ナレーションサイド
薄暗い部屋ここに2人の人物がいた。一人は2年Aクラスの担任でもあり学年主任でもある高橋洋子。そしててもう一人は文月学園の学園長である藤堂カヲル。そうそこは学園長室である。
「高橋先生?適任者はいたかい?」
ババァ長はそう言った
「ナレーションにまであたしをババァと呼ぶんじゃないよ!!」
メタ発言やめろ
「なにを言っているんですか、学園長?」
「いや、別に・・・。ところで高橋先生、適任者は・・・?」
「はい、学園長。成績優秀で社交的である理由からAクラスの木下優子さんはいかがでしょう?」
「ほう・・・」
「双子の弟の木下秀吉君はオペラをこなすほどの実力者ですので姉の優子さんも十分に期待できます」
「それはいい。なんでもこなすというのは学園長として鼻が高いってもんさね」
「では決まりですね。さっそく呼んでまいります」
「ああ、頼むよ高橋先生」
秀吉サイド
「ただいまなのじゃ」
ワシがそう言いながらリビングの扉を開けたら姉上がどんよりしてソファーの上で体育座りをしておった。しかもそばには姉上の好きなBLの小説があるのに全く手を付けていない。
「どうしたのじゃ、姉上?そんなにどんよりとして・・・。」
わしはそう聞くと・・・
「はぁ・・・。どうしてあんたにできることが私にできないのかしら・・・」
「どういうことじゃ?」
「今日、高橋先生に頼まれたのよ。ぜひ文月学園のプロモーションビデオに出て校歌をうたってほしいって・・・」
「な、なんじゃとーーー!!!」
あの姉上が・・・。姉上は筋金入りの音痴でカラオケではうたわず手を合わせるだけなのに・・・
「でも、断ればよかったのでは・・・」
わしはそう言ったが・・・
「いやよ!!せっかく何でもできる優等生を演じてきたのにここで断ったら「私は音痴だから無理です」と言っているようなものよ!!」
「姉上の見栄っ張りは筋金入りじゃのう・・・」
「木下家の性分でしょ。あんたは舞台で演じる。私は日常生活で優等生を演じるってね」
「ふむう、そう考えるとわしらは似ておるのかもしれんなあ・・・」
「当たり前でしょ。だってあんたと私は双子の・・・」
そういうと姉上は何か考えるとわしの顔を見て・・・
「あんた、物まねとか得意よね・・・」
「できれば演技と言ってほしいのじゃが・・・ってまさか・・・!!」
自分のプライドを守るために・・・
「秀吉~。お姉ちゃんどうしてもお願いしたいことがあるんだけど~♪」
そういって姉上はこぶしを握り締めてわしに近づいた
「断るのじゃ!!」
わしはそう言うと姉上はさらに顔は笑顔、うちには殺気を出しながら
「どうして?お姉ちゃんのピンチなのに~」
「姉上のことだから姉上が片づけるのじゃ!!」
「ひど~い。それじゃあ、実力行使で!!」
そう言って姉上はわしに関節技をかけようとしたが・・・
「甘いわ!!」
わしは姉上の動きを見切ると関節技をかけようとした手をがっちり押さえた
「秀吉・・・。あんたいつの間に私の動きを見切ったの・・・」
「いろいろあってのう・・・」
今までのワシなら決められていただろう。だが今はZECTの訓練の成果、そして度重なるワームの死闘。あれと比べれば今の姉上の動きなどたやすく見切れるのじゃ!!
「お姉ちゃんのピンチなのに逆らう気・・・」
「あたりまえじゃ・・・」
わしはそう言うが断る理由はちゃんとある。もし入れ替わりをしている最中ワームもしくは常夏コンビが現れたら明久たちは入れ替わっていることも知らないで変身するじゃろう。それに加えもしこのことに姉上が動揺しているときに「早くサソードに変身しないと!!」って言われたらわしが危険なことに巻き込まれていることを知ってしまう!!おまけに外見は入れ替えても荷物まで入れ替えると入れ替わりがばれる恐れがある。つまり荷物はそのままということじゃ。つまりサソードヤイバーは置いたままにしておかなくちゃならない。もし姉上に見られたらそれこそ大変じゃ!!
「いいから、あんたも一肌脱ぎなさい・・・」
「断るのじゃ・・・」
互いに一歩も譲れぬまま1時間が経過しついに姉上が・・・
「じゃんけんで決めましょ。あたしが勝ったら入れ替わり。あんたが勝ったら体調的な理由で別の人に変わってくださいって高橋先生に頼むから・・・」
といったのでじゃんけんしたら姉上が勝ってしまったので仕方なく入れ替わりをすることになったのじゃ。頼むからこの日だけは何も起こらぬことを祈るのじゃ・・・
今回の話は3話もしくは4話かかるかもしれません