明久サイド
「えーと、後は・・・」
波乱万丈の体育祭が終わり数日が経ち僕は一人近くのスーパーで買い物をしていた。
「今日はごちそうにしないとね・・・」
なんで僕がこんなに張り切っているのは明日とうとう姉さんが向こうに帰るからだ。だから今夜ぐらいはごちそうにしようと思ったからだ
「ひき肉も買った。鶏肉も買った。ジュースも買った。よしこれでOK」
そして必要な物をすべて買った僕はレジに行こうとして・・・
「あっ明久君!!」
姫路さんと会った
「やあ、姫路さん。」
姫路さんと会った僕はあいさつをする
「姫路さんも晩御飯の買い出し?」
そして姫路さんが持っている籠を見ていう
「はい。というより今日は両親が友人の結婚式で出かけて私一人ですけど・・・」
そう言って姫路さんは買い物の続きをしようとしたら一つの提案が浮かんだ
「姫路さん、良かったら僕の家に来ない?」
そんな提案をした
「えっ!?いいんですか?」
姫路さんは当然のごとく驚く
「うん。実は姉さんが帰るから今夜はごちそうにしようと思ったんだ」
「でも、いいんですか?なんか悪いですし・・・」
「わかった。ちょっと待ってね。姉さんに電話するから・・・」
そう言って僕は携帯をだして姉さんに電話した
「もしもし姉さん?実は・・・」
数分後・・・
「ありがとう、姉さん。じゃあ」
そう言って僕は電話を切った
「大丈夫。OKだって」
僕は姉さんの了承を得て姫路さんにOKだと伝える
「それではお言葉に甘えていただきます」
そう言って僕たちはレジへと向かった
「合計で2150円になります」
結構飛ぶな・・・
「それと200円ごとの買い物ごとに1回あちらで福引ができますので是非やってくださいね」
そう言って店員さんは向こうに見える福引台を指さした
「わかりました。」
僕もそう言ってレジから去る。そして姫路さんの会計が終わる前に僕は福引台へとやってきた
「大当たり。なんと4等だ!!」
福引台につくとお兄さんが大きな声で4等を宣言した。でもお客さんは浮かない顔だ。そりゃそうだろう。多分1等が当たらなかったのだからそりゃあ・・・
「それでは4等の景品鉄パイプ5千円分を贈呈します」
前言撤回。景品がくだらないからか
「さあ、1等である鉄パイプ10万円分を手に入れるのは誰だ!!」
鉄パイプしかないのか!!この福引は!!あまりにもくだらない景品に僕は帰ろうとしたが景品が書かれた表を見ると・・・
5等・・・卯月温泉ペア宿泊券
6等・・・海の幸詰め合わせ
7等・・・お買物券
なんでまともな景品を下のほうにするんだ?まあまともな景品があるからちょっとやってみよう。
「お願いします」
そう言って僕は福引券を見せた
「はい10枚ですので10回ですね。それではどうぞ!!」
そう言って僕はガラガラを回した。そして数回回して緑色の球が出てきた。緑は何等なんだろう?頼むから鉄パイプは・・・
「おめでとうございます!!なんと5等卯月温泉ペア宿泊券だ!!」
なんだとーーーーー!!いきなり当たった!?
「明久君!?」
会計が終わったのか姫路さんも僕の様子を見て驚く
「おめでとうございます。これが宿泊券です」
そう言って店員さんは僕に一枚の封筒を渡した。
「さてそれでは次をどうぞ」
そう言って次にガラガラを回したけど最初の温泉旅行が当たって以来当たるのはティッシュまれに鉄パイプだった(鉄パイプは辞退)。そしてラスト1回
「それでは最後行きます!!」
そう言って僕は最後のガラガラを回した。そして数回回したら赤色の球が出てきた。ティッシュと鉄パイプの色とは違うけど赤は何等だ・・・?
「おめでとうございます!!なんと6等の海の幸詰め合わせだ!!」
嘘ーーーー!!何で最初と最後にミラクルを起こすのさ!!
「すぐに用意できますが今すぐ持って帰りますか?それとも郵送しますか?」
店員さんが聞くが僕の回答は・・・
「明久君、すごいですね。最初と最後にいい景品を当てるなんて・・・」
「いや、偶然だよ。偶然。それに晩御飯のメニューがさらに増えたしね」
そう言って僕は海の幸が乗っている台車を押していたのであった
「後明久君、お願いがあるんですけど・・・」
「なに?姫路さん?」
お願いって何だろう?
「先程の福引で当てた温泉ですがあれペアですよね?一緒に行く人はまだ決まっていませんか?」
「うん。姉さんは明日帰るし正直誰を誘うかわからないから霧島さんにわたそうかな~と・・・」
霧島さんに渡せば性格上雄二と一緒に行くはずだし
同時刻・雄二の部屋で・・・
「(ぞくっ!?)何だ今の悪寒は!? 」
雄二と霧島さんの仲を応援する僕にとってはちょうどいいかもしれない。しかしその瞬間姫路さんが・・・
「それなら私といきませんか?」
「えっ!?」
そんなことを言った
「だってせっかく当てたのにあげちゃうなんてもったいないですよ!!明久君が使うべきです!!」
「いや、でも・・・」
「それにこの間だって如月ハイランドパークのプレミアチケットも翔子ちゃんにあげちゃったんじゃないですか!!本来は私がほしかったんですよ!!」
「それはごめん・・・」
「だから今回は私と明久君で行きましょう、ねっ!?」
「・・・はい」
姫路さんの迫力に押され納得する僕。頼むから後日FFF団に気づかれないように・・・
「それと・・・」
「それと・・・?」
「今日のごちそうのことですが私が作りますので明久君は待っててくれませんか?」
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・はい?
「だってごちそうをもらうのに何もしないなんてさすがに迷惑ですしやはり私も何か・・・」
「いや、姫路さんはじっとしてくれたら・・・」
「だめです、明久君はじっとしてください!!」
くっ・・・。なんて強引なんだ。こうなったら・・・
「いうとおりにしてよ!!じゃないとこの温泉チケットを・・・」
すぐに霧島さんに渡すと言おうとして鞄から出した瞬間何かが横ぎりチケットが入った封筒は突然消えた
「えっ。チケットがない!?どこに・・・」
そう言って僕は辺りを探したら・・・
「チケットってこれのことですか?」
そういって僕は姫路さんを見るとそこには2つの光景があった
1つは姫路さんの手に握られているチケットが入った封筒。そしてもう一つはその周りをぶんぶん飛んでいるガタックゼクター。この二つから予想される状況は・・・
僕が鞄からチケットを出した瞬間ガタックゼクターが横ぎりチケットを奪う→そして姫路さんに渡す
「卑怯だよ!!ゼクターをそんな風に使うなんて!!」
「こうでもしないと明久君はいうこと聞かないので。だから今日は明久君はじっとしてください♪」
そういって姫路さんは近くの薬屋に向かうのであった。だから料理に「薬」という調味料はないんだって!!
このままだと黄泉路へと連れていかれる。ならせめて・・・。そう思った僕は携帯を取り出した
「もしもし、雄二。実はさっき福引で海の幸が当たったんだけど僕と姉さんだけじゃ食べきれなくて・・・」
道連れを作ろう。そう思ったのであった
感想もお待ちしています