタル・エリオンまたはイオク・クジャンの下で働いてきたものたちばかりだった。ならば錬度に関しては心配はないだろう。

 

 「かの両名の直属であったということは腕は信頼できるが、んこれはガンダムフレーム?いつの間にこんなものを…」

 

 「とある筋から入手したものを我々が改修したものです。パイロットに関してはより厳しく選定した上にキマリスヴィダールから得られたデータを取り入れたので戦力としてはご安心を。」

 

 「なるほどそれならばボードウィン一佐がここを離れる必要もなく本部が手薄になりにくくはなりますな。」

 

 「彼らならば送り込む精鋭としては申し分ないな。ボードウィン一佐はどうかね?」

 

 「しかしながら…いや分かったここは彼らに任せよう。」

 

 両方の案の折衷案を出すと考えたのはガエリオだならば保守派の意見もむげにはできない。自分が本部の守りにつけば保守側の面目も保たれると考えたガエリオはここは言葉を飲むことにした。

 

 「アルベール一佐この任貴官に任せるがくれぐれも無茶はしないで頂きたい。」

 

 「彼らが敗れるほどの戦力を革命軍が地球に送り込んでいるとしたら逆に言えば敵の本拠地の守りは薄くなっているということ。ボードウィン一佐あなたの力はその時にふるっていただきたい。」

 

 「さすがにそこまでの事態にはならないと思うが?」

 

 「無論我々としても全面的に戦うのは少し先だと思っておりますゆえ、今回の任務はその先駆けとしての引き締めです。では本部の守りが手薄にならない範囲で降下する部隊の選出を行います。」

 

 今回の仕事は冷戦構造の維持だ、全面的に戦うわけではない。ただし敵も精鋭を送ってくる可能性が高い上、戦闘の可能性がまったくないわけではないので緊張感は高い戦場だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 地球アーヴラウ領にて…

 

 「なんか俺たち歓迎されてないようだね。」

 

 『そのようだな三日月よ…』

 

 せっかく故郷に帰ってきたのに俺たちは今絶賛ブーイングの真っただ中だ。なんか旅行先の観光名所が思ったよりも民度低くて味わうがっかり感に似たものを感じている。正直地球に久々に帰れると喜んでいたころのテンションを返してほしい。 

 

 「革命軍ってのも存外ケチなもんだなすごい戦力を送ってきてくれるといったのによ。」

 

 「ああ全くだ。ちょっとは期待していたけど、まさかやってきたのがよく分からんMS一機と意味不明のデカブツ。こんなのが援軍とはな…」

 

 何故だ!何が不満なのだこいつらは!どう見たって最高戦力だろ!!確かに二人しかいないけど鉄華団のエースであるルプスレクス先輩とミカニキそれに加えて話題沸騰中のはずのMAである俺がいるんだぞ。普通の敵だったら見た瞬間戦意無くして逃げるどころか土下座レベルなのに。もしかしてこいつらニュースとか見ないのか?

 

 「でもやっぱあいつら鉄華団の悪魔と黒い凶鳥なんじゃ?やっぱすごいんじゃないの?」

 

 「何じゃそりゃ?そもそもあの戦いで活躍したガンダムフレームって確か流星号とか言うピンク色のMSだろ。ありゃ別物だよ別物。」

 

 …ニュースは見ているみたいだがどうやら有名になったのはフラウロスの方らしい。確かにアーヴラウ正規軍の中でバルバトスの戦闘を直接見たものはほぼいないためラスタル・エリオンを直接討ったフラウロスの方が有名になるのは分かる。ついでにフラウロスの名前は今後世間で広まることなく流星号として広まることが確定事項のようだ。元のフラウロスのパイロットは泣いていいと思う。

 

 「一番強いのは白い奴って聞いたけど。それにあの黒い凶鳥は本物だろ、情報だと自分で考えて自分で行動できる古代兵器らしい。眉唾物だけどな。」

 

 「けっ!機械が人間の真似事かよ。気味悪いったらありゃしない。」

 

 俺に関しては酷い言われようだな。義手義足ですら白い目で見られかねないこの世界の地球では自立行動でき感情を持った機械などというのはさぞかし不気味なものなのだろう。どうやらこの世界に俺の地球と違ってAI萌えの文化はないみたいだ。

 

 『こんなことならばルプスレクスをピンク色にしてから地球に来ればよかったかもな。』

 

 「何で?」

 

 『奴らならばその方が士気は少しはマシになるだろうからだ。』

 

 「それは駄目だ。」

 

 『何故駄目なんだ?』

 

 「とにかく駄目だ…バルバトスは今のままがいい。」

 

 『そうか…』

 

 マッキーめこんな仕事に放り込みやがって…いくら強くても不愛想なガキと意味不明の機械を送り込んだらどういう反応するか考えてなかったのか。軽い演習ついでに観光でもして帰ろうかと考えていたこの仕事だったが、もうすでに火星に帰りたい。




 何やかんや導入編で終わってしまった今回。
 ちなみにガエリオパパは革命軍とアリアンロッドの戦いの混乱に紛れて脱出したことでお願いします。(これ以上やるとマジでガエリオの胃が死んじゃいそうなので)
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