陣内これくしょん~陣内鎮守府の日常~   作:夜間飛行

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運動会

大淀「あー、疲れましたねぇ。この書類今日中に仕上げないといけないですからね頑張って仕事しないと」

 

パンッパンパンパンッ

 

大淀「何?」

 

『ただいまより『バカ田小学校大運動会』を始めます』

 

大淀「あら、近くのバカ田小学校運動会始まるんですか。あの子たちほんっとにおバカさんばっかですからねうるさくなりますね」

 

後ろを振り向く大淀。執務室に万国旗が飾ってある

 

大淀「何で執務室に万国旗が飾ってあるんですか!?あの子たちほんとにいつ入ってきたんですか!!関係ないでしょウチの鎮守府と!!おバカですねほんとにあの子たち!運動会かぁ。うるさくなるな。これはもうちょっと集中しないと」

 

『それでは生徒の入場です』

 

♪ズン ズン ズン ズンドコ

 

その拍子に若干乗ってしまう大淀

 

♪ズン ズン ズン ズンドコ

 

大淀「おバカだなぁほんとに!何で『きよしのズンドコ節』で行進するんですか!!それでみんなで『きよし!』って言ってるじゃないですか。もっといい曲あったでしょ!!」

 

『まずは校長先生による開会の挨拶です』

 

大淀「大丈夫ですか校長先生」

 

校長『ただいまご紹介にあずけました校長と申します』

 

大淀「『あずかりました』!」

 

校長『これより今月8回目の運動会を始めたいと思います』

 

大淀「何回してるんですか!?今月8回もしてるんですか!?年に1回でいいじゃないですか!!勉強してください!頭悪いんですから!!」

 

校長『みなさんには3つの袋を大切にしていただきたいと思います』

 

大淀「結婚式じゃないんですからもう」

 

校長『まず一つ目の袋は……キンタマ袋』

 

生徒『ワハハハハハハハ』

 

大淀「すごいウケてるじゃないですか!!ぜんっぜん面白くない!最低ですよ!下ネタで生徒全員笑ってるじゃないですか!みんなおバカばっかあの子たち本当に」

 

校長『今日はその袋を充分に発揮して頑張って下さい』

 

大淀「一つだけですか!?もううるさいですねぇ」

 

『続きまして生徒代表による選手宣誓です』

 

男子『宣誓 僕達』

女子『私達は』

男子『スポーツマンシップに』

女子『乗っ取り』

男子『せいせいせい』

女子『どうどうどうと』

 

大淀「一個ずつ多いですよ?『せいせいどうどう』です。一個ずつ多い」

 

男子『た』

女子『た』

男子『か』

女子『う』

男子『こ』

女子『と』

男子『を』

女子『ち』

男子『か』

女子『い』

男子『ま』

女子『す』

 

大淀「分けすぎ!!分けすぎですよ!?すごい練習したでしょそれ!!そっちのほうが難しいでしょ。ほんとにおバカさんばっかあの子たち!』

 

『続きまして校長先生の挨拶です』

 

大淀「さっきしたでしょう!?だれか注意してください!!」

 

校長『キンタマ袋』

生徒『ワハハハハハハハ』

大淀「何回言うんですか!?それから笑いすぎです!!さっき聞いたでしょ!!下ネタで笑わないでください!!」

 

男子『それでは競技を開始します』

 

大淀「もう早くしてください」

 

女子『まず最初の競技は全校生徒による徒競走です』

 

大淀「全校生徒?」

 

『位置について、よーい』

 

パンッ

 

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!

 

大淀「なんで全員で走ってるんですか!?みんな走ってるじゃないですか!!せめて6人ずつとか何組かに分けてから走ってください!!ぐちゃぐちゃになってるじゃないですか」

 

『ただ今の徒競走、払い戻しは一着2番2540円』

 

大淀「何してるんですか!?賭けないでください!子供で!おバカですほんとにあの子たち!」

 

『3年2組の横山君がまだ走っています』

 

大淀「こんな子いたな。一人だけ遅い子。横山君頑張って!」

 

『続いての競技は』

 

大淀「ほったらかしですか横山君」

 

『4年生によるフォークダンスです』

 

大淀「フォークダンスね。男の子と手をつないだりとかドキドキしますからね。これは楽しみです」

 

チャララッチャッチャラララランランラン

 

大淀「『オクラホマミキサー』ですか。懐かしいです。この曲」

 

チャララランチャララランランランラン

 

大淀「早い!全然変わってないですよ!?ダンスもしてないですし!何が面白いんですかこのフォークダンス!」

 

『3年2組の横山君がまだ走っています』

 

大淀「早く走ってください!横山君!せいぜい50メートルですよ徒競走だったら!どんだけかかってるんですか!」

 

『続きましては男子による騎馬戦です』

 

大淀「騎馬戦ですか。運動会の花形ですからね。これはちょっと見ものですね」

 

『それでは選手の入場です』

 

♪〜

 

『さぁ、赤組が入ってまいりました!興奮のボルテージが一気にスパーク!小さな体に大きな牙を携えた若武者たちが今一歩一歩近づいてまいります!校庭という四角いジャングルの中で両者が相見えるその姿はまさに平成の関ヶ原の戦い!さぁ今宵この戦場に新たな歴史の1ページを書き加えるのはいったいどちらのチームなのでありましょうか!!』

 

大淀「実況上手ですねあの子!おバカのくせにちょっと見とこうかな騎馬戦」

 

『続いての競技は』

 

大淀「何だったんですか今の!?」

 

『3年生によるムカデ競争です』

 

大淀「ムカデ競争ですか。懐かしいですね。右左右左って声合わせないとみんな転ぶから」

 

『よーい』

 

パンッ

 

『みぎ みぎ みぎ みぎ ひだり!みぎ みぎ みぎ みぎ ひだり!』

 

大淀「右ばっかりじゃないですか!?よく進んでますねあの子たち!!股裂けるでしょ!!」

 

『みだり!みだり!みだり みだり みだり!』

 

大淀「もうみだりって言ってるじゃないですか!!右と左ぐちゃぐちゃになってみだりって言ってますよ!!」

 

パンッパンッ

 

大淀「あっゴールしましたか」

 

『3年2組の横山君が今ゴールしました』

 

大淀「遅っ!あの子50メートル何分かかってるんですか!?大丈夫かな横山君。心配」

 

『続いては6年生による組体操です。体いっぱいで建物を表現します』

 

大淀「あ、組体操懐かしい。ピラミッドとか5段タワーとかこれちょっと見物ですね」

 

ピッピッピー

 

『イオン』

 

ピッピッピー

 

『西友』

 

ピッピッピー

 

『ダイエー』

 

大淀「何で大型スーパーばかりなんですか!?もっと派手なの作ってくださいよ!!」

 

『あーっと今ダイエーが崩れかけましたが何とか持ちこたえました』

 

大淀「いやうまいこと言わなくていいんですよ!?おバカなのにうまいこと言わなくていいんですよそんなとこだけ」

 

『続きまして全校生徒による借り物競争です』

 

♪~

 

大淀「借り物競争ですか。あっこの音楽も懐かしいですね」

 

『よーい』

 

パンッ

 

大淀「借り物競争だったらもう終わるくらいでしょ」

 

prrrrr

 

大淀「あっ内線がなってる。」

 

ガチャ

 

大淀「はいこちら執務室」

 

門番『あの、バカ田小学校の生徒が来てるんですけど、ちょっと電話代わります!』

 

生徒『あのー、バカ田小学校のものですけど、作戦報告書と改装設計図を貸してください!』

 

大淀「貸すわけないでしょ!?どんな借り物競争してるんですか!?貸しません!ていうか貸せません!帰って!ほんっとにおバカばっかあの子たち!」

 

パンッパンパンッ

 

大淀「あ、終わった」

 

『これをもちまして『バカ田小学校大運動会』を終わります』

 

大淀「やっと静かになりますね」

 

『校長先生による閉会の挨拶です』

 

大淀「もう終わりですね。よかったよかった」

 

『えー、皆さん キンタマ袋』

 

大淀「もういいですよ!!?」

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