7/14の夜に投稿する予定だったんですけどボタンを押し間違えちゃってデーターが飛んで書き直すのに時間がかかりました。主に作者のやる気的な意味合いで…、それでは第7話どうぞ
まずったな~と心の中で思いながら夕方の商店街を歩く。
ランスロットとかアザゼル辺りに言ったら絶対に
「「主の未熟故です」」
って答えが返ってくるな…、はぁ
自然とため息が出てしまう。フェイト達に会う前にもう少しジュエルシードを確保しておきたかった
んだけど、もうその目論見は潰えた。さらにはフェイトに顔もばれてしまった。俺の当初の予定とは 大分違うな、さてここから如何しますかね。おっとその前に頼まれていた食材の買い足しを済ませな いと。
牛肉も買ったししょうゆも買った、後は玉ねぎだけだな、そう思いながら食材コーナーへと足を向け ると誰かとぶつかった。
どんっ
「あっ。すいません、あっ」
「いえ、こちらこそすいません…、って」
「ナポレオン!!」「フェイト!!」
俺達は同時に名前をとんだ。まっ、俺の場合は思いっきり偽名だけど。
ダッ
パシッ
フェイトが急いで逃げようとするので腕を掴む。
「ここであったのも何かの縁だ、話さないか」
駄目もとで提案してみる
「う~ん」
唸り声を上げている。とどうやら悩んでいるようだ。
いったいフェイトが何を買いに来たのか気になりかごに目を向けると其処には大量の固形食品が入っ
ていた。
「おい、フェイトお前まさか普段からこんなもの食べているんじゃナイダロウナ。」
俺が驚愕と最後のほうは少々怒りも混ざった声で聞くと
「そうだよ、カロ〇ーメイトもソ〇ジョイも美味しいよ。」
俺の中でふつふつと怒りがたぎってくるのが分かる。
「どうしたの、すごい顔しているよ」
フェイトが驚いたように俺の顔を覗き込んでくるが俺にとってはそれどころじゃない。
俺は生前親がかなりの美食家と言う事もあって結構、自分でも料理を作ったりとする。だから俺は固
形食品あまり好きではない。よってフェイトが固形食品を美味しいといたことに対して怒りが湧いて きた。それに何処からどう見てもフェイトは同年代の女子と比べたら細すぎる。あきらかな栄養失調
だ、それに気がついていないフェイトの保護者(アルフ)にも怒りが湧いてくる。
「おいフェイト、今すぐお前の家に俺を案内しろ、とても大切な(料理を作るという)用事だ。」
「わっ、わかった」
どうやらフェイトは俺に気おされたようで、俺の言葉に従って俺を家に案内する。
「お帰り、フェイト」
フェイトの姿を見て上機嫌になるもの、俺の姿を見た瞬間に臨戦態勢になったアルフ。
「フェイト、何であんたこんな奴と一緒にいるんだよ、そしてあんたも。」
「俺の答えは簡単だぞ。飯を作りに来た、唯それだけだ。」
「あんた、ふざけているのかい」
アルフが俺の回答に激昂したようだが
「俺はふざけていない、それどころか今猛烈に怒っているんだ。」
「アルフとかいったな。貴様はふざけているのか。フェイトにあんなもの食わせておいて栄養失調に なったらどうするんだ。貴様はフェイトのは保護者代わりじゃないのか。一人の魔道師以前に一人の 人間として俺は怒っているんだ。」
どうやらフェイトもアルフもどうして俺が怒っているのかの理由が分かったみたいだ。
「それは…、私もフェイトも料理は出来ないし…。」
「それでも食おうと思ったならもっとましなもの食えただろうが。」
「今日は俺がご飯を作る、異論は認めん。」
「ちょっ、ちょっと、どうしてそういうことになるんだい。」
アルフがそれでも俺にくって掛かるので、
「うまいものを作ってやるんだ、感謝はされども怒られる筋合いは無いぞ。それに貴様は彼女の使い
魔だろ、彼女をこのままの状態にしていたらいつかぶっ倒れるぞ。」
「もう争うのはやめてよ、二人とも。」
「御免、フェイト」「すまない、こちらも熱くなりすぎた。」
「わかったから、ご飯作るだけだ。そこで待っていろ」
本当は栄養価の高いものを作ろうとしたんだけど、やめだ。
ここは俺の一番の自信作でいってやろう。それで少しでも料理のすばらしさについて教えてやるか。
「おまたせ」
二人の目の前に丼を置く。そこからは湯気が出ており一瞬にして部屋中に食欲が湧いてくる匂いが充
満する。
グ~~
フェイトのお腹からかわいらしい音が聞こえる。
「う~」
かなり恥ずかしかったのだろう。頬を赤らめてこっちを睨んでくるがぜんぜん怖くない、いやむしろ
可愛いぐらいだ。
「ほら、食べろよ。お前らのために作ったんだから食べてくれないと反対に悲しいんだが…。」
そういうとようやく丼に箸をつける。最初はおずおずと言う感じだったが一口食べると夢中になって
書き込むように食べた。作った側としては美味しそうに食べてもらえて何よりだ。フェイトもアルフ も一心不乱に口の中にかきこんでいる。
<<マスター、ランスロット殿とアザゼル殿に連絡をしなくてよろしいのですか?>>
その言葉を聴いたとたん体中の血の気が引いた。たぶん今俺の顔を見たらすごい事になっているだろ うなと自分でも分かるぐらいだ。
「すまない、急用が入った。」
その言葉を聴いたとたんフェイトとアルフの顔が凍りつく。
「いや、別にもう2度とか無いと言うわけじゃないから。、そんな顔をするな、また今度美味しいご飯 作ってやるから。」
「本当に?」
フェイトが潤んだ目で問いかけてくる
「ああ、前が望むなら、な。」
「ついでに、俺達の時だけは高天原 大和って読んでくれ。こっちが本名だ」
そういってフェイト達のマンションを後にする。
やはり、プレシアさんとは1度話し合う必要があるな。フェイトのやせ細り具合は異常だ。それに腕を かばっていた節もある。やはり悲しい事に其処も原作と一緒と言う事か。俺の能力でアリシアを治せ るのか…、
だがフェイトだけは幸せにして見せるさ。
そう心に誓いながら…。