サヨが斬る!   作:ウィワクシア

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第三話

ジャコッ!!

 

アリアの父親が両断され真っ二つになった、近くに紫色の髪の女がいる。

 

「・・・アリア・・・」

 

「心配しなくてもすぐに会えますよ」

 

「・・・」

 

間もなくいきたえた。

 

「すいません」

 

その頃屋敷から離れた倉庫では。

 

ズバッ!!

 

「ガッ!!」

 

衛兵が女殺し屋に斬られた。

 

「標的、確認」

 

倉庫の前にアリアと衛兵二人がいる。

 

「くそっ、あいつもう着いてやがる」

 

「でもアリアさん無事よ」

 

二人が駆けつけた。

 

「よくも」

 

槍を装備した衛兵が女殺し屋に向かっていった。

 

「葬る」

 

ズバッ!!

 

衛兵は真っ二つになった。

 

「嘘っ、真っ二つ?あんな細腕でなんて威力」

 

サヨは驚愕した。

 

「くそっ!!」

 

もう一人の衛兵は銃を連射した。

 

「葬る」

 

女殺し屋は銃撃を正面から避けた。

 

「銃撃を正面から避けている?なんて身のこなし、人間業じゃない」

 

サヨは再び驚愕した。

 

「なんでこんなに強いのに殺し屋なんてやってるの?仕官すれば出世できるのに」

 

サヨは不思議に思った。

 

「それにしても彼女が手にしてるあの刀・・・すごくキレイ、あんなキレイな刀があるなんて」

 

サヨは女殺し屋の刀にメロメロになった。

 

「手に取ってじっくり眺めてみたいな」

 

サヨはうっとりしている。

 

「おい、何呆けてるんだよ!」

 

イエヤスは怒鳴った。

 

「いけない、あまりにキレイな刀だったんで見とれちゃった、集中しないと」

 

サヨは頬を叩いて気合いをいれた。

 

「それに彼女を倒せばあのキレイな刀を私の物にできる」

 

サヨは女殺し屋に矢を放った、だがあっさり矢を切り払った。

 

「邪魔するなら、葬る」

 

女殺し屋がサヨ達に向かってきた。

 

「まずい」

 

サヨは焦っていると、衛兵の剣を見つけ拾ってかまえた。

 

「ここは私が足止めするからアリアさんを倉庫へ」

 

「け、けどよ」

 

その瞬間女殺し屋が切り付けた、サヨは剣で防いだ。

 

「早く、時間がないから」

 

「わ、わかった、すぐ戻ってくるからな」

 

イエヤスは急いで倉庫へ向かった。

 

「おい早く倉庫へ」

 

「え、そ、倉庫は、それよりもここから離れたほうが・・・」

 

「ダメだ、他にも奴の仲間がいる、倉庫のほうがいい」

 

アリアは倉庫に入りたがらなさそうに見えた。

 

イエヤスは鍵を壊そうとするが壊れない。

 

「くそっ、なんで倉庫の鍵がこんなに固いんだ」

 

一方サヨは女殺し屋の攻撃をかろうじて防いでいた。

 

「な、なんて剣の威力なの、防ぐので精一杯、それにしても彼女の動きさっきよりも・・・いや、気のせいね」

 

女殺し屋の方も。

 

「くっ、思ったよりもできるな、それにしてもさっきから・・・いや、気のせいだ。

 

女殺し屋は一旦距離を置いた。

 

女殺し屋は深呼吸をして集中している。

 

すると、その場に獣の女が現れた。

 

「さて、アカメの奴もう仕事終わらせたかな」

 

その様子を見て。

 

「あれ、まだ終わらせてないのか、珍しいな」

 

女殺し屋は気合いをいれて全力をだした。

 

「アカメの奴、全身全霊でやる気だ久しぶりに見た、そんな使い手ここにいるのか?」

 

獣の女はサヨを見つけた。

 

「あいつ、あの時のカタブツ女、そんなに強いのか、お手並み拝見といくか」

 

様子を見ることにした。

 

「すごい、静かだけど威圧感のある殺気、だけど、私は村を救わないといけないの、こんなところで死ぬ訳にはいかない」

 

サヨは剣の持ち手を替えた。

 

「うまくいくかな、でも、持ちこたえるにはこれしかない」

 

女殺し屋は切り込んできた。

 

「このタイミングで?だけど耐えぬくしかない」

 

サヨは剣を全身全霊で振った。

 

ガキィィン!!

 

刃が交差した。

 

「な、なんて威力、だけど負ける訳にはいかない!」

 

サヨは左手に全ての力をいれた。

 

すると、押されていたがなんとか耐え抜いた。

 

「耐え抜いた、左手はなんともない、戻った私の左手」

 

サヨは感激した。

 

女殺し屋は間合いを取るため後ろへ下がった。

 

「まさか耐え抜くとは、だが勝負はついた」

 

すると、剣はバキッと音を出し、真っ二つに折れた。

 

「そ、そんな!?」

 

女殺し屋はとどめを入れに来た。

 

「せっかく左手が戻ったのにこんなところで私終わるの?私はまだ・・・」

 

サヨは絶望に屈しそうになったその時、サヨは何かを踏ん付けた。

 

「何!?」

 

サヨはバランスを崩して転んだ。

 

「きゃっ」

 

だがそのおかげで女殺し屋の攻撃を交わすことができた。

 

「た、助かった、でも何を踏ん付けたの」

 

そう思った時、女殺し屋は追い打ちをかけようとしている。

 

「今度こそ葬る」

 

「もうダメ!!」

 

サヨは観念したとき、獣の女が女殺し屋を止めた。

 

「何をするレオーネ」

 

無表情に言った。

 

「そういうなアカメ、こいつには少々借りがあるんだよ」

 

笑顔で言った。

 

「た、助かった、でもこの声どこかで聞き覚えが・・・」

 

サヨは思い出そうとした、そして一人心当たりがあった。

 

「あ、あなた、もしかして昨日の詐欺師!?」

 

「そうだよ美人のお姉さんだよ」

 

「あなた、詐欺師だけじゃなく殺し屋までやってるの!?」

 

「まあ、それについては今教えてやるよ、ついて来な」

 

サヨは足周りを見てみた、すると一つの像が落ちていた。

 

「これはタツミが村長にもらった神像?なんでここに?」

 

「おい早く来い」

 

「う、うん(一体どういうこと?)」

 

サヨはわけがわからないまま倉庫に着いた。

 

「サヨ、どうしたんだよ」

 

「うん、色々あって」

 

「おい、どいてな」

 

レオーネは拳をかまえた。

 

「おい、その扉の鍵すげえがん・・・」

 

イエヤスが言い終える前にレオーネは扉をぶっ飛ばした。

 

「すげえばか力・・・」

 

呆然としていると、レオーネは。

 

「よく見な、これが帝都の裏の姿だ」

 

二人は倉庫の中を見てみると、絶句した。

 

「・・・な、何これ?」

 

倉庫の中には無数の死体があった。

 

ある死体は両足を切り落とされ、肩に縫い付けられている。

 

ある死体は首を切り落とされ、腹をくり抜かれ首を埋め込められている。

 

ある死体は人間の首に蛇の胴体を結合されている。

 

ある死体は右側が男性で左側が女性で一つのに結合されている。

 

他の死体も人の原型をとどめていなかった。

 

「こ、これは・・・」

 

二人が呆然としていると、レオーネが。

 

「田舎から来た人間を甘い言葉で誘い込み、己の趣味で死ぬまで弄ぶ、それがこいつらの正体だよ」

 

「こ、こんな、こんな」

 

サヨは行商の言葉を思い出していた。

 

「あんたら帝都に行くのはやめたほうがいい、あそこには人の姿をしたバケモノがウヨウヨいるんだ」

 

「て、てっきりたちの悪い犯罪者のことだと・・・」

 

サヨは混乱のなか、思いついた。

 

「タツミ?まさかタツミがここに?そんなわけない、あれは何かの間違いよ」

 

サヨは心の中で否定しているなか、イエヤスが

 

「おいサヨ・・・」

 

その表情は絶望そのものだった。

 

「なに?」

 

サヨはイエヤスの視線の方を向いた、そこには。

 

「!!?」

 

そこにはタツミがいた、はりつけにされ、下半身を切り落とされ、左胸に槍が突き刺さった変わり果てたタツミの姿が。

 

「そ、そんな、タツミ、タツミー!!」

 

サヨは号泣し絶叫した。

 

「嘘、嘘よ、タツミがこんな・・・夢よ、これは悪い夢よ、今すぐ覚めて」

 

サヨは激しく取り乱した。

 

「これは・・・夢じゃねえよ・・・」

 

「こ、こんなのってあんまりよ・・・」

 

「お前らの知り合いもいたのか」

 

レオーネはそう言いながらタツミを見た。

 

「!?」

 

レオーネはすごく驚いた。

 

「あの少年・・・そうか、あの後こいつに・・・また会いたかっのに、残念だよ」

 

レオーネは歯ぎしりをした。

 

「てめぇ、最初から知ってたんだろ、おかしいと思ってたんだ、倉庫に入りたがらなかったからな、なんとか言いやがれ!」

 

イエヤスはアリアを怒鳴りつけた。

 

「ええ、そうよ、私がタツミを殺したのよ、でも、それがどうしたっていうの」

 

アリアは開き直った。

 

「てめぇ、自分が何したのかわかったてるのか!」

 

「何って、今言ったじゃない、私がタツミを殺したって、ホントイナカモノは頭が悪いわね」

 

「てめぇ!!」

 

イエヤスは激怒し。

 

「なんでよ・・・なんでこんなひどいことを・・・タツミがあなたに何をしたっていうのよ!!」

 

サヨは絶叫した。

 

「何もしてないわよ、でも、私はタツミを殺していいのよ、だってここ、私の屋敷の敷地内よ、なにしたって私の自由じゃない」

 

「何考えているの!?何も悪いことしてないタツミを殺していいわけないでしょう」

 

「あなた帝都のこと何も知らないのね、いい?帝都じゃイナカモノは家畜なのよカチク、剥製を作る時動物を殺すでしょう、それと同じよ」

 

「馬鹿言わないで、タツミは動物じゃない人間よ、なのに、こんな、こんな・・・」

 

あまりの理不尽にサヨは涙が止まらなかった。

 

「そいつに何を言っても無駄だよ、そいつにお前らの言葉は届かない、有無を言わさず殺すしかないんだよ、そういうことだからお前も死んでもらうよ」

 

レオーネの言葉を聞いてアリアは。

 

「・・・タツミの最後の言葉聞きたくない?」

 

「!?」

 

二人はその言葉に反応した。

 

「早く言え」

 

レオーネも反応した。

 

「レオーネ、何を!?」

 

アカメは驚いている。

 

「悪い、少し時間をくれ」

 

レオーネは申し訳なさそうに言った。

 

「じゃあ」

 

アリアは語り始めた。

 

夕方

 

バズン!!

 

「ギャアアア!!」

 

アリアはタツミの舌を切り落とした、舌の周りには切り落とした耳と指が落ちている。

 

「ううううう」

 

タツミは苦痛のうめき声をあげた。

 

「舌の次はアソコね、タツミのアソコかわいいわね」

 

アリアはニコニコしている。

 

「や、やめ・・・」

 

「だーめ」

 

バズン!!

 

「あああああああ!!」

 

タツミのアソコが切り落とされた。

 

「あああああああ!!」

 

タツミは苦痛の悲鳴をあげた。

 

「ふふ、切り落としはやめられないわね」

 

アリアはご満悦だった。

 

「お嬢様、そろそろ夕食のお時間です」

 

衛兵が知らせに来た。

 

「あら、もうそんな時間?せっかく気分がのってきたのにここで終わらせるのは興ざめね」

 

アリアは不満だった。

 

「よし、少し早いけど仕上げに取り掛かろう」

 

アリアは決心した。

 

「ガウリさん、タツミの下半身切り落としちゃって」

 

「はっ」

 

ガウリはタツミのそばに行った。

 

「・・・やべべぶべ」

 

タツミは懇願した。

 

「・・・悪く思うな、タツミ」

 

ガウリは苦悩の色を浮かべ剣を抜いた。

 

ザグ!!!

 

ガウリはタツミの腹に剣を突き刺さした。

 

「ああああああ!!」

 

ザグ!!ザグ!!ザグ!!

 

ガウリは何回も突き刺さした、そして。

 

ザグ!!!

 

ドザッ!!!

 

タツミの下半身が切り落とさた。

 

「・・・ザヨ゛・・・」

 

タツミは虫の息である。

 

「へえ、まだ生きてるんだ、すごい生命力ね」

 

アリアは感心した。

 

「・・・惜しいわね、あなたが軍人の家の生まれなら将軍になれたかもしれないのに」

 

アリアは惜しんだ。

 

「でも、イナカモノなんかに生まれたのがあなたの不幸よ、諦めなさい」

 

アリアは邪悪な笑みを浮かべた。

 

「今日届いた槍を」

 

「はっ」

 

「あら、重たいわね、軽めに作らせたのに、ま、いいわ」

 

アリアは槍をかまえた。

 

「・・・・・・」

 

タツミは何か言っているが、声が小さすぎて誰にも聞こえなかった。

 

「さあ、感謝なさい、あなたは私の手によって傑作になれるのよ」

 

アリアは興奮している。

 

「たあっ!!」

 

「あああああああ!!」

 

アリアはタツミの左胸を突き刺した。

 

「がはっ!!」

 

タツミは大量の吐血をした、アリアはその血を浴びた。

 

タツミはいきたえた。

 

「お見事です」

 

「ふふ、ありがと」

 

アリアはご満悦だった。

 

「ありがとうタツミ、あなたは最高の素材だったわ、おかげで傑作が誕生したわ、サヨとイエヤスもすぐあなたの元へ送ってあげるから待っててね」

 

アリアはタツミに笑顔を送った。

 

アリアの話が終わった。

 

「夕方の話よ」

 

アリアはニィッと笑った。

 

「・・・酷すぎる、人間のやることじゃない」

 

サヨは涙をボロボロ流した。

 

「ヘドが出るぜ」

 

レオーネは不快をあらわにした。

 

「あなた、こんな残酷なことをして楽しいの?」

 

「楽しいわよ、だって私の趣味はイナカモノを素材にしてオブジェを作ることなんだから」

 

アリアは堂々と言った。

 

「どう?タツミを素材にして作ったこのオブジェ、カッコイイでしょ」

 

アリアは誇らしげだった。

 

「ふざけないで!!何がオブジェよ、あなた、タツミの命をなんだと思っているの、こんな、こんなヒドイことを、タツミはこんなところでこんな死にかたをするために生まれてきたんじゃない」

 

サヨは烈火の如く激怒した。

 

「フン、イナカモノには芸術がわからないのね、私がこんなに手をかけてタツミをかっこよくしてあげたのに感謝の言葉もないなんて」

 

「狂ってる、人間ここまで狂ってしまうものなの・・・」

 

サヨは絶望した。

 

「・・・泣きたいのはこっちよ、パパもママもみんな殺されちゃったんだから、明日はみんなで一緒にあなたを素材にしてのオブジェ作り楽しみにしていたのに」

 

アリアは涙目になった。

 

「な、なぜ私を?まさか、髪の毛で?」

 

「そうよ、見る度にいらついてしょうがなかったのよ」

 

「ち、ちょっと待ってよ、そんなの逆恨みもいいところ・・・」

 

サヨは困惑した。

 

「うるさい!カチクなんかに私の気持ちわからないわよ」

 

「そ、そんな、無茶苦茶な・・・」

 

サヨは呆然となった。

 

「いまさらだけど、明日の予定教えてあげるわね」

 

アリアは語り始めた。

 

「手始めにあなたのその服をビリビリに破いてあなたを全裸にする、

次に衛兵さんたちのねぎらいもかねてあなたを徹底的に犯す、

そして楽しんだ後はあなたの目をくり抜き、歯を抜き、耳と舌と鼻を切り落とす、

最後にむかついてならないあなたのそのサラサラで綺麗な髪を一本残らず引っこ抜く」

 

「髪の毛ひとつでそんな残酷なことを私に、狂ってる・・・」

 

アリアの言葉を聞いてサヨは真っ青になった。

 

「完成したオブジェを衛兵さん達のトイレとしてプレゼントするつもりだったの、衛兵さん達の喜ぶ顔とても楽しみにしていたのに・・・」

 

アリアは心から残念がった。

 

「それもこれも・・・」

 

アリアはレオーネを睨んだ。

 

「あなた達のおかげで全て台なしよ!」

 

アリアは鬼の形相で叫んだ。

 

「勝手なこと言うな、このクソガキ」

 

レオーネはゴミをみるようであった。

 

「フン、殺し屋ふぜいが偉そうにしないでよ、私はあなたなんかとは生まれも育ちも違うのよ!」

 

「おい、てめぇ、自分のおかれた状況わかってないだろ、ああ」

 

レオーネはアリアを睨みつけた。

 

「レオーネ、真に受けるな、それにもう時間が・・・」

 

アカメがレオーネに言おうとすると。

 

「アカメか、あなた以前、暗殺部隊にいたんでしょ、サイキュウのおじ様から聞いたわよ」

 

「サイキュウだと!?」

 

アカメは驚いた。

 

「ええ、おじ様はパパの友達なのよ、この前、遊びに来たとき酔って嘆いていたわよ、最高の暗殺者だったのに脱走してしまったって」

 

「・・・」

 

アカメは無言のままだった。

 

「おじ様も一目置いていて、それだけの強さならいずれ暗殺部隊の幹部になれて贅沢し放題できたのにそれを捨てるなんて愚かの極みよ」

 

「ふざけるな、アカメはそんなもの望んでなんかいない、アカメはなあ、アカメはなあ・・・」

 

レオーネは反論した。

 

「あら、あなた、アカメなんかかばうの?もしかして、あなた達いやらしい関係なの?不潔だわ」

 

アリアは軽蔑の眼差しで言った。

 

「・・・もういい、お前のその不愉快な面を見るのはもうたくさんだ、あの少年が受けた苦しみを百倍にしてお前に味わらせてやる、覚悟しろ!」

 

レオーネは激怒した。

 

「待ってくれ、俺にやらせてくれ!そいつはタツミの敵だ」

 

イエヤスが叫んだ。

 

「やってみなさいよ、でも、貴族の私を殺したら、あなた一生お尋ね者よ、あなたにそんな度胸ないでしょ」

 

アリアは挑発した。

 

「ダチを殺させて尻込みするほど俺は腑抜けじゃねえ、俺をなめ・・・」

 

イエヤスが言い終える前にサヨは剣を取り上げた。

 

「!?」

 

イエヤスは驚いた。

 

サヨは駆け出した。

 

「よくもタツミをあんな目に・・・絶対許せない・・・だから、あなたを・・・斬る!!」

 

サヨはアリアの首を切り飛ばした。

 

胴体から血が噴きだし、地面に倒れた。

 

「・・・敵はとった、でも、もう、あの楽しかった時間は戻ってこない」

 

サヨは泣き崩れた。

 

「もう、何がなんだかわからないよ、一体どうなっているのよ帝都は・・・」

 

「・・・とにかく、任務完了だ、帰還するぞ」

 

アカメはクールに言った。

 

「なあ、これも何かの縁だ、私達のアジトに来ないか」

 

レオーネはサヨ達に問いかけた。

 

「アジト?」

 

「ああ、お前らをボスに紹介しようと思ってな」

 

「ボス?」

 

「ああ、うちのボス、元将軍でナジェンダっていうんだけどさ」

 

「とりあえず行ってみるわ」

 

「へえ、積極的じゃん」

 

「どうせ、断っても、無理矢理連れていくんでしょ」

 

「わかってんじゃん」

 

「おいおい、タツミはどうするんだよ」

 

「心配するな、私がアジトまで運んでいってやるよ」

 

ちょうどその時。

 

「ちょっと、レオーネ、遅すぎるわよー!」

 

「悪い、先に行ってて、すぐ行くから」

 

「急げよ」

 

レオーネの仲間達だ。

 

「では、行くぞ」

 

アカメはサヨ達に言った。

 

「うん・・・」

 

サヨは力なく言った。

 

アカメの後に歩いていくサヨは。

 

「私達、これからどうなるのかな・・・」

 

月の光が寂しく輝いていた。

 

第三話

 

   裏を斬る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




思ったよりも話が長くなってしまいました。
これからも少しずつこつこつ書いていきますので
この下手くそな小説を見てください。

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