問題児たちと一緒にただのオッサンも来るそうですよ? 作:ちゃるもん
夜の見回りも無事終わり、投稿できた。
しかし、駄文アンドの急展開……許して(´・ω・`)
(そろそろ許しても言えないよなぁ)
では、どうぞ。
義仁は自らの過去をさらけ出した。それに、どう反応を返せばいいのかがサラには分からない。
謝ればいいのか? 哀れめばいいのか? 貶せばいいのか? 受け入れればいいのか? 抱き締めればいいのか? 突き放せばいいのか? 1人にするべきなのか? 一緒にいるべきなのか?
「…………」
サラの中で焦りが募ってゆく。何か言わなくては、何かしなくては。そんな思いばかりが山となり、一向にその頂上は見えない。口を開こうにも鉛のように動かない。体に至っては痺れ始めるほどだ。
なんとか開いた口が塞がり、浮き上がったと思った手は、再び地に向かう。そんな動作が無意識に続き、義仁が……少し、笑った。
「本当に……妻にそっくりだ。悪かったことをして、私が怒るといつもおどおどし始めて動けなくなる。本当に……妻が目の前に居るかと思ってしまう」
義仁は笑みを浮かべたまま続ける。
「貴女と居るだけで、あの日の頃を思い出せます。本当に懐かしい……って言われても、困りますよね。いきなりこんなことを言われても」
恥ずかしそうに頬を掻く義仁。
「そんなことはないさ。少なくとも、私といて不愉快という訳では無いのだろう?」
「不愉快なんて、思ったことありませんよ」
「私はついさっき不躾な発言をした……そう思うなという方が無理な話だろ?」
「確かにそうですね。どうですか? 少しは気が紛れました?」
「いきなり妻と似ていると言われてはな。気が動転していたのが1周回って冷静になったぞ」
サラは額に手を当て呆れた様子で言う。しかし、顔を上げてみたらそこにはいつもの笑顔を浮かべていた。
「やっぱり、笑顔の方がいいですね。なんか安心しました」
「そうか? そう言うのならそうなのだろうな」
ふふんと言うように、サラは笑って見せた。
「流石に長いし過ぎたか。また明日様子を見に来よう。今回は運が良かったが、生きている方がおかしい程の怪我だったんだ。今は安静にしておくように。わかったな?」
「分かりました。また明日」
サラは部屋を後にした。廊下には涼し気な風が流れている。時間も時間の為シンっとした静寂がより一層その涼しさを強めているのだろう。
サラは義仁のいる部屋の扉を閉め切り、その場から動かない。
腕を組み、じっと何かを待っている。
「いるのだろう? いい加減姿を現したらどうだ?」
しかし、誰かが出てくる気配はない。
不意にサラはその組んでいる腕を伸ばし、おもむろにその手のひらから炎を生み出し廊下の先に広がる暗闇に投げつけた。
炎は燃え広がることもなく、静かに鎮火した。炎の先には、1枚の半透明な黒い壁が炎の進行を受け止めていた。
お読みいただきありがとうございます。
まあ、なんだ……色々とすまない……
ぶっちゃけ話を考えるほど頭が回ってない。それと、考えても忘れる。
1回週を跨いだ方がいいのかしら……
まあ、多分来週も投稿はすると思います。
では、また次回〜