明久サイド
僕の家での勉強会が終わったあとなぜか姫路さんがいきいきとした顔になっているのは気になったけど、僕はテスト勉強に集中し、時には美波の家で勉強会をし(そこでなぜか顔を赤くした美波に関節技をかけられたけど)、霧島さんの家で勉強合宿をしたりして(女子がお風呂に行っている間に問題用紙を盗もうとしてその途中雄二が婚姻届けとザビーのブレスが入ったガラスケースをこじ開けようとして霧島さんに粛清された等のカオスはあったけど)すべての準備を整え今僕たちは運命の日を迎えた。そう今日は・・・
「おはようございます。明久君」
「おはよう姫路さん。」
「いよいよ今日ですね。テスト頑張ってくださいね。」
「ありがとう。姫路さん。」
そう、今日は期末テストなのだ。このテストの結果次第で僕の運命が決まる・・・。
「今日は確か現代国語・英語(リーディング)・世界史・数学・科学・保健体育 の六科目。1・2限の二つはいつも通りやるとして勝負は3限目!!そこですべてが決まる!」
と僕がいきこんできたところで鉄人と岬さんが教室に入ってきた
「よしお前ら、席につけ。今日は期末テストの一日目だが・・・」
鉄人がいつも通りに簡単な連絡事項を告げ何事もなく朝のHRが終わった。そしてしばらくすると監督の教師がやってきてテストが始まった・・・
そして1限、2限のテストを終えついに、最大の山場である世界史のテストとなった。
「皆さん。テストを始めます。筆記用具以外は全部しまってください」
どうやら監督は岬さんのようだ。
「一枚ずつ取って後ろに回すように。問題用紙はチャイムが鳴るまで伏せておく事。いいですね?」
そういって前の席から問題用紙と解答用紙が回ってくる。僕は言われたとおりそれぞれ一枚ずつ取り、紙の束を更に後ろの人に回した。
そして、テスト開始のチャイムが鳴る。
「始めてください」
岬さんの合図でテストが始まった。よし行くぞ!!
テスト開始から10分経過・・・
よしよし順調順調。そう思いながら順調に解答していたら
「吉井君。君はいつからクラスと名前を変えたのかしら?」
突然横から見回りをしていたのだろう、岬さんからそんな言葉が聞こえた。そして気になって名前を見たら・・・
『クラス:334 名前:アレクサンドロス大王 』
ああぁーーーーーーー!!
危なく今までの努力が水の泡になるところだった。岬さんが注意しなければどうなっていたことやら。ありがとう岬さん。
そして名前をちゃんと元に戻しテストを再開した。(当然1個ずつずれた解答も戻した。)
そして岬さんの注意のおかげで無記入扱いを避けられて世界史は自信たっぷりに終わった。
そしてほかのテストも順調に終わりいよいよ結果が帰ってきたが・・・
「アキ君。頑張りましたね」
「・・・うん」
岬さんの注意のおかげで0点扱いになるのは避けられたけど結果として目標に届かなかった。と言っても
「頑張りましたけどあと1点届きませんでした」
そう、僕はあと1点で目標点数だったのに1点足りなかったのだ。せっかく岬さんが注意してくれたのに。と僕が打ちひしがれていたが・・・
「でも、アキ君がこんなに努力していたのは十分伝わりました。その努力をたたえ『夏休みの間だけ』ここにいます」
「えっ?」
「だから夏休みの間だけここにいて夏休みが明けたら向こうに帰ります。」
奇跡だ!奇跡が起きた!!僕は感激して心の中で踊っていたら
「そして・・・」
「そして?」
「今から一緒にお風呂に入りましょう」
突然姉さんから発せられた一言。当然僕は
ばっ!←僕逃走準備
がしっ!←姉さん僕の腕をつかむ
「アキ君。人の話は最後まで聞きなさい。これには続きがあります」
「つ、続きって?」
なんだか嫌な予感がするのですが・・・
「これを断ったら努力賞は取り消します」
やっぱりか!!
「(姫路さんが1歩リードしている分取り返さないといけませんからね)」
なんだか姉さんが小声でなんか言っているが正直どうでもいい
「ではお風呂場に行きましょう」
「た~す~け~て~」
僕はそう言っているが努力賞の取り消しは嫌なのでお風呂場に連行されるしかなかった
ここで何が起こったのかあえて伏せていただこう。そして波乱万丈のテストは(ある意味)意外な結末で幕を閉じた
最後のあれは執筆中に思いつきました。そして読者のみなさん。明久からメッセージがあります
「みんな。お願いだから最後のことを詳しく問い詰めるのはやめてください」
だそうです。
次は肝試し編です。そして・・・
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