明久サイド
福引で当てた温泉旅行のチケットで卯月温泉に着た僕と姫路さんは旅館の人に案内された部屋へとやってきた。そして今は旅館の人の説明を聞いてきた
「それではごゆっくりしてください。それとお食事ですが8時からとなっております。」
一通りの説明が終わった後旅館の人は部屋から出ていった。
「さてと・・・これからどうする。姫路さん?」
食事までまだ時間があるのでこれからどうするのかを聞いた
「そ、そうですね。せっかく温泉に来たので温泉はどうですか」
姫路さんはそう答えた
「温泉か。じゃあ、入りに行く?」
「はい!!」
そう言って僕たちは温泉へと向かった
姫路サイド
「それじゃあ、明久君。またあとで!!」
「うん。それじゃあ」
そう言って私は女湯の暖簾をくぐり服を脱いで温泉へといきました
カポーンッ
「はぁー。いい気持ちです~。」
露天風呂に入った私はそんな声をあげました
「こんな気持ちだと今までのことが嘘みたいです」
私がそう言うと今までのことを思い出しました
明久君たちの話によると明久君がカブトになったのは強化合宿前の連休。そこから明久君は戦い、そして坂本君、土屋君、木下君もザビー、ドレイク、サソードに選ばれてそして私もガタックに選ばれ戦いへと身を投じたあの日々・・・
そして美波ちゃんや翔子ちゃん、愛子ちゃん、木下さんによるサポートもあり今の私たちがいる。今はワームはおとなしくしているけど間宮麗奈やまだ表立っていない乃木怜治、そして常村先輩、夏川先輩が変身するホッパー、そして奪われたアナザーカブトゼクター。相手側にもこんなにも戦力がある。いくら明久君がハイパーゼクターの力を手に入れたとしても勝てるとは限らない。もしこの戦いで明久君が死んだら・・・
私がそこまで考えていたら
ガラッ
突然露天風呂の扉が開いて誰かが入ってくる音が聞こえたので私は後ろを振り向きました。そして入ってきた人物を見て驚きました。なぜなら入ってきたのは・・・
「翔子ちゃん!?」
なんと翔子ちゃんでした。私はあまりのことで驚きましたが翔子ちゃんは一言
「…瑞希。温泉では静かに・・・」
いや、これは驚きます!!
「なんで翔子ちゃんがここに!?」
「…雄二の家に泊まろうと思って荷物を持って雄二の家に寄ろうとしたらたまたま瑞希と吉井が鞄を持ってどっかへ行こうとしていてたから気になって予定を変更してついてきた」
そうですか・・・
「…ところでさっきは何で落ち込んでいたの?」
「実は・・・」
私は今までのことを話しました。翔子ちゃんも坂本君という一途な相手がいるから私の言うことが分かっている感じでした
「・・・というわけなんです」
そして私の話が終わりました
「…そういうわけ」
「はい・・・。翔子ちゃんはどう思っているんですか?もし坂本君がワームとの戦いで死んだら・・・」
私がそう問うと
「…確かに瑞希の言った通りこの先どうなるのかわからない。でも最悪な場合が起きる前にその人から思いを言えばいいかもしれない。私はそう思う。だから雄二が本心で『私のことが好き』って言ってくれるのを私は待っているの。そして何が起こってからはダメ。最悪な場合が起きる前にその人を守る。たとえゼクターに選ばれていなくても」
翔子ちゃんはそう答えました
「でもそれで・・・」
翔子ちゃんが死んだらと言おうとした瞬間翔子ちゃんは湯船から上がり
「…今のは私の意見。瑞希の恋心に関することは瑞希が解決すればいいと思う。前にあのラーメンの屋台の人が私たちに「人が歩むのは人の道。その道を拓くのは天の道」と言っていた。これは戦いだけではなく恋、いやすべての事に関して言えるのではないかと私はそう思っているの」
そう言って翔子ちゃんは温泉から出ていこうとして扉に手をかけ出ていく前に・・・
「…それと私がここに来たのは吉井には内緒。これは私と瑞希だけの秘密」
そういって翔子ちゃんは出ていきました
「人が歩むのは人の道。その道を拓くのは天の道・・・」
私はその言葉をつぶやくきながらまだ温泉に入っていました
そして温泉から上がり浴衣に着替えた明久君と合流した私は部屋で食事をとっていました。でも私は温泉のことが気になってなかなか食事がとれませんでした
「姫路さん、どうしたの?」
明久君がそんな私を見て声をかけました
「いえ、なんでもありません!!」
「そう・・・」
そう言って明久君は食事を再開しましたが私は複雑な気持ちでした。私は明久君のことが好き。そして今はその大好きな人と温泉旅行に来ているのにこのまま進展はしないのでしょうか。それは嫌です!!私は・・・
そして食事が終わり旅館の人が布団をしいて部屋から出て行ったあと・・・
「それじゃあ寝ようか、姫路さん」
そう言って明久君は布団へ入ろうとした瞬間
「待ってください、明久君!!」
私は大声で明久君を止めました
「!?どうしたの、姫路さん!!」
明久君も驚き私を振り返りました
「私ずっと思っていたんです。私はガタックに選ばれたあの日明久君のことが好きだと言いましたが明久君は私の事をどう思っているのか?お願いです。明久君。明久君は私のことを友達だと思っているのですか?それとも・・・」
私は泣いているのだろうか。なぜか目に涙が浮かんでいた
「明久君は小学生のころから私のために色々頑張っていました。それは友達として当たり前のことなんですか?どうなんですか、明・・・」
私がそこまで言った瞬間不意に唇に柔らかい感じがしました私は目を向けるとそこには明久君の顔がかなり近づいて見えていました。これでわかりました。明久君が私にキスをしたと。そして唇が離れた後明久君は言いました
「ごめんね姫路さん。ずっとそのことで悩んでいたなんて。でもこれだけは言わせて。僕は姫路さんのことが大好きだよ。」
明久君はそうやさしい顔で私を見ました
「明・・・久・・・君・・・」
私は涙交じりで言いながらもう一度明久君にキスをしてそのまま布団へと入りました
そして・・・
明久サイド
朝になった。あれから何が起こったのだろう。僕は昨日のことがあまり思い出せていなかった。ふと見るとそこには裸になった姫路さんがいた。
「な、なんで裸の姫路さんが・・・!?」
そこまで言ったとき僕の今の状態を見てさらに驚いた。なんと僕自身も裸だったのだ。
「なんで僕も・・・」
そこまで言ったとき僕は昨日のことを思い出した。昨日僕は姫路さんと・・・
「ん・・・」
そこまで考えると隣で寝ていた姫路さんもようやく目を覚ました
「あ、明久君・・・///」
姫路さんは昨日のことを覚えているのか少し顔が赤いようだ
「おはよう、姫路さん・・・」
「おはようございます、明久君・・・///」
『・・・』
しばらくの沈黙の後
「あの~姫路さん・・・?」
僕はまだ顔を赤らめている姫路さんに声をかけようとしたら
「瑞希・・・」
「へっ?」
「だってもう明久君と私は恋人同士になったんだから下の名前で呼んでくれないとだめです。そうでしょ、明久君」
まだ若干顔が赤いが姫路さんがそう言った
「わかったよ、瑞希ちゃん。でも一つお願いがあるんだけど・・・」
「なんでしょうか、明久君?」
「瑞希ちゃんって呼ぶのは2人きりのときでいい?人前で瑞希ちゃんっていうのはちょっと恥ずかしくって・・・」
「明久君がそう言うなら構いませんよ。でも2人きりの時は瑞希って呼んでください」
「わかったよ、瑞希ちゃん」
そして僕たちは裸で布団に入っているままもう一度口づけをしたのであった。
なんか微妙にグダグダですが私の文才力で表す恋愛はこれが限界です。ご了承ください