GOD SPEED BAKA   作:アクアマン

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第31話

明久サイド

 

海からの連続してのカオス、そして突然の戦いのせいで僕は全然海を楽しんでいなかった。(ちなみにさっきの戦いのことはZECTに連絡済。すぐに現地に岬さんを含んだZECTメンバーが来るらしい)そして全く楽しんでいない海水浴が終わり僕たちはペンションに戻っていた。

 

「はぁ・・・」

 

近くの町で開かれている祭りに行くため女性陣が準備するなか僕はリビングで雄二たちと一緒に待っている中僕は大きなため息をついた。

 

「明久、ため息なんかつくな」

 

僕のため息を聞き雄二が注意する

 

「雄二よ、そう言うな。今この辺にワームが居るからのう」

 

注意する雄二を秀吉がフォローする。そうだ間宮麗奈はともかくまだ成虫態のワームがこの辺りに居るはずだ。そいつがお祭り中に現れるかもしれないと思うと少し不安になるのだ

 

「確かにそいつも重要だがもうZECTには連絡済なんだろ?岬先生がこのあたり一帯を警備員に扮したZECTで警備するといっていたから大丈夫だろ。見つけたら俺たちのケータイにかかってくるし。」

 

確かにそうだ。僕たちの誰かがトイレかなんかで抜け出してこっそり倒せば問題ないからね

 

「……俺が仕留める」

 

そう思っているとムッツリーニが立候補した。さすがムッツリーニ。やはり君は頼りになる

 

「……俺は明久が起こしたラッキーチャンス(姫路の胸があらわになったこと)を知らず寝ていた。こんな一生に二度とないチャンスを逃した憂さ晴らしそのワームで晴らしてやる」

 

前言撤回。そういう理由で戦うのかよ。そしてあの時君が起きてても意味なかったと思うよ。絶対にシャッター押す前に昏倒してるよ。ていうか思い出させないで

 

「秀吉。ムッツリーニをよく見といて・・・」

 

「わかったのじゃ・・・。工藤にも伝えておく・・・」

 

動機が分かった今こいつを戦わせるわけにはいかない。下手すると余計厄介なことになる。そう思って僕は秀吉に監視を頼んだらそう答えた。そういえば工藤さんの役職は「ドレイクの補佐」だったな

 

とまあそんなやり取りをしていると

 

『お待たせー』

 

華やかな声が上がり、それと同時にリビングのドアが開かれて姫路さんたちが現れた

 

「皆、随分と時間がかかってたんだね・・・おおっ!」

 

「お、凄いな。そんなもんを用意していたのか」

 

「……時間がかかるのも納得」

 

「なるほど、浴衣じゃったか。全員よく似合っておるではないか」

 

ドアから姿を覗かせた女性陣は、青や紫、ピンクに白と色とりどりの浴衣を着ていた。しかも色だけではなく柄もそれぞれ違っていて余計似合う。まるでファッションモデルだ

 

「へぇ〜。綺麗だね〜。髪形も変えてるから、グッと色っぽくなってるよ」

 

「そ、そうですか?」

 

僕がそう言うと顔を赤くしながら姫路さんが袖を広げてくるっと回った。

 

「まさか私も着る事になるとは思いませんでした」

 

姫路さんの隣にいた姉さんがそんなことを言った。当たり前だ。姉さんの浴衣はなかったはずだ。そう思っていたら姫路さんが

 

「皆で着ようって前からこっそり相談してたんですよ。玲さんの分は翔子ちゃんが用意してくれたんです」

 

「…着ていないのがあったから」

 

なるほど2人とも身長はあまり変わらないからちょうどよかったのか

 

「…それより雄二。私の浴衣、どう?」

 

そして霧島さんが自分の浴衣姿の感想を雄二に言った。

 

「ん? ああ、そうだな・・・。まぁ似合ってるんじゃないか?」  

 

雄二は少し迷ったような素振りを見せたが、とりあえずといった感じで形だけ褒めたけどそれはあんまりじゃないのかな?

 

「…じゃあ、私と結婚したい?」

 

「全然」 「…じゃあ、私と婚約を結びたい?」

 

「微塵も」

 

「…じゃあ、雄二・・・」

 

「まっぴらだ」

 

まだ何も言っていないよ雄二・・・

 

「…生きて、いたい・・・?」

 

「おおっ! 翔子は本当に可愛いな!見間違えたぜっ!」

 

「…雄二は素直じゃない」

 

「お前な・・・。一応言っとくと、今のは『脅迫』って言う んだぞ・・・」

 

「…恋愛では手段を選んじゃいけないって、お義母さんが言ってた」

 

「お袋ーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」

 

今の会話を聞き雄二が魂の底から声を上げた。て言うか煩い。周りのことを考えて

 

「さて。それじゃあお祭りに行きましょうか」  

 

そんな僕たちの様子を見ていた姉さんがぱんぱん、と手を叩いて僕達を促した。

 

「そうね、おなかすいちゃったもん」

 

「……たこ焼き、焼きそば、お好み焼き」

 

それを聞いたみんなも張りきった

 

「ところで明久君」

 

皆が張り切っている中突然姫路さんが声をかけた

 

「なに、姫路さん?」

 

僕も気になり声を返す。

 

「さっきのスイカ割りの時、私の胸を見た罰を忘れていました」

 

「あれはもう解決したはずじゃ・・・!?」

 

そうだよ。スイカ抜きとお昼の買い出しで済んだはずじゃ・・・!?

 

「あれはみんなで決めた罰です。私個人の罰がすんでません」

 

そう来たか!!

 

「では言いますね」

 

頼むからおごり関係で!!神様!!

 

「お祭りの間私の手を握ってください♪」

 

「へっ!?」

 

間抜けな声を上げる僕

 

「だからお祭りの間私の手を握って回ってください」

 

「それが罰?」

 

「はい」

 

よかった。これまでで一番いい罰だ。

 

「…雄二私たちも」

 

「俺はあの時姫路の胸はってぐあああああああああああああ!!翔子それは腕を組むとは言わねーーーー!!」

 

遠くからいつものやり取りが聞こえるが無視しよう。こうしてお祭りが始まるのであったけどお祭り中にワームが襲ってくるのは勘弁してよ・・・




諸事情により今回はここで区切ります。次回もお楽しみに。感想もお待ちしています
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