明久サイド
「さあ、ショータイム第2幕だ!!」
僕はそう言って乃木との戦いを再開した。だが奴が室内にいると危険だ。まずは・・・
「はあっ!!」
まずは渾身の一撃で乃木に斬撃をぶつける。
『ふん・・・』
ガシッ
その斬撃を乃木が右腕で受け止める。だがそのまま僕は剣に力を入れながら横に移動。乃木もその動きについていく
そして僕たちが体育館の外に出たと同時に僕は乃木の腹をめがけて蹴りを入れる。しかし僕が足を出すとほぼ同じタイミングで乃木も足を出し僕たちは互いに腹を蹴られ後退する。
『場所を変えようが貴様では私には敵わないのをまだ分からぬか・・・』
そう言って乃木は突っ込む。そして僕はその攻撃をパーフェクトゼクターで受け流し、乃木からいったん距離をとる
そしてある程度距離を離れたところで僕はパーフェクトゼクターをガンモードにして・・・
<Kabuto Power>
<Hyper Canon>
「くらえ!!」
そのまま赤いエネルギーボールを打ち出した!!だが・・・
『ふん・・・』
そのまま乃木は手を上に向けそのまま指を鳴らした。そして次の瞬間・・・
ドゴン!!
「があ!!」
乃木に向けて放たれたハイパーキャノンがなぜか僕に当たり僕は吹っ飛ぶ。この状況には心当たりがある。あいつやはりあの能力を・・・
『どんな技だろうとこの能力の前では無力。分かっただろう?君が私に勝つなんて不可能だ。諦めて私に殺されろ・・・』
乃木怜治はそう言ったが・・・
「死ぬのはお前だ乃木怜治!!」
強がりながら僕は立つ。ダメージはきついがこのダメージは岬さんから考えた作戦を成功させるために僕が考えた策・・・。ここからは岬さんの作戦通りに・・・
「どんな技でも無力だって、ならこれはどうだ・・・」
そう言ってムッツリーニのドレイクゼクターを呼び寄せパーフェクトゼクターに合体させる。そして・・・
<Drake Power>
<Hyper Shooting>
「喰らえ!!」
そう言って今度は奴のちょっと上あたりを狙って撃った。だが奴は技の発動と同時に再び指を鳴らした
ナレーションサイド
カッシスワームが指を鳴らしたと同時にカッシスワームの周りの時が止まる。そして彼はゆっくりとカブトの背後に回り背後から攻撃する。
「があ!!」
背後から攻撃されたカブトはそのまま吹き飛び近くの壁に当たる
『いかなる技もこの能力の前では無力だと言っただろうが・・・。』
そして奴はカブトにとどめを刺そうと近づく。だがその時・・・
ヒューーーン
『?』
何の音かと気になったカッシスワームは先程発射されたハイパーシューティングが花火のように打ちあがり爆発。そして分散した高威力の赤いイオン光弾がカッシスワームめがけて次々と命中する
『がぁーーーーーーーー!!』
不意を突かれた攻撃で流石のカッシスワームもダメージを受け叫び声をあげる
『くそ・・・。なめた真似を・・・』
この攻撃が効いているのにもかかわらずカッシスワームは立ち上がる。だがもう立っているだけでやっとだった。もうフリーズは使えないだろう。そう確信したカブトはベルトに手をかけた
<Maximum Rider Power>
<one、two、three>
「ハイパーキック!!」
<Rider kick>
ハイパーキックを発動。ライダーキックよりもさらに高威力のエネルギー波を右足に集中させ・・・
「はぁーーーーーーーー!!!」
渾身の飛び蹴りをカッシスワームにあてた。この一撃をもろに受けたカッシスワームは反動で後ろに下がりそのまま・・・
『がぁぁぁーーーーー!!!』
この世とは思えない叫び声をあげながら爆発した。同時に別サイドで戦っていたザビーとサソードの戦いも・・・
『はぁーーー!!!』
『シャーーーーーー!!』
互いの必殺技が決まりサナギ態が全滅。その爆発は戦いの終結を告げる鐘代わりだった。そして数秒の沈黙ののち・・・
『うおおおおおおおおおおおおおおおおおおーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!』
文月学園の生徒の安心と勝利の雄叫びが響いた
「やった!!助かったんだ!!」
「ああ、夢じゃないよな!?」
「痛い!!でも夢じゃない!!」
「ありがとう!!あんたたち!!」
「チョーイイネ!サイコーー!!!」
一斉に彼らがカブトたちの周りに集まり喜びとお礼の賛辞を与える。だが当のカブトたちは・・・
「ちょ・・・離れてください!!」
「これじゃ有名人にサインをねだるファンみたいだぞ!!」
「これは逃げにくいぞ!!」
何とかこの場から離れようとするカブトたちだが喜びにあふれる生徒たちのおかげでなかなか前に進めなかった。
「……俺のドレイクゼクターを使う作戦でよかった・・・。俺もいたらああなっていたかもしれない・・・」
「ですね・・・。でも早く明久君達を助けないと・・・。」
「でもどうやるの・・・」
「…雄二に集まる者はたとえ男子でも許さない・・・」
「代表、落ち着いて!!」
「代表が出たらザビーの正体が坂本君だってばれちゃうよ!!」
そしてもみくちゃにされるカブトたちを遠くから見つめる(というか見つめるしかない)残りのメンバーであった
明久サイド
あの後、僕、雄二、秀吉は何とか抜け出してその場を去ったけどまさに有名人にサインをねだるファン、もしくはバーゲン会場になだれ込むおばさん、もしくはバッファローの群れの突進に近い生徒たちが追って彼らから逃げるのに一苦労だった。まあ角を曲がった瞬間にクロックアップを発動させたから何とかなったけど・・・
しかし、今回の事が原因で最早ワームの事を隠すことはほぼ不可能な状態となった。ZECTもこの対応はしているが誤魔化せるレベルをとうに超えている。だが真実を公開すればこの国は疑心暗鬼に満ちた国になる(ワームの擬態のせいで)。そのため疑心暗鬼になる部分を除いて世間に公開する事にした。幸いにも僕たちの事は伏せてくれたようで学園の生徒たちに知られるのは避けられた。
だが今回の件で学園は当分休校。再び開かれるのはいつごろになるかババァ長にも分からないとの事。
こうしてかつてない大きな戦いは終わったのであった。
その夜・・・
「はぁ・・・」
「どうしたのですか・・・、と言いたいところですがやっぱり・・・」
今回の一軒の後処理が終わりZECTの寮の自室で深いため息をする僕を瑞希ちゃんが聞くがやはり今回の件のことでため息をついたのは一目瞭然だ・・・
だって僕たちの正体がバレなかったとはいえかなり目立ったし、隠ぺいは不可能と言っていたからこれからどうなるんだろう・・・。と僕が頭を抱えていたら・・・
ギュッ
瑞希ちゃんが後ろから抱き着いてくれた
「確かに今回のことでワームのことやZECTのことは世間に知れ渡りました。でもそうしなければ今頃学校の皆がワームに殺されていたかもしれません。今回のことは間違いではないと思っています。岬先生も田所さんもその事を分かっているはずです・・・」
そう言って瑞希ちゃんはやさしい言葉で僕を慰め僕は思わず泣いた
「ありがとう・・・。瑞希ちゃん・・・。」
その言葉とともに僕は後ろを向きそのまま・・・
「んっ・・・」
瑞希ちゃんと口づけをしてそのまま一緒にベッドへ行き愛し合ったまま朝を迎えるのであった
最後は突発的に思いつきました。ではまた次回。と言っても次は次章にかかわるお話の予定です・・・