GOD SPEED BAKA   作:アクアマン

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原作に戻りますが序盤は前回の続きみたいなものです


第52話

明久サイド

 

あれから数日が経った。あの後何とか3つのゼクターは気を失った僕以外のみんなの護衛の下本部へ輸送した。現在本部で調整中とのこと。なお、奪われた一つのことを話したら田所さんは暗い顔をしていた。でもすぐに立ち直りこういった

 

「奪われたことに関しては残念だ。だが君たちが駆けつけたおかげで3つは守れた。これ以上ゼクターは奪わせない。絶対にこの戦いを勝て!!」

 

まるで戦場へと向かう兵士たちにかける上官みたいなことを言った。これを聞いた僕たちはなお一層これからの戦いに気を入れないといけない。乃木怜治と間宮麗奈。この幹部クラスのワーム。常夏変態『だから変態と呼ぶな!!』が持つホッパーズ、そして敵側の新たな戦力になってしまうアナザーカブト。強力な戦力だが僕たちには仲間、そして僕の新たなる力ハイパーゼクターとパーフェクトゼクターがあるのだから!!

 

とまあ、あの数日前の事に関してはこれですべて。僕もあの後気を失っただけで体に異常はなく4度目の入院は避けられ、今も元気に学校にいます。そして現在朝のHRで・・・

 

「西村先生。知的好奇心を育むには、具体的な目的が必要だとは思わないだろうか?」

 

腕を組んでいる鉄人の前で須川君が熱心に演説していた

 

「古今東西、科学技術の発展の裏側には、必ず戦争の影が存在した。鉄が生産されたのは工業の為ではなく剣や鎧を作る為であり、馬が飼育されたのは農業の為ではなく騎兵の生産のためだ。近代で挙げるとしたら、核技術開発の発端だって戦争だといえるだろう」

 

「・・・」

 

「科学技術の発展という明るい結果が生まれる背景には、人類同士の戦争という暗い過去が存在し続けてきたとまで言うと、流石に言い過ぎかもしれない。しかし、戦争という危険だが明確な目的を持つと、その度に科学技術は飛躍的に発展を遂げてきた。これは残念ながら紛れも無い事実だ」

 

「・・・」

 

熱心な須川君の演説に鉄人は黙っていた

 

「だが、その原動力がより効率的に結果に結びつくのは過去の事例を見る限り『戦争の勝利』という闘争本能に根ざした『具体的な目的』が存在する場合が多いと言える」

 

「・・・」

 

「別にだからと言って戦争が必要であると言っているわけじゃない。 戦争というものは多くの死者を出し、それは同種族を殺すという、生物にとっては本能に逆らう最大のタブーを犯し続ける愚行そのものだ」

 

今思うけど文化祭のこともそうだけど須川君結構博識だね。どうしてFクラスなの?

 

「勉強がめんどくさいからだ」

 

人の心を読まないでよ

 

「須川、今言ったことに関してはあとでその性根を叩き直すとして続きがあるなら早くいえ」

 

鉄人が突っ込むように須川君に言う

 

「(しまった鉄人がいるのを忘れていた・・・)はい。西村先生。それが愚行であっても、そこから学び取れることだって少なからず存在する。それは、『知的好奇心は具体的な目的を持つことで、より良い結果へつながり易い』という事実だ。ここまで言えば、後は先生には分かってもらえるはずだが・・・」

 

須川君の演説が終わる。すると鉄人は・・・

 

「須川。お前の言わんとしていることは伝わってきた。確かにお前の言う通り、知的好奇心は目的の有無でその在り方が変わってくる。 それはその通りだが・・・」

 

鉄人が腕組みを解きこういった。

 

「没収したエロ本の返却は認めん」

 

『ちくしょーーーーーーーーーーー!!!』

 

Fクラス一同の魂の叫びが聞こえた。実は今日教師による抜き打ち持ち物検査が実施されそこでエロ本を持ってきていたFクラスのみんなは。抵抗する暇もなく取り押さえられせめてもの抵抗で鉄人に没収品返還を要求する演説を行っていたのだ。 ちなみに僕たちZECTメンバーはエロ本や没収対象物を持ってきていなかった。とはいうものの前日・・・

 

 

回想ZECT本部で・・・

 

「みんな聞いてくれる?」

 

突然岬さんが僕らを呼び止めた

 

「どうしたの岬さん?」

 

「実は明日、教師による抜き打ち持ち物検査が実施されるのよ」

 

『な!?』

 

「そこで変身ツールが没収されたら大変なことになるのわかるでしょ?だから明日の放課後まで変身ツールは私が預かります。出して」

 

『はい。岬先生!!』

 

そう言って僕らは変身ツールを岬さんに渡したのであった・・・

 

回想終了

 

とまあ、岬さんにとっては変身ツール没収を防ぐために言ったためだろうが事前にそのことを知った僕らはエロ本などは今日家に置いてきたのであった。ありがとう岬さん!!

 

「何故だ西村先生!さっきの俺の演説を聞いただろう!俺達が 『保健体育』という科目の学習に対する知的好奇心を高めるために は、『エロ本の内容の理解』という本能に根ざした具体的な目的が 必要なんだ」

 

「学習しなければ理解できん程高度なエロ本を読むな。お前は何歳だ」

 

「何歳だ、だと!?知識を求める心に年齢は関係ないはずだ!」

 

「よく見ろ。思いっきり成人指定と書いてあるだろうが」

 

一方鉄人と持ち物検査のことを知らなかった須川君たちの言い争いは今も続いていた

 

「お願いします、西村先生!僕らにその本を返してください!」

 

「僕には・・・僕らには、その本がどうしても必要なんです!」

 

「お願いです!僕達に、保健体育の勉強をさせてください!」

 

「西村先生、お願いします!』

 

『お願いします!』

 

「黙れ。一瞬スポ根ドラマと見紛うほどさわやかにエロ本の返却を懇願するな。全くほんとに時間の無駄だった。」

 

そう言って鉄人は教室から去ろうとしたが・・・

 

「くそ!こうなりゃ実力行使だ!俺達の大事なエロ本の為、命を懸けて戦うぞ!」

 

『おおおーっ!!』

 

そう言ってFクラスのみんなはFFF団の格好となり鉄人を取り囲んだ。

 

「ほほぅ・・・。キサマら、いい度胸だな」

 

「全員、かかれぇーっ!」

 

『うおおおおぉぉーっ!』

 

今ここにFFF団VS鉄人の勝負が始まった・・・

 

 

数分後・・・

 

「うぐぐぐぐ・・・」

 

「絶対人間じゃない・・・」

 

「・・・(気絶中)」

 

あっという間にFFF団は全滅した。ほんとにあなた人間ですか。それともワームの擬態?

 

「これにて朝のHRを終了するが、吉井、坂本、土屋」

 

『なんですか、先生』

 

「1限目が始まるまで保健室に行くように」

 

『(……)どうしてそんなことを言う(のですか・んだ)!!』

 

「抜き打ちの持ち物検査しかもお前たちだけは徹底的に調べたはずなのにお前たちだけエロ本を持ってこなかったのはおかしいとおもうだろう?土屋に至っては体の一部同然のはずのカメラすら持ってこなかった。何か悪いものを食ったとしか思えない」

 

『失礼な!!』

 

「まあ、とりあえず朝のHRを終了する」

 

そう言って鉄人は教室から出たのであった。

 

それから時間がたち昼休み

 

「野郎ども、作戦通りいくぞ・・・」

 

『応っ!!』

 

何か須川君たちが円陣を組んで気合を入れていた

 

「いったい何しているの?」

 

「職員室へ襲撃をかける」

 

バカだ。

 

「今この時がチャンスだ。鉄人は絶対出払っている。だから俺たちが襲撃をかけ宝物を奪還する」

 

「はいはい。頑張れよ~。」

 

雄二もそっけなく返す

 

「くそ。お前らは没収を免れたので涼しい顔しやがって・・・」

 

「没収されたものにとってはどんだけ悲しいか・・・」

 

「くそ、行くぞ野郎ども!!」

 

『応ーーーーーーーーーーーー!!』

 

そう言って彼らは突撃していった

 

「雄二・・・」

 

「なんだ、明久。」

 

「職員室に鉄人が待ち構え、返り討ち。そしてFFF団全員補習室送りに1票。」

 

「俺もだ」

 

「お前らよくわかるのう・・・」

 

「……あれぐらいであいつらがあきらめないというのは鉄人も知っている」

 

その後授業のために鉄人が教室に来て、一応聞いたら案の定彼らは補習室送りになったというのであった。 ちゃんちゃん




最近感想が来てないので悲しいです。感想が頑張るエネルギーなのに・・・。それとこれこんな話ですけど体育祭編ですよ!!
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