アルマゲドン
鎮守府にある忘れ物センター。ここは鎮守府内及び周辺の忘れ物を預かる場所である。
利根「ここで良いのだな?吾輩の携帯はっと、あった!あったぞ!よかった携帯見つかって!しかしな、こうして見るとみんな携帯忘れておるなぁ。これなんかな青の携帯。きっと男じゃろうな。困っておるじゃろうな…何じゃこいつは!キーホルダーこんなにガチャガチャしてて。きっと阿呆な女子だろうな持ち主は。ん?これは?」
巨大なぬいぐるみのストラップ
利根「デカいな!喋りにくいであろうこんなもんつけて!何でこんなデカいものつけて忘れるのじゃ持ち主は!?」
prrrr
利根「あ、電話じゃ。おーい、電話が鳴っておるぞ。出てよいのじゃろうか?出るぞ。もしもし」
『あのー、僕スマホ忘れたんですけどそちらに届いてないですかね?』
利根「あー、吾輩は係りの者じゃないのだがな、たぶんあると思うぞ?どんなやつじゃ?」
『カメラ付きのやつなんですけど』
利根「カメラ付き携帯、今の機種はみんなカメラ付きじゃからなぁ」
『いや、僕のは本当のカメラ付き携帯なんですよ』
利根「じゃが、カメラ付携帯…」
携帯に一眼レフがつながってる
利根「あったぞ。これじゃな?あったぞ。取りに来てくれ」
ガチャリ
利根「すごいなこれは。本当にカメラ付き携帯ではないか。いろんな種類のストラップがあるんじゃな」
prrrr
利根「お、携帯が鳴っておるな。出たほうがいいのじゃろうか?じゃが人のじゃしなあ・・・」
prrプツッ
利根「切れた。そうか。みんな心配して自分の携帯にかけておるのか。次鳴ったらでてやらねばならぬな」
prrrr
利根「これだな。さっきの青の携帯。もしもし」
『あ、もしもし勝平?今からさ牛丼屋行くんだけど一緒にどう?』
利根「あー、すまぬが我輩は勝平ではないのじゃ」
『ハハッ嘘つくなよぉ!だって勝平の声じゃん』
利根「どんな声なのじゃ勝平は!」
携帯を切る
利根「勝平どんな声しとるのじゃ!男にしては高いな声が!」
Prrrr
利根「またなっておるな。どれじゃ?」
大量のキーホルダーの携帯
利根「これじゃな?もう阿呆な女子じゃなぁ。もしもし?」
『あれ?あれ?』
利根「すまぬが吾輩はこの携帯の持ち主ではないのじゃ」
『あっ、部長じゃないんですか』
利根「部長のじゃと!?どこの会社の部長のじゃこれは!切っておこう。気持ち悪いなぁ。『人は見かけによらぬ』とはまさにこのことじゃな」
(タカタカタンタンタカタカタンタンタカタカタンタンタン)
利根「聞いたことあるな。『サザ〇さん』のBGMじゃなこれは。どれじゃどれじゃ?」
(タンタカタンタンタカタンタンタカタンタンタン)ピッ
『(ガラガラガラ)ただいま!』
利根「何を言っておるのじゃ!?『ただいま』ではなかろう!?カ〇オが帰ってきてガラガラただいまってようやるが、まあもしもし?」
『もしもし?あれ?あれ?』
利根「すまぬが吾輩は持ち主ではないのじゃ」
『あっ、イササカさんじゃないんですか』
利根「イササカさんのとな!?イササカって本当にいたのだな」
prrrr
利根「また鳴っておるな。これじゃ。勝平じゃ。もしもし?」
『もしもし?それは吾輩の携帯であろう?勝手に出ないで欲しいのじゃが』
利根「声そっくりじゃな!?そんで喋り方も同じじゃ!これは間違えるな。気持ち悪いな。もう電源切っておく!」
prrrr
利根「また鳴っておる。おこいつじゃな?もしもし?」
『ご先祖様を大切にしてますか?今ならお仏壇が大変お安くなっております』
利根「うわ、何か仏壇の押し売りから電話かかってきたぞ」
prrrr
利根「別の携帯鳴っておるな。あった。もしもし?」
『なぁ…なぁ…いまどんなパンツ履いてるの?』
利根「今度は変態から電話かかってきた」
携帯B『なぁ…いま何色のパンツ履いてるの?なぁ…』
携帯A『この機会にぜひお仏壇をお買い求めください』
利根「仏壇の押し売りと変態から電話かかってきたぞ。気持ち悪いな。そうじゃちょっとこうやってみるとするか」
二つの携帯を合わせる。
携帯B『なぁ、何色?』
携帯A『はい、光沢のある黒でございます』
利根「うわ、会話が噛み合っておるな!」
携帯B『黒?黒なの?え?形はどんなのになってるの?』
携帯A『形ですか?前は観音開きになっております』
携帯B『観音開き!ハァ…ハァ…受話器近づけて音聞かせてよ』
携帯A『かしこまりました。(チーン)』
利根「何をしておるのじゃ!?何か仏壇の押し売りと変態でうまいこと会話が成立しておったな!ほっとこうこれは」
(GO!GO!MUSCLE!リングに稲妻走り 炎の戦士を照らす)
利根「キ◯肉マンの着うただなこれは。どれじゃ?あ…」
巨大な人形の携帯
利根「こいつじゃ!これ出にくいな」
人形を抱えるようにして電話に出る
利根「もしもし?」
『死ね!』ガチャリ プープープー
利根「何じゃこれは」
(GO!GO!MUSCLE!)
利根「もしもし?」
『バーカ』ガチャリ プープープー
(GO!GO!MUSCLE!)
利根「もしもし?」
『ジゴクニオチロ』ガチャリ プープープー
利根「どんだけ嫌われておるのじゃ持ち主は!?死ねとかバカとか地獄に落ちろとか。外人にも嫌われておるじゃないか!すごい嫌われておるな。可哀想にな」
(Your love forever 瞳を閉じて 君を描くよ それだけでいい)
利根「もしもし?」
『もしもし?それ俺の携帯だよな?あんた誰?』
利根「あーすまん!忘れ物センターで鳴っておったからな急に出てしまったのじゃ。本当にすまなかった!」
『マジか!丁度良かったわ!彼女とデートの約束だったんだけど、もうすぐ彼女から電話あると思うんだ。そしたら「急にバイトが入っちゃって今日はいけない」って伝えといて。ヨロシクー。んじゃ』
利根「もしもし!?もしも…何じゃこいつは。えー?急にバイトが入って今日はいけない?面倒だな。最悪じゃ。まあ伝えといてやるとするかのぉ」
(Your love forever 瞳を閉じて 君を描くよ それだけでいい)
利根「かかってきたな。もしもし?」
『モシモシ?ゼロオイテケ!』ピッ
利根「あいつどんな奴と付き合っておるのじゃ!?人類の敵と付き合っておるのか!?すごいな!!」
(GO!GO!MUSCLE!リングに稲妻走り 炎の戦士を照らす)
利根「またこいつか!もしもし!?」
『もし…もし…もし…も…誰…』
利根「電波悪いぞ!もしもし!?」
『あれ…もし…俺…電話…聞こえ…もし…』
利根「掛け直してくれないか?」
『もし…もしも…』
利根「誰か助けてください!」
(Your love forever 瞳を閉じて 君を描くよ それだけでいい)
利根「何させておるのじゃ!!うまいこと鳴りおったなさっきの携帯!もうここに置いておこう」
prrrr
利根「またなっておるな。あ、吾輩の携帯じゃ。浜風からか。もしもし?」
浜風「もしもし!?利根さん!?大変です!筑摩さんと街に出かけたんですけど筑摩さんが急に体調を崩してしまって!」
利根「何じゃと!?提督には連絡したのか!?」
浜風「それが最近電話番号変えたみたいで!」
利根「わかった!吾輩が提督の新しい電話番号持っておるから!連絡しておくぞ!すぐに向かう!!」
浜風「ありがとうございます!」ピッ
利根「大変じゃ。筑摩が体調を崩したじゃと?早く提督に連絡しなければ!提督の電話番号と…。早く早く出てくれ!」
(GO!GO!MUSCLE!リングに稲妻走り)
利根「提督ぅーーーーーっ!!!」