GOD SPEED BAKA   作:アクアマン

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闇鍋編最終話です。それと原作とは違います。違う点は・・・

・明久の家にカセットコンロがある

・明久と雄二の生き残り作戦がない




第60話

明久サイド

 

雄二たちの逃亡が美波たちの登場によって失敗し雄二たちがリビングに戻されて美波たちは姫路さんに挨拶をする

 

「瑞希、なにをしているの?」

 

「ああ、美波ちゃん。実はお料理をしていたら失敗しちゃいまして・・・」

 

「気をつけなさいよ」

 

「…大丈夫。失敗は成功の母」

 

その失敗が鍋の破裂だとは思っていないだろう・・・

 

「でもその失敗のせいで時間も無くなっちゃいまして手の込んだお料理が・・・」

 

姫路さんが残念そうにそういうと姉さんが・・・

 

「それならお鍋にしましょう」

 

と言った

 

「え?お鍋、ですか?」

 

「はい、人数も多いですし海鮮類ならお鍋も美味しいと思いますので」

 

確かにそれなら時間はかからない

 

「よし、姫路。決定だ。鍋なら俺たちが得意だからここからは俺たちのターンで・・・」

 

「ダメです。坂本君たちは座っててください!!」

 

「そうだよ、坂本君。今日は女の子たちのターンだから♪」

 

雄二の主張が一蹴される

 

「じゃが姫路。鍋は基本、出汁を入れて煮るだけなのじゃから」

 

今度が秀吉が主張するが・・・

 

「木下君まで何を言ってるんですか。そのお出汁が大事なんです」

 

くっ!!ものすごい頑固さだ。どうしても今日は僕たちに料理させない気だ・・・

 

「(どうするのじゃ!!)」

 

「(姫路のことだから妙な出汁を作るかもしれない)」

 

「(……いっそクロックアップで姫路を気絶させるか・・・)」

 

「(それはあくまで最終手段ということで・・・)」

 

僕たちはこの地獄から脱出する方法を考えていたら・・・

 

「それなら闇鍋ならどうですか?」

 

姉さんがそんな提案を持ち出した

 

「闇鍋ですか?」

 

「はい、確か鍋料理では最もメジャーな物だと聞いています」

 

「それは違うと・・・」

 

思うと言いかけたその瞬間。言葉が途切れた。闇鍋なら多種多様な食材を入れるため運が良ければ危機を脱出できる。雄二たちも同じ考えに至ったのか・・・

 

「それは良いのう!闇鍋とは面白い提案じゃ!」

 

「そうだな!闇鍋は鍋の中の鍋だよな!」

 

「……闇鍋最高!」

 

すぐに賛成した。当然僕も・・・

 

「流石は姉さん!良いこと言うね!」

 

賛同し他の女子勢から「違う」という言葉を出さない

 

「闇鍋ってボクもちょっと興味あるな~。やったことがないよ」

 

「…私も、やってみたいかも」

 

工藤さんと霧島さんも賛同する。

 

「それじゃあ闇鍋に決定!!」

 

「それじゃあ、私はいったん家に帰りますね。色々と持ってきたいと思っていたところですので・・・」

 

その色々が気になる。そういって姫路さんはいったん帰宅。キッチンには残りの女子勢が入ることになった

 

 

それから・・・

 

グツグツ←鍋が煮えたぎる音

 

みんなが持ってきた食材(その中には食材ではない謎の物体も入っているだろうが・・・)をすべて入れ終えた僕たちは闇鍋という名の死刑執行道具の完成を待った。(ちなみに姉さんはできるだけの間にお酒を飲みそのまま眠ってしまった)

 

「それじゃあ、開けますよ~」

 

僕がそう言って鍋のふたを開けた瞬間・・・

 

「明久、ワシには湯気が紫色に見えるのじゃ!!」

 

「……目が・・・!!」

 

「落ち着け。鍋をひっくり返したら(違う意味で)大変なことになるぞ!!」

 

確かにそうだ。こんな鍋が人体にかかったらやけどなんて軽いものだ。最悪骨すら残らないかもしれない。

 

「なに遊んでいるんだか知らないけれど食べるわよ」

 

そういって美波が鍋に箸を入れようとしたら・・・

 

「待て、島田」

 

雄二が止めて、ゆっくりと指を組んだ。そして、厳かに言葉を紡ぎ出す。

 

「天にまします我らが父よ……」

 

「なに、冗談やってんのよ・・・?」

 

「とにかく祈るんだ、美波!!」

 

秀吉とムッツリーニも祈りをささげている気配が伝わってくる。

 

『アーメン』

 

そして僕たちだけでお祈りが終わった。そして審判の時・・・。最初に執行道具を食べるのは・・・

 

「…いただきます」

 

霧島さんだ・・・。彼女は取り皿を持ちその出汁をすする

 

『…匂いほど変な味でもない』

 

「翔子!?お前の声が直接脳に響いてくるんだが、魂はきちんと身体の中に入っているのか!?」

 

確かに今の霧島さんの口から決して体から出てはいけない白い何かが見える・・・

 

「アキも遊んでばかりいないで食べたら?いただきまーす」

 

「ボクもいただきまーす」

 

「じゃあ私も」

 

そう言って美波、工藤さん、木下さんは悪魔の料理を食べた。とたん・・・

 

『キャーーーーーーーーーーーー!!』

 

「えええっ!?食べ物を口にして悲鳴を上げるっておかしくない!?ふつう、感想は『美味しい』か『不味い』の二択だよね!?」

 

そして3人は机に突っ伏したまま動かなくなった

 

「み、美波ちゃん!?翔子ちゃん、愛子ちゃん、木下さん、しっかりして下さい!」

 

姫路さんが倒れた4人に呼びかける。

 

「う・・・。な、なによ、あの味・・・」

 

「…食べ物とは思えない」

 

「ぼ、ボクもこれはちょっと・・・」

 

「私も・・・」

 

そして4人はゆっくりとおきた

 

「うぅ・・・。まったく、酷い目に遭ったわ・・・」

 

「…臨死体験」

 

「ボク、あんな味は初めてだったよ」

 

「ほんとに死んだのかと思った・・・」

 

そう言って4人は口直しのドリンクを飲む

 

「じゃあ、今度はムッツリーニ君たちが食べる番だよね~♪」

 

「そうね・・・。まさかお姉ちゃん達が食べて自分たちは食べないなんてそんなことはないよね~♪」

 

「…雄二。あーん。」

 

「アキもほら」

 

そう言って4人は腹いせなのか悪魔の料理を僕たちに差し出してきた

 

「(このままだと殺られる!)」

 

「(こうなったら・・・)

 

『(総員退避!!)』

 

すばらしかな。このメンバー。一瞬のアイコンタクト。そして即退却。無駄のないチームプレイ。そしてリビングへと駆け出した。明日へと!!

 

「に」

 

ガシッ!!

 

「げ」

 

ガシッ!!

 

「れ」

 

ガシッ!!

 

「ると」

 

ガシッ!!

 

『思うなーーーー!!』

 

グインッ!!

 

僕たちが逃げると察したのか行動が早く僕たちは全員つかまり

 

グイッ←悪魔の料理が無理やり僕たちの口に入る音

 

悪魔の料理が口に入り僕たちはそのまま意識を・・・

 

「あれ?全然平気だ」

 

失わなかった・・・

 

「なんだ。意外と大したことないじゃないか」

 

「…………どうということはない」

 

「全くじゃ」

 

今までの姫路さんのケミカルクッキングのせいかいつの間にか僕たちには耐性ができているようだ。そう思った僕たちは次々と鍋の中身を消化していくのであった

 

「な、なんでアンタ達平気なのよ!?こんなにひどい味なのよ!?」

 

「…理解できない」

 

「吉井君たちって、味覚障害・・・?」

 

「一体あんたたちは何なのよ・・・」

 

こうして闇鍋パーティーは終わるのであった

 

 

 

そして

 

『お邪魔しましたーーーー!!』

 

「じゃあまた学校で!!」

 

雄二たちが帰り僕たちは後片付けをしていた

 

「そういえば姫路さんの両親は・・・」

 

「はい。ここにいると連絡していますからすぐに帰ってきたら直接明久君の家に迎えにやってきます」

 

そうか。まあ、女の子一人夜道を歩くなんてそんな物騒なこと・・・。ガタックに選ばれた姫路さんなら大丈夫か?と思っていたら・・・

 

Prrrrrr

 

突然携帯が鳴った

 

「あれ、私のです。ちょっと待ってください。はいもしもし。お父さん?・・・えっ!!本当ですか?」

 

なんか大変なことになっているような・・・

 

「はいわかりました・・・」

 

そういって姫路さんは携帯を切る

 

「姫路さん。どうかしましたか?」

 

姉さんが聞いてきた

 

「はい。実はちょっとした問題がありまして向こうの飛行機が飛ばなくなってしまったんです。おまけにいつ飛び立つのかわからないんです・・・」

 

そりゃあ問題だ。帰ってくるまでの間姫路さんは一人で家にすごすことになる。と思ったら姉さんが

 

「それなら、しばらくここにいたらどうですか?」

 

『えっ!?』

 

「女の子一人で家にいるなんて危ないですしここにいたほうがいいと思いますよ。私も残りたいところですがあいにく着替えや荷物は向こうに持って行ってしまいましたから明日帰らざるを得ませんけど・・・」

 

「ちょっと待ってよ!!」

 

となるとしばらくは姫路さんの同棲!!まずい。そうなるとFFF団が!!

 

 

同時刻、FFF団&帰宅途中のムッツリーニは・・・

 

ピコーンッ!!

 

『異端者の気配!!』←FFF団

 

「……んっ!!」

 

「どうした、ムッツリーニ?」

 

「……どこかに幸せなやつの気配を感じた」

 

「意味が分からぬ・・・」

 

 

 

「姉さん、ちょっと待って。いきなりそんなことを姫路さんが了承するわけ・・・」

 

「私なら別に・・・。」

 

「ノオオオオオオオオオオーーーーーーーー!!」

 

「あら、もしかしてアキ君は無防備で眠りこけている姫路さんを前にして、その煮えたぎる煩悩のままに襲い掛かってしまうおつもりですか?」

 

「い、いやいやいやいやいやいや、そんなことないって!」

 

「では、一つ屋根の下で姫路さんと寝ても彼女は何も心配する必要はない、自分は紳士的にただひたすらぐっすり眠りますと断言できますか?」

 

「も・・・ちろんさ!」

 

「不自然な間がありませんでしたか?」

 

「ないない!大丈夫、例えそんなことになっても僕は全然何も手出ししないから!」

 

「そうですか、では普通に一緒に暮らしても問題ありませんね?」

 

「もちろんさ! ・・・って、あれ?」

 

いつの間にか論破されてる?

 

見ると姉さんは「作戦通り」という顔を向けていた。や、やられた・・・。ワームと戦って負けた以上の敗北感だ・・・

 

かくして姫路さんとの同棲生活が今ここに始まろうとしていた。そして姉さんが「お風呂に入ってきます」と言ってお風呂場に向かった後姫路さんが・・・

 

「今週の土日に福引で当てた温泉旅行に行きましょう、明久君!!」

 

と言ってきた。はたして僕に待ち受けられるのか希望か絶望か!?

 

 




なんかグダグダですが誤字以外の批判は受け付けません。次回は温泉旅行編です
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