明久サイド
あれから何分経っただろう?ゼクターが保管している階であってか強奪阻止の僕らを止めるためのワームの数がさっきまでとははるかに多い。
「はあ、はあ・・・」
ガタックバルカンを使うことで姫路さんの体力を補う作戦で何とか長期戦でも戦っている姫路さんも限界に近いようだ。
「いったい何体いるんだよ!!」
このままだとゼクターどころか姫路さんも危ないよ!!僕がそう思ったその時
「おらあああーーーーー!!」
突然後ろから聞きなれた声がして、後ろを振り向くと・・・
「明久、姫路!!待たせたな!!」
そう言いながら僕の悪友の雄二が現れた。
「遅いよ、雄二!!」
「うるせえ、クロックアップができればサナギ態ぐらい瞬殺だったんだよ!!」
そんな悪態をつきながらも雄二もワームを殴り蹴る。これで少しは姫路さんも負担も減るはず・・・。そう思ったその時ようやく・・・
『吉井君、坂本君、姫路さん。お待たせ。ようやく電磁波を停止したわ!!これでクロックアップができるわよ!!』
待ちに待ったうれしい報告。ほんとに待ちくたびれたよ!!
「しゃあ、明久!!ここは俺に任せろ!!お前は先に行け!!姫路のことも任せろ!!」
「ありがとう、雄二。さあ、ここからが本当のショータイムだよ!!クロックアップ!!」
<Clock Up>
そう言って僕はクロックアップで一気にゼクターのある部屋まで行った
間宮サイド
「ようやくついた・・・」
数々の罠を潜り抜けようやく奴らの兵器が置いてある場所へと着いた。
「シャアーーーー!!」
部下の一人が力ずくで扉を破壊しようとするがなかなか固い素材でできているのか全く壊れなかった。見かねた私は・・・
「どけ・・・」
部下を退かせ私は本来の姿に戻りその右腕で扉を殴った
ドゴォォォォ!!
扉はすさまじい轟音を上げ崩れる。そこに待ち構えていたのは雑魚に等しい黒服のやつらが10数人待ち構えた
「来たぞ!!ここはなんとしてでも死守しろ!!目の前のやつは左腕を狙え!!」
「はっ!!」
そういうと雑魚どもは銃を乱射したが部下たちはともかく私の装甲の前では全くの無意味だった。貴様ら・・・。確かに私の左腕はあの女によってないも同然の状態になったがそれぐらいでは・・・
「痛くもかゆくもない!!」
そう言いながら私は右腕で彼らを薙ぎ払った
そして雑魚どもを片付けた私は部屋を見た。そこには4つのガラスケースがあった。1つはカブトに変身するやつと色が異なる兵器残りは多少の部位の違いはあるが似たような兵器。おそらく最初の一つはカブト同様の使い方。そして残りの3つはザビーのように腕に装着させて使うのだろう。まあ、そんなことはどうでもいい。どうせ奪うのだからな・・・。そう言って最初に私は目の前にあったカブトと色が異なる兵器が入ったガラスケースを破壊しその兵器とベルトをつかんだ。そして部下たちも残りの3つを奪おうとケースを破壊しようとした瞬間・・・
<Clock Over>
どこからかそんな音が聞こえた瞬間
『ギシャァーーーー!!』
ドゴーーーン!!
突然部下たちが叫び爆発し、私は振り向くと・・・
目の前にカブトが現れたのであった
明久サイド
クロックアップで一気に部屋まで行きその途中で待ち構えているワームを瞬断しつつ(雄二たちが後で楽に通れるようにするため)一気に部屋までたどり着いた。たどり着いたときあのウカワームと何体かのサナギ態がゼクターが入っているであろうケースを今まさに破壊しようとする瞬間だったのはすぐにわかった。
「取られてたまるかーーー!!!」
僕はそう言ってクナイモードにしたカブトクナイガンでサナギ態のワームを一気に切り裂いた!!そして・・・
<Clock Over>
クロックアップが解け僕は超高速の世界から戻った。
「カブト・・・」
僕の姿を見つけたウカワームは憎しみがこもった声で僕をにらむ
「悪いね。ゼクターに夢中で気付かなかった?クロックアップはもう使えるようになったからそれを使って急いできたんだよ。」
どうやらあいつらはそのことを知らなかったらしい
「なるほどな。道理で貴様がクロックアップできたわけか・・・。確かに兵器に夢中になって気付かなかったよ・・・。だが・・・」
だが?その言葉が気になりウカワームをよく見るとウカワームの後ろのガラスケースが割れているのに気が付いた。まさか・・・
「察しの通り、4つの兵器のうち一つはいただいた」
そう言ってウカワームは奪ったゼクターを見せた。形から考えてあれはアナザーカブトゼクター!?
「このまま数の勢いで貴様を殺し貴様の兵器と残りの兵器を奪うといいたいところだが、クロックアップが使用可能になったせいか余計面倒になった」
ウカワームがそう言った瞬間・・・
<<Clock Over>>
そう言いながら部屋の入り口から雄二と姫路さんが現れた。
「明久、ゼクターは?」
「ごめん、一足遅くて一つは・・・」
僕はそう言ってウカワームが持っているアナザーカブトゼクターを指さした。
「なら取り返す!!姫路は無理するだろうが残り3つを守れ!!」
「はい!!」
雄二たちも加わりこれで取り返せる確率も守れる確率も格段に上がった。ところが・・・
「確かにこれでは分が悪い。だがひとつ奪えば上等だ・・・はあ!!」
ドゴッ!!
ウカワームはそうやって近くの壁を破壊し脱出口を作った。そして穴のあいた壁の前でとまり
「ガタック・・・。あの時の左腕の借りを晴らそうと思ったがそれはまた今度だ・・・。だが必ず晴らす・・・。お前ら私が逃げる時間を稼げ!!」
そう言ってウカワームとサナギ態のワームはその壁から外へ飛び降りた。
「明久、ここは俺と姫路に!!お前は早く!!」
「わかった!!」
僕はそう言ってその壁から外へ出たが外へ出たら5体のサナギ態のワームが僕を妨害するように立っているだけだった。等のウカワームはクロックアップでこの場から逃げ出したに違いない!!
「今ならまだ間に合う!!だから早く片付ける!!」
僕はそういきこんだその時・・・
『グオーーーーー!!』
突然5体のサナギ態は咆哮し脱皮の状態となって、彼らはムカデに似た成虫態へと変貌した
「ここで脱皮・・・」
ウカワームに追いつくどころか今のコンディションで彼らに勝てるのだろうか。僕はそう思うしかなかった
次回、とうとうあれが・・・。では感想もお待ちしております