陣内これくしょん~陣内鎮守府の日常~   作:夜間飛行

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前回
さおだけ屋さん


防犯カメラ

ここは陣内鎮守府の酒保。ここの酒保は少し変わっており、売店のような感じではなく普通のコンビニのような感じの店内となっている。この日明石は店の奥の事務室で帳簿とにらめっこをしていた。

 

明石「う~ん、売り上げとお金が全然合わないな~。銀蠅されてんのかな。そうだ、今日は防犯カメラでも見て銀蠅してる娘がいないかチェックしようかな」

 

画面スイッチオン

 

明石「いないな。他は?」

 

カメラ切り替え

 

明石「あれ?今日はお客さんいませんね。他は?」

 

おにぎりドアップ

 

明石「近すぎ!なんでおにぎり専用カメラあるんですか!?こんなのいらないでしょ。他は?」

 

気象衛星ひまわりからの映像

 

明石「遠すぎ!何が何だかさっぱりじゃないですか!他は?」

 

店内全景を見渡すカメラ

 

明石「あれ?今日お客さん全然いないじゃないですか!?レジはどうなってるんだろう」

 

レジのカメラに切り替わる。バイトが15人。

 

明石「今日バイト多い!!今日のシフトどうなってるの!?これはダメ!注意しに行かないと!」

 

事務室を出ていく明石。

 

明石「多すぎです!本当にどうなってるですかシフト!!さぁ帰って帰って!」

 

バイト全員出て行こうとする。

 

明石「ああ、あなた帰ったらダメじゃないですか。あなたここで頑張ってください」

 

事務室に戻ってくる明石。

 

明石「本当にどうなってるですかアレ。まあいいや、とりあえず帰らせましたし。続きしようかなカメラチェック」

 

雑誌コーナー

 

明石「あ、この人。最近着任した憲兵さんだ。かっこいいんですよねこの人。もしもわたしが『付き合ってください』って言ったら付き合ってくれるのかな?えー?どうなんだろう」

 

カメラ目線で手で丸を作る憲兵。

 

明石「何で聞こえてるんですか!?恥ずかしい聞こえてた。でも付き合ってくれるんですね!よかった。そうだそうだ。カメラチェックしないと!」

 

怪しい人物が映る。

 

明石「あー!この人怪しい!絶対盗る!絶対犯人!現場押さえたら行きますよ!ハイ盗る!もう少し!」

 

先程のバイト14人が走って来て銀蠅犯を押し流していく。

 

明石「バイトォォォォ!!何してるんですか!?商品落としてるし!!犯人どこに行ったですか!」

 

おにぎりが食べられている。

 

明石「食べられてる!せっかくおにぎり専用カメラだったのに。他はどうなってるんだろう」

 

レジ

 

明石「お客さん来た。そう、ちゃんと接客してくださいね」

 

商品:弁当、ウェットティッシュ、生卵、燃料、ボーキサイト、弾薬、鋼材、開発資材

 

明石「そう弁当ちゃんと温めて」

 

1秒でレンジから出す

 

明石「温めるの早すぎでしょ」

 

ウェットティッシュ使用

 

明石「勝手に使ったらダメウェットティッシュ」

 

ウェットティッシュをレンジへ

 

明石「それ温めたら普通のティッシュになりますよ」

 

生卵をレンジへ

 

明石「卵は温めちゃダメ!爆発するから!」

 

ボーキサイト、燃料、弾薬、鋼材、開発資材をレンジへ

 

明石「いや、何で温めてるんですか!?ここで温めてもどうにもなりませんよ!?」

 

支払い

 

明石「10円?いやどう考えても1000円以上でしょ」

 

お釣りが十数万。

 

明石「お釣り多すぎ!バイトお釣り多すぎですよ!だから売り上げが合わないんだ!卵出して!爆発するから!」

 

レンジから出す

 

明石「温めすぎてひよこになってる!!」

 

店員、レンジを操作

 

明石「何してるんですか?お客さんもう帰りましたよ?何操作してるんですか?ん?画面の隅から何か……バーナー妖精さん!!?まさか…まさか…!?」

 

ゴォォォォォ

 

明石「ダァー!!やっぱり!!こんなところで使っちゃダメですよ!!火事になりますから!!」

 

急いで事務室から出ていく明石。

 

明石「ちょっと!!何してくれてるんですか!?」

 

チーン

 

明石「!?」

 

バーナー妖精「新しい艦娘さんが着任しましたー」

 

明石「!!?」

 

ガチャ

 

大和「大和型戦艦、一番艦、大和。推して参ります!」

 

明石「大型艦建造!?」

 

大和「あの、あなたが提督ですか?」

 

明石「ちょっと待って、色々と常識外なことが起こったから、頭がついていけない……」

 

大和「大丈夫ですか?」

 

明石「あ、ああ、うん。大丈夫。私は工作艦明石。これからここの提督にあってもらいます。ついて来てください」

 

十数分後

 

明石「まさかうちのレンジで大和型を建造するとは……すごいなあ。ああそうだ、カメラチェックしないと……え?何?」

 

床に茶色い何かが落ちている。それは延々と先に伸びている。

 

明石「え?何これ?」

 

画面を切り替える。

 

明石「電ちゃん!?電ちゃんの髪の毛って解くとこんなに長くなるの!?それで何見てるの電ちゃんは」

 

シャンプーのミニボトル

 

明石「小さすぎますよ!絶対足りないでしょう!?他は?」

 

再びあの怪しい人物

 

明石「出たこの人!絶対怪しい。絶対盗る。今度こそ盗ったら捕まえてやりますよ!ハイ盗る!もう少し!もう少しで」

 

BGM(チャララララ〜)

『この後一体どうなるのか!? 続きは天気予報の後で!』

 

明石「え?何?」

 

『明日の天気予報です』

 

明石「なんか天気予報始まった!」

 

『明日は太平洋側から台風が接近してくる模様です』

 

明石「明日台風来るんだ。たいへんだなぁ」

 

『それと同時に台湾も接近してくる模様です』

 

明石「一大事じゃないですか!!どうなるんですか!?」

 

『午後には太平洋高気圧が北上して来て、日本列島も北上していく模様です』

 

明石「どこいくんですか!?一大事ですよこれは!?」

 

画面が元に戻る

 

明石「ああ、戻った戻った。絶対盗りますよ。絶対!ハイ盗った!」

 

走って捕まえにいく明石。

 

明石「ちょっと!今盗ったでしょ!」

 

犯人「盗ってないですよ」

 

明石「嘘ついたらいけませんよ?あそこにカメラがあるんですよ。私そこからずっと見てたんです。ほら盗った物出してください」

 

犯人「……はい」

 

明石「ほら、やっぱり盗ってるじゃないですか。ん?ちょっと待って。ジャンバーの中に何かが…」

 

ジャンバーの中から大量のバナナ

 

明石「バナナばっかりじゃないですか!ほらそのマスクもとって。ん?」

 

犯人の口から紐が出ているのに気がついた。明石がそれを引っ張ると万国旗がどんどん出てくる。

 

明石「何のことですか!2度とやらないでくださいね?」

 

事務室

 

明石「何なんですかあの人?ベトベトです、気持ち悪い!まぁとりあえず注意したし、もう大丈夫でしょう」

 

レジのカメラを見る明石

 

明石「あ、またお客さん来ました。え!?嘘!?港湾棲姫!!港湾棲姫がお客さんで来てる!!ん?商品は乾燥ワカメとゼロ戦?」

 

店員、それをレンジの中へ

 

明石「またレンジに入れた!」

 

ゴォォォォォ

 

明石「バーナー妖精さんまたバーナー使ってます!」

 

チーン

 

明石「今度は?」

 

北方棲姫『コナイデッテイッテルノ』

北方棲姫『ゼロオイテケ!』

北方棲姫『シズンデェ!』

北方棲姫『コナイデッテイッテルノ』

北方棲姫『レップウオイテケ!』…

 

ゾロゾロゾロゾロゾロゾロ……………

 

明石「ぎゃああああああああああ!!!!」

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