この素晴らしい世界で一体誰色に染められるのか 作:ラムネわらび餅
文は汚い、矛盾している、何言ってるかわからない、などいたらない点はたくさんあるかもしれませんが何卒多めに見てください。
気付いたら周りには何もない真っ暗な空間にいた。
「何処だよ、ここ」
返事はない。
………いや、流石におかしいだろ。俺さっきまで家でコタツに入りながらお気に入りの小説を読んでいたんだぞ?それが何故気付いたらこんなところにいるんだよ、誰かこの状況を説明してくれ…。
と、悩んでいると隣に上から光が差し込んで来た、かとおもったら上下ジャージを着た見た目高校生くらいの男が突然現れた。
「……ここは?」
「俺にも分からん。」
「うぉっ!?……ビックリしたぁ。っていうか、あんた誰?」
「俺は佐藤ミナトだ。呼び方は好きにしてくれ、一応周りからはミナトと呼ばれている。年は17だ。ちなみにさっきまで家でのんびりとしてたんだが気が付いたらここにいた。」
「俺は佐藤カズマだ。苗字が同じだから俺もミナトって呼ばせて貰うよ。年は16だ。俺はさっき車に轢かれそうな女の子を助けたんだが気付いたらここにいた。無事だといいんだが……」
「そうか、無事だといな。その子」
「あぁ……」
それから俺とカズマはしばらく世間話をしていた。10分くらい経っただろうか、突然後ろから透き通った綺麗な女の声が聞こえてきた。
「佐藤ミナトさん、佐藤カズマさん、ようこそ死後の世界へ。あなた方はつい先ほど不幸にも亡くなりました。」
その声の持ち主は、青い髪をし、ゲームでいう羽衣のようなものを着ているとても綺麗な人だった。…がそんな事は今はどうでもいい、ここが死後の世界?確かに隣にいるカズマはもしかしたらこの女の人が言うように本当に死んだかもしれない。でも、俺は?死んだ理由が分からない。
俺が絶句している中カズマが先に声を発した。
「1つだけ、俺が突き飛ばした女の子は無事ですか?」
「生きてますよ」
「良かったぁ、俺の死は無駄じゃなかったわけだ。」
「まぁ、あなたが突き飛ばさなければあの子は怪我もしなかったんですけどね。」
「「は?」」
「あのトラクターは本来ならあの子の手前で止まってたんです。」
「は?トラクター?!」
「カズマ……お前……。」
「えっ、でも、じゃぁ俺はあれか?耕されたのか?トラクターに」
「いえ、ただのショック死ですよ、トラックに轢かれたと勘違いして」
「しょっ、ショック死………」
「プッ! ぷはははははは!」
急に笑いだしたぞこの人。流石に笑うのは酷いだろ。見てみろよカズマのあの顔、あって間もないのにもうあんたの事親の仇かのように睨んでるぞ。あ、俺?俺は笑ってないぞ、ただ目から出る涙を耐えながらカズマから背を向け肩を震わしてるだけだし
「ぷっ、あっははははは……私長い間女神をしてきたけど、こんな酷い死に方をした人あなたが初めてよ」
おいもう笑うな、カズマが可哀想だろ。あと俺の我慢もそろそろ限界に……
「ぷっ」
「ミナト!?お前まで笑うのか!!」
「ちょっと黙っててくれ、俺も我慢が限界…くっ、あっははははは」
「アァーーーーーーーもう黙れお前ら!!」
「しかもその死因を知ったあなたの両親も思わず笑って「ガァーー!!ヤメろーー!!」
「フー、私のストレス発散はこのくらいにしておいて」
こいつ後で殺す と、誰が見ても分かるくらいの殺気をカズマが発している。っというか…
「待ってくれ、俺の死因は?俺はコタツで本を読んでたはずだが」
「あー、あなたね。えーっと何だっけ。あっ!そうそう」
おいおい、本当に大丈夫かよこの女神、ポンコツじゃないだろうな、もしそうならこれから駄女神って呼ぶぞ。
「ぷっ、あっはははは!」
え?なんで急に笑ってんの?
「ぷークスクス、あなた一体どれほど恨み持たれてんのよ、コタツで寝ている間に放火魔に会うなんて。」
「ちょっ、ちょっと待て。話が見えない」
「そのままよ、あんたの事を恨んでる人が家に放火したのよ。あっ、最初に言っておくけど家族は全員無事よ?ただ、寝ているあんただけが逃げ遅れてそのまま死んでしまっただけ。ぷっ、最初に母親が気付いて皆んなにすぐ伝えたけどあんただけ忘れられてて……プークスクスクス!」
「え?マジで?俺寝ている間に死んだの?」
「ミナト………」
おい、やめろカズマ。何だその目は。そんな仲間を見つけたみたいな目で俺を見るんじゃねー!。おい後そこの女神、いつまで笑ってんだ。
「さて、では本題に入るわよ。あなた達に今から選択しを与えるわ。このまま天国へ行ってお爺ちゃんみたいな暮らしをするか、0からやり直すか。」
「あっ、ちなみに天国だけどやめた方が良いわよ。ゲームも本も何もないただ日向ぼっこばかりしているような所よ。ね?天国なんて行きたくないでしょ?」
「「うっ、うん」」
「でも0からやり直すのも嫌。そんなあなた達にいい話があるの」
「「そっ、それは?」」
「あなた達、ゲームは好きでしょ?」
「その世界は長くに渡って続いた平和が魔王の軍勢によって脅かされていた。人々が築いてきた生活は魔物に蹂躙され、魔王軍の無慈悲な略奪と殺戮に皆おびえていた!!いた!」
「「おっ、おお……」」
「でも、そんな世界だから誰も生まれ変わりたがらないのよね。」
「で、他の世界から死んだ人たちをこっちに送ろうとしている訳なんだけど、死んでしまったら元も子もないでしょう?」
「だから、これから生まれ変わる人達に1つサービスをしてあげようと思うのよ。」
「「そのサービスとは?」」
「特典だったり、とんでもない才能だったり。」
「おっ、おお!!」
まじか、これではまるで、ラノベで言うところの異世界無双転生ものじゃないか。隣にいるカズマの顔を見てみるが多分俺と同じことを考えている顔だ。だってとても目がキラキラしているもの。
「そっ、それでそのサービスとやらはどうやって選べば良いんだ?」
「それはね………」
それから俺とカズマはこの駄女神ことアクアに渡された色々な能力が書かれた紙をたくさん渡された。この中から見つけてとのことらしい。俺とカズマはお互い意見を出しながら慎重に選んでいた。
「ねぇ、まだ決まんないの?早くしてよー。どうせあんた達みたいなオタク達になんて期待なんてしてないし。」
「「こいつ……」」
「分かった、なら俺は ドラゴン○エストの全ての能力 で。」
「おいミナト流石にそんな曖昧なので「いいわよ。」いいのかよ!?」
「ねぇ、まだー?引きこもりになんて何も期待してないしてきとうにパッと決めちゃいなさいよ」
ふと、プッツンと何かが切れる音がした。そしてこの後、俺はこいつを怒らせないでおこうと固く誓うのであった。
「よし、決めた。じゃぁ、あんた。」
「分かったわー、じゃあその魔法陣に2人とも立って……って、え?」
突然空から羽を生やした美少女が舞い降りた。
「承りました。では、今後のアクア様の仕事は私が引き継ぎますので。」
「え?嘘?そんなのありなの?女神を連れて行くなんて!私回復魔法は使えるけど戦う力なんてないんですけど、魔王倒すなんて無理なんですけど!?」
「フフフフフッ、ねぇ?今どんな気持ち?」
隣で悪魔的な笑いを浮かべているカズマと助けてと懇願し続けている駄女神ことアクア。そして、俺。
本当にこのメンツで大丈夫なのか?ものすごく心配になってきたんだが……。でもまぁ、日本にいた頃よりは刺激的で楽しい生活があると期待しておこうか。
「では、あなた達が魔王を倒すことを願っております。さすれば神々から一つ好きな願いが叶えられるであろう。」
「では、旅立ちなさい」
その言葉とともに俺は、俺たちは異世界へ行くのであった。
これで約3000文字………恐ろしい。
ちなみに主人公最強ではなく成長系にしていこうかと思います。