明久サイド
『じゃあね・・・。もう一人の僕』
そう言ってダークカブトが僕に向かって剣を振り上げて・・・
「ああああーーーーーー!!!」
その勢いで僕は飛び起きた
「はあ、はあ・・・。夢か・・・」
そして僕が目が覚めたと同時に・・・
「アキイイイイイイイーーーーーーー!!!」
ギューーーーーーーー!!!
「ギャーーーーーー!!!」
突然美波に抱き付かれ体のあちこちに痛みが走る
「島田さん!!吉井君はけが人だよ!!離れて、離れて!!」
「…一命をとりとめたのに死んでしまう」
「そうよ、吉井君が死んじゃうわよ!!」
すぐさま工藤さんと木下さんの手によって離される。死ぬかと思った・・・。
「ご、ごめん。アキ・・・」
若干落ち着いたのか美波が僕に謝る。
「だ、大丈夫・・・。ところでここどこ・・・?」
「ZECT管轄の病院よ。私たちが来たらアキたちみんな倒れていてすぐに搬送したのよ」
美波の言葉に僕は思い出す
「そうだ!!美波!!雄二は?ムッツリーニは?秀吉は?姫路さんは?」
僕は痛む体を無理しながら美波に聞く。と・・・
「俺なら大丈夫だ、明久・・・」
「……同じく・・・」
「わしもじゃ・・・」
「心配かけてごめんなさい・・・」
と雄二たちの声が横から聞こえてきたので見ると雄二たちがベッドの上で元気で(?)いた。よかった・・・
「みんな、吉井君より先に目を覚ましたのよ」
「全員無事で良かった・・・」
「…雄二も無事でよかった」
Aクラスの面々もみんな無事でよかった感じだが・・・
「でも坂本から話は聞いたわ・・・。アキに擬態したワームがアナザーカブト、いやダークカブトになったって・・・」
美波のその一言に周りの空気が重くなる。とそこへ・・・
ガチャ
突然病室のドアが開かれ中から岬さんと田所さんがやってくる
「なんとか生きて帰ってこれたな・・・。よかった・・・」
「坂本君たちから話は聞いたけどこれほどとは・・・」
二人も今の僕たちを見て驚く。そして二人が入ってきたと同時に二人は僕を見た
「早速だけど吉井君。きみはどうして助かったの?」
「えっ?」
岬さんの出した言葉に僕は首をかしげる
「坂本君が言うにはそいつは吉井君を殺すために行動する。私たちが合流したときそこに倒れている皆を見つけて念のため特殊な機械でワームの擬態かどうか調べたの。だから君は本物の吉井君だと言えるの。でもなんで倒れている吉井君がいたのにそいつは吉井君を殺さなかったのか?その理由があいつを倒すカギだと思うの?君が気を失う直前何かあったのか思い出せない?」
岬さんはそう言うけど・・・
「やられた影響だったのかどうかわからないけど。おかしなものを見ました・・・」
『おかしなもの?』
「うん・・・。最初にあいつにやられて変身が強制解除されたんです。その後奴は僕にとどめを刺そうと剣を振り上げたんです。でもその時ありえない音が聞こえたんだ・・・」
『ありえない音?』
「それって何なの?吉井君?」
「クロックアップ時に発せられるベルトの電子音声でした・・・」
『えっ?』
「最初は雄二たちが無理しているのかと思ったのですが雄二たちは倒れていたし、でもその音が聞こえたと同時に奴の背中に火花が散ったんです・・・」
「どういうことだ?」
「さらにその後ありえないものを見たんです・・・」
『ありえないもの?』
「僕が意識を失う直前クロックアップが解除される音がしたんです。そして薄れていく意識の中で僕が見たのは・・・」
そして次が僕が発した言葉は周りを混乱させる言葉だった・・・
「僕のカブトでもなければ、奴が変身したダークカブトではない。僕のカブトに姿形がそっくりなカブトだったんです・・・」
「なんだと・・・?」
「……明久、嘘でも笑えんぞ」
「カブトはお主だけじゃろ?」
「おかしいです・・・」
雄二たちも混乱している。そうだ信じたくないけどあれはどういうことだ?
「でもそれってもしかして幻覚か何かだったんでしょうね・・・。だって・・・」
「ええ・・・。カブトはこの世に一つだけ・・・。同じやつが存在するなんてありえない・・・」
「しかし、どうして助かったんだ・・・」
田所さんが出した疑問は最大の謎となっていた
明久(ワーム)サイド
「くそーーーーーーーー!!」
ガシャーーーン!!
近くにあったドラム缶を蹴るが僕の怒りが収まらない
「ほんとに何なんだよ、あいつ・・・」
もうすぐもう一人の僕が殺せると思った矢先に現れた謎のカブト・・・。そいつのせいで・・・
「くそがーーーーーーー!!」
ドゴッ!!
怒り任せに僕は壁をける
「ひどい荒れようだな?」
その様子をみた乃木が僕のもとへ詰め寄る
「悪いかよ?」
「ふん・・・。しかし本当なのか?貴様でも本物の吉井でもない別のカブトがいたというのは・・・?」
「ああ・・・」
僕は怒り任せにこたえる
「ふふ・・・。それは興味深い・・・。決めた・・・」
そう言って乃木は振り向く・・・。
「どうした・・・。」
「貴様の言ったことに興味を持ってね。お前を邪魔したカブトの正体を突き止めてやる。そいつは本物の吉井を殺そうとすれば現れるかもしれないからな・・・」
乃木の一言に僕は我慢できない
「貴様・・・。もう一人の僕を殺すのは・・・」
僕がそう言って乃木を止めようとしたがやめた。あいつは変異種の僕でも勝てない
「どうした?」
「なんでもない・・・。だがもう一人の僕は殺すな?とどめは僕が指す。じゃないと・・・」
「わかってるから安心しろ。」
そう言って乃木は出ていった
「ふん・・・。あのカブトもバカなことをした・・・。奴は他のワームにはない特殊な能力を持っている・・・。その能力の前ではあのハイパークロックアップでさえ無力なのだから・・・」
そして僕は乃木が出ていったのとは別の方向へ歩き出すのであった
過去最高にグダグダです。申し訳ありません・・・