GOD SPEED BAKA   作:アクアマン

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再びスランプ中です。

注意:前回から「今回は乃木との戦いだ!!」と思っている人もいると思いますが彼は今回は出ません。彼は次回に持ち越しです


第74話

明久サイド

 

あの日から1週間がたった。ダークカブトと戦った場所の痕跡は事故という理由で揉み消された。そして周囲の人の話によるとやはり僕たちが来る前にそいつがワームとしての姿で人払いという名の暴走をしていたらしく危うくワームの存在が世界中にばれるところだったが映画の行き過ぎた撮影ということで処理されたようだ。余談だが前述の事故はそれが原因となっているらしい

 

そしてダークカブトにやられた僕たちは表向きは事故に巻き込まれたという理由で数日の入院(僕は通算4回目)となったがダークカブトとの戦いで知った格の違いを突き付けられ現在・・・

 

『・・・』

 

絶賛ショック中であった。それはあの夏休みの時と同じだった。

 

「・・・というわけでありこの式が降り立つ数式を図にすると・・・」

 

そして今その状態のまま鉄人の授業を受けていた。だが気配だけで脱走を感知する鉄人だけに前みたいなショック状態で授業を受けると怪しまれるので真面目に授業を受けていたがやせ我慢もいいところだった。

 

キーンコーンカーンコーン

 

そして授業の終わりのチャイムが鳴り鉄人は出ていった。同時に・・・

 

「はぁーーーーー・・・」

 

やせ我慢していたショックが一気に放出。一気に鬱になった

 

「これからどうする、雄二・・・?」

 

「聞くな。俺だって難しい・・・」

 

「……俺たちでは歯が立たないことは事実」

 

「じゃな・・・」

 

格の違いを知った僕たちはこれからどうするのか悩んでいた。その中で瑞希ちゃんが・・・

 

「でも明久君でも偽物の明久君でもないカブトがいたというのも気になります・・・」

 

確かにそうだ。カブトはこの世に一つしかない。ダークカブトは形は似ているが色は違う。でも意識を失う直前に見たあれは僕のカブトと形はおろか色も似ていた。

 

「大方ZECTが明久のカブトをコピーしたんじゃないのか?」

 

「……それはない。」

 

「そういうことをすればすぐに田所氏のようなトップに伝わるからのう。隠れて同じやつを作るのは不可能じゃ。」

 

「じゃあなんで・・・」

 

わからない。もしあれがカブトなら彼は敵なのか味方なのか・・・?

 

「美波はどう思う・・・?」

 

そう言って僕は美波に声をかけるが・・・

 

「あれ?」

 

美波の席に美波はいなかった。

 

「美波ちゃんは今日はお休みです。」

 

「そういえばなぜか翔子も休みだ。俺が休まない限り決して休まないあいつが・・・」

 

「……工藤愛子も休みと聞いている」

 

「そう言えば姉上も最近家にいないのう・・・」

 

一体彼女たちに何が・・・。そうやって僕達が気になっていたら・・・

 

『2-F、吉井明久君、坂本雄二君、土屋康太君、木下秀吉君、姫路瑞希さん。西村先生が呼んでおります。至急生徒指導室まで来てください』

 

地獄への放送がなるのであった

 

 

そして僕たちが生徒指導室に来ると・・・

 

「よく来たな、お前らまずは座れ」

 

鉄人からの一言。その一言で僕たちは座る

 

「俺がどうしてお前たちを呼んだのかわかるか・・・?」

 

『動機がありすぎてわかりません』

 

僕、雄二、ムッツリーニのハモリ。当然だ。

 

「お前たちが思い浮かぶような動機で呼ぶのなら木下と姫路は呼ばんことぐらいわからんのか・・・?」

 

そういえばそうだ・・・

 

「お前たち、何か隠してないか・・・?」

 

ギクッ!!

 

そんな擬音が聞こえた気がした

 

「1週間前の事故でお前たちが巻き込まれたとは聞いたが退院後なんか壁のようなものを突き当ってなんか落ち込んでいる感じがしてな。俺の授業のときも無理して受けている感じ丸出しだったからな・・・」

 

やはり鉄人、そのことに気づいていたか・・・。だがこのことを話すわけには・・・

 

「俺は教師である以上悩みがあったらその悩みを聞き解決しなければいけない。そのことを忘れないでくれ」

 

鉄人がそう言って僕らは驚いた。そうか、鉄人は教師だったんだ・・・

 

「お前ら、俺のことをなんだと思ってたんだ・・・」

 

「人間を超えた存在」

 

「補習の鬼」

 

「……全校生徒の9割がおびえる存在」

 

「お前ら。目を閉じて歯をくいしばれ」

 

真実を言っただけなのになぜ殴られるんだ・・・?

 

そして帰り道

 

「いてて・・・」

 

「マジで頭が吹っ飛びそうだ・・・」

 

「……本当に教師なのか疑いたくなる・・・」

 

「これはおぬしらが悪いのじゃ」

 

「あんなこと言われたら怒りますよ・・・」

 

だって真実だし・・・

 

そんな会話をしながら僕たちはZECT本部へとやってきた。と言っても最近はここの寮へ寝泊まりしている(曰くこれからしばらくここで暮らすようにとのことらしい)

 

ちなみに瑞希ちゃんと僕は相室だ(瑞希ちゃんの懇願で)。おかげでしばらくムッツリーニとバトッたなぁ・・・。実際変身して戦っていたからそれを見ていた一部ZECTメンバーからは「すごい鍛錬だ」「まるで本物の闘いだ」「俺たちも負けてられない」と今以上に頑張っているらしい。いやこれ鍛錬じゃないです。本当の闘いです。ちなみにこれは真実を知った岬さんの一喝により止まったとのこと。

 

えっ。なんかエロ的なことをしているかって。いやいや。そんなことはしてないよ。せいぜい一緒にお風呂に入っているだけだよ♪

 

そんなこんなで僕たちが寮に向かおうとしたら・・・

 

「!!明久君、皆!!あれを!!」

 

何かを見た瑞希ちゃんが大きな声でそう言った。何事かと思い僕達はそっちを向く。確かあれは訓練室の様子が見える窓だったような・・・

 

そこで見た光景は・・・

 

「もう一度お願いします!!」

 

「…私も!!」

 

「ボクも!!」

 

「早くして!!」

 

なんとゼクトルーパーの衣装(ヘルメットなし)を着た美波たちが傷だらけになりながら必死に訓練を受けていた

 

「美波たち何を・・・!?」

 

僕が驚いていたら・・・

 

「君たちのためよ」

 

そう言って岬さんが現れた

 

「僕たちのためって・・・」

 

僕は岬さんの言葉に首をかしげる

 

「君たちがダークカブトにやられて意気消沈しているのをみて耐えられなくなったのでしょうね。自分だけ安全なところで見ているわけにはいかない。自分たちも君たちを守りたいと思って昨日から特訓しているのよ。」

 

美波たちも・・・

 

「だがいくら訓練しても生身の状態じゃ・・・」

 

「忘れたの。君たちが守ったあれらを・・・」

 

あっ!!

 

「そう、まだ未完成であるカブティックゼクター。あれを使えば自分たちも戦える。だからゼクターに選ばれ戦うための訓練をしているのよ」

 

美波たち、そこまで・・・

 

「僕たち間違っていたよ・・・。僕たちには支えてくれる仲間がいるのに当の僕たちがこんな様子じゃ、皆に失礼だよ・・・。」

 

そうだよ。だって僕たちは・・・

 

「だな・・・。自称許嫁が頑張っているのに俺がへこんでちゃ話にならねぇ」

 

「……俺もライバルに負けていられない」

 

「ワシも姉上に負けているわけにはいかぬからのう」

 

「私だって負けいられません!!」

 

「よし皆。荷物をすぐ部屋に置いたらすぐに訓練室に集合!!」

 

「応ーーー!!」

 

そう言って僕たちは走った。

 

「ふふ・・・。どうやら立ち直ったみたいね・・・。」

 

岬さんも僕たちの様子を見て軽く微笑んだ

 

ナレーションサイド

 

明久たちが部屋に戻る途中彼らを見つめる影が一つ

 

「今回は俺が出るまでもなかったか・・・。まぁ、彼らの物語にいちいち俺が出ちゃ話にならない・・・。しかし本当に人使いが荒い奴だ・・・。俺の料理を待っているやつがいるのに・・・」

 

その男はそうつぶやくと微笑みながら緑色の閃光に包まれ消えるのであった




一部急に思いついて付け加えた部分があります。どこでしょう?(ばればれだと思うが・・・)
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