GOD SPEED BAKA   作:アクアマン

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お待たせしました(待っていない可能性もあるが・・・)。では最新話どうぞ


第95話

明久サイド

 

あれから数時間。ようやく瑞希ちゃんの検査が終わり天道さんがいる部屋へと入る準備ができた。でも・・・

 

「原因わかった、姫路さん?」

 

検査結果を聞こうとする僕。

 

「いえ、検査結果が出るには少し時間がかかるみたいなのでまだわからないんです」

 

なるほど。

 

「姫路のことも心配だがまずはあいつだ。行くぞ」

 

雄二がそう言って先導する。そして部屋へと入ったと同時に天道さんの見張りをしていたゼクトルーパーが敬礼して「あとはお願いします」といいたそうな状態で部屋を出ていった。

 

「さて、お前の言った通り俺たちだけで来たぞ。さあ話してもらうぞ!!」

 

雄二がそう言って切り出したが・・・

 

「熱くなるな。おばあちゃんは言っていた・・・。男はクールであるべき、沸騰したお湯は蒸発するだけだ。」

 

いまさら思うけどこの人おばあちゃんっ子だな・・・

 

「で、ほんとにあんた何者なんだ・・・?」

 

だんだん雄二の言葉にイラつきを感じているな・・・

 

「いいだろう。だが俺の言葉を信じるかどうかお前たちの勝手だ。それでもいいなら話してやる。」

 

「御託はいいから話せ!!」

 

天道さんの上から目線に雄二が今にもキレそうだ

 

「全く・・・。率直に言うと俺はこの世界の人間ではない」

 

この言葉に周りから声が消えた

 

「この世界の人間ではない・・・?」

 

「どういうことよ?」

 

「言った通りだ。俺はお前たちがいるこの世界とは違う場所が来た」

 

「そんな言葉明久ならともかく信じられるか!!」

 

雄二がそう反発するが今の言葉はカチンッときた

 

「霧島さん。雄二はこの間女s・・・」

 

「頼む!!明久!!さっきの言葉は撤回するから翔子に変なことを吹き込まないでくれ!!」

 

僕が最後まで言わずにクロックアップに匹敵するぐらいの速さでそして地面に穴が開くほどの勢いで土下座した。わかればいい。

 

「で・・・百歩譲ってあんたが違う世界から来たと信じるならどうやってあなたこの世界に来たの?」

 

さっきのやり取りで美波がバトンタッチするように天道さんに聞く

 

「それはこいつを使ってだ」

 

そういうと突然緑色の閃光が現れ閃光が消えるとそこにはハイパーゼクターが現れた

 

「俺のこいつはお前のとは違い様々な時空を行き来することができる。しかし俺の意志とは関係なしに連れていかれることがあるから俺にとってはいい迷惑だ・・・」

 

「…じゃああなたはこれを使って私たちの世界に来たというの?何のために?」

 

今度は霧島さんが天道さんに尋ねるが

 

「言っただろう。俺の意志とは関係なしに連れてこられると。まあ一つだけわかることがある」

 

『?』

 

「本来ならこの世界はお前たちが守る世界。だがその世界を守るためのカギとして呼ばれたのかもしれないな」

 

天道さんの言葉を聞くと思い当たる節がいくつもあった。まず乃木怜治の殺気におびえたあの時。もしあの時天道さんがいなかったら僕たちが再び戦えるようになるのにどのくらいかかるのであったのであろうか?そしてダークカブトとの初めての戦い。あの時も天道さんが助けてくれなかったら僕たちは今頃・・・。そして今日の・・・

 

「さてと・・・」

 

『?』

 

天道さんがそう言って僕たちが疑問を浮かべたその時だった

 

バッ!!←天道さんが突然立ち上がる

 

ビュンッ!!ドンッ!!←天道さんが僕の手もとに向かって蹴りをしてその拍子で岬さんから渡されたブザーが僕の手元から離れ宙を舞う

 

ヒュルルル~ッ・・・パシンッ!!←宙を舞ったブザーが天道さんの手元に収まる

 

バリンッ←突然壁からカブトゼクター(おそらく天道さんの)が登場

 

バキンッ!!←カブトゼクターが天道さんの手錠を破壊する

 

「てめえ、何の真似だ!!」

 

一連のことで雄二が食って掛かる

 

「俺が話すことはすべて話した。それだけだ」

 

そう言って天道さんがブザーを押す。とたん・・・

 

 

 

ブーブーブー!!

 

 

ドタドタッ!!バタンッ!!

 

 

「動くな!!」

 

ブザーの音を聞きつけゼクトルーパーが一斉に部屋へと入り銃を天道さんに向ける

 

「あなた、何のつもり?なんで自分からピンチになるようなことをするの?」

 

木下さんがそう聞くと

 

「こうしたほうが後々お前たちのためになると思ってな。それとお前たちがあずかっている俺のベルトは後ほど返してもらう。じゃあな」

 

そう言って天道さんから緑色の閃光が(正確には天道さんのパーフェクトゼクターから)現れ始める

 

「ぐっ・・・!!」

 

その閃光で目を覆う僕たち。だがその時天道さんは言った

 

「お前たち。最後に言っておく。以前お前たちが倒した乃木怜治。あいつは生きている。だが今度は一人で倒そうとするな。」

 

『?』

 

「今度のあいつは一人ではまず倒せない。奴を倒すには仲間との協力が必要だ。その時になったら俺ともう一人の仲間が手を貸す。決して一人では戦うな」

 

そう言って閃光がだんだん強くなる。そして閃光が消えると同時に天道さんはその場からいなくなっていた

 

「き、消えた!?」

 

「近くにいるはずだ!!探せ!!」

 

ゼクトルーパーの人たちはそういって天道さんの捜索に当たったが僕たちは

 

「帰ったのかな・・・?」

 

「そうとしか考えられないだろ?」

 

「でもあやつが言ったことも気になるのう・・・」

 

「……乃木怜治が生きているとか・・・」

 

「…決して一人では戦うなとか」

 

「どう意味なのかしら・・・?」

 

「わかりません・・・」

 

僕たちは天道さんの去り際の一言に疑問を浮かべるだけであり、その後田所さんの命令で家に帰ることになった

 

 

岬サイド

 

あの男が逃げた。隊員からの報告で私と所長は驚きを隠せなかった。しかし驚きを隠せなかったのは・・・

 

「以前吉井君たちが倒したワームは生きているですって!?」

 

「はっ!!あの男が消える直前そう言っておりました。それと「一人で戦うな」とも言っておりました」

 

あの正体も知らない男の言うことを鵜呑みにするのは危険だけどもし真実なら放っておけないわね・・・

 

「わかった・・・。引き続きおまえは逃げたその男の行方を追え!!それと吉井君たちには今日はもう帰るように伝えてくれ」

 

「はっ!!」

 

そして社長の一言で隊員は返事をして出ていった。しかし一時の間静寂しか流れなかった

 

「岬。どう思う?」

 

そしてほどなくして社長が私にそう言った。少し考えた後私はこう言った

 

「得体のしれない男の言うことを鵜呑みにするのは危険ですが真実なら放ってはおけません。ここは様子を見つつその言葉の真意を確かめるべきだと・・・」

 

そこまで私が言ったそのとき

 

「ほ、報告します!!」

 

突然一人の隊員が慌てた様子で部屋に入ってきた

 

「どうした!!」

 

社長がそう言うと

 

「先程、姫路瑞希の検査結果が出ましたが・・・」

 

「何か問題でも・・・?」

 

「はっ!!実は──────────────」

 

その隊員の言葉に私と社長は驚きを隠せなかった

 

まさかあの子が──────────────




クリスマス前にようやく投稿。年終わるまでにもう一話あげたいな・・・
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