陣内これくしょん~陣内鎮守府の日常~   作:夜間飛行

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今回はかつて一世を風靡したお笑いグループの名作コントです!


牛乳

電はしばらくの間艦娘専用病院に入院していた。この日ようやく退院して鎮守府に帰って来た。司令官への挨拶を済ませると、第六駆逐隊の部屋へと一直線に向かっていった。扉を開けると暁が座って待っていた。

 

電「暁ちゃんただいまなのです!」

 

暁「おかえりなさい!電!それから退院おめでとう!」

 

電『ありがとうなのです!あれ?他のみんなは?」

 

暁「ああ!響と雷は遠征に出てるの。今日の遠征はレベルが高いから」

 

電「そうなんだ。でもやっぱり鎮守府は落ち着くのです!」

 

暁「そうでしょ?2ヶ月も入院したもんね!」

 

電「とても長くて大変だったのです」

 

暁「そうだったわね。あ!電!はい!牛乳!」

 

牛乳を差し出す暁

 

電「牛乳かぁ」

 

暁「電牛乳大好きでしょ?」

 

電「ありがとうなのです!」

 

一口飲む電

 

電「おいしいのです」

 

コップを置く

 

暁「もういいの?」

 

電「うん」

 

暁「おかしいわね。元気な時はいつもこれ一気に飲んでたわよ?」

 

電「え?」

 

暁「治ってないんじゃないまだ?司令官に連絡入れないと……!」

 

電「治った!治ったのです!これ一気にでしょ?大丈夫なのです!」

 

暁「元気な時グーっていったわよ?」

 

電「大丈夫!大丈夫なのです!」

 

一気に飲み干す電

 

暁「元気になったのね電!よかったわ!あ、もう夕食の時間ね。食堂で先にご飯食べましょ!雷たち今日は遅いから」

 

電「わかったのです!」

 

食堂

 

今日は金曜日。夕食はカレーである。

 

電「間宮さん!カレーください!」

 

間宮「電ちゃん!退院おめでとう!今日は少しサービスしちゃおうかしら!はいカレーおまちどおさま!少し大盛りにしてあるからね!」

 

電「ありがとうなのです!」

 

座席につき食べ始める2人

 

暁「あ、電。珍しいわね頼み忘れるなんて!代わりに頼んどいてあげたわ!」

 

電「え?何のことなのです?」

 

暁「はい、牛乳!」

 

電(ブッ!!)

 

口の中のものを吹き出しそうになり必死に堪える

 

電「暁ちゃん。カレーに牛乳は合わないのです」

 

暁「おかしいわ!電!あんたいつもカレーと一緒に牛乳飲んでたじゃない!司令官に連絡しないと!」

 

電「あー!治った!治ったのです!大丈夫なのです!」

 

暁「本当に治った?」

 

電「うん!だって飲めばいいんでしょ?飲めば。平気なのです!一気なのです?」

 

暁「一気によ?」

 

電「一気?w」

 

暁「一気」

 

電「本当なのです?w」

 

そう言いつつも一気に飲み干す電

 

暁「元気になったのね。さ!カレー食べましょ!」

 

電「電はもういいのです。カレーはいらないのです」

 

暁「残すなんてレディーじゃないわね!でもいつも電カレー残してたもんね!」

 

部屋に戻る2人

 

暁「元気になってよかったわ。」

 

電「そうだ!読みかけの本があったはずなのです!」

 

暁「どうしたの電?」

 

電「あ、いや、読書をしようかなって思って……」

 

暁「あ!その本私が今持ってるわよ!ごめん!面白そうだったから勝手に読んじゃった!」

 

電「別に大丈夫なのです!面白かったのです?」

 

暁「うん!すごい面白かったわ!ちょっと待って。今返すから!」

 

自分の荷物から本を出す暁

 

暁「はい!」

 

電「ありがとうなのです!」

 

暁「本と、牛乳!」

 

電「!?」

 

本と一緒に出された牛乳に驚いている電

 

電「な、何でなのです!?電は本しか頼んでないのです!!」

 

暁「だって電いつも本を読みながら牛乳飲んでたじゃない!」

 

電「私そんなことしたのです!?」

 

暁「治ってないのかしら!?司令官に電話しないと!」

 

電「わかった!わかったのです!大丈夫だから!」

 

暁「元気になった?」

 

電「元気元気!元気なのです!だから心配しないで欲しいのです!飲めばいいんでしょ!?一気に飲めばいいんでしょ!?大丈夫!大丈夫なのです!読書しなららwじゃないのですw読書をしながら飲めばいいのです!」

 

牛乳片手に気合いを入れる電

 

電「ほっ」

 

牛乳を飲もうとするが体が受け付けず口から溢れる

 

電「ゴホッゴホッ!」

 

暁「完全にこぼしてるわ。司令官のとこに連絡して……」

 

電「アァーーツ!!飲む!飲む!飲むから!」

 

残りの牛乳を飲み干す電

 

暁「すごいわ。元気になったのね!よかったわ!」

 

電「うんうん」

 

暁「でも本汚れちゃったわね。どうする?」

 

電「あし(ビチャリ)wwwww」

 

口を開くと同時に牛乳が少し出る電

 

暁「電wwwww汚いwwwww」

 

電「明日w資源ごみのww日だからw一緒に出すのですwwwww」

 

その時、ドアがいきなり開かれる。そこに立っていたのは遠征に出ていた響と雷だった。

 

雷「電!退院おめでとう!」

 

響「Поздравляю.久しぶりだね。いきなりだけど司令官から伝言だよ。電、病み上がりで悪いけど司令官から遠征に行って欲しいってさ。」

 

電「遠征なのです?」

 

雷「大丈夫よ!ただの訓練航海だし、退院後のウォーミングアップみたいなものよ!」

 

電「わかったのです。みんな!行ってくるのです!」

 

雷「あまり無理しないでね!危険だと思ったら一目散に逃げるのよ?」

 

響「Желаю удачи」

 

暁「あ!電!忘れてた!」

 

電「?」

 

暁「ほら!出撃前の牛乳!」

 

電「wwwww」

 

またもや牛乳を出される電

 

電「いやいや、おかしいのです!『出撃前の牛乳』って!!」

 

響「電が出撃前の牛乳を拒否した!?」

 

雷「まだどこかおかしいのかしら!?」

 

暁「早く司令官に連絡して出撃中止を……」

 

電「わかった!わかったのです!飲むから!ん?あれなんなのです?」

 

暁、響、雷「え?」

 

電(今なのです!!)

 

電が指差した方向を3人が向いている最中に、後ろの窓から牛乳を捨てる電

 

暁「ん?」

 

電慌ててコップを口にくわえる。

 

暁「完全にこぼしたわ今の。ちゃんと用意してるからね」

 

予備のコップを出す暁

 

電「あっwwwww」

 

暁「飲んで」

 

電「あぁ~………」

 

渋々ながらも飲み始める電

 

雷「そういえば電。元気な時はいつも『牛乳はおいしいのです!』って言って飲んでたわよ?なんか今の電頬のあたりが引きつってるみたい」

 

響「『牛乳はおいしいのです!』って」

 

電「牛乳はおいしいのです!」

 

暁「そうそう!そんな感じよ!」

 

電「牛乳はおいしいのです……(苦笑)」

 

暁「やっぱり今日の電ちょっとおかしいわよ!やっぱり司令官に連絡したほうが……」

 

電「わー!待つのです!待つのです!牛乳はおいしいのです!!」

 

一気に飲み干す電

 

暁「元気になったのね!」

 

雷「これで安心できるわ!」

 

響「これぞ電って感じがするよ」

 

暁「遠征、いってらっしゃい!」

 

電(牛乳で轟沈しそうな気がするのです……)

 

電は若干ふらふらになりながらも遠征に向かった。

 

15分後

 

電「司令官!ただいま帰投しました」

 

提督「うむ!遠征ご苦労様!ほら間宮券だ」

 

電「ありがとうなのです!」

 

第六駆逐隊の部屋に戻ってくる電

 

電「ただいまなのです!」

 

暁「おかえりなさい!」

 

電「あれ?響ちゃんと雷ちゃんは?」

 

暁「今食堂にいるはずよ」

 

電「そうなんだ。んー。先にお風呂入ってくるのです!」

 

暁「あ!私も行く!」

 

電「それじゃ、着替えも持って!暁ちゃん行こう!」

 

暁「ちょっと待って!はい!お風呂前の牛乳!」

 

電「wwwwwいや!おかしいのです!私そんなことしてた覚えないのです!」

 

暁「だって電いつもお風呂前に牛乳飲んでたじゃない!やっぱりまだ治ってないんじゃ……」

 

電「わかったのです!もう飲むのです!元気になったんだから!飲むのです」

 

飲み始めるが口からこぼしている

 

暁「半分以上こぼしてるわやっぱり。誤魔化してるわ。」やっぱり司令官に連絡を……」

 

電「もう飲むのです!飲むのです!ほら!」

 

牛乳を飲み干す電

 

暁「元気になったのね!よかったわ!さっ!お風呂に行きましょ!」

 

1時間後

 

暁「お風呂気持ちよかったわ!あ電!お風呂上がりの牛乳!」

 

電「wwwwwお風呂上がりの牛乳は普通だけど!こんなことした覚えないのです!」

 

暁「電がお風呂上がりの牛乳を拒否するなんて!やっぱり司令官に連絡を入れないと……」

 

電「もう!飲むのです!わかったのです!(ゲップ)wwwww」

 

暁「wwwww電wwwwwゲップなんてwwwwレディーじゃwないwwわね!wwwww」

 

一気に飲み干す電

 

暁「いっぱい飲んだわね!すごいわ!」

 

電「(ゲップ)wwwww」

 

暁「wwwwwwwwww」

 

電「もう寝るのです」

 

暁「あら電、もう寝るの?消灯時間まだなのに。」

 

電「うんちょっと具合悪くなっちゃったのです」

 

暁「あ、じゃあちょっと待って、寝る前に……」

 

ベットの陰に向かう暁

 

ガタン!

 

暁「危ないwwwww牛乳wwwwwこぼしちゃったわwwwww」

 

自分の腰ほどもある大きさの牛乳を持ち出してくる暁

 

電「wwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

 

暁「はいwwwww電wwwww寝る前のwwwww牛乳wwwwwwwwww!」

 

電「wwwwwもう牛乳はwwwww嫌なのですwwwww!!」

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