FGOってデータが引き継げないときっとこんな感じ 作:ピリの唄
救うのだ!
バーサーカーとの戦闘が終わっても特異点は修復されず、アインツベルン城からも誰も出てこなかった。
「あれ?」
「あー、立香ちゃん。そこの特異点は完璧に安定した、って言いたいんだけど。マリーと、あのイリヤさんはまだかな?」
どうやらロマニは正体に気付いているイリヤのことを警戒しているようだ。
「まだ出てこないからマシュと一緒に迎えに行こうと思って」
「よし、無事に合流できたら連絡をくれるかな?ただ、僕は応答出来ないかもしれないけど」
警戒心たっぷりだった。
そんなに苦手か。
「それではドクター。私たちは行ってきます」
「うん、二人とも気をつけてくれ」
「ロマニ、忘れてる」
カルデアに所属はしていないが他にもいることを忘れている。
まあ、一人と一サーヴァントほどが喧嘩(しかも投影した物をぶつけ合うという周りに危険なものを)しているので眼を逸らしたくなる気持ちは解るが。
そして彼女たちは突入した城のなかでは・・・・・・
何かを潰したようなものに黙祷する桜、上機嫌のイリヤ。
そしてすやすやと眠る小学校五年生のイリヤちゃんと同い年位に見えるどこかの誰かに似た見た目の少女というものだった。
混沌としている。
「なに、これ?」
思わず呟いてしまった立香は悪くないだろう。
***
「ちょっと困ったわ・・・・・・」
「どうしたんですか、イリヤさん?」
その場には小聖杯の少女と黒い器の少女、そして(うるさいため)気絶させられたカルデアの所長がいた。
アヴェンジャーとそのマスターは席を外している。
「この聖杯なんだけど、第三魔法を使うには適さないのよ」
「あ、そうなんですか」
割と重要な言葉をあっさりと流す桜。
特異点を造り出す割にはサーヴァントを強くするだけで消える聖杯。
きっと承認式のロックか何かを備えていた。
そんなにレフのことを信じていなかったのだろうか。
それよりも負けない努力をしようよ、魔術王(仮)。
「私の寿命とサクラの中の蟲、オルガマリーの身体って全部解決するなら簡単にできるけど、私たちがカルデアに移動するための魔力を考えるとギリギリでアウトね」
「所長さんの身体を完璧に戻すの辞めたら良いじゃないですか?この時代に生きているだろうオルガマリーさんの肉体に合わせるんです」
現在(2015年)、ここにいるオルガマリーは20歳前後。この特異点の時代(2004年)に生きているであろうオルガロリーちゃんは10歳前後である。
確かに身体の大きさ的に必要な魔力量は少なくなるかもしれない。微々たる物ではあるだろうが。
だがあくまでもアウトだったのはギリギリだ。
「・・・・・・別にシロウに問題ないし、それでもいっか」
「じゃあそれで始めましょう!」
こうしてオルガロリーの身体作りと彼女たちの問題解決のための魔術が起動された。
オルガマリーの知らないままに。
***
「で、これ?」
「ええ」
「なんでさ」
立香の口からエミヤリリィの口癖がこぼれる。
マシュも苦笑いを浮かべ、通信に出たダ・ヴィンチちゃんとロマニは唖然としている。
「イリヤ、これしか助けられなかったんだな?」
「ゴメンねお兄ちゃん。私には思い浮かばなかったわ」
「そっか。ならしょうがないな。桜も手伝ったんだろ?ありがとう」
「せ、先輩・・・・・・」
イリヤを撫でて微笑み、桜にも笑顔でお礼を言うリリィ。
「・・・・・・彼はギャルゲか何かの主人公なのかな?ハーレムルートを攻略中なのかな?モテモテなんだろ?爆発すればいいのに」
「ドクター、不謹慎ですよ」
ロマニが恨みを込めながら言っているし、この世界の人は知らないがエロゲの、全年齢対象版ならギャルゲの主人公である。
残念ながらハーレムルートというのは存在していないが。
「大聖杯の魔力があったんじゃないかなー?あのヒト擬きも中に入れたんだしさ」
ダ・ヴィンチちゃんが通信ギリギリの音量で呟いた言葉で立香も気付く。
移動の魔力は大聖杯から取れば良かったのではないのでだろうか。
何故にオルガマリー所長からオルガロリー所長になるのだろうか。
助かったのは良いことなのだけど。
釈然としない何かを感じるカルデア組だった。
因みにこの展開(オルガロリー・アリスフィアちゃん)を予想できた人はてをあげてー。
きっといなかったと思うんだけど。
最近のFGO報告~
物欲センサーまさかの大活躍!
星4以上のサーヴァントが来ない!
来たのはライダー、メドゥーサ。なんでさ。
書いたら出る、そうなんですよね?
ガチャ運無いなー。
でも引く前に一応言っておこう。来い!セイバー!!