GOD SPEED BAKA   作:アクアマン

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あの人がゲスト登場します(今回名前は出しませんが)


第41話

明久サイド

 

あの夏休みから数日僕たちは夏休み明けの学校へ登校したが、乃木怜治という男に擬態したワームが出した殺気のみの実力の差にまだ暗い気分だった

 

「吉井」

 

いくらベルトがあるからってあんな力を持ったワームを相手に勝てるわけだない

 

「吉井」

 

怖い。戦いが怖い。もう、勝てないよ。僕はどうしたら・・・

 

ゴンッ!!

 

「いてぇ!!」

 

突然僕の脳天に衝撃が走り、その激痛に僕はもだえる

 

「何度も呼んでいるのに無視とはいい度胸だな・・・」

 

背後を見るとこぶしを握った鉄人が立っていた。その顔からは恐ろしい形相をしているのは一目瞭然だった。

 

「たく・・・。坂本も土屋も木下も姫路も島田も吉井みたいにボーとなってお前らまだ夏休み気分が抜けないのか!!そんな奴らは放課後ぎりぎりまで俺の補習を・・・」

 

鉄人が昔の僕らだったら確実に恐怖する発言を言おうとしたその時・・・

 

「西村先生、彼らの事私に一任してもよろしいですか?」

 

岬さんが助けるように鉄人に言った

 

「むう・・・。岬先生がそう言うなら仕方がない・・・。」

 

「というわけで吉井君たちは放課後、指導室に来なさい」

 

岬先生の一言でこの日のHRは終わった

 

 

そして放課後、指導室

 

そこにはいつものFクラスメンバーに加え霧島さんと工藤さんが加わったZECTメンバーと岬さんがいた。

 

「あなたたち、あの乃木のことで落ち込んでいるのは分かるけど気持ちを切り替えなさい。そんなんじゃ乃木よりはるか格下のワームいやサナギ態にだって勝てないわよ」

 

「そんなことを言っても・・・」

 

「たとえ倒してもいずれ奴と戦うわけだから・・・」

 

「……奴との戦いは避けられない・・・」

 

「あんな怪物相手に・・・」

 

「どうやって戦えばいいのでしょう・・・」

 

僕を含むゼクターに選ばれしみんなもお葬式気分だ

 

「いつまでも暗い気分をしない!!そういう強敵も現れるというのも予想の範疇!!そのために私たちZECTがいるのよ!!気持ちを切り替えなさい!!!」

 

岬さんの一括に僕らはびくっとした後、再び下を見た

 

「これ以上は何を言っても無理そうね・・・。しょうがない・・・。あなたたち!!」

 

『はい・・・』

 

「しばらく謹慎を言い渡します。そのため変身ツールは没収します。出しなさい!!」

 

岬さんからの急な一言僕たちは反論しようとしたが・・・

 

「今のあなたたちが戦っても足手まといは確実。しばらく頭を冷やしなさい!!」

 

岬さんの迫力で僕たちは逆らえず僕たちは変身ツールを机の上に置いた後解散となった

 

 

岬サイド

 

吉井君たちが部屋から出たあと私は机の上に置かれた変身ツールを見ながら考えた

 

「彼らの落ち込みは分からないでもない・・・。その乃木というやつに対抗するためには一刻も早くZECTの切り札である「あれ」を完成させなければいけないのに・・・。今の彼らじゃ使いこなせない。そして「あれ」だけじゃ不十分・・・。カブト製作にあたって試作用に作られた4つの「あれら」も実戦用に改造しなければ・・・。でもいずれにしても今の彼らも何とかしなければ・・・。何かきっかけがあればいいのに・・・」

 

誰もいない部屋の中でツールを見ながら私はそう考えた

 

 

明久サイド

 

帰り道で僕たち8人は帰路についていた

 

「どうするんだ、ツールは没収されちまったし・・・」

 

「……岬先生も今までにない怒りよう」

 

「じゃが、今のワシらじゃどうしようもない・・・」

 

「私たちこれからどうすればいいのでしょう・・・?」

 

そんなお葬式気分で帰路についていたら・・・

 

ゴン

 

「いたっ!?」

 

突然背後から痛みが来て僕は叫ぶ

 

「いったい何が・・・」

 

そう言いながら後ろを見たらそこにはカブトゼクターがいた

 

「何なの、急に・・・。ベルトは没収されてるから変身できないのに・・・」

 

僕はそう言おうとしたがカブトゼクターは「ついて来い」と言わんばかりの行動をしながら僕の頭をつついた

 

「痛い、痛い。わかった、行く、行くからやめて!!」

 

あまりの痛さに僕は結局折れる。しかもカブトゼクターは「お前らも来い」と言わんばかりに雄二たちに促した

 

「なんなんだよ、いったい・・・」

 

「……明久、自分のゼクターの面倒ぐらいちゃんと見ろ・・・」

 

「全くじゃ・・・」

 

みんなが各々愚痴を言いながら僕たちはカブトゼクターに案内された場所へやってきた。そこはさっきの場所からさほど離れていない路地だった。その近くには屋台のラーメン屋もありそこからくる匂いはとても気持ち良かった

 

「たく、こんなところに一体何の用だよ・・・」

 

「もしかしてワームかもしれませんよね・・・?」

 

そう思いながら僕たちは再び暗い気分となった。すっかりワームに対し恐怖を抱いただけなく、謹慎を言い渡されたのだから無理もない・・・。とそんな気分で落ち込んでいたら・・・

 

「そこのお前たち、俺の店の前でそんな暗い気分を出すな。せっかくのラーメンがまずくなる」

 

暗い気分で沈んでいた僕らの前に屋台にいた20代くらいの男の人が声をかけた

 

「すいません。すぐに立ち去ります・・・。」

 

そう謝罪した後僕たちは帰ろうとしたが・・・

 

「待て。」

 

男の人が僕たちを呼び止めると・・・

 

「せっかくだ。食え」

 

そう言って男の人はラーメンを8つ僕らの前に差し出した

 

「でも・・・」

 

今はラーメンを食べる気分でもない・・・。そのまま帰ろうとしたが・・・

 

「おばあちゃんは言っていた・・・。食事の時間には天使が舞い降りる。そういう神聖な時間だと。そんな暗い気分だと天使が逃げる。」

 

そう言って男の人は僕らを椅子に座らせラーメンを勧めたので僕らは食べた

 

「おいしいです!!」

 

「ほんと!!」

 

「アキに負けないぐらいよ!!」

 

「…すごい」

 

「……見事」

 

「まったくじゃ」

 

「ほんとにうまい!!」

 

「ほんとに天使が舞い降りるぐらいのおいしさだよ!!」

 

男の人が作ったラーメンを食べた僕らはそんな感想を送った

 

「さてお前ら、俺の店の前でなんで天使も逃げ出すほどの空気を作っていたんだ?」

 

今までに食べたことのないおいしさのラーメンを食べ暗い気分が消えた僕らの前に男の人がそう言ってきた

 

「実はこの間少し絶望することがあって・・・」

 

「これからどうしようかと思ったんだ・・・」

 

「……あんなことがあったのは初めて」

 

「おまけにそんな様子を見た先生にこっぴどく怒られての・・・」

 

「お先真っ暗という感じだったのです」

 

「気持ちはわからないでもないけどね・・・」

 

「…あれは仕方がない」

 

「ほんと・・・」

 

赤の他人である男の人に詳しいことは話せないので大まかなことだけ話すと

 

「なるほどな・・・。しかし俺が知ったことではないがな・・・」

 

自分から聞いてきたくせにどういう態度なの!!

 

「お前たち。そのことを誰かに言ってもそれは他人が解決するべきではない。これはお前たち自身の問題だ」

 

「でも、あれは・・・」

 

僕が続けざまにしゃべろうとしたその時男の人は僕の口に指をあて黙るようにするとその指を天に向けて・・・

 

「おばあちゃんは言っていた・・・。人が歩むのは人の道。その道を拓くのは天の道・・・。お前たちは強い。たとえどんな強敵が現れようとお前たちなら必ずなんとかなれるはずだ。自分に自信を持て・・・。」

 

そういって僕らを見る男の人の目はまるで僕たちのことを知っているような目だった

 

「あなたはいったい・・・」

 

僕は男の人の正体が気になったので聞こうとしたらその男の人の後ろからカブトゼクターが「こっちに来て」と言わんばかりのアピールをした。

 

「ごめんなさい!!話はまたあとで!!」

 

そう言って僕たちはラーメン代を払うとすぐにカブトゼクターのもとへ向かった

 

 

ナレーションサイド

 

明久たちが行った後男は彼らの後姿を見てこういった

 

「やれやれ・・・。あいつに無理やり連れて来られたと思ったらこういうためだったとはな・・・。あいつも人使いが荒い・・・。せっかく上等な豆腐が手に入ったのに・・・。まあいい。ここからは彼らの物語だ・・・。俺が出る幕ではない・・・。」

 

そう言って男は屋台を引きながら・・・

 

「また会おう。この世界のカブト・・・。」

 

そう言って男は突然緑色の閃光とともに消えたのであった・・・

 

明久サイド

 

カブトゼクターに案内され今度は廃ビルへと案内された・・・

 

「こんどはなんだよ・・・」

 

雄二がそう愚痴った瞬間

 

シャーーーーーー

 

突然前から変な奇声が聞こえ、そこには5体のサナギ態のワームが現れた。

 

「ワーム!?」

 

「くそ、変身ツールがないのに!!」

 

「……ここはいったん退くか?」

 

「しかし・・・」

 

変身ツールもない僕たちにとってはさすがにつらい状況。でも僕は・・・

 

「僕は逃げない・・・」

 

『明久(君)!?』

 

僕の言った一言にみんなは驚く

 

「僕たちはバカだったよ・・・。いつまでもくよくよしても結果は変わらない。あのラーメンの人が言った通りこれは僕たちのことなんだ・・・。だから過去を振り切って現在を目指す。そうすればきっと明日は見える!!」

 

そう言って僕は足元に落ちていた鉄パイプを拾ってワームのもとへ向かった

 

「たく、あのバカが。だが明久の言うとおりだ。いつまでもくよくよしてられねえ。俺もいっちょ行くか!!」

 

「……俺も行く」

 

「わしもじゃ!!」

 

「わ、私もお手伝いします!!」

 

「うちも!!」

 

「…私も行く」

 

「じゃあ、僕も!!」

 

そう言ってみんなは武器(鉄パイプ、スタンガン等)をもってワームに突撃した。でもさすがに生身なので数分後・・・

 

「全然、効いておらんのう・・・」

 

「……さすがワーム」

 

「感心している場合じゃないです・・・」

 

「けどあきらねえだろ、明久?」

 

「うん。僕たちは逃げるわけにはいかないからね!!」

 

そういうと僕は再びワームに向かって突撃をした。ワームはもう飽きたのかこの一撃で終わりにしようと腕を大きく振り上げたその時!!

 

 

ドカカカカカカカ!!

 

 

そんな轟音とともにワームに火花が散った。何が起こったのか後ろを見たら多数のゼクトルーパーを率いた岬さんがそこにいた

 

「まったく謹慎を言い渡したのに生身でワームに立ち向かうなんてあなたたちバカね・・・」

 

岬さんもあきれ顔だ・・・

 

「でもそのバカさと顔を見たらもう心配いらなさそうね。この間に何が起こったのか後でじっくり聞かせてもらうからさっさとやりなさい」

 

岬さんは笑いながら没収された変身ツールを鞄からだし僕らに投げ渡した

 

「ありがとう岬先生!!」

 

「それじゃあ、いくか?」

 

「……応」

 

「姫路も無理せんようにの」

 

「私は大丈夫です!!」

 

そして各々のゼクターを呼び寄せ手に収めると・・・

 

「皆行くよ!!変身!!」

 

『変身!!』

 

<<<<<Henshin>>>>>

 

マスクドフォームに変身。そしてすぐに・・・

 

『キャストオフ!!』

 

<<<<<Cast Off>>>>>

 

<Change Beetle>

 

<Change Wasp>

 

<Change Dragonfly>

 

<Change Scorpion>

 

<Change Stag Beetle>

 

各々のライダーフォームに変身した

 

「さあ、ここからは荒れるよ!!止めてみれば!!」

 

僕の一言で戦いは再開した。

 

「はあ!!」

 

「おりゃあ!!」

 

「……ふん」

 

「やあ!!」

 

「やあ!!」

 

皆が各々の特性を生かし戦いを有利に進めた。そしてとうとう・・・

 

「さあ、派手に行くよ!!」

 

<one、two、three>

 

「ライダーキック!!」

 

<Rider kick>

 

僕はカブトの必殺技であるライダーキックをワームに向かって放ち・・・

 

「ライダースティング!!」

 

<Rider Sting>

 

雄二はワームにボディブローをかまし・・・

 

「……ライダーシューティング!!」

 

<Rider Shooting>

 

ムッツリーニは強力な光球を放ち・・・

 

「ライダースラッシュ!!」

 

<Rider Slash>

 

秀吉は斬りつけ・・・

 

「ライダーカッティング!!」

 

<Rider Cutting>

 

姫路さんはガタックダブルカリバーを鋏のようにして重ねることで発動するガタックのもう一つの必殺技ライダーカッティングを発動させてワームを挟み込んだ。

 

皆の必殺技を受けたワームはそのまま爆散した。そして役目を終えたゼクターは離れ僕たちは変身を解いた

 

「さあ、それじゃあ事情を話してもらいましょうか」

 

そういいながら岬さんが怒り半分嬉しさ半分といった様子で僕らに聞いてきた

 

「実は・・・」

 

そして僕らはあの屋台のラーメン屋の男の人を話すのであった

 

その後僕はこの場を雄二たちに任せその男の人と話をするため屋台があった場所へ行ったけど屋台はもう影も形もなくなっていた

 

「はあ・・・。結局名前聞きそびれちゃったな・・・。でもまた会えるかな・・」

 

だんだん薄暗くなる空を見上げながら僕はそうつぶやいた。そうだねきっと会えるよね!!

 

 

余談だが家に帰った瞬間遅くに帰ってきたため姉さんからこっぴどく怒らてしまった僕であった。ちゃんちゃん




あの人はまた出ますよ~。
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