(これから、「」の前に話している、奴の名前を置くね。分かりやすいでしょ。)
やれやれ、やっと登校の準備が整った。
時計を見ると、7:26分だった。家から、学校までそんなに遠くない。せいぜい、歩いて、 20分位だったけ。まぁそんくらいだ。
南「さて、そんじゃ学校行きますか。」
広「ああ、行くか。」
南「行ってきまーす!」
広「行ってきます。」
家の外に出た途端、南のテンションが上がった。
南「わぁ~、青いよ空が。白いよ雲が。」
広「当たり前だろ。ほら車が来るから、後ろ向きで歩くな。」
南「はぁ~い。」
何か、初めて外に出た子供みたいな反応だ。
途中まで何も無かったが、あと学校まで半分位の所で1人の友達と会った。
?「お、久しぶりじゃねーか広夢。」
広「おう、楓。」
コイツは「新橋 楓」幼稚園からの幼なじみだ。
楓「と、誰だ?コイツ。もしかして広夢、春休みの間に彼女を作ったのか!?」
広「ちがう!コイツは、音石 南っていう、新しい転校生だ。」
楓「音石 南か、宜しくな。俺は、新橋 楓って言うんだぜ。」
「所で、どうして新しい転校生とお前が一緒に登校してんだ?」
ヤベッ、コイツそんなに敏感だっけ?もう少し、鈍感だったような。
まぁ、そんな事はどうでもいい。早くも気ずかれそうだ。
最悪、南が何も言わないからいいが、どうしたものか。
南「私と、広夢は親戚同士って繋がりよ、楓くん。この辺の事が分からないから、広夢と登校 しているの。分かった?」
楓「あぁ、そう言う事か。」
何かを分かったようだ。これ以上聞いてきたりは、しなかった。やはり、いい奴だ。
楓「他にも、分からない事があれば俺にも聞いてくれよな。南さん。」
南「ありがと。分かったよ。宜しくね、これから。」
そして、三人で無事に学校に着いた。そして、始業式が終わって遂に、クラスに南が来る。
クラスの生徒が、みんなザワついている。そして、先生と一緒に南が入って来た。
先「はい、オメーら静かに。転校生が女子だからって、ザワつくんじゃないよ。」
「じゃ、まず自己紹介から。」
南「はい、おはようございます。私は、音石 南といいます。」
「おぉ~」とクラス男子が声を上げる。
南「私は、父の都合のためここに引っ越して来ました。まだ、この辺の事が分からないので 色々教えてくれると嬉しいです。」
「早く、皆と仲良くなりたいです。宜しくお願いします。」
先「はい、騒げ男女構わず、さぁ早く!」
「ワァー」と拍手の雨嵐、凄い盛り上がり具合だ。これには、南も驚いている。
まず、第一に、男子生徒の質問攻めから。「どこから来たの?」や「好きな食べ物は?」な どの典型的な質問の他、「どこに住んでるの?」という質問が多数あった。
あれ、ヤバくね?これで南が「広夢と同じ所。」とか言ったら、ヤバい色々。
南「えっと、それは~、」
南が困っている。しかし、男子生徒が邪魔でどうも出来ない、と思った時。
楓「おい、男子逹。質問攻めは酷いじゃないか。南さんが困っているぞ。」
ナイス楓!本当お前いい奴だ。何とか、楓の助けもあり南への質問攻めは終了した、はずだった。
質問攻めはまだ、終わっていなかった。そう、男子が終われば次は女子。
楓「えっ?」
楓が質問に来た女子に押し飛ばされた。
楓「ぐはぁっ!み、みぞおちに入った!」
ちょうど、女子の肘が楓のみぞおちに入ったようだ。可愛そうに。
そして、同時にこちらに(もう無理)の合図を出した。
広「もう、終わりだ。」
そう思った時、コンコンッと教室の扉をノックする音が聞こえた。
?「音石 南さん、ちょっと来てくれるかな?」
あれは、教頭先生だ。安形 響という名前で、少し怖いというか静かな先生だ。
南に何の用だろう。
南「あっ、はい。」
南は、教頭先生に付いていった。
広「大事な話か、何かかな?」
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南「どうしました?」
南は、校長室に連れていかれた。だけど、校長先生はいなかった。
教「音石 南さん、あなたは河石 広夢君の家に住んでいますね?」
南「えっ?な、なんでそれを?」
· · ·
教「という事は、住んでいるんですね、やはり。」
南「やはり?どういう事ですか?やはりとは。」
教「教えてあげましょう。」
教頭先生は、ニヤッと笑った。
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教「あなたは、とある事情があって広夢君の家にきましたね、時の世界から。」