GOD SPEED BAKA   作:アクアマン

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第36話

雄二サイド

 

「ライダースティング!」

 

<Rider Sting>

 

俺はライダースティングで最後の1体のワームにとどめを刺した。そしてワームはそのまま爆発した。横を見るとムッツリーニと秀吉も各々の必殺技でワームを倒したところだった。そして俺たちは変身を解いた

 

「みんな大丈夫か?」

 

いの一番に秀吉が翔子たちに声をかけた

 

「ウチたちは大丈夫だけど・・・」

 

「…瑞希と吉井が」

 

「二人とも無事であればいいんだけど・・・」

 

戦いの中だったからよく見ていなかったがガタックのベルトを守るために逃げた姫路、それを追いかけたウカワーム、そして姫路たちを守るためにここを俺たちに任し追いかけた明久の姿は見た。しかし間宮と名乗るおばさんに・・・

 

『誰がおばさんだ!!』

 

どっかからそんな声が来たが話を戻しそいつに擬態したワームはゲームで言う幹部クラスの実力だ。あいつ一人で大丈夫なのか・・・?心配になった俺はザビーゼクターを呼び寄せ・・・

 

「明久たちを探してくれ!」

 

そう指示した。そうしたらムッツリーニたちもそれぞれのゼクターを呼び寄せ・・・

 

「……お前も頼む」

 

「おぬしにもな」

 

それぞれに捜索するよう指示を出した瞬間3つのゼクターは2人を探しに散った。

 

「俺たちも明久たちを探すぞ!!」

 

「……わかった」

 

「岬教諭はこのことを本部に・・・」

 

「もう連絡済よ」

 

「ウチたちも探すわ」

 

「…雄二私も」

 

「ボクも行くよ!!」

 

「わかった。だが無理はするな。いいな?」

 

『はい!!』

 

そして俺たちも明久たちを探しに行った

 

 

姫路サイド

 

うん・・・。体が冷たい。どうしたの、私・・・。確かあの時崖から落ちそうになった明久君を助けようとして一緒に落ちて川の中へ・・・

 

「はっ!!」

 

私はそこまで思い出すと目を覚ましました。そこは先程の場所から若干離れていた岸部でした。

 

「いったい何で・・・?」

 

私は気になってあたりを見まわしたら

 

「明久君!!」

 

近くに体中傷だらけで倒れている明久君を見つけ私は走り明久君のもとへ行きました

 

「明久君、しっかりしてください!!明久君」

 

私は明久君のゆすりながら声をかけました。そうしたら

 

「姫路さ・・・ん?」

 

ゆっくりですが明久君が目を覚ましました

 

「明久君、大丈夫ですか!?」

 

まだ生きていたことに安心した私は声をかけました

 

「姫路さんこそ・・・大丈夫?」

 

明久君は自分より私のほうが心配だと思ってそう返しました。私は

 

「私は大丈夫です!!」

 

「よかった・・・。姫路さんにダメージがいかないようプットオンした後僕がクッションとなって守ったからよかった・・・」

 

あの一瞬、そんなことをして私を守ったのですか・・・。

 

「おかげで落ちたダメージは最小限にすんだけどウカワームの攻撃のダメージが大きすぎて・・・痛っ!!」

 

明久君は立とうとしましたがダメージが大きすぎて立てません。

 

「明久君。私の肩に」

 

私は肩を貸して明久君を立たせました。

 

「ありがとう、姫路さん。あとガタックのベルトは・・・?」

 

「大丈夫です。ちゃんとここに。」

 

そう言って私はガタックのベルトが入っている鞄を見せました

 

「それじゃあ・・・早くみんなところへ・・・」

 

そして私たちは歩き出そうとしたその時・・・

 

「逃がすか・・・」

 

『!?』

 

突然声が聞こえ振り向くとウカワームが現れました。

 

「カブトが動けない今なら・・・。お前たち!!」

 

ウカワームがそう言うと後ろの茂みから10体のサナギ態が現れました

 

「その状態では満足に逃げることができない。まずは貴様とベルトごとカブトを葬り、次にザビーを思いつく限りの苦痛をあたえ殺す!!」

 

坂本君、このワームに何かしたのですか・・・?

 

「姫路さん・・・。離して・・・。戦わなきゃ・・・。」

 

そう言って無理やり手をほどいた明久君はふらふらしながら私の前に立ちました

 

「無茶です!!明久君!!やめてください!!」

 

私は必死で明久君を止めましたが・・・

 

「でも戦わなきゃいけないんだ。僕の命はどうなってもいい・・・。姫路さんだけでも・・・守らないと・・・。」

 

いうことを聞かず変身しようとしました。そんな姿を見て私はとうとう我慢が出来ず明久君のもとへ行き彼の顔を私のほうへ向けて・・・

 

 

パァンッ!!

 

 

彼の頬を叩きました

 

「ひ、姫路さん・・・?」

 

明久君は突然のことで固まりました。

 

「明久君はいつもそうです。私を守るために自分のことは気にせずに守ろうとする。でももう、いやなんです・・・。私は明久君のことが大好きなんです・・・。だから好きな人の命を犠牲にしてまで守ってもらうのは嫌なんです」

 

私は目に涙を流しながら告白に近い言葉を言いました

 

「ふん。麗しき友情だとこ。いいだろう。あの世で仲良く傷をなめろ!!」

 

ウカワームはそんな私たちの様子をお構いなしに仲間たちと一緒に襲いました

 

「今度は私が明久君を助けます!」

 

そういいながら私は明久君の前に立ち両手を大きく広げました

 

「貴様ごときが我らにかなうかーー!!死ねーーー!!!」

 

そう言いながらウカワームが私たちにとどめを刺そうと向かったその時・・・

 

 

 

何かがウカワームの横を攻撃するように横ぎりました

 

 

 

「がぁ!!」

 

ウカワームも今のは不意打ちに等しい攻撃に対応できず倒れ、仲間のワームも警戒したのか足が止まりました

 

「一体、何が・・・」

 

ウカワームも起き上がりながら自身を攻撃したものの正体を見ました。対して私たちはウカワームを攻撃したものの正体を見て驚きを隠せませんでした。それは・・・

 

「青い・・・」

 

「クワガタムシ・・・」

 

そう全身が青で強調されたクワガタムシでした。もしかしてこれは・・・

 

「ガタックゼクター・・・?」

 

これが私たちの前に現れたということは・・・

 

「私が・・・あなたの・・・」

 

私がそう言うとガタックゼクターは「そうだよ」と言っているようにうなずきました

 

「ありがとう・・・ございます・・・」

 

私は泣きながらガタックゼクターにお礼を言いました。とその時

 

「ちぃ、お前たち何をしている!?早くやれ!!」

 

ウカワームが再び攻撃するように仲間に指示を出しました。それを見た私は涙をぬぐい・・・

 

「明久君はじっとしてください・・・。ここは私があなたを守ります!!」

 

そう言って私は鞄からガタックのベルトをだし腰につけ、そしてガタックゼクターを手にし・・・

 

「変身!!」

 

<Henshin>

 

明久君たちのゼクターとは異なり若干エコーがかかった電子音声が聞こえ私はガタック・マスクドフォームに変身しました。

 

「はあっ!!」

 

変身した私はあの日田所さんから聞いた武器ガタックバルカンをサナギ態に向け撃ちました

 

「ぐおおおおおおおおーーーーー!!!」

 

ガタックバルカンから放たれた弾丸が当たるたびにサナギ態のワームは次々と爆発し最初の半分の数になりました

 

「き、聞いていた以上の戦闘力です・・・」

 

もともと私は運動が得意ではないのに多数のワームをしかもマスクドフォームの状態で一瞬にして倒すほどのパワー。これがZECT最強と言われるライダー・・・

 

「ちぃ!!接近戦に持ち込め!!奴は格闘術が得意な体ではない!!接近して長期戦に持ち込め!!」

 

ウカワームが指示をするとサナギ態たちは私を囲むように接近しました。でも・・・

 

「私は明久君を守るんです!!」

 

そういうとガタックゼクターの角を持ちながら

 

「キャストオフ!!」

 

そう叫んで頭部のゼクターホーンを倒しました。

 

<Cast Off>

 

そんな電子音声が聞こえた瞬間マスクドフォームの鎧ははじけ飛び一斉にワームに当たりました。そしてマスクドフォーム時には頭部左右に倒れていた角が起立して・・・

 

<Change Stag Beetle>

 

それが聞こえた瞬間私はガタック・ライダーフォームへと姿を変えました。そしてサナギ態のワームが起き上がる前に・・・

 

「クロックアップ!!」

 

<Clock Up>

 

クロックアップしてライダーフォームになったことでガタックバルカンに変わり両肩に装備された武器ガタックダブルカリバーを手にしワームを斬りました。

 

<Clock Over>

 

そしてクロックアップが解除されたと同時にサナギ態のワームはすべて爆発しました。そして私は残ったウカワームを見て

 

「さあ、終わりの時間です!」

 

そう宣言しました。

 

「貴様!!!」

 

それを聞いたウカワームは逆上し私に襲い掛かりました。同時に私は明久君のカブトのようにガタックゼクターの後部にあるスイッチ3回押しました

 

<one、two、three>

 

そんな電子音声が聞こえた後ゼクターホーンを一旦マスクドフォーム時の位置に戻して再び倒た瞬間・・・

 

<Rider kick>

 

そんな電子音声が聞こえた瞬間右足から力があふれてきました

 

「貴様ごときに私の装甲が砕けるか!!」

 

そう言いながらウカワームが向かうと同時に私はウカワームに向かい回し蹴りをしました

 

「こんなもの!!」

 

同時にウカワームは左腕を盾に変え私の蹴りをガードしました。

 

「言っただろう。貴様ごときにこの装甲は敗れぬと!!」

 

ウカワームは勝ち誇った顔をしましたが

 

「私は・・・負けません!!」

 

私はそういうと右足に力を込めました。とたん・・・

 

ピシッ

 

何かがひび割れるような音がすると同時にウカワームの盾が徐々にひび割れてきました

 

「そんな、私の装甲が・・・」

 

ウカワームの自慢の装甲が砕かれると思わなかったので驚きを隠せませんでした。そのせいか一瞬だけど相手の力が落ちた感じがしました。その一瞬を狙い・・・

 

「はぁ!!」

 

私はすべての力を右足に集中しありったけの力で蹴り上げました。そして・・・

 

バリィィィィン!!

 

ウカワームの盾が粉々に砕けライダーキックはウカワームの左腕に直撃しました

 

「がぁぁぁぁぁ!!」

 

ウカワームも反動で吹っ飛び倒れました。しかし致命傷にはならなかったのかすぐに起き上りましたが

 

「くそ、左腕が・・・。これではもう使い物にならん・・・」

 

直撃した左腕のほうはまるで死んだかのようにだらんとしていました。

 

「貴様、この借りは必ず・・・!!」

 

そういうとウカワームは茂みの奥深くへと消えていきました。同時に役目を終えたガタックゼクターはベルトから離れ私の変身が解けました

 

「姫路さん・・・」

 

変身が解けたと同時に明久君が声をかけてくれました

 

「大丈夫ですか、明久君!?」

 

「僕は大丈夫、それより姫路さんは・・・?」

 

「大丈夫ですよ。それじゃあ、みんなの所へ・・・」

 

私はそう言いながら明久君の肩を持ち歩き出そうとしたら

 

「おーい。明久ー。姫路ー。」

 

「どこじゃーー」

 

近くからみんなの声が聞こえてきたので・・・

 

「みんなこっちです!!」

 

私は大声でみんなを呼びました。その後重症だった明久君は岬先生が手配した救急車によって病院に運ばれて行きました。




その後の彼らは次回で
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