GOD SPEED BAKA   作:アクアマン

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この話では原作にはいなかったあの人も参加させます


第59話

明久サイド

 

「おーす明久!」

 

「ごちそうになるぞい」

 

「……楽しみ」

 

買い物が終わり十数分後、道連れ達がやってきた

 

「やあやあ、よく来たね。さあ、上がって!!」

 

『お邪魔しまーす』

 

感づかれないように皆を家に上がらせる。そして僕は後ろ手でドアを閉め鍵をかける

 

「うん?どうして鍵をかけるのじゃ?」

 

その様子を見ていた秀吉が問いかけた

 

「あはは、最近物騒だから」

 

念のためチェーンをかけておこう。そうしたほうが脱出にかかるタイムロスが違う。

 

「おい、明久。なんだか嫌な予感がしてきたんだが・・・」

 

「さすが雄二。勘が鋭いね・・・」

 

先頭にいた雄二はこの先に待ち構えるただならぬ雰囲気により先に進むことをためらっていた

 

「……どうした」

 

「ただごちそうになるのじゃからそんな命にかかわるようなことは・・・」

 

そう言って秀吉がドアを開けたら

 

「あら、坂本君に土屋君に木下君。こんにちは」

 

そこには必殺料理人の姫路さんがエプロンをかけて立っていた

 

『・・・!?』

 

その様子を見た3人はすぐ逃げ出そうとしたが・・・

 

「逃がすか!!」

 

僕は玄関へとつながるドアを遮った。ふっふっふ。道連れを逃がすわけないだろう・・・

 

「ふっふっふ。ここから先は地獄への一方通行だ。生きて帰れると思うな・・・」

 

バカなやつらめ。何も知らずにここへやってきたことを呪うがいい・・・

 

「明久、てめえ!!」

 

「あ、明久!!友人に対しこの仕打ちはあんまりではないか!?」

 

「……!!(コクコクッ)」

 

雄二たちはそんな怨嗟を上げるが

 

「そんなことを言ってもほんとは僕のことを心配してきたんだよね。だって僕たち仲間だもん。さあみんなで一緒にこの苦しみを分かち合おう♪」

 

「死ぬなら一人で死ね!!」

 

「こんなことをする奴は仲間ではない!!」

 

「……外道!!」

 

3人はそう言うけど僕にはわかるんだ。彼らから感じる空気がこう言っているのを・・・

 

『(明久殺す・・・・・・)』

 

君らも一緒に死ぬんだ・・・

 

「あら、坂本君に土屋君に木下君ではありませんか」

 

そう言って姉さんもリビングにやってきた

 

「こ、こんにちは・・・」

 

「明久から連絡があってのう・・・」

 

「……やってきた・・・」

 

さすがに姉さんの前では帰る素振りを見せないようにごまかす

 

「あら、それはありがとうございます。そうだ。せっかくでしたら翔子ちゃんたちも呼んであげたらどうですか?」

 

姉さんはそう言って霧島さんたちも呼ぶように提案をした

 

「あー、あいつは今日は忙しいと・・・」

 

自分自身のために来てほしくないのかそれともあの世へ連れていかれるのを阻止するためか雄二は呼ぶのを躊躇うが・・・

 

「翔子ちゃんなら今連絡しましたよ。大丈夫ですって」

 

姫路さんがそう言ってきた。ほんとに仕事が早いよ・・・

 

「そうですか・・・」

 

その後、美波も工藤さんも大丈夫だったらしい。余談だが工藤さんの連絡が終わったとき姫路さん曰く

 

「たまたま、木下さんが一緒にいたらしいですので木下さんも来るらしいです」

 

とのことだった。こうしてこの場に文月学園ZECTメンバー+姉さんがここに集結しようとしていた

 

 

 

 

「でどうするんだ?明久?」

 

姫路さんが台所で調理中雄二が僕に問いかけてきた。本当は僕たちが台所にいて妙なものを入れないように監視をしようと思ったが姉さんが

 

「キッチンは女の子にとって戦場です。だから立ち入らないでください」

 

と言って追い出されてしまった。確かにこれから行われるのは死者が増えることだからそういう意味では戦場に等しい

 

「こうなったら僕がカブトに変身して・・・」

 

カブトに変身した後クロックアップで何とかするしかない。と思っていたら・・・

 

『玲さん、ちょっと探し物があるんですけど・・・』

 

台所から姫路さんのそんな声が聞こえた。

 

『探し物?なんですか?』

 

僕たちは耳をそろえ姫路さんの次の言葉を待った。頼むから調理関係を道具を・・・

 

『はい、瞬間接着剤を探しているんです。ブイヤーベースを作っていたら圧力鍋が真ん中から破裂しちゃいまして・・・』

 

『さらばだ!!』

 

「こら逃げるなバカども!!」

 

姫路さんの言葉を聞いた雄二たちは一瞬にして玄関へと走り出した。だが逃がすかーーー!!だが僕がリビングから出るとすでに雄二たちはチェーンを外し今にもドアを開ける寸前だった。

 

「絶対に逃がさん!!」

 

そう言ってカブトに変身してとらえようと準備をしたと同時に雄二がドアを開けて・・・

 

「…どうして私が来たのに帰ろうとするの?」

 

「ぐああーーーー!!後生だ翔子!!離してくれーーー!!!」

 

霧島さんによって止められ

 

「秀吉も逃げることないのに~」

 

「姉上~。頼むから離してくれなのじゃ~!!」

 

秀吉も木下さんに関節技で捕まっていた。余談だが木下さんもZECTに入ってから今日にいたるまで戦闘訓練を休まずに参加していたらしい。曰く「愚弟がパワーアップなんて許さない」とのこと。そのため以前はお姉さんの動きを見切れた秀吉だが今では秀吉がサソードになる前とあまり変わらない状況に逆戻りだという

 

「ムッツリーニ君も僕が来たから帰ることないのに~」

 

「アキ。お邪魔するね」

 

そう言って雄二は霧島さん。秀吉はお姉さんによってつかまれているので僕は残ったムッツリーニの首根っこを掴んでリビングへと戻って行った。脱出が失敗した3人はまるで脱獄が失敗した囚人の顔をしていた。バカなやつらめ。脱走なんてたくらむからそうなるんだ・・・。

 

かくしてみんなを巻き込んだ恐怖のパーティーが今始まろうとしていた。

 

 




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