GOD SPEED BAKA   作:アクアマン

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お待たせしました。55話のあれです


第63話

明久サイド

 

瑞希ちゃんと行ったあの忘れられない温泉旅行から帰ってきて数日。僕と瑞希ちゃんの距離は急速に縮まっている気がする。若干その様子をFFF団が気にしてはいるが彼らにとっては「違反ギリギリ」としてみているのか今は落ち着いているようだった。そしてこれからも瑞希ちゃんとの恋を深めようとしたある日の朝・・・

 

『あなたの秘密を握っています』

 

「なんか前にも見たような光景がーーーー!!」

 

この青空の中前にもあげたことがあるような絶叫を上げるのであった

 

「ま~たお前の下駄箱に脅迫状が入っていたのか、懲りないなお前も・・・」

 

「……で今度は何をやらかした」

 

雄二とムッツリーニも半分興味本位で聞いてきた

 

「そんなのわからないよ!!」

 

僕も泣きながら返す

 

「でもアキに脅迫状なんて心当たりがある人なんて山ほどいるわよ?」

 

「明久。その中には写真が入っているのか?」

 

雄二が聞いてきたので僕は封筒の中身を確かめる

 

「えーと3枚ほど入っているみたい」

 

「やっぱりな。大方お前の女装写真でも写っているだろう?」

 

そういうと雄二は封筒に入っている写真を横取りするようにとる

 

「まったくお前の女装癖は今に・・・」

 

雄二が失礼なことを言いながら(あとで霧島さんに嘘情報を流そうかと思ったほど)写真を見た瞬間雄二の顔色が変わった。そして・・・

 

「おい、明久。これはシャレにならんぞ・・・」

 

「?」

 

雄二が言った言葉が気になり僕は写真を受け取り見た。そしてその写真を皆と一緒に見たらそこには本当にシャレにならないものが写っていたのであった

 

1枚目・・・カブトハイパーフォームの状態

 

2枚目・・・そこから変身を解除していく様子

 

3枚目・・・完全に変身解除が終わりもとに姿に戻る僕

 

「うそ・・・」

 

「これはシャレにならんぞい・・・」

 

「一体いつの間にとられたのでしょうか・・・」

 

この写真の内容は僕たちを戦慄させたのであった

 

 

 

「・・・でまずは状況確認だ」

 

とりあえずこの状況に関する会議が始まった

 

「まずはこの3枚目。この時明久が来ていた服から察して体育祭の時にとられたものだと分かる」

 

「後ろの背景から考えると一回目にワームと戦った後みたいだよ。僕2回目は先生たちから逃げてトイレの中で変身を解除したから・・・」

 

「犯人は中林さんの可能性は・・・?」

 

「それはないよ。あの後ワームが逃げたことを岬先生に伝えようとして探している途中に雄二と会ってそのあとすぐに中林さんがEクラスのみんなに彼女がワームに襲われたことを話していたのを聞いたけど僕だということは知らなかったから。せいぜい声に違和感を感じた程度。」

 

「……それにもう中林の記憶は処理済み」

 

「となると・・・」

 

ここまでまとめあった結果僕らがたどり着いた結論は一つ

 

「あのときあの場所には明久でもワームでも中林でもない別の人間がいたということだ」

 

「どのみちカブトのことを知られたわけだから岬先生に言わないと・・・」

 

「……それは駄目だ」

 

このことを岬さんに話そうとして職員室へ向かおうとしたら突然ムッツリーニに止められた

 

「なんでムッツリーニ止めるの!?これは・・・」

 

「……脅迫状をあらためて読めば『2日後の放課後に新校舎3階の空き教室に来てください。来なかったり岬先生や他の先生を呼べば同封している写真をネットにばらまきます。』と書いてある」

 

「何で岬先生のことまで知っているの!?」

 

「明久、心当たりは!?」

 

雄二がそう言ってきたので僕はあの時のことを思い出す。えーと確かあの時・・・

 

「思い出した!!あの時ワームが逃げた後『体育祭までワームが現れるなんてこれやばいよ・・・。急いで岬先生に・・・』と言って走り出した!!」

 

「ということはそいつはその言葉を聞き明久と岬先生の関係を知ったわけか・・・」

 

「いったい犯人は誰なんでしょう・・・」

 

「……清水説は?」

 

確かに盗撮関係で関係ある犯人と言ったら真っ先に浮かぶだろう。しかし・・・

 

「それはないわ。あの子、肝試しのことが原因でお母さんによって無理やり学校をやめさせられてその後お寺に放り込まれたらしいから。そのお寺噂によるとかなりの山奥で脱走防止のセキュリティは刑務所並と言われているらしいのよ」

 

一体どんなお寺に放り込まれたんだ?

 

「根本説はどうじゃ?」

 

「あいつが犯人ならこんな面倒なことはしないはずだが・・・」

 

「……しかし肝試しの時にあいつに施した記憶処理はライダーとワームに関してのみ。肝試しの事件に対する記憶は残っている」

 

「一応犯人候補か」

 

「よしちょっと行ってくる!!」

 

「おい、明久待て!!」

 

こんな手紙を届けた外道には正真正銘の地獄を見せないと・・・

 

数分後・・・

 

「ただいま・・・」

 

「明久早かったな。どうした?」

 

「実は・・・」

 

 

Bクラスで・・・

 

ガラっ!!

 

「根本君!!」

 

すごい形相をしてポケットにはカッターを仕込んだ僕はBクラスへと乗り込んだ

 

『吉井だぞ』

 

『あいつまさか試召戦争の申し込みを・・・』

 

『でも今あいつ根本って言ったぞ・・・』

 

『根本はもう代表じゃないのに・・・』

 

「な、なんだよ吉井・・・」

 

僕から発せられる殺気にビビった根本君は驚きを顔を見せる。その殺気は僕に対する憎しみなんか一瞬で消え去るほどだった。しかしこいつが白の可能性もあるため一応聞く

 

「単刀直入に言おう。体育祭の日の昼休み君はどこで何をしていた?そしてそれを証明する人はいるか?」

 

そう言った。これでアリバイが成立しなかったら強制捜査だ・・・

 

「体育祭の昼休みか・・・!?俺はあの時クラスのみんなと一緒に午後の応援合戦の最終調整をしていたぞ!!クラス全員が証人だ!!な、代表!!」

 

そう言って根本君はやめさせられた彼に変わった新しい代表に声をかけた

 

「ええ。特に根本に関しては肝試しのことがあったから少しでも目を離さないように先生からきつく言われているからみっちり監視していたわよ?」

 

「ちなみに根本君の鞄の中に妙なものが入っていないか確認はしているの?」

 

「ええ、『ある意味根本は吉井以上の問題児かもしれないから毎日持ち物チェックはするように』と担任の先生に学園長、そして西村先生にきつく言われたから」

 

僕以上って。そして何たる最強布陣。やはり根本君の悪事を聞くとこうなるだろうな

 

「おかげで俺は学校では四六時中監視されているんだぜ。それがどうした?」

 

どうやらこいつは白:8黒:2のようだな。

 

「いや、それなら別にいいよ。勘違いだったみたい。お邪魔しました~」

 

そういって僕はBクラスから出ていった

 

 

 

「というわけなんだ・・・」

 

そしてBクラスの出来事を話した

 

「根本が犯人の説は遠くなっただけか・・・」

 

「それじゃあ、いったい誰が明久君に脅迫状を・・・」

 

全く犯人がつかめないこの事件。いったい僕にこの手紙を出したのは誰なんだ?

 

 




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