とある変態事情   作:ゲロ兄

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こちらは投稿初作品です。駄文ではございますが、読んで頂けたら幸いでございます。


プロローグ:変態が学園都市にやって来た

学園都市。あらゆる教育機関・研究組織の集合体であり、学生が人口の8割を占める学生の街にして、外部より数十年進んだ最先端科学技術が研究・運用されている科学の街。

そんな学園都市を高層ビルより望む黒装束に身を包む人物。高峰絢香(たかみねあやか)。女性みたいな名前であるが、歴とした男だ。切れ長の瞳に端正な顔立ちはやや中性的ともいえる。それは兼ねて彼のコンプレックスの一つでもある。小さい頃は女みたいだと、それが原因で良くからかわれたものだ。

「さてさて、今日もおっ始めますか!?」

絢香は嬉々として口にした。

説明が遅れたが絢香が黒装束に身を包んでいるのは彼の仕事に起因する。絢香はある物専門の泥棒だ。

そのある物とは…。

「今日は無難に白を…。いやいや、ここは赤のレース?紐も捨て難い…」

下着。まごう事なき下着泥棒である。

その道では知らぬ者はいないとされる人物であり、一日で十軒の女子寮全ての下着を盗んだ功績は最早伝説として語り草となっていた。

変態?いえ、紳士の前にエロが付くエロ紳士ですよ。

彼は言う。

「何故こんな事をするかって?そこに(下着)があるからさ」

しかも、良い顔で…。顔が整っている分、その言動は残念さを感じざるを得ない。

「残念なイケメン。略してザー…」

言わせねぇよ!

 

と、まぁこの様に彼の頭の中は年中ピンク一色。女好きで性欲が皮を着て動いていると言っても過言ではない。

そんな彼が学園都市に訪れたのは、例に漏れず下着泥棒をする為。

学園都市は取分け可愛い娘が多く在籍する。不埒な事を考える輩は一人や二人などでは無い。だが、如何に歴戦の猛者とされる者達でも学園都市は別格であり、玉砕する者が大半であった。どうしてか?

その答えは、セキュリティーシステムの高さも然る事ながら「風紀委員(ジャッジメント)」、「警備員(アンチスキル)」の双璧による功績他ならない。

平く言えば、「風紀委員」は生徒(子ども)の、「警備員」は教師(大人)の自警団みたいな物だ。但し、そんな生易しいものではない。

学園都市は、全学生を対象に「時間割(カリキュラム)」という超能力開発を実施している。「風紀委員」はそれで得た能力を使い、「警備員」は最新鋭の武装で容赦なく犯罪者を取り締まる。

彼は、学園都市外から来た人間だ。故に能力などは持ち合わせてはいない。学園都市では能力をレベル別に区分けするらしいが、それに絢香を当てはめればレベル0である。つまりは死に行くだけに過ぎない。

しかし、だからと言って諦める訳にはいかない。登るべき(下着)が高ければ高い程絢香は燃えるタイプなのだ。

全ては今迄無念にも散った男達、否、漢達の為に。自分の下着泥棒としての意地とプライドの為に…。

そして、己の標的と定めた場所は学園都市で難攻不落と称される名門 常盤台中学学女子寮。

ちなみに絢香のストライクゾーンは、10歳~38歳と幅広い。と言うか、節操がなく見境がないだけだが…。

何か事件を起こす前に(下着泥棒と言う時点でアウトだが)是非とも「風紀委員」と「警備員」には頑張って貰いたいものである。

情報では学園都市に七人しかいないとされる「超能力者(レベル5)」もいるとかで否が応でも感情が高揚して来た。

失敗すれば死(社会的な)。成功すれば英雄(果てしなくどうでも良い)。果たして何方に転ぶのか?

「うっし!気合を入れてがんばりますかね?」

こうして物語は、一人の下着泥棒によって動き出した。

そしてこれが喜劇になるのか悲劇になるのかは神のみぞ知る事…。

 




投稿中に誤って作品を削除してしまい泣きそうになりました。
小さなハプニングは上条さんに負けない位の不幸ぶりでございますが、頑張って連載して行きますので宜しくお願いします!
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