明久サイド
目を疑うしかなかった。だってあの時のラーメン屋の屋台のお兄さんが一つしかないはずのカブトゼクターを使って僕と同じカブトになったのだから。
「嘘・・・。なんであの人がカブトに・・・」
「明久君のカブトにそっくり・・・」
「ほんとにいたんだ・・・」
「…いったい彼は何者?」
「でもかっこいいかも・・・」
女子勢も彼がカブトに変身したことに驚いていた(約一名を除く)
「あんたが何者でなんで明久と同じカブトになれるのか聞きたいことは山ほどあるがまずは目先の敵が先だ!!行くぞ、ムッツリーニ、秀吉!!」
「……応」
「了解なのじゃ!!」
そう言って雄二たちが戦いを再開しようとするが・・・
「お前たちは手を出すな。こいつら如き俺一人で十分だ」
なんと天道さんがこの大群を相手に一人でやるといったのだ。当然・・・
「おい、何を言っている!!あんた一人でどうにかなる人数じゃないんだぞ!!」
「……無謀!!」
「ここはみんなで・・・」
「お前たちがいても足手まといだ。」
皆の言葉を最後まで聞かず天道さんはゆっくりと前進しワームのもとへと歩いていく
「ふざけんなよ!!お前ら!!かまうな!!あいつも殺せ!!」
『シャーーーッ!!』
ダークカブトが怒ったように仲間のワームに指示を出すとワームの大群は一気に走り出した
しかし、天道さんはこの状況を前にしても全く動じずただ前進していた
「シャーーーッ!!」
そしてワームの一体が腕を振り下ろそうとすると天道さんはその一撃をかわしそのワームの腹に拳を打ち込んだ
「シャボッ!?」
その重い一撃にワームは後退すると同時に天道さんはカブトクナイガンを構えると鋭い斬撃をそのワームに浴びせワームの一体は倒れる
『シャーーーーッ!!』
今度は2体のワームが天道さんめがけて突進するが無駄のない動きで躱すとがら空きとなった2体のワームの背中にガンモードにしたカブトクナイガンを打ちまくる
『シャーーーーッ!?』
銃弾をもろに受けたワームはそのまま倒れる。そして再び前を向けると同時に再びアックスモードにしたカブトクナイガンをがら空きとなった天道さんの背中を狙おうとしたのだろうか不意打ちをしようとしたワームに重く鋭い一撃を浴びせた
「す、すげぇ・・・」
「……圧倒的」
「しかも一つ一つの動きに無駄がない」
確かに天道さんの動きは華麗で無駄が無く、的確に重い一撃をワームに与えていた。そして天道さんはゼクターホーンに手をかけ・・・
「キャスト・・・オフ・・・」
<Cast Off>
キャストオフをしてはじけ飛んだ鎧の破片がワームに当たり次々爆散した。そして・・・
<Change Beetle>
カブトホーンが起立してライダーフォームへと姿を変えると
「クロックアップ!」
<Clock Up>
クロックアップすると・・・
ザシュッ!! ザシュッ!!
<Clock Over>
『シャーーーーーーッ!?』
一瞬のうちにクナイモードにしたカブトクナイガンでワームたちを切り捨てクロックアップを解除すると同時にワームたちが緑色の炎を浮かべて爆散した
「なんだと・・・。数ではこっちが優っているのに押されているだと・・・。認めるか!!」
「ふざけんなよ、この野郎!!」
「なめられたままでいられるか!!」
そしてどんどんワームが減らされていくこの状況にダークカブトと常夏コンビが逆上し天道さんに向かっていた
「はぁっ!!」
そしてダークカブトは大剣を振り下ろすがカブトクナイガンで斬撃を受け流すと
「ふんっ!!」
ドグボッ!!
ダークカブトに鋭く重い一撃を叩き込んだ
「がぁっ!?」
そしてその一撃を受けたダークカブトはお腹を抑えながら後退するが
「喰らいやがれっ!!」
<Rider punch>
跳躍した常夏コンビの片割れが天道さん狙って必殺技を叩き込もうとするが
スッ・・・
「何!?」
流れるような動作で躱し
ザシュ!!
「ぐへっ!?」
カブトクナイガンで切りつけた。
「調子に乗るなよ、この野郎!!」
そして常夏コンビのもう片方が僕から奪ったパーフェクトゼクターで天道さんを切りつけようとするが
ガシッ!!
「えっ!?」
なんとその斬撃を素手で受け止めたのであった
「そんなあれを武器を使わずに受け止めるなんて!?」
「鉄人みたいなやつだな!?」
「……というより一人でワームを圧倒する事態鉄人並!?」
僕らが驚いているのをよそに天道さんはもう片方の手で・・・
「はぁっ!!」
ドグボッ!!
「がはッ!?」
キックホッパーの腹に拳を打ち込みキックホッパーは痛さでパーフェクトゼクターから手をはなし後退する
「く、くそ・・・」
「なんだよ・・・、鉄人みたいな強さだぞ・・・」
「認めない・・・、こんな奴に二度も苦汁をなめるのは認めるものか!!お前ら、一斉にかかれ!!一斉攻撃であいつを殺せ!!」
『シャーーーー!!』
ダークカブトがそう叫ぶと残ったワームたちが一斉に天道さんに襲い掛かる。だが・・・
「お前ら如きで俺を殺すことはできない・・・。なぜなら、俺の進化は光よりも早いからだ・・・」
そう言って天道さんは左手を上げるとそこから緑色の閃光が現れ天道さんの手に収まる。それは・・・
「あれは、まさか・・・」
「まさか、あいつ・・・」
「……ハイパーフォームにも・・・」
「なれるというのか・・・!?」
そう、ハイパーフォームへと変身するための必要なゼクター、ハイパーゼクターであった。それを僕が変身するようにベルトの左側にセットすると・・・
「ハイパーキャストオフ」
<Hyper Cast Off>
<Change Hyper Beetle>
見間違えるわけがない。僕が変身するハイパーフォームと寸分違わないハイパーフォームへと姿を変えた
「少しこれ(パーフェクトゼクター)とお前らのゼクターを借りるぞ・・・」
天道さんはそう言うと同時にザビーゼクターらが雄二たちのもとから離れパーフェクトゼクターに合体し雄二たちの変身が解ける。そしてパーフェクトゼクターをガンモードにすると・・・
<Kabuto Power>
<Thebee Power>
<Drake Power>
<Sasword Power>
<All Zector Combine>
その電子音声と同時に後ろのカブテクターが展開する。そして・・・
<Maximum Hyper Cyclone>
「はぁっ!!」
ゴォッ!!
パーフェクトゼクターから竜巻状の超巨大エネルギー波が放たれる
「ま、まずい!!」
「うぉ!?」
「くっ!?」
ダークカブトと常夏コンビの3人は間一髪技の射程圏から外れ直撃を避けられたが射程内にいたワームはもろに受け一瞬のうちに爆発した。そして気がつくとあれだけの数があったワームの大群はもういなく残りはダークカブトと常夏コンビの3人だけだった
「くっ・・・。一度ならず二度までも・・・。覚えていろ!!」
「お、おい!!」
「待てよ!!」
形勢が不利になると分かったのかダークカブトたちはそのまま撤退した。そして彼らがいなくなると天道さんのカブトゼクターらが離れ変身が解除され元の姿へと戻った。そして・・・
「さあ、聞かせてもらおうか・・・。あんたいったい何者だ!!なんでそれを持っている!!これは明久しかないはずだ!!」
雄二が天道さんにつかみかかろうとする。だがその時・・・
「坂本君。気持ちはわかるけど落ち着きなさい」
ようやく多数のゼクトルーパーを引き連れた岬さんが現れ、ゼクトルーパーたちはあっという間に天道さんの周りを取り囲み右腕の銃を向ける
「この男は本部へ連れていき詳しい話はそこで聞くことにするわ。というわけであなたを拘束します。一応言っておくけど逃げれるとは思わないことね」
そして天道さんはゼクトルーパーに連れられて本部へと向かうことになった。そして・・・
「あなたたちも本部へ行くわよ。この男の正体も突き止めなければならないし、なにより・・・」
そこまで言うと岬さんは瑞希ちゃんを見て・・・
「なぜ姫路さんがガタックに変身できなかったのかそのわけを調べなければならないからね・・・」
そうだ。なぜ瑞希ちゃんが呼んでもガタックゼクターは来なくて、来てもなぜか瑞希ちゃんのもとには来なくて勝手に戦おうとしていたのか。
「そう言うわけで姫路さん。あなたは本部へ到着次第あなたの体を調べます。いい?」
「はい・・・」
瑞希ちゃんがそう返事して僕らも本部へと向かうのであった
前話投稿から1か月半ですがここでもう一つ。それはただでさえ執筆が遅い状況でさらに遅くなる状況に陥ります。そのため無期限の休載をとります。ただしこの話は打ち切りにはしません。(電王&恋姫は打ち切るというか削除するかもしれませんが・・・)。最悪今年が終わるまでにもう1話か2話投稿したいと思っています。
補足:なぜキックホッパーがパーフェクトゼクターを持っていたのかのかというとホッパーたちがパーフェクトゼクターを抱えたままザビーゼクターらが脱出したためパーフェクトゼクターはザビゼクターらが脱出した後も彼らが持っていたということです