ちゃぶ台やベッド等が置かれている和室。そこである男、『死の外科医』トラファルガー・ローが寝ていた。いや、正確には寝っ転がっていた。
「...どうしてこうなった。」
頭を抱える。何故頭を抱えるような事になったのか、それは数時間前に遡る。
☆☆☆☆☆
ローは自分のベッドで昼寝をしていた。そして目を覚ますと、そこには「はい、起きました~」等と言っている医者が数名いた。医者が医者に世話になるとは、等と少し考えて気がついた。(ここはどこだ?)
明らかに自分の部屋ではないし、ここに居るメンツは自分の船のクルーではない。だとすると自分の船ではないということだ。となるとまさか海軍か!?と思ったがそれも除外。海楼石の手錠のようなもなはされている。しかし、もし海軍ならば海賊である自分が医者になんか世話になるわけがない。今頃インペルダウンにでも幽閉されているはずだ。見たところ服装はそのままで愛刀の鬼哭まである。なんだかんだ考えていると「こちらです」と黒ずくめの男に案内された。案内された先にはホールがあり、自分以外にも多くの人間が集まっていた。自分と同様に海楼石の手錠付きのようだ。辺りを見回していると自分の後にもう一人ホールに入ってきた。するとステージから派手な登場で自身をマジシャンと名乗る女が現れた。その女曰く、自分達に戸籍はないとのこと。女の話の内容からして分かった事は二つ。自分達は外界では死んだこと。そしてここが異世界であること。しかしローには疑問があった。ここにいる奴らの最後の記憶は殺されたということ。しかし自分の最後の記憶は寝ていたということ。そんなことを考えていたが、
「ここにいる皆さんには能力を与えました!」
女の言葉でそんな疑問は一気に吹き飛んだ。能力を与えた、という点でローにはある物が思い浮かんだ。
(SMILEか!?)
SMILE。ドンキホーテ・ドフラミンゴが四皇のカイドウと取引していた人工悪魔の実。となると、ここはドフラミンゴが経営している工場なのか、と考えているとある男がステージに登り女と言い争っていた。
「おう、ねぇちゃん。いい加減に悪ふざけはやめてもらおうか。じゃないと、ヤッちゃうよ?」
「あなたのことも知ってますよ~。外界(そと)では相当な屑野郎だったんですね~。」
女の挑発に頭にきたのか、ステージに登った男がマジシャン女に殴り掛かったその時、
ドォン!と言う音と同時に男の体に風穴が開いた。
「じゃじゃーん!人体貫通マジック、大成功!」
見ると女の手は大砲になっていた。どうやらマジシャン女の能力は『腕を大砲にする』能力らしい。そして風穴を開けられた男が運ばれた後に、女が質問タイムを設けてきた。最初は遠慮しがちだったんだが、「ここはどこなのか」「なぜ自分達なのか」等と質問をしている内に時間になったようで、各自待合室に案内され、今に至る。
☆☆☆☆☆
最初の対決は1or1と言っていたな。そういえば俺の能力って何なのかと思い、ちゃぶ台においてある封筒を手に取り、黒の用紙を手に取り、広げた。そこにはこうかかれていた。
『トラファルガー・ローさん、あなたの能力は
○△□☆▽◎※¥#£¢です。』
「・・・は?」
読めない。言語がどうこうの問題じゃない。記号なのだ。これじゃ能力を知ろうにもわからない。まあローにはオペオペの実の能力があるのだが...
すると大きな音がなり、電光掲示板に対戦相手の名前が映し出された。
「じゃあ行くか」
ここに来てローが考えた目的はひとつ。ドフラミンゴの工場であろうこの施設を破壊すること。そう考えながら、ローは最初のステージへと足を運んだ...
こんな感じで投稿していきます。