明久サイド
あれから数日が経った。乃木怜治を含んだワームの襲来でいまだに学校は休学中であった。その中で田所さんからひと言
「お前たち、一旦各々の自宅へと帰ってくれ」
そんな一言だった
「あの~話が見えません。いや家に帰ることには何も言いませんがそれがいきなりどうしてか・・・」
僕は手を上げながら聞く
「今回の一件でワームの存在が世間にばれた。まあ擬態のことは明かしてしまうと大変なのでそこは伏せているがそいつらが君たちの学校を襲った事実は変わりない。当然君たちの親も心配するだろ。特に吉井君、姫路君」
『はい』
田所さんから急に話をふられて僕たちは返事をする
「先程政府経由で仕入れた情報によると今回の一件でアメリカにいる吉井君のお姉さんが帰国するようだ」
なん・・・だと・・・。姉さんがまたここへ・・・だと・・・。それは非常にまずい・・・。瑞希ちゃんとやったことがばれたらどうなることか・・・
「姫路君に至ってはいまだに帰れるめどがつけないご両親が今回の一件を聞き船や電車を経由して帰ってくるようだ。そんな状態に君たちが自宅にいなかったら怪しまれる。君たちだって親兄弟にこのことを知られたくはないだろう?」
『はい』
「そのため一旦各々の自宅へ帰ってくれ。私も今回の処理があるからな。だが変身ツールは持っててくれ。いつワームが襲ってくるかわからないからな」
そう言って僕たちはいったん部屋に戻り荷造りをしようとした。だがその時・・・
「あ、そうだ。吉井君は残ってくれ」
「?」
田所さんからそう言われて僕は?を浮かべながら立ち止まった
「なんですか?」
僕は田所さんにそう言った。すると・・・
「少し確認を取りたくて・・・。吉井君。あの乃木怜治という人物に擬態していたワームは確かに君と君に擬態したワーム以外のカブトがいるような発言をしたのか?」
田所さんは顎に手を上げながらそう言った
「はい・・・。確かにそう言いました。あれは嘘を言っている感じでもありませんでした」
「そうか、ありがとう。苦労を掛けた。君も早く荷造りを・・・」
「はい」
そういって僕は部屋を出た
田所サイド
吉井君が部屋から出て一人になった私は顎に手を当てながら考えた
「なにが起こっている・・・。カブトはこの世に一つだけ・・・。しかしなぜ別のカブトが存在するのだ・・・」
薄暗い部屋の中私はこの大きな謎について考えていた。しかしその謎を解決するのは不可能だった。
ナレーションサイド
薄暗い廃工場。そこに4人の人物がいた。一人は喪服を着た女性。そして残りの三人は10代の少年。そう間宮麗奈とワームが擬態した吉井明久そして常夏コンビである
「ねえ、聞いた?乃木怜治負けたらしいよ?」
「ふん。油断するからだ。自分はあの能力を持っているからやられるわけないと威張るからだ。だからあんな姑息な手段で負けるんだ」
「しかも、出撃した目的も果たさずに負けるとは情けないな~。なあ夏川!!」
「ああ。俺たちが行けばよかったよ」
そして4人が敗れた彼をバカにしていると・・・
コツコツ・・・
突然足音が聞こえ4人が振り向く。そこには・・・
「随分と好き勝手に言っているようだな・・・」
敗れて死んだはずの乃木怜治がそこにいた。
「おや?死んだんじゃなかったの?」
擬態明久が乃木に向かってバカにした言い方で言う
「ふん。俺はそんじゃそこらのワームとは違う。俺は死んでも新しい能力を得て再生する。ただし代償に新しい能力を手に入れたら以前の力は失うがな・・・」
「それじゃあフリーズは使えないじゃん。使えないな~」
最強というべきフリーズをなくしたことを知った彼らはバカにするが
「人をなめるのをいい加減にしろ・・・。クズ野郎・・・」
この一言は・・・
「誰がクズ野郎だ!!♯ 」
「少しお灸をすえてやる!!♯ 」
「フリーズをなくした奴なんか敵じゃねえ!!」
『変身!!』
そして間宮を除いた3人がライダーに変身し彼に向かって襲い掛かった
そして10分後・・・
「うう・・・」
「く・・・そ・・・」
「あんな能力ありかよ・・・」
乃木に向かった3人が返り討ちにあい変身を解除して倒れていた
「これでわかっただろう?今の俺の新しい能力を・・・」
そう言いながら近くにいた常村の体を踏みながら乃木は言った。そしてその様子を見ていた間宮が・・・
「(あいつ・・・。なんて能力を・・・。あれはちょっとやそっとじゃ破れない・・・。)」
その一部始終を見て戦慄した
「さあて・・・」
そう言って乃木は立ち上がる
「いくのか?」
間宮が問う。
「いや。今は体を休める。まだ再生したばかりで長時間の戦闘は難しいからな・・・」
そう言って彼は闇の中に消えていった
「あいつが今度動くときあいつらの最期か・・・」
その様子を見ていた間宮麗奈はそうつぶやいた
場所は変わり、どこかのビルの屋上・・・
そこには一人の青年が立っていた
「今回は俺が出るまでもなかったか・・・。まあいい。毎度毎度俺が出たらあいつらはいずれ俺に頼る。だがここはあいつらの世界・・・。この世界を本当に守るのはあいつらなのだから・・・」
そう言って青年は指を天にあげながら歩きそのまま緑色の閃光にのまれて消えていったのであった
遅くなってすみません。最近こことは別の小説を書こうかと迷っていたので。今度書こうかなと思っている小説はこれと同じライダーのクロス小説を予定していますがクロスするのはバカテスではありません。詳細は活動報告で・・・