GOD SPEED BAKA   作:アクアマン

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新年あけましておめでとうございます。では今年も「GOD SPEED BAKA」をよろしくお願いします


第68話

田所サイド

 

「よし、研究チーム全35名上陸準備を始めてくれ!!」

 

祐翔隊長の一言で私を含んだメンバーは研究道具やサバイバルナイフ(邪魔な蔦を切るため)などをリュックに詰め島への上陸を開始した

 

そしてすべての準備が終えた同時に船は島へと到着し、メンバーは次々と船から降りた

 

「よっと!」

 

そして私が船を降りて周りを見渡した。そしたら周りには我々が乗った船以外の船が大量にあった。恐らく他の研究チームの物だろう。そして最後の一人が船から降りると祐翔隊長はこう言った

 

「全員降りたな?それでは隕石の落下地点へと向かう!!隕石が落ちたのはこの島の中心部に値するここだ」

 

そう言って祐翔隊長は地図を広げ島が落ちたあたりを指さした

 

「全メンバー出動!!」

 

『応!!』

 

そう言ってメンバーは全員隕石へと向かった

 

そして歩き始めて10分はしただろう。我々は森へと入った

 

「険しい森ですね・・・」

 

一人のメンバーがそんなことを言った

 

「まあ、ここはもとから無人島だからな。でもそれが幸いだ。森と言ってもあたりが台風に合ったようにめちゃくちゃだ。それだけ隕石の落下の衝撃が激しかったというわけだ。これが小笠原諸島や屋久島だったらとんでもない騒ぎになっていたかもな」

 

隊長がそう言ったが私は一つ疑問があった。それは隕石が落下した地点まであと少しなのに研究チームの気配が感じられなかった。と思っていたら・・・

 

ガサガサッ!!

 

『!?』

 

突然向こうから誰かが走ってくる音が聞こえ我々はその方向を見た。そこからは研究チームの一人であろう一人の男が何やら慌てた様子で走ってきた

 

「た、助けてくれ!!」

 

男は我々に向かってそう言ってきた。

 

「どうした!?おい、お前たちあの人を!!」

 

『はい!!』

 

祐翔隊長の指示でメンバーが2人男を介抱し我々も男のもとへ向かう

 

「いったいどうしたんだ!?」

 

「しっかりしてください!!」

 

二人は男にそう言った

 

「か、怪物が・・・」

 

『怪物?』

 

男の言った言葉に我々は?を浮かべる

 

「ああ、俺たちはこの先にある隕石を調査するためにここへ来たがその時怪物に襲われた!!そういつに仲間や他のメンバーは殺された!!」

 

冗談にしてはあまりにも必死すぎて我々はこの男の言うことが真実かどうか半信半疑であった

 

「でその怪物というのは?」

 

祐翔隊長は男にそう言った

 

「体は緑色をしていた。まるでサナギみたいに。そして何よりの特徴は・・・」

 

男はそう言った瞬間笑ったように見えた

 

「人間に化けられるんだ。そう・・・。こんな風に・・・」

 

男がそう言った瞬間男は姿を変えた。男が言った通り緑色のサナギのような姿に。そして男だったそいつはその両腕で介抱した2人の首をその爪で切った。2人は首から噴水のごとく血を吹き出しそしてそのまま絶命した

 

「キャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」

 

その光景を見た朋代さんは叫び声をあげると同時に祐翔隊長は・・・

 

「全員退避しろ!!急げ!!」

 

その一言に我々は蜘蛛の子散らすように逃げ出そうとしたが・・・

 

「な・・・!?」

 

我々の周りには似たような怪物が周囲を取り囲んでいた

 

「囲まれた!?」

 

隊員の一人がそう言ったと同時に怪物はだんだんと距離を詰め寄った

 

「な、なめるなーーーー!!」

 

そう言って一人の隊員がナイフを持って怪物に突進したが・・・

 

ボキッ!

 

怪物の皮膚が固くナイフのほうが逆に折れそのまま怪物の腕の一振りにやられた。

 

あまりに絶体絶命な状況の中、10数人が一斉にうなづいた

 

「隊長。俺たちはあなたとともにここで働いてうれしかったです。」

 

「隊長夫婦だけは生き残ってください」

 

「残りは万が一のために残ってくれ。隊長夫婦を守るために」

 

他のメンバーの言うことの意味が分からず祐翔隊長は・・・

 

「お前らどういう・・・」

 

彼がそう言ったその時!!

 

『うおおおおおおおおーーーーー!!』

 

彼らは一斉に一方向へと走り出しその方向にいた怪物に突進。そしてアメフトやラクビーの相手のラインを押しのけるような感じで道を広げ脱出口を作った

 

「早く脱出してください!」

 

「長くは持ちません!!早く!!」

 

押しのけながらみんなはそう言った。

 

「そんな・・・。皆」

 

隊長はそんな様子をみて涙をしたが道を作っているメンバーは次々と怪物に殺されていく。しかし私は隊長の手を握りそのまま駆け出した

 

「田所!!彼らを見捨てるというのか!?」

 

私の行動に隊長は怒りを込めた言葉で言った

 

「私だってこんなことをしたくはありません。でもみんなあなたたちのため道を作ってくれたんです!!あなたは彼らの決死の気持ちを無駄にしたいのですか!?わたしだって見捨てたくはないんです!!」

 

私は涙を込めていった。

 

「さあ、奥さんも!!」

 

隊長夫婦だけでも逃がそうと他のメンバーも朋代さんの手を引いて決死で作ってくれた脱出口へ走り出した。その道中・・・

 

「隊長。先程のことはビデオで録画しました。これを政府に持っていけばこれ以上の被害はありません!!」

 

一人の隊員はこれ以上の被害を出さないための証拠映像を持って言った。

 

「ああ・・・」

 

隊長は浮かない様子だったか無理もない。自信を尊敬する仲間を犠牲に助かったのだから仲間を大切にする祐翔隊長にとっては耐えられないのだろう。そして・・・

 

「船が見えたぞ!!」

 

一人の隊員が大きな声でそういった。これで我々は助かる。そう思ったその時

 

「ギャーーーーーーーーーー!!」

 

一人の隊員がそんな叫び声をあげた。何が起こったのか後ろを見ると

 

先程とは違う姿の怪物とその怪物に殺されたのか怪物の足元に倒れている一人の隊員の姿がそこにいた。

 

「い、いつの間に・・・」

 

「俺、あいつのすぐ後ろにいたのに叫び声がするまで全く気付かなかったぞ・・・」

 

他のメンバーも何が起こったのか混乱気味だった。そして・・・

 

フッ!

 

怪物が突然消えたと思ったと同時に2人の隊員が血しぶきを上げそのまま絶命をした

 

「一体なにが・・・」

 

そう思って私は何事かと思った矢先に先程消えた怪物が今度は朋代さんの目の前に現れた。

 

「えっ?」

 

突然目の前に怪物が現れて混乱する朋代さん。そして気がつくのが遅かったのか気がつくと怪物の手はもう真上にまで上げていた

 

「朋代さん!!」

 

「朋代!!」

 

私と隊長は彼女を助け出そうと駆け寄ったが

 

ザシュ

 

そのまま怪物の一振りで足から崩れ始めた。

 

「ゆ・・う・・・とさ・・・」

 

そして隊長のなを呼びながらそのまま動かなくなった

 

「朋代ーーーー!!」

 

その様子を見た隊長は奥さんの死が信じられず泣いた。

 

『ほう。この女はお前の嫁か。それなら次はお前だ。これからは我々ワームがお前たちになる』

 

そう言ってワームと呼ばれる隊長は祐翔隊長のもとへ行くとそのまま朋代さんを殺したその腕を上げ、そのまま振り下ろそうとしたが・・・

 

「隊長ーーー!!」

 

間一髪私が隊長をかばって隊長を殺そうとした攻撃は私の背中に当たった。

 

「ぐあっーーーー!!」

 

「田所ーーーー!!」

 

直撃ではなかったのが不幸中の幸いだがそれでもダメージが大きく背中からは血が流れていた

 

『ちっ!!邪魔をするならまずはお前からだ!!』

 

ワームはそう言うと標的を私に変えようとした。しかし

 

「うおおーーーーー!!」

 

奥さんや私など大切な人を攻撃されついに怒りの頂点に達したのか隊長がナイフを持ちながらワームへ突進してきた。そしてその様子を見たワームは

 

『そんなもので私を殺せるか!!』

 

返り討ちにしようと隊長めがけてその腕を振り上げてそして・・・

 

 

 

 

隊長めがけてその腕が振り下ろされた

 

 

 

隊長はその腕の直撃を受けワームはやったと思って一瞬の油断をした。しかし・・・

 

「・・・・・・」

 

隊長は血を流しながらも執念で立ちあがった

 

『しぶとい野郎だ。さっさと死ねーーーーーーーー!!』

 

そう言ってワームは隊長にとどめを刺そうとした瞬間

 

ガシッ!!

 

私が渾身の力でワームの脚を抑えワームの動きを封じた

 

『何!?離せ!!この死にぞこないがーーー!!』

 

ワームは必死で抵抗する私を殺そうとその腕を私に向けようとしたが

 

「うおおおおーーーー!!」

 

隊長が血だらけのまま突進し、そして・・・

 

 

 

ワームの喉にその刃が突き刺さった

 

 

 

『!?』

 

ワームも何が起こったのかわからず一瞬硬直した

 

「お前も・・・さっきのようなやつみたいに固い・・・体をしているようだった・・・からな・・・。だけど首とか関節とかは固い・・・装甲で・・・おおわれてはいない・・・。だから・・・そこを狙えば・・・と思ったら・・・あたりだったようだ・・・」

 

隊長はそう言った瞬間ワームに刺さっているナイフでそのまま奴の喉を掻っ切った。

 

「ギシャーーーーーーーーーーーー!!」

 

ワームはそのまま叫び声をあげて倒れ死んだ

 

「朋・・・代のかた・・・きだ・・・」

 

そう言って祐翔隊長は倒れた。

 

「隊長!!」

 

そして残りの隊員が私たちのもとへ駆け寄った

 

「私はいい。それよりそこの怪物を船に乗せろ・・・。これと映像を日本政府へ・・・。それと私を朋代の所に・・・」

 

「はい!!」

 

隊長の指示で隊員が作業を開始する。そして死体となったワームと私(先に応急手当てが終わったために)を船に乗せて最後に隊長を船に乗せようとしたその時

 

「シャーーーー!!」

 

先程の緑色の怪物が再び現れた。そして周りの様子を見たと同時に彼らの体が赤くなりそのまま姿を変えた

 

『!?』

 

その様子を見た我々は驚きを隠せない。そして隊長は信じられない言葉を言った

 

「お前たち。私を置いて逃げろ・・・。」

 

「!?」

 

「私は・・・もうだめだ・・・。だがお前たちは・・・生きている。絶対に・・・生きろ・・・」

 

そう言って隊長は力尽きた

 

「隊長ーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」

 

そう言って一人の隊員は涙を流しながら叫んだ。そして残ったメンバーは一斉に命からがら船に乗り込みそのまま島を脱出した

 

 

 

そして隊長と私の二人係で倒したワームとあの映像を政府に届け事の重大さを知った政府は1週間後島に関する一切の調査を禁止するよう世界中に呼びかけたのであった




新年早々グダグダですみません。
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