わたしがホテルで本を読んでいるとアンジェロから連絡があった。
どうやら、ホル・ホースのコンビはアンジェロだったらしい。
要件はホル・ホースがスタンド使いに襲われている一般人の女性を見て、助けに行ったということらしい。
ふむ。
ホル・ホースの信念は知っていたが、わたしの命令に背いてまで女性を助けようとするとはな。
ホル・ホースの幸運や戦闘スタイルなどは評価していたが、どんなことがあっても信念を曲げない強さもあるのとはな。
また、彼の評価を上げなければいけないらしい。
たしかに命令違反かもしれないが、信念を曲げずに行動する精神力はわたしの求めているものでもある。
彼のことをサポートするようにとアンジェロには伝えた。
戦闘の結果ホル・ホースも相手のスタンド使いも死んでしまうのは不味いからな。
だが、スタンド使いが1人とは限らないな。
もしもの時のためにわたしが直接行くとしよう。
時を止めながら行けばそう時間はかからないはずだ。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆
アンジェロside
不味いぜ。
ホル・ホースの野郎やられやがった。
しかも、相手のスタンド使いを倒したあとに後ろから変な奴に刺された後にだ。
このままじゃあDIOに殺られるのは俺になっちまうぜ。
なんで、DIOの野郎はホル・ホースを許したんだ。
まったく、どいつもこいつも調子に乗りやがって…。
あのホル・ホースを刺したの野郎が、倒れてるスタンド使いに気を取られてる隙にホル・ホースの中にアクア・ネックレスを仕込むしかねえ。
アクア・ネックレスなら血液に同化して、なんとか命を保てるはずだぜ。
だが、その場合は俺が無防備になっちまう。
戦うことや身を守ることができなくなる。
クソッ!悩んでる暇なんてねえ。
俺はアクア・ネックレスでホル・ホースにこっそり侵入し、なんとか命を保たせた。
あとはアイツをどう回収するかだ…。
後ろから、あの写真みたいなやつにライターで火を付けるか…。
いや、無理だ。
そもそも雨だから、すぐ消えてしまう。
こうなったら一か八か、もしもの時のためにDIOの仲間に渡されていた無音の拳銃で奴に威嚇射撃する。
あの倒れている奴を助けようとしている様子のアイツは安易には寄ってこれんだろ。
この作戦で行くしかねえ。
俺はこっそり、ホル・ホースの近くまで向かい、写真みてえな野郎に威嚇射撃をした。
「おい、てめえ。こっちに近づいてくるじゃねえぞ。近づいたり、何か怪しい動きをしたらそいつを打つ」
「仲間がおったか…」
俺は銃口を奴らに向けながら、後退した。
「そいつ生きてんだろ?さすがにもう1発実弾で、打たれたら生きてられねえだろうな〜」
俺はたしかに見た。
吉良吉影は銃弾で打たれる寸前にいきなり、空気の玉のようなものを出して、銃口を防御しやがった。
銃弾はその空気弾を貫いたが心臓は貫けてねえ。
一歩手前までいったが、血が出ただけで死に至る程じゃない。
ホル・ホース自身は銃弾の操作に夢中だったのと、気絶寸前だったから気づいてねえと思うがよ。
「いいじゃろう。だが、必ずいつか見つけ出して殺してやる」
「逆にてめえを殺してやるよ。調子にのりやがって」
俺は瀕死のホル・ホースを背負ったまま、その裏路地から去っていった。