GOD SPEED BAKA   作:アクアマン

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今回、原作をもとにしたオリジナル設定が出てきます


第71話

明久サイド

 

ショッピングの次の日、僕たちは学校へ登校した。最初に教室に入った僕たちが目に入ったものは・・・

 

「・・・」

 

卓袱台の上にだらんと両手を投げ出し顔を突っ伏した雄二であった

 

「雄二、眠いの?」

 

僕はこういったが・・・

 

「昨日、必死に翔子から逃げれたと思ったのになぜかばれて翔子の家にそのまま監禁されたんだよ!!」

 

そっか、昨日僕が霧島さんに場所を教えたもんね。ざまあみろ。

 

「ところで明久?」

 

「なに?」

 

「昨日翔子につかまる直前にお前を見たんだが何をしていたんだ?」

 

げっ、見られていたか・・・。ならここで・・・

 

「ていうか声をかけたのに無視してどっか行くなんてどういうことだ?」

 

えっ、それだと僕は一人でそこにいたということになるけど・・・

 

「……おはよう。」

 

僕が疑問に思っていたらムッツリーニが教室にやってきた

 

「あ、おはよう。ムッツリーニ」

 

「よう、ムッツリーニ」

 

僕たちもムッツリーニに挨拶をする。そうしたらムッツリーニは・・・

 

「……それより明久、聞きたいことがある」

 

「なに?」

 

こいつまさか僕と瑞希ちゃんが同居していることを掴んでしまったのか?

 

「……昨日・・・」

 

もしかして昨日瑞希ちゃんとショッピングに行った事がばれたのか?

 

「……近くの商店街でお前を見かけたのになぜ無視した?」

 

・・・えっ?何?近くの商店街?

 

「僕、昨日そこには行ってないけど・・・」

 

「……嘘をつくな。声をかけたのに無視したぞ」

 

「でも僕は・・・」

 

僕は本当に行ってない。そう言ったその時

 

「ちょっとアキ!!昨日葉月と買い物行ってその途中あんたを見かけたから声をかけたのに無視なんてどういうことよ!!」

 

と言って美波がすごい剣幕でやってきた

 

「ちょっと美波!!どういうこと?僕知らないよ!!」

 

「嘘言わないで!!葉月も泣いていたわよ!!『バカなお兄ちゃんに嫌われたのですか~』ってね!!」

 

「落ち着くのじゃ、島田!!明久はうそをついておらん。本当に身に覚えがないようじゃ!!」

 

そう言って秀吉が美波を止める。

 

「ありがとう、秀吉」

 

「なに、ところで明久。多分お主じゃないと思うのじゃが、昨日学校にいたかのう?」

 

「なんで?」

 

なんで僕が休日に学校なんか・・・

 

「いや、昨日部活の途中トイレに行きたくなってのう、トイレに行った時の話じゃ。その道中おぬしを見かけてのう。ワシが声をかけようとしたらすぐ階段に消えてのう・・・」

 

秀吉がそう言った。みんなの話から現れた僕。そして僕はそのことを知らない。このことから・・・

 

「みんな察するにいろんな場所で僕を見たということになっている。でも僕自身は覚えがない。ということは・・・」

 

この時からみんなの頭に提案が浮かんだ・・・

 

「まさか・・・」

 

「……でもそれしか考えられない・・・」

 

「でもまさか」

 

そうこれは・・・

 

『(明久・アキ)に擬態したワームがいる』

 

それに至った瞬間僕達は教室から出て岬さんにこのことを話そうとして職員室に向かった。

 

「ワームに擬態した吉井君ね・・・」

 

この話を聞いた岬さんは顔をしかめた。ちなみにこのことを他の先生が聞くと大変なので場所を変えている。

 

「ありえない話ではないわね・・・・。でもなんで・・・。」

 

「どうするの?ワームは成り代わった人物の記憶をも受け継ぐんでしょ?それならもう・・・」

 

「そうなら昨日のうちに襲われているはず・・・」

 

「とりあえず警戒はしておくわ・・・。しばらく吉井君は本部には来ないでね。」

 

「わかりました」

 

そう言って今は解散になった

 

 

そして放課後・・・

 

「まさか吉井君に化けるとわね・・・」

 

「ワームはルパンかよ・・・」

 

「…たとえ雄二に化けても私は本物の雄二を見分けられる」

 

「それ解決になってないからな・・・」

 

そう言って僕たちは帰路についていた

 

「でもいったい何で明久君に化けたのでしょうか・・・」

 

瑞希ちゃんの疑問に僕たちは考える。とその時!!

 

「!!伏せて!!」

 

突然の殺気に気づいた僕はそう叫んだ。と同時に

 

ドゴーーーン!!

 

僕たちの手前の地面が突然爆発し、爆風が巻き起こる

 

「な、なんだ!?」

 

僕の爆発の影響による砂煙のせいでよく前が見えない。でもこれは・・・

 

「みんな。あれ見て!!」

 

突然木下さんが指をさし僕たちはそこを見る。そこには・・・

 

「・・・」

 

カブトムシのような姿をし手には大剣を備えたワームがそこにいた。

 

「堂々と参上かよ・・・」

 

「まったく。ワームが擬態した僕がいるのにそのうえカブトムシに似たワームなんて最近どうなってるの本当!!」

 

そう言って僕たちは変身しようと構えるが・・・

 

「・・・」

 

突然ワームは逃げ出した。

 

「待て!!」

 

「逃がすかよ!!」

 

「美波たちはここにいて!!それとこのことを岬先生に!!」

 

僕たちはそう言って逃げたワームを追いかけた。そして追いかけること数分

 

「・・・」

 

逃げたワームをようやく追いつめた。そこは広場ともいうべき場所であった。いつもは大勢の人間がいるが今回に限っては一人もいない。おそらく逃げたのであろう。この異形の存在におびえたのか。それとも暴れたのか・・・

 

「やっと追いつめたぜ・・・」

 

「白昼堂々暴れて覚悟はできているかのう・・・」

 

「……また逃げられると思うな・・・」

 

「今度は逃がしません!!」

 

皆も戦闘準備万端だ・・・。と思ったらワームは・・・

 

『あーあ。やっぱり他のみんなまで来ちゃうのか~。僕個人としては君だけ来てほしかったんだけどな~』

 

そう言ってワームは僕を指さした

 

「えっ・・・」

 

ワームが指をさしたわけが分からず僕は首をかしげる

 

「おい、なんで明久だけを・・・」

 

雄二も気になってワームに聞く

 

『だってこのままだと色々と不都合だからさ。』

 

そう言ってワームは人間体となった。そしてその姿は・・・

 

『え・・・』

 

僕自身だった

 

「この姿を見ればわかるよね。君だけ来てほしかったわけが・・・。そう、ここに吉井明久は2人もいらない。だから僕は君を殺し完璧な僕となる。そのため君だけ来てほしかったんだ・・・」

 

僕に擬態したワームはそう言う・・・

 

「明久に擬態したらバカも受け継がれるようだな・・・。ワームは擬態した人物の記憶を受け継ぐんだろう?そんなまどろっこしいことをしなくてももっと簡単な方法があったんじゃないのか?」

 

雄二はそう言う。そうだ。記憶を受け継ぐんなら僕の家の住所やZECT本部の所在地がすぐわかるはずだ・・・

 

「そういうわけにはいかないんだよ。だって僕は変異種なんだから・・・」

 

「変異種?」

 

そう言って僕たちは首をかしげる

 

「そう、人間にも変異種がいることは知っているよね?生まれたとき指が6本だったり足が3本だったりとか?」

 

(作者注:これは作者が昔テレビやギネスブックでそのことを知りました。)

 

「それは僕たちワームにも例外ではない。折角だから冥途の土産に教えてあげよう。変異種のワームはサナギ体の時点でわかる」

 

「サナギ体の時点から・・・」

 

「通常のサナギ体の色は緑なのは知っているよね?」

 

「ええ・・・」

 

「でも変異種だと色が白なんだ」

 

ポ○モ○の色違いみたいだな・・・

 

「僕はその変異種のワームから成長したんだ。でもこれが厄介なことにね。擬態した人物を決められないうえその人物を僕自身が殺さないとその記憶を受け継がれないんだ。わかるよね?」

 

「そうか・・・。それのせいでお前が擬態した人物はよりによって・・・」

 

「そう。吉井明久。君自身だ・・・。よりによって僕はカブトに変身する人物に擬態してしまったわけ。だからわかるよね?僕は君を殺さないと完璧な僕になれないんだ・・・。だから君は僕自身の手で殺す・・・」

 

そういってワームの僕は一歩歩み寄る。だが・・・

 

「へっ・・・。襲う相手を間違えたな・・・」

 

「……明久は絶対に殺せない、いや殺させない」

 

「親友を殺されるのを黙って見守ると思っているのか?」

 

「明久君は誰にも殺させません!!」

 

そう言って雄二たちは各々のゼクターを構え・・・

 

『変身!!』

 

<<<<Henshin>>>>

 

それぞれザビー、ドレイク、サソード、ガタックに変身した

 

「そうだよ。いくら君が強くても僕を殺すことはできない。消えるのはお前だ!!変身!!」

 

<Henshin>

 

そして僕もカブトに変身した。そして僕たちは身構え臨戦態勢に入ったが当のワームは・・・

 

「くくく・・・」

 

なぜか怪しげな笑いを浮かべていた

 

「てめえ、何がおかしい・・・」

 

雄二がワームに聞く

 

「やはりそう来ると思ってね・・・。わかっているよ。いくら僕が変異種のワームでも君を殺せるとは思っていないよ。だってもう一人の僕は友達もいるし、ハイパークロックアップだっけ?クロックアップを超えたクロックアップって?そんな力を持つ奴に勝てるとは思っていないよ・・・」

 

「じゃあ・・・。なんで・・・」

 

「僕は変異種。だから通常のワームとは少し違う。それに君に擬態したおかげでとんでもない力を手にできたんだ。だから君を殺すのはワームとしての姿じゃなくもう一つの姿で君を、いや君たちを殺す・・・」

 

「……もう一つの姿だと・・・?」

 

「どういう意味じゃ?」

 

僕たちもあいつが行ったことが分からず場に緊張が走る

 

「見せてやるよ!!」

 

そう言って僕に擬態したワームはブレザーを脱いだ。そしてブレザーを見た姿を見て僕たちは驚いた。なぜならそいつの腰には・・・

 

「ベルトだと・・・」

 

「まさか・・・」

 

僕たちが感じた疑問と同時、何かが空から現れる。そしてそいつがワームの僕の手に収まる。それは・・・

 

「あれはまさか・・」

 

「ZECTから奪われた・・・」

 

「アナザーカブトゼクター・・・」

 

「まさかワームが・・・」

 

僕たちがそう言った瞬間・・・

 

「変身!!」

 

そいつはアナザーカブトゼクターをベルトにセットした。

 

<Henshin>

 

そしてそいつは僕のカブトマスクドフォームと似ているが、目は黄色で周りの形も若干違う姿となった

 

「どう?僕はワームにもなれる。ライダーになれる。こんなワームは僕一人だけ・・・。あとは君を殺せば僕は完璧な僕となれる!!」

 

アナザーカブトになったそいつは僕たちに指を向けてそう言った

 

「よりによってワームがアナザーカブトになるとはな・・・」

 

雄二も憎たらしい声でつぶやく

 

「アナザーカブトで呼ぶのはやめろ。僕は闇の吉井明久。だからこの姿は闇のカブト。これからはこの姿をダークカブトと呼んでもらおうか・・・。さあ、行くよ・・・」

 

そう言ってアナザーカブト改めダークカブトとなったそいつは僕たちに突進してきたのであった




明久に擬態したワームは私のオリジナルワームです。ではここでその紹介を・・・

名前:カブティックワーム

モチーフ:カブトムシ

容姿:ブレイドのビートルアンデットとディケイドで出てきたビートルファンガイアを足して2で割ったような感じ

武器:大剣

詳細:地球に棲むカブトムシに似た能力を持つワーム。その外殻の硬さはウカワームとほぼ同じ。また手に持っている大刀にエネルギーを集め衝撃波を放つことができる。明久に擬態するがこれは自分から望んで擬態したわけではなく変異種から成長したため明久の記憶を持っていない。そのため明久の記憶を得るため本物の明久を殺すため行動する。主にダークカブトとして戦うためあまりこの姿にはならない


以上オリジナルワームの説明でした。そして次回、驚きの展開が・・・。
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