物売り屋さん
ここは陣内鎮守府。ここではいつもおかしなことが起きる。そんな鎮守府に暮らす艦娘たちの日常をのぞいてみよう。
赤城・加賀の部屋
赤城「最近外国艦が増えてきてますからね、やっぱり英語の勉強をしなきゃいけません。ちょうど夕暮れ時で静かですし、一生懸命勉強しないと!」
赤城は英語の勉強を始めた。
赤城「Her name is Yamashiro. She is unlucky……」
『た〜けや〜さお〜だけ た〜けや〜さお〜だけ 2本で1000円 2本で1000円 た〜けや〜……』
赤城「ああもうこんな時間ですか。この時間になると物売り屋さんがたくさんきますからね。うるさくなりますね。ダメダメ!一生懸命勉強しないと!」
『わらび〜もち わらび〜も〜ち〜』
赤城「わらび餅ですか。ちょうどお腹も空いてきましたとこですし買ってきますか」
『もっちもち』
赤城「何ですか今の!?」
『おいしいおいしいわらび餅はいかがですか〜?あっこちらの奥様もありがとうございます。あっこちらの奥様もありがとうございます』
赤城「すごい人気ですね。これは早く買いに行かないと!」
数分後、廊下にて
赤城「すごい行列でしたね。後の人の分も考えて少ししか買いませんでしたけど、わらび餅ってやっぱりおいしいですね〜」
満面の笑みでわらび餅を頬張る赤城。
『それでは皆さまご贔屓くださいませ〜 あわらび〜もち あランララララ〜』
赤城「ご機嫌ですね!まぁ売れましたからね」
赤城が自室に戻って来る。
赤城「さぁ続きをしないと!」
『た〜けや〜さお〜だけ た〜けや〜さお〜だけ』
赤城「またさおだけ屋さん来た。正直さおだけなんていまいらないでしょ」
『押さないでください!押さないでください!整理券をお配りいたします!お一人様2本までとさせていただきます!』
赤城「すごい!さおだけ売れてますね!」
『っていい〜たい』
赤城「嘘だったんですか!?」
『た〜けや〜(チッ)』
赤城「舌打ちした!まぁ売れませんでしたからね。でもさおだけなんていらないですから。ん?この匂いは。珍しい!季節外れの焼き芋です!!」
『い〜しやぁきおぃしぃおいものあ〜じやぁきい〜もあっ、たかいもういっかい練習して来ます』
赤城『下手くそ!練習して来てください!せっかく買おうと思っていたのに」
『アイスクリーム アイスクリーム アイスクリーム ベットベト』
赤城「言わないでくださいそんな事!そんなアイスクリーム買いたくないですよ!」
『結構遠くから来たよ』
赤城「知りませんよそんな事!?」
『アイスクリーム ドッロドロ』
赤城「だから言わないでください!お客さん減っちゃいますから!」
『静岡から自転車で来たよ』
赤城「結構遠くから来ましたね!?すごい!」
『アイスクリーム』
赤城のスマホ「九七の希望 力よ 輪廻の光」
赤城「もしもし」
『ネッチャネチャ』
赤城「何で携帯で言うんですか!?て言うか何で私の電話番号知ってるんですかあの人!?もう、着信拒否!気持ち悪い!」
『ご不要になりました古雑誌、古新聞がございましたら多少にかかわらずお申し付けください』
赤城「ちり紙交換ですか。あ思い出しました!加賀さんからちり紙交換が来たら出しといてほしいって言われてたんでした!」
『2000円につきさおだけ2本と交換いたします』
赤城「さおだけ屋さん!?ちり紙交換じゃなかった!!危うく騙されるところでした。さおだけ屋さんあの手この手で売ってきますね。ん?この匂いは!また焼き芋屋さんだ!ちゃんと歌の練習してきたんですかね?」
『『『『石焼〜き芋〜お芋〜お芋〜お芋だよ!』』』』
赤城「何人いるんですかアレ!?乗りすぎじゃないですか!?」
『『『『石焼〜きい』』』』
ドンガラガッシャーン
赤城「あ!事故った!お芋が飛び散っちゃってます!車もぐちゃぐちゃに!救急車呼ばないと!」
119にかける赤城。
赤城「もしもし!陣内鎮守府ですけれど!焼き芋屋さんが事故ったので早くきてください!お願いします!」
しばらくするとサイレンが聞こえて来る。
赤城「さすが救急車!優秀ですね!」
隊員『救急車が通りまーす。どいてくださーい。救急車が通りまーす。どいてくださーい。救急車がフフッ通りまフハッ通りハハッ』
隊員B「お前ちゃんと言えよ!!」
隊員→隊員A「違う違う。俺同じ事何回も言うと笑っちゃうんだよ。もう恥ずかしいわ。一人で言うの恥ずかしいわ。ちょっと一緒に言ってくれよ」
隊員B「ああいいぞ」
隊員A「いいか?いくぞいくぞ?せーの、救急車が通りまーす、ってお前言えよ!!……」
赤城「何してるんですか!?完全に中学生の休み時間のノリじゃないですか!!大丈夫ですかね焼き芋のおじさん。ああ立ち上がりました。よかったよかった」
チリンチリン
『甘〜い甘〜い有田みかん』
赤城「珍しい。有田みかんは初めてですね」
『甘〜い甘〜い有田みかんが食べたいです』
赤城「知りませんよ!!食べたいんだったら買いに行けばいいじゃないですか!」
『た〜けや〜さお〜だけ』
赤城「またさおだけ屋さん」
『た〜けやゴホッゴホゴホッ』
赤城「?」
『「お兄ちゃん。身体大丈夫?」
「節子、お兄ちゃんは大丈夫や」
「お兄ちゃんこのドロップをお食べ」
「節子。これはドロップやない。おはじきや。しっかりせえ節子」
「お兄ちゃん。お腹空いた」
「節子。このさおだけさえ売れれば今日はなんとか凌げる」
「お兄ちゃん」
「節子?節子どないしたんや!?」
「お兄ちゃん。ウチ、ずっとビチビチやねん」
「節子!節子クソ、このさおだけさえ売れれば節子は助かるんや!節子!節子ー!!」』
赤城「……」
『2本で1000円』
赤城「買うわけないでしょ!何一人二役で『火垂る◯墓』やってるんですか!?あ!さっきの焼き芋屋さん!あれ!?車が変わってます!」
『YAKIIMOおいしい!HEY! おいしいYAKIIMO!YO!YA・KI・I・MO ほっかほかおいしいO・I・MO!HEY!O・I・MO!COME ON!』
赤城「大分車イメチェンしましたね。保険降りたんでしょうか。ウーハーも搭載しててすごいですねあの車。そうこうしているうちにまたお腹がすいてきました。次何か来たら買いましょう」
『ぅわらび〜ぃ』
赤城「速い!」
『ぁりたみかんが食べたぃ』
赤城「有田みかんのおじさんも速い!」
『hEy!』
赤城「焼き芋屋さん!」
『ゅぅしゃがとぉ』
赤城「中学生どうしたんですか!?中学生ものすごい勢いで走っていきましたね。もうお腹ペコペコです」
チャララーララ チャララララー
赤城「あ、ラーメンが来た!すみませーん!ラーメンください!」
『毎度!一杯2000円です!』
赤城「2000円!?高いですね!まあしょうがないですね。あの今から取りに行きますんで!」
鎮守府前
店主「おまちどおさま」
赤城「わあおいしそうです!」
店主「お客さん艦娘かい?」
赤城「はい!航空母艦赤城です!」
店主「そうか赤城さんか!あんたら艦娘にはいつも守ってもらってるからね。ほらメンマ増量!ほんのささやかなお礼だ!」
赤城「ありがとうございます!うれしいです!あっ、お箸もらえますか?」
店主「あいよ。はい、お箸」
赤城「え?これって」
さおだけ2本
チャララーララ
『たけやさおだけ~』
赤城「だまされた!」