僕は目を疑うしかなかった。突然人が怪物に変わったり、その怪物に命を狙われそうになったり、突然赤いカブト虫が怪物を攻撃し僕を助けてくれたのだから。
「いったい何がどうなって・・・」
僕が混乱していたそのとき・・・
ブォォォォォーーーー
後ろから音が聞こえ振り向くと黒いワンボックスのような車が何台も走ってきた。
キイイイイイー、バタンッ、ドタドタ
その車が突然止まりドアが開いた瞬間中から黒ずくめのヘルメットにユニフォームを纏った蟻のような集団が現れた。
「カブトゼクターを発見。現在ワームと交戦中。」
集団の一人がトランシーバーのような機械で誰かと話していた。
田所サイド
現在私は現場から少し離れたところで通信機越しで隊員の報告を聞いた
『カブトゼクターを発見。現在ワームと交戦中。』
隊員から聞こえる報告と今私が乗っている車に送られている映像に映っている少年を見て私は考えた。
「・・・カブトゼクターがあの少年を助けるようにワームを攻撃した。もしかしてカブトゼクターはあの少年を・・・」
そう考えた私は隊員にこう言った
「私は一つ確かめたいことがある。それまでにもたせろ!」
そう言うと私は鞄からあるものをだし車から降りて現場へと走り出すのであった・・・
明久サイド
『私は一つ確かめたいことがある。それまでにもたせろ!』
一人の黒ずくめの人が通信機越しで誰かと話していたら通信機側からそんな声が聞こえた。
「了解。各員攻撃開始!」
男はそういうと蟻軍団(僕命名)は右腕にあるマシンガンのような機械で怪物を攻撃した。
「グオオォォォォォォーー」
怪物は攻撃が効いているのか鉄人の補習くらい恐ろしい声を上げた。
とそのとき怪物に変化がおこった。突然怪物の体が赤くなったのだ。
「体温上昇確認。脱皮します!!」
男がそういった瞬間、怪物は緑のさなぎのような体からクモのような怪物に変身した。
『後1分で到着する。クロックアップされる前に持たせろ。』
「了解」
通信機越しに聞こえた指示を聞いた瞬間男たちは再び攻撃を開始した。しかしさっきの緑の状態とは違いまるで効いていなかった。怪物は平気で銃弾を受けつつ蟻軍団をちぎっては投げ、ちぎっては投げを繰り返し平気で前進していた。
「もうだめかも・・・。」
あまりにも歯が立たない状況。僕はそう口走った瞬間。
「少年、受け取れ!!」
突然後ろから声が聞こえ振り向くと突然僕に向かって何かが投げられてきた。
「うわっ」
僕はあわててそれをキャッチし投げ込まれたものを見る。それは・・・
「ベルト・・・?」
あまりのことに僕はますます頭を抱える。とその瞬間
「それを腰につけろ!」
ベルトを投げた人物は僕に向かってそういった。ってあれこの人の声あの通信機から聞こえた声だよね?
「早くしろ!!」
「はいっ!!」
鉄人にも劣らない怒声みたいな声を聴いた瞬間僕はあわててベルトを腰につける。とその瞬間
赤いカブト虫が僕の近くに来て僕の手の上に止まった。
「やはり、この少年がカブトゼクターに選ばれし者・・・」
男の人がそうつぶやいていたが、えーとこの後どうすればいいの?と思っていたらその雰囲気を察したのか
「それをベルトにセットしろ!!」
男の人がそういったので僕は赤いカブト虫をベルトにつけた。瞬間
<Henshin>
ベルトからそんな電子音声が聞こえた瞬間、僕の体が鎧のような蛹のような体になった。
「えっ!?何これ!?」
突然の変化に僕は体のあちこちをぺたぺた触っていたが
「少年!説明は後でする!まずはそいつを倒せ!」
男の人が僕に向かってそういったので僕は怪物の元へ向かった。でも確かにそうだよね。まずは現状簡単なほうから片付けないと。
「そりゃ!はっ!」
僕は怪物に向かってパンチやキックをしたりして怪物を攻撃した。うーん。FFF団との戦闘がこんなにも役に立つなんて。
「これも使え!」
男はそういってクナイのような銃のような武器を投げ、僕はキャッチする。そしてその武器を銃に変えて(意外と簡単だった)怪物を撃つ。
「グオオォォォォーー」
さっきのような咆哮をあげると怪物は突然消えた。
「倒したの?」
僕はそう思ってふーと一息をつけた瞬間
ドガッ!!
「うわっ!」
突然後ろから衝撃がきて僕は吹き飛ばされた
「クロックアップか!?」
男の人はそういっていたが、何!?その何とかアップって!?
「少年、角を反対にしろ!!」
男がそういったので僕は角を反対の向きにする。
<Cast Off>
そんな電子音声が聞こえた瞬間僕の鎧のような体は突然はじけとんだ。ちなみにはじけとんだ鎧の一部は蟻軍団にも当たった。ごめんなさい。
しかし変化はこれだけではなかった。突然カブト虫のような角が起立して顔面に収まり
<Change Beetle>
そんな電子音声が聞こえた瞬間僕はカブト虫のような姿になった。
「右の腰のスイッチを押せ!!」
男の人はすかさずそう指示したからいわれるままにする。
<Clock Up>
そんな電子音声が聞こえた瞬間僕の目の前がまるで時が止まったように感じた。そしてさっきの怪物が目の前に堂々と立っていた。
「グオォ!?」
まさかの事態に怪物は驚いて逃げようとしたが
「逃がさないよ!」
僕はそういって怪物を追う。異端者を捕まえるためにそしてFFF団から逃げるために鍛えた走力をなめるな!!
あっという間に怪物に追いついてさっきの武器で怪物を何度も切りつけた。
<Clock Over>
そんな電子音声が聞こえた瞬間再び時が戻ったように感じた
「グオオォォォーー!!」
怪物はそう咆哮し僕に向かって来た
「ベルトの上部のスイッチを右から順番に押した後角を一旦さっきの位置に戻し、また戻してその状態で蹴り込め!!」
男がそういったので僕は指示どうりにする。えーとまずはスイッチを
<one、two、three>
でその次は角をさっきの位置に戻してもう一回戻してと・・・
<Rider kick>
そんな電子音声が聞こえた瞬間僕の右足にとてつもない力があふれてきた。
「これでも喰らえ!!」
ドゴッ!
僕は力があふれてきている右足で怪物に回し蹴りをぶちかました。その瞬間怪物は吹っ飛び爆発した(ちなみに炎の色は緑だった)。いくら僕でも今ので怪物が死んだことはすぐにわかった
「はあ、はあ・・・」
さすがの僕もあまりのことで疲れた。絶対観察処分者の仕事をしてもここまで疲れることは絶対にない。そう確信する。
そしたら赤いカブト虫は役目を終えたのかベルトを離れ、その瞬間僕は元の姿に戻ったけど、あれっ?なんかね・・・む・・・・・・・・い。
どさっ
・・・田所サイド
「田所さん、カブトになった少年が倒れました!」
一人の隊員が私に向かってそう言った。無理もない。突然現実離れしたことが連続して起こってひとまずは区切りはついたのだから。
「A班はその少年を本部に連れて行け。B班は被害確認。あとは残りのゼクターの行方を追え!!」
『はっ!』
そういって私は車に戻り、その後、例の少年を私と同じ車に乗せてから私は本部へと戻った
次回をお楽しみに