GOD SPEED BAKA   作:アクアマン

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補習はなくともFFF団のシーンはのせます


第44話

優子サイド

 

入れ替わり当日の放課後、あたしと秀吉は体育倉庫にきて、互いの服を取り換えた

 

「姉上、何度も言うが教室に着いたらまっすぐ家に帰るのじゃぞ」

 

秀吉は口ずっぱく今朝からこのことを言ってくる

 

「わかっているわよ、うるさいわね!!あんたこそちゃんとしなさいよ。歌が始まるまでは誰とも会話しないこと、いいわね!!」

 

会話してしまうとあたしの時の性格が学校に知れ渡ってしまうからね・・・。その点は気を付けないと・・・

 

「わかっておるのじゃ」

 

秀吉もそう言っているが念には念を入れ・・・

 

「一応これつけときなさい。」

 

そう言ってあたしは秀吉にあるものを渡す

 

「なんなのじゃこれは?」

 

「盗聴器よ。あんたの知り合いにもらったの」

 

あんたの写真3枚と引き換えにね・・・。

 

「やれやれ、ムッツリーニか・・・。相変わらずじゃのう・・・」

 

こういう時土屋君は役に立つけどそういえば一つ疑問はあったのは気になったわね。なにしろ写真渡したとき彼、「今日は大漁」と言っていたけど3枚ほどで大漁ていうのかな?

 

「まあ、とりあえずワシは行くぞ。それと教室の後ろにもう使わない演劇の小道具が入った段ボールがあるから持って帰ってくれぬかのう?」

 

「はいはい、わかったわよって。秀吉スカートめくれてる!!そこも気をつけなさい!!」

 

「おお、済まぬのじゃ・・・」

 

そういって秀吉は行ったけどなんであたしがこんなことを・・・

 

 

 

「やれやれ、相変わらずみずほらしい教室ね・・・」

 

Aクラスとは大違いよ。そう思いながらあたしは教室に入ろうとしたその時

 

バリンッ!!

 

突然、横から何かが破れる音がしたのであたしは振り向くとそこには一人の男子が障子を突き破ってそのままあたしとは逆の方向へ走り出した。同時に・・・

 

『須川が逃げたぞ!!』

 

そう言いながら教室のドアが勢いおく開き中から黒ずくめの衣装をきた人たちが現れたけどあんたたちどこかの武闘派宗教団体なの!?

 

「くそ、やはりDクラスの玉野さんに迫ったという噂は本当だったのか・・・」

 

「今このときから須川は会長ではない、反逆者だ!!」

 

『須川を追えーーーーーーーーーーーーーーーー!!』

 

ドドドドドッ・・・・

 

そういって彼らはすさまじい速度で逃げた人(確か須川君だったけ?)を追いかけた。あんなに元気なら学園の行事で活躍できるのに・・・。あたしはそう思いながら教室を見たら

 

ガチンッ!!←鎖つき鉄球の鎖を整えている

 

シャーッ、シャーッ←鎌の刃を研いでいる

 

カーン、カーン←藁人形に釘を打ち込んでいる

 

中で行われた光景を見てあたしはかなりドン引きをした。いったい何なのよ、このクラスはーーー!!あたしはこの異常な光景に耐え切れず秀吉の言った通りさっさと帰ろうとしたら・・・

 

「ああ、秀吉。帰ってきたの?」

 

鎌をといでいた黒装束の一人が声をかけてきた。この声確か吉井君だよね?そう思ったと吉井くんは同時にマスクを脱いだ。

 

「吉・・・明久。うむちょっとトイレに行っておってのう・・・」

 

「?秀吉どうかしたの?なんか変だよ?」

 

なんで!?家族ですら見分けがつきにくいというのになんで学園一のバカが出会った1秒後に違和感を持たれるの!?

 

「な、何を言っておるじゃ、明久?わしは至って普通じゃぞ!!」

 

「そうかな~。いつもは女らしくてかわいかった気が・・・」

 

こいつ、全身の関節を外す激痛をお見せしようかしら・・・♯

 

「それに声もいつもと違う気が・・。秀吉どっか具合でも・・・」

 

『緊急報告、緊急報告!!須川が迫った玉野の証言を入手!!彼女は須川に興味はなくしきりに「アキちゃんについて聞かせてほしい」と供述!!繰り返す玉野はアキちゃんについて聞かせてほしいと供述しております!!』

 

「ごめん、秀吉。すぐに戻るから!!戻ったら暇だし一緒に帰ろう!!」

 

そういって吉井君はものすごい速さで逃げだした

 

「絶対に逃がすな!!」

 

「でもいいのか!?最近吉井を追いかけると突然原因不明の昏倒が・・・」

 

「それでも吉井を自由にさせるな!!」

 

「俺は正直迷う。なぜなら俺はアキちゃんに興味があるからだ!!」

 

「実は俺もだ!!」

 

「その点も含めて吉井の処罰を考える。いいから行くぞ!!」

 

そう言って彼らは吉井君を追いかけてしまい教室にはあたし一人が残った。

 

「やれやれ、本当にバカばっかりね・・・」

 

これでは西村先生も数か月前にこのクラスの副担任としてこの学校に入った岬先生も大変よね・・・。そう思った瞬間・・・

 

「お待たせ、秀吉。」

 

そう言って吉井君が戻ってきたけど

 

「早っ!!」

 

なんで!?あれから1分しか経ってないわよ!!

 

「吉・・・明久。あやつらはどうしたのじゃ?」

 

「なに言っているのさ、秀吉~。わかっているはずなのに~」

 

秀吉ならわかるけどあたしにはわからないわよ。

 

私は喉まで出かかった言葉をかろうじて抑えた。と次の瞬間

 

『きゃあ、何この人たち!?』

 

『死んでるのか!?』

 

『いや、意識はあるみたいだぞ』

 

『てかこいつらFクラスの奴らじゃね?』

 

『なんでこんなに倒れてるんだよ!!』

 

『とりあえず保健室の先生を呼んで来い!!』

 

外からこんな声が聞こえたけど吉井君いったい何をしたの?どうやってこの短時間であれだけの人数を昏倒させたの?ていうかさっき一人の子が言っていたわね。確か・・・

 

『最近吉井を追いかけると突然原因不明の昏倒が・・・』

 

これが短時間で戻ってきた理由だとしたらいったい何をしたの!?

 

「どうしたの、秀吉?早く帰ろう?」

 

「ああ、わかったのじゃ・・・。少し待ってくれ・・・」

 

そう言ってあたしは帰り支度をした後、教室の隅にあった段ボールを抱えた。

 

「秀吉、持つよ」

 

「すまんのう」

 

あたしは段ボールを吉井君に渡してそのまま一緒に教室から出て一緒に帰るのであった・・・




次回をお楽しみに・・・
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