ロクでなし魔術講師と禁忌教典 代償塗れの魔術師   作:社畜人

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第4話

授業終了後、

グレンとモルドレッドは廊下を歩いていた

グレンが先に進みモルドレッドが後ろからグレンに着いて行ってある会話をしていた。

 

「モルドレッドさん、その魔法使いの試験って何なんですか?」

 

「ふむ、グレン、魔法使いの試験とは、二人一組のペアを組んで活動する事だ、だが、合格する者は半数だけだ、その半数は生きている者、もう半数は死んだ者だよ。」

 

「な、なぁなんで半数なんだ?」

 

「それはな、相棒同士が殺し合い倒れた方を生贄にしなければ合格しない試験だからだ アヴァロンの掟でな、魔物は生贄にしなければいけないという掟がある その人柱にされるのが魔法使いの試験でのペアの者だからだ」

 

「腐った掟だ」

 

「そうせねば、ならん理由がある、 人が魔物となり、その魔物を倒した後、救済したとしよう、そしてその人間は半魔と言う状態だ、当然周りから白い目で見られる それに、人間は繰り返すのだよ過ちを、また欲望に負けた人間は再び魔物となり辺りを破壊する。だから、アヴァロンはそれを食い止める為に生贄とする、 まぁ生贄にし過ぎたら自らも魔物に変わっていくのだがな」

 

「でも、なら、なんで止まないんだよ自分が魔物になるのに!」

 

「それはな、犠牲を減らす為だ、魔物によって殺させる人をな だから、アヴァロンは生贄にする憎まれるが仕方ない事だ、それが人間への救済となるこれこそ、必要悪なのだ。 だが、その反対もいるサンクチュアリだ、 サンクチュアリの掲げる誓いは 全ての生命の救済 魔物にも救済を がサンクチュアリの掲げる誓いだ 私はその教団の孫に値する」

 

「じゃあ、って着いた、じゃあ、開けますよ!」

「グレンまっ・・・」

バンッ!

 

グレンはモルドレッドの制止を言われる前に勢い良く開け放った。

しかも、その場所は女子達がキャイキャイ騒いでいる所、つまりは、女子更衣室

 

モルドレッドは自分の周りに障壁魔法を張り、グレングレンは硬直していた、そして

 

「あーモルドレッドさん ここ、男子更衣室ではなく」

「うむ、女子更衣室だな、私は小娘の裸体を見ても劣情を抱かんが、古今東西、昔から変わらんものがあってな、その代償が・・・まぁ、生身で味わうといい」

 

モルドレッド長々と語っている間その場には殺気が渦巻いていた

グレンはうんざりしたようにため息をついた。

 

「やーれやれ。 モルドレッドさんはこれだし、幾ら俺でもガキには劣情は抱かないですよ、うん。 しかも、今流行りの小説のラッキースケベ的な展開 はっ! これだから神は」

 

そして、鬼の様な形相で見ているシスティーナを筆頭に少女達がゆらりと動きかけた。

グレンは、威風堂々と手で制した。

 

「あー、 待て。 お前ら落ち着け。 俺は常日頃、 こんなお約束展開について物申したいことがあってな。 まぁ、聞いてくれよ。 末期(まつご)の水代わりに」

 

その言葉で少女達が止まる。 いくら悪い死刑囚も最後に何か言い残すことは許されるのだ。

そしてグレンは達視して語り始めた。

 

これが最後の遺言の様に。

 

「俺、 思うんだが‥‥‥その手の小説の主人公って馬鹿だよな? ラッキースケベ的イベントを発生させた時点で、ヒロインにボコられるのは確定してるのに、どうして慌てて目を背けたり手を引っ込めようとするんだろってな。 たかが女の裸をちらっと一目見るのとボコられるが等価交換だなんて割に合わねーだろ? どう考えても」

そんな最低最悪な前口上を並べても、最後の遺言だから許容範囲内だ

 

しかも、モルドレッドも目から涙を流しながら頷くばかり

 

そして、グレンはここに高々と魂の宣言をする。

 

まるで、神にも挑む様な気迫で

 

「だから、俺は ーーーーこの光景を目に焼き付けるッ!」

くわ、と。 グレンは目を血走らせんばかりに見開き、腕を組み、神の前で胸を張っている様な姿で仁王立ちし、眼前に広がる肌色成分多い光景(ヴァルハラ)を凝視して

 

モルドレッドの障壁にブチ当たり磔にされたまま女子生徒の魔術による統制の取れた動きで一斉掃射されグレンは糸が切れた人形みたいになり倒れた。

 

モルドレッドはと言うと 障壁に少しばかり傷が入っていたのを感心していた。

 

「次は、先生の番ですよ!」

システィーナ達は顔を真っ赤にしながら左手をモルドレッドに向けている

 

次はモルドレッドが眼前のグレンの様に成ると

 

「ふむ、この障壁程度に傷が出来ただけで良く言ったものだ」

モルドレッドはしみじみと語る

 

「私の生きていた場所ではな、女の裸体を見ただけで八つ裂きにされる時代だった、 だから、私はその瞬間。思ったのだ女と魔物、 変わらん生き物であったかと、 だが、違った、真に恐ろしかったのは女だった。 何せ、魔物を怒りのままに八つ裂きにしたのだからな、最後は、魔物も怯え私と一緒に夜まで逃げたものだ たかだか、女の裸体 されど女の裸体 女は魔物をも上回る悪鬼羅刹の魑魅魍魎であったと言う話だな。 うん」

 

「せ、先生」

システィーナ達はそれを聞き憐れみの目でモルドレッドを見る

 

「その時、私の前には聖杯が現れこう言ってたぞ、横にいるモノを捧げろ さすれば、願いを叶えようとな 懐かしい記憶であった あれこそ、神の慈悲と言うやつだな。」

 

「では、先生。 その男が起きたらこう言って貰えませんか? 次入ったら、殺す と」

 

「ふむ、心得た、では、錬金術実験は私が引き継ぐから、遅れぬ様にな。」

 

そう言って、モルドレッドは障壁を張ったまま魔術で重力操作してグレンを浮かせ保健室に運んで言った





実際の所、システィーナ達では障壁は壊せません。
何故ならば、ブロンズの供物でゴットマーリンの障壁を壊す様なものだからです。

だからモルドレッドさんも感心していました。

今回は長くなりました

ではまた駄文ですが、読んで貰えて幸いです
次回もよろしくお願いします。
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