FGOってデータが引き継げないときっとこんな感じ   作:ピリの唄

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その1。
お待たせー!
書いてた本人が言おう。どうしてこうなった!



幕間の物語 彼の来歴

 

「立香ちゃんに何てことをしてくれたんだ!」

「だから彼は立香ちゃんじゃなくて立花君なんだって」

「せ、先輩が男性に・・・・・・」

「だから立香ちゃんじゃないだって」

「じゃあ彼は?」

「立花君だ」

「やっぱりやらかしてるんじゃないか!」

 

立花は現在、ダ・ヴィンチラボで異常な光景を見ている。

朝、部屋の前で出会った眼鏡の似合う後輩系の少女と線の細い、場所によってはモテそうな優男(ただし、どこかがうさんくさい)がダ・ヴィンチちゃんと揉めている。

何度もリツカと聞こえてくるから立花の話をしているのだろう。

だが、リツカ君とリツカちゃんの二つが聞こえてくることには疑問を浮かべる。

 

(俺、男なんだけど)

 

藤丸立花と書いてフジマルリツカと読む。

今までちゃん付けで呼ばれたことは幼い子供の頃に親や幼稚園の先生くらいだ。

断じて見知らぬ青年や、ダ・ヴィンチちゃんに呼ばれる筋合いはない、筈だ。

 

(でもカルデアにいる俺の知り合いってそんなに多くないどころか三人もいないんだけどな)

 

立花の知る相手は現在揉めているダ・ヴィンチちゃんと子供所長のオルガマリー。

ここで揉めている二人のことは知らない。

 

(そもそもなんでこんなことになってるんだ?)

 

話の話題に自分の名前が出てくるから少し思い出してみよう。

 

***

 

ダヴィンチちゃんラボに来たら、優男さんとダヴィンチちゃんが話していた。

君は?と聞かれたから名前を名乗ったら揉め出した。

うん、わからない。

戻る部分が悪かったのかもしれない。

もう少し前に、最初にカルデアに来た時まで遡ってみよう。

 

***

 

そもそも藤丸立花は魔術など欠片も知らない一般人だ。

だが、マスター適性、レイシフト適性など、カルデアが欲していた適性があった。

そのため、採用されると同時に誘拐のように連れてこられたのだ。

 

「なんでかな。見覚えがあるような気が・・・・・・」

 

同時に連れてこられていたオレンジ髪の少女は首を傾げながら迷うことなくシミュレーションルームに入っていった。

 

「・・・・・・ちょ、ちょっと待ってくれ!」

 

慌ててその後を追う立花。

同じカルデアに所属するのだから一緒に行動してもいいと思いながら立花もドアをくぐる。

その瞬間に立花の感じる世界は変わった。

周囲が無機質な廊下から辺り一面の草原へと変わっている。

驚く立花と違って少女は歩みを止めない。

どころか、シミュレーションの説明の最中にクリアしていた。

 

「宝具演出スキップがあればいいのに」

「何を言ってるの!?」

 

一瞬少女の頭身が変化した気がする。

立花が驚いている間に少女はクリアしたシミュレーションルームを出ていく。

 

《それではシミュレーションを開始します》

「え?ちょっ!待って・・・」

 

勿論、初心者の立花(しかも話を中途半端にしか聞いていない)に簡単にクリアできるほどシミュレーションは甘くない。

問答無用で襲いかかってくるゴーレム。

 

この日、初回のシミュレーション使用者の最短記録と最長記録が更新された。

どちらがどちらかは言うまでもないだろう。

 

**

 

「ひ、酷い目にあった・・・・・・」

 

何とかシミュレーションをクリアした立花は疲れていたためにシミュレーションルームで座り込んでいた。

初めての魔力供給(モドキ)と戦闘。

一般人にはどちらもキツいモノだったのだ。

 

(少しだけ休憩してから行こう・・・・・・)

 

そう思って少しのつもりで目を閉じる。

それが立花の状況を決定した。

 

**

 

ドンッ!という激しい音と振動が立花の身体を揺らし、目を覚ます。

 

(・・・・・・ヤバイ!寝てた?遅刻じゃん!?)

 

急いで立花はシミュレーションルームから出ようとする。

しかしその扉は開かない。気がつけば周りも暗くなっていた。

立花は知らないことだが、カルデアの指令室で爆発があったのだ。

それにより電源に問題が出たのかそれともドアが歪んだのかウンともスンとも言わない。

 

「誰か!誰かいませんか!?」

 

扉を叩くが誰の反応も返ってこない。

扉に耳を当ててみると騒がしい状況とだけわかる。

 

「誰かここから出してくれー!!!」

 

立花の声は騒がしい廊下側の声に紛れて誰も気付いてくれない。

暗い場所に一人で閉じ込められた。

 

「今は出れないなら仕方ない」

 

壁に背をつけて目を閉じる。

どこでもすぐに眠れるのが立花の特技だった。そして彼は睡眠が嫌いじゃない。

まだ少し疲れが取れていなかったのか、あっさりと眠りに落ちる。

起きた時にはドアが開きますようにと、祈りながら彼は眠った。

 

余談だが、彼が眠って少し後に、生存者の確認のためにシミュレーションルームの中にも声をかけられていた。

眠っていた立花が気付くことはなかったのだが。

彼は特異点の冬木が修復されるまでぐっすりと眠っていた。




本当ならぐだ男登場編、二話で終わるつもりだったんだ。
どうして終わらないんだ!?
という訳でぐだ男過去編後もう少しだけ続くんじゃ。

近況報告ー
今回は凄い運です。
北斎ちゃんガチャを引きました。
するとなんと!
バリバリ演出が!セイバーが!
誰だ、ローマか!いや、ラーマだ!
ローマは書いたけど貴方は書いてないですよー?

そして一緒のガチャで来たよランサーメドゥーサことアナ!
冬木はだいぶ前ですよ?
まあ、これで三姉妹がバージョン違いを含めて集合した訳ですが。
エウリュアレ、ステンノ、メドゥーサ(ライダー)、ゴルゴーン(アヴェンジャー)、アナ(ランサー)と。
我がカルデアのメドゥーサさんは涙目よ。

そして運営さんのタイミングを見計らったかのようなオルタちゃんピックアップガチャ!
これは引けとの啓示ですよね!
という感じでガチャりました!

オルタちゃんじゃなくてすまないさんキター!?
これは、書いている人数が多いために退場予定だったジーク君を書けとの命令でしょうか!?
収拾着けるどころか広げ過ぎた風呂敷を畳めないし、そもそも風呂敷の端が見えないのですけども!
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