FGOってデータが引き継げないときっとこんな感じ   作:ピリの唄

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こうなれ!


記憶があれば行動はどうなる?

I am the bone of my sword.

───体は剣で出来ている

 

**

 

宝具に関するレクチャーを終えて、立香達は石の階段を登っていた。

 

「挟み撃ちされないように倒しておきましょう」

「相手はあのアーチャーだし、そういうのは得意だろうなぁ」

 

オルガマリーの言葉に同意するキャスニキ。

 

「マシュもエリちゃんも気を引き締めよう」

「はい!いつでも行けます」

「任せておきなさい、子ジカ!最高のビートを奏でてあげる!!」

「・・・・・・ごめん、エリちゃん。ほどほどでお願い」

 

さすがに歌は勘弁である。

それに立香には気になっていることがあった。

怪物達が襲ってくることはあっても、アーチャーが攻撃してきたのはランサーの後の一度だけ。それに捻れた矢が爆発しなかったのだ。

 

「もしかして・・・・・・覚えているの?エミヤ」

 

小さく呟く立香の目の前には柳洞寺の門が建っていた。

 

**

 

大聖杯の眠る土地、円蔵山。その頂上に位置する柳洞寺にアーチャーは立っていた。

ここにやってくるカルデアのマスターに会うために。

 

このアーチャーには記憶があった。

カルデアに召喚され、最後で最高のマスターと共に人理修復という綺麗な理想を叶えた記憶が。

しかし一体何があったのか。

 

この身が改めて召喚されたのは縁深き冬木の"赤いあくま"のもとだった。

そして夜に学校で戦闘になった相手はランサーだった。しかしケルトの青い英霊ではなく、黒いフードを被った女性だった。

 

メドゥーサがライダーではなく、ランサーとして召喚されていたことを確認し、エミヤはここが特異点であることを認識し、行動をしていた。

 

この世界のマスターが死なないように気絶させてから土に埋め、未熟者もセイバーを取り戻すとうるさいので気絶させてから地下室に閉じ込めた。

ホムンクルスの姉は弟を守ると言ってエミヤに協力して未熟者のことを見張っている。

偽物の聖杯である少女は気絶した少年を看病しているだろう。

冬木の虎や寺の息子、弓道部部長等、助ける事のできる者を助けた。

ワカメは残念ながら石になっていたが、「破戒すべき全ての符(ルールブレイカー)」を突き刺したから恐らくは助かるだろう。愉悦麻婆神父は知らん。

でも何処かで生きている気がする。

 

特異点の死者は蘇らない。だが、この特異点は恐らく別物だ。平行世界として扱われる事になるだろう。

この年の冬木の平行世界は多く存在するからだ。

それでも助けた。自己満足でしかなくても。

 

だが、ここから先は別物だ。この特異点が修復されるまで人は死に続けるだろう。

しかしエミヤ一人で修復することは出来ない。大聖杯やセイバー、他のサーヴァントが許さない。

 

だからカルデアのマスターを待った。

修復出来るだろうマスターを待った。

 

(彼女の事だ。きっとここに来るだろう。大聖杯に直接向かうのではなく、私と話すために)

 

下の街が燃えて明るく、星は見えない。それでも月を見上げながら時を待つ。

人の気配が柳洞寺の中に入って来てからそちらを向きながら言葉を告げる。

 

「やはり来てくれると思っていたよ、カルデアのマスター・・・・・・?」

 

そこには

 

「色々言いたいことはあるけれど!!」

 

エミヤに向けて左手を向ける泥々の少女と

 

「きっちり説明してもらうわよ!アーチャー!!」

 

中身のない空っぽの剣を投影して構える未熟者の少年がいた。




最後の二人は誰ナンダー

なんちゃって。


人理再修復記念!!
そしてCCC参加記念!!
ガチ過ぎてリンゴ消費が早い。石がガチャで砕けず戦闘で砕く事になってます

砕くか(石を) 潰すか(時間を) 面白い(やけくそ)
槍トリアオルタの言葉がこう聞こえてきたら末期?
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