明久サイド
『あなたの秘密を握っています。』
「最悪だーーー!!」
「どうしたのじゃ、明久!?」
青い白日の下、僕は心から叫んだ。その叫びに近くにいた親友の秀吉に当然の疑問を投げかけた。
「なるほど。脅迫状か。いったいなんて書かれているじゃ?」
秀吉にわけを話して心配そうに僕に問いかける。えーと何々?
「これによると『あなたにいる異性にこれ以上近づかないでください。さもないと同封している写真をばら撒きます』と書いてある」
「ふむ、内容から察するに大方嫉妬じゃな。」
「となると姫路さんか美波か秀吉だね」
「わしは男じゃぞ!!」
秀吉からそんなツッコミが入るがごめんね秀吉。戸籍上は男でも僕を含めたこの学園の男はみんな女の子だと思っているから。
「・・・ところでその同封している写真と言うのは何なのじゃ?」
秀吉が疲れた声で僕に聞く。
「写真は3枚だね。えーと・・・」
そして同封している写真にはこの間文化祭で変態常夏コンビを撃退するためにメイド服に着替えた僕の写真が入っていた
『誰が変態だーーーー#』
どこかでそんな声が聞こえた気がしたが正直今の僕にはどうでもいい。このままだと僕の楽しい(今はもう知らないが)学園生活が(社会的に)終わってしまう!!
「ひどい威力だ・・・。ここまでのダメージは鉄人か美波の関節技ぐらいの威力ぐらいだと思ったのに」
それとこの場では言えないがそれにワームも加わるよ。
「考えすぎではないかのう。メイド服ぐらい1度は着るものじゃ」
秀吉はそんなことを言っていたがそれは絶対にない。断言する。とそんなとき
「おはよう、アキに木下」
「おはようございます。」
背後から声が聞こえ振り向くとそこにはFクラスの女神でもある姫路さんと帰国子女である美波がいた。
「丁度いい。先ほどの写真が騒ぐものか姫路と島田に証明してもらおうかの。姫路に島田。少しよいかの?」
「はい、何でしょうか?」
「何、木下?」
「うむ。二人に聞くが明久のメイド服姿の写真があったらどう思うかの?」
秀吉・・・。その切り込み方はどうかと思うよ・・・。僕が内心そう思っていたら
「うーん。私だったらスキャナーを買いたいと思います。」
「ウチも」
「へっ?なんで?」
『だって・・・』
「だって・・・?」
『そうしないと(明久君・アキ)の魅力を全世界にWEBに発信でき(ませんから・ないじゃん)。』
さらば!!この世界よ!!僕は一足先に天国へ行くよ!!
「明久落ち着くのじゃ!飛び降りなんて早まったことをするのではない!!」
「離して秀吉!僕はもう生きている気しないんだ!!」
こんな理不尽な世界ワームによって侵略されたほうがいいんだーーー!!
「そうじゃ!ムッツリーニに頼んで脅迫犯を探してもらうのじゃ!!」
「ナイス秀吉!!」
秀吉がいい案を出して僕はムッツリーニの元へ向かった。その速さクロックアップの如し。
「助けて、ムッツリーニ!!僕の名誉の危機なんだ!!」
そうして僕はムッツリーニの前に行くと雄二が邪魔をするように立ち・・・
「後にしろ、明久。今は俺が先客だ」
そんなことを言った
「雄二どうしたのじゃ?」
秀吉はそんな疑問を問いかけた。
「実は・・・」
聞くと雄二はこの間の文化祭の召喚大会の準決勝で捏造したプロポーズが録音されており、コピーを霧島さんが持っていたから没収したがオリジナルがある限り解決しないので盗聴犯を探すようにムッツリーニに依頼したらしい。
「・・・そういうわけだ。そして明久はどうした?」
そしてムッツリーニが何があったのか僕に問いかけた。長々と説明したくないので簡単に脅迫の件を話した。
「何だ。明久も同じような境遇か」
「・・・脅迫の仲間同士」
『こんなことで仲間ができてもうれしくない!!』
僕と雄二ははもった声でムッツリーニに突っ込みを入れる。とそのとき鉄人と岬さんが教室に入ってきて僕たちはあわてて席に戻った。
「これでHRを終了する。それと明日から強化合宿だが他のクラスと違って我々Fクラスは……現地集合だからな」
『案内すらないのかよっ!?』
皆がそう魂から叫んだ。まあ僕はこの間岬さんから教えてもらったからそんなに案内すらないことにはもう驚かないけどね・・・。
そして強化合宿当日
僕はいつものメンバーで合宿所に向かう途中姫路さん印のお弁当を食べて生死の境をさまよった。ああ、死んだおじいちゃん。僕もすぐそっちへ・・・。
「ぐおっ!?」
突然体がしびれた感じがして僕は目を覚ます。
「明久、起きたか。よかった・・・・・・。電気ショックが効いたようだな」
そういいながら雄二がAEDをもどしていた。なるほど。さっきのはAEDだったのか。
「ところでここは合宿所?」
「ああ、そうだ。何でもここの旅館を学園が買い取って改造したらしいぞ」
どんだけ贅沢なの、この学校?僕はそう思った。そしてそんな話をしながら部屋に入った。
「む。明久、無事じゃったか。よかったのう。お主がうわ言で前世の罪をざんげしたときは正直だめかと・・・」
秀吉がそんな慰めの言葉を言ってくれた。ありがとう。秀吉。
「ところでこの部屋、秀吉も一緒なの?」
「うむ、ムッツリーニを含んだ4人でこの部屋を使うのじゃ。」
この部屋どう見ても8人は寝れるのだけどやっぱり僕たちのような問題児たちを一箇所に集めるためなのかな?
「・・・ただいま」
そう思っているとムッツリーニが戻ってきた。
「・・・明久。無事で何より」
「ムッツリーニも心配してくれてありがとう」
ムッツリーニがそういってきたので僕も素直に返す
「・・・情報が無駄にならずにすんだ」
「情報?例の奴か。ずいぶん早いな。」
よし。これで犯人の情報が手に入る。そう思った僕はふと窓を見た。
そして窓の外にカブトゼクターが僕の部屋の前にいた。それはまるで「ワームがここにやってくる」という警告を知らせているようだった。
「ごめん!!ムッツリーニ!!その話は後で!!僕は急用を思い出した!!」
「おい、明久!?」
突然の僕の行動に雄二は呼び止めようとしたがそんなことかまってられない。脅迫犯よりワームだ!僕は慌てて外に出たらカブトゼクターが入り口の前にいた。
「ワームなの!?」
僕のその疑問にカブトゼクターは「うん。そうだよ。」と言っているようにうなずいた。
「案内して!!」
僕のその言葉を聞いてカブトゼクターは「ついてきて」と言わんばかりに動き出し、僕もカブトゼクターに案内されるように森の中に入った。
「ここ?」
そして、案内された森に着くと僕は周りを見渡した。いつどこで奴らが襲って来るかはわからない。最悪、友人に化け僕を油断させ襲ってくるかもしれない。そんな緊張が走りつつ、僕は周りを見渡したそのとき
パキッ、ポキッ
突然、木の枝が折れるような音がして僕は音がした方向を見る。そこには20はいるだろう。サナギ体のワームの軍勢が現れた。
「全く。今とても忙しいのに空気呼んでよ。さっさと片付けて脅迫犯の手がかりを得るんだから!!」
そういって僕はカブトゼクターを手にする
「変身!!」
<Henshin>
そしてカブトゼクターをセットし僕はカブト・マスクドフォームに変身する。そして初めてカブトになって戦ったあの日田所さんからくれた武器「カブトクナイガン」をアックスモードにしワームの軍勢に向かった。
「おりゃっ!そりゃっ!」
僕はカブトクナイガンでワームを切ったりパンチを繰り出したりしてワームに立ち向かう。強さはともかく数だったらFFF団の方がまだ多いぞ!!
そう思いながら僕の優勢で戦っているとき軍勢のワームのうちの3体の体が赤くなった。もしかしてあれは脱皮!?
そう思った瞬間。その3体はコガネムシに似た成虫体に成長した。
「じゃあ、こっちも!!」
そういいながら、僕もゼクターホーンに手をかけ
「キャストオフ!!」
と叫びながらゼクターホーンを反対にした
<Cast Off>
その電子音声が流れた瞬間、マスクドフォームの鎧がはじけ飛んで・・・
<Change Beetle>
その電子音声が流れ僕はカブト・ライダーフォームに変身した。ちなみにはじけとんだ鎧の一部は数体サナギ体のワームにあたりそのまま爆死した。
その姿を見た3体の成虫体は僕の視界から消えた。それと同時に僕は
「クロックアップ!!」
そういってベルトのボタンを押した。
<Clock Up>
そして僕は彼らと同じ超高速の世界で戦いを再開した。
「おりゃ!!そりゃ!!」
僕は1匹の成長体をカブトクナイガン・クナイモードできりつける。さらに2体の成長体が後ろから襲ってきたがすかさずガンモードに切り替え撃ちまくる。あまりの衝撃に彼らは後ろに吹き飛んだ。
「これで終わりだ」
そう思って勝利を確信したそのとき
突然後ろから衝撃が来て僕は吹き飛んだ。
「ぐあッ!!」
<Clock Over>
何が起こったのかわからず僕は倒れ、その反動でクロックアップも解除された。
「いったい何が・・・?」
そういいつつ僕は衝撃がきた方を見ると・・・
さきほどとは違う別のコガネムシの成長体がいた・・・。
「そんな、もう一匹いたなんて・・・」
その言葉と同時に4匹の成虫体は僕に向かって襲い掛かってきた。
「くそっ!このっ!」
不意打ちのダメージが大きすぎたのか僕の体は思うように動かず、主導権はワームにとられそしてとうとう・・・
「うわーーーーーーーー!!」
彼ら4匹の同時攻撃で僕は吹っ飛びその反動で変身も解けた。僕の体は傷だらけそして、頭からも血が出ている状況。しかもダメージの蓄積で満足に立てない。まさに絶体絶命だ。
「シャーーーー」
一体の成虫体がサナギ体に向かって指示を出した。「人間になったらお前たちでも殺せる。止めを刺せ。」と言っているのだろ。残ったサナギ体が僕のほうへ向かって前進し始めている。
もうだめだと思ったとき・・・
ドガガガガガガガガ!!!
マシンガンのような銃声が聞こえサナギ体は思わず後ろへ後退した。僕は痛みに耐えつつ後ろを向くと、そこには十数人のゼクトルーパーを率いた岬さんが現れた。
「私は吉井君を保護します。あなたたちは攻撃を続けなさい!!」
『了解!』
そういってゼクトルーパーの皆さんは攻撃を再開したが、何で皆ここに・・・?
「ありがとう、岬さん。でもなんでここが・・・?そしてなんでZECTの皆が?」
しゃべるたびに痛みが走るが何とか言葉が出せた。
「合宿とはいえ、ワームが襲ってこないとは限らない。だから万が一のためにZECTのメンバーを10数人従業員に成りすませて潜入させていたのよ。そしたらあなたが血相を変えて合宿所を出たのを隊員の一人が目撃したからすぐに応援に駆けつけたのよ。」
岬さんは応急処置をしながらそういった。でもよかった。と思ったそのとき
「岬さん。押されてます。このままだと全滅の可能性が・・・」
一人の隊員がそんなことを言ってきた。ってまずい!!でも逃げたら合宿所にワームが!!
「例の兵器を使いなさい!!」
岬さんはそう指示したけど何、例の兵器って?
「了解」
ゼクトルーパーの人はそう返事をすると懐から何かを取り出したって。それって手榴弾!?巻き添え食らっちゃうよ!!僕はそう思った同時にゼクトルーパーの皆さんはそれを一斉に投げた。
プシューーーー
それが地面についた瞬間そこから煙幕がでた。何だ煙幕弾だったのか・・・。と僕が思ったら
「グオオオオーー!!」
そう叫びながらワームは苦しみながら森の奥深くへと消えていった。でもなんで?
「今投げたのは、ワームが嫌う匂いをする煙幕弾よ。効果は数日続くからひとまずは安心ね。」
岬さんはそういっていた。なるほど。よく薬局で売られている虫除けバリアーみたいなものか。
「でも助かっ・・・・・た」
僕はそういうと僕の意識はだんだんと暗闇に飲まれていった。
岬サイド
「でも助かっ・・・・・た」
吉井君がそう言った瞬間、吉井君は気を失った。
「吉井君!?吉井君!?」
私は慌てて吉井君の容態を見る
「これはまずい!!何人かは手を貸して!!彼を合宿所に連れて行くのよ!!」
私は隊員に向かってそう叫んだ。
「病院ではだめですか!?」
「この状態だと病院まで持たない!!合宿所に連れて行くしかない!!合宿所に戻り次第本部へ医療機器を運ぶよう連絡をして!!」
「了解!!」
私はそういうともう一人の隊員と一緒に吉井君の肩を背負って合宿所へと戻った。
明久がカブト用語を言っているのはZECTの訓練で教えてもらったからです。
しかし戦闘描写は難しい・・・
では感想お待ちしています。