Angel Beats!~ちょ、俺まだ死んでないんだけどオオオオオオオオ!!~   作:日暮れ

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だいぶ久しぶりの更新になってしまいました。

番外編です!


暇を持て余した神々(?)の遊び。

 真っ暗な部屋。俺と周りのガキどもはそんな空間にぽつんといた。

 

 音は聞こえない。何もない。

 

 やがてろうそくに灯がともる。すると、俺らの真ん中に真っ黒い箱が姿をあらわした。大きな穴があいた、真っ黒な箱。

 

 そんな箱に俺らは荒々しく手を突っ込む。我先にと中にある()()を奪い合う。

 

 そして俺たちは待つ。おそらく誰かが必ず言うであろうあの言葉を――――

 

 

 

ゆり「――よっしゃ神様キタァァァァァァアアァァァァァァァァァァァァ!!!!!」

 

全員「「「ちっくしょオォォォォォォオォォォォォオォォオォォォォ!!!!!!」」」

 

★―数分前―

 

ゆり「オペレーション、ゴッドオブゲームよ!!」

 

日向「いやもう普通に王様ゲームでいいだろ」

 

 俺たちが校長室で暇を持て余してるとき、ウチのリーダーである仲村ゆりがまたとっぴょうしもないことを言い出した。

 

「……この前の缶蹴りもそうだが、最近オペレーションまるっきり関係なくなってきてね? ぶっちゃけお前遊びたいだけじゃね?」

 

ゆり「そんなことはないわ!」

 

ゆり「これはどんな過酷な状況、難題にも答えられる対応力や柔軟性を鍛えるためのオペレーションなのよ!」

 

松下「なんと! このオペレーションにはそんなに深い理由が!?」

 

高松「フッ……この肉体に更に磨きをかけるには丁度よさそうですね」

 

「いやお前ら単純すぎだろ!! そういやこないだもそうだったけど小学生だって納得いかねぇぞこんなもん馬鹿か!!」

 

 そんな俺のツッコミを無視して仲村は王様ゲームならぬ神様ゲームとやらに必要なものを黙々と準備している。アイツやってることもうリーダーってかガキ大将じゃね?

 

ゆり「なんでもいいのよ、みんなは真ん中に集まって! ホラ銀さんさっさと電気消す!」

 

「教師を顎で使うな」

 

 そう言いながら校長室の電気を切る。カーテンまで閉めてあるからどっちかっつーと怖い話する時みてぇだ。

 

 …………………………

 

日向「銀さん」

 

「ふぁったはぁぁぁぁぁぁぁぁああァァァァァァアアァァァッ!!??」

 

日向「いやどんな叫び声だよ」

 

「お……おおおおどかしてんじゃねーよ日向くン!? あやうく首と胴体がサヨナラバイバイするとこだったよ!!??」

 

日向「いや俺はそんなアンタにおどろきだわ!」

 

仲村「はーい注目!」

 

 そんな感じでだべってると、仲村が大きな声で俺らに呼び掛けてきた。

 

仲村「ルールは基本的に普通の王様ゲームと同じよ「オイ今王様ゲームっつったぞ」黙りなさい。ここの箱に人数分の数字と『神様』と書かれた紙が入ってるわ。」

 

仲村「それを引いて、神様だった人は数字を指定して他の人に命令ができるってわけ」

 

仲村「ちなみに命令は絶対だから! 神様が死ねって言ったら全員その場で死になさい」

 

 心配しなくてもお前以外そんな命令するヤツなんていねーよ。

 

直井「つまり僕が神様になれば合法的に銀時さんとムフフフ……」

 

「おい誰かコイツを殺してくれ」

 

仲村「じゃー早速始め……る前に、点呼とっときましょ! 銀さん!」

 

「うーい」

 

仲村「日向くん」

 

日向「んー」

 

仲村「大山くん」

 

大山「はい……」

 

仲村「直井くん」

 

直井「呼んだか愚民」

 

仲村「藤巻くん、高松くん」

 

藤巻「できればまとめてほしくねぇな……」

 

高松「同じく」

 

仲村「椎名さん、野田くん、松下くん」

 

椎名「あさはかなり」

 

野田・松下「うむ」

 

「かぶったな返事」

 

野田・松下「やかましい」

 

仲村「次、TK」

 

TK「悲しみのCarnival……」

 

仲村「遊佐さん含むガルデモメンバー」

 

ユイ「はーい!」

 

ひさ子「呼ばれて来たら何だこの扱いは……っ!」

 

関根「うん……これは流石の私でもちょっと応えるなー……」

 

入江「まぁまぁしおりん元気出して?」

 

遊佐「私だけ名前呼ばれました」

 

「んなんで胸張るな」

 

日向「ってか何で今更点呼なんて……」

 

仲村「行稼ぎ!!!!!」

 

 堂々と言うな!!!!

 

仲村「じゃ、始めるわよー!! せーの――」

 

★―時は戻り―

 

仲村「ふっふふっふふ~ん♪ 倒す倒すって散々言ってたけど、神ってのもなかなか悪くないわねー。どんな命令にしよっかな~」

 

藤巻「早速ゆりっぺが神様だと……!?」

 

大山「これはデンジャラスだよ!」

 

高松「まだ死ぬ覚悟が……っ!」

 

野田「俺はゆりっぺの命令なら何でもするぞ!!」

 

日向「……………………」

 

 くじを引いたみんなが恐怖におののいている中、日向は一人だけなぜかまぬけな顔をしていた。

 

日向「なぁゆりっぺ」

 

仲村「何よ?」

 

日向「コレ……何?」

 

 日向がみんなに見えるようにみせたくじに書かれていたのは……

 

『ハズレ(彼の腹筋を文字通り崩壊するまで笑わせる)』

 

仲村「あ引いたんだ、それハズレ」

 

日向「ハズレ!? 何ハズレとかあんの!?」

 

仲村「そこに書いてある事終わったらもう一度引けます」

 

日向「じゃあ誰を笑わせばいいんだよ!? 彼って誰だ!?」

 

仲村「ふっ……ようやくの登場ね、出てきなさい!!!」

 

 その声を合図に突然作動した入口のトラップを押しのけ誰かがこの部屋に入ってきた!!

 

 その影の正体とは――!!

 

チャー「何を隠そう、俺だ」

 

日向「ち、チャー!!!???」

 

仲村「んじゃがんばって~」

 

日向「ちょっと待てえ!! こんなもんどう考えても無理ゲーだろ!!」

 

 必死に日向が仲村に食らいつく。笑顔なんて感情、力のために悪魔に捧げてそうな毛むくじゃらのおっさんに恐れおののいているのだろう。

 

仲村「笑わせればいいのよ? ロード十三章まで歌いきるわけじゃないし、簡単よ」

 

「おいイィィイィィイイィィイィィィ!! 今どっからロード出てきた!? ハ○ヒちゃんか? ハル○ちゃんが憂鬱なのか!?」

 

仲村「うるっさいわねー……日向くんはさっさと行ってこい! じゃ王様から命令よ!」

 

 日向がぼそぼそと愚痴を零しながらこの部屋を出て行った瞬間に、緩みかけていた空気がまた凍る。今や神となった仲村は俺たちに一体何を……

 

仲村「五番と十番が乳繰り合」

 

「待てぇぇぇぇぇぇぇぇえぇぇぇぇぇ!!! 早速何言っちゃってんのお前!! この小説終わるぞいろんな意味で!!」

 

仲村「いいじゃない多分男同士なんだから。」

 

「よくねぇわ!」

 

大山「ゆりっぺ流石にそれは……」

 

 口に出さないだけで、大山以外の他のメンバーもうんざり顔だ。直井が「そんなのもアリなのか……!」と顔をやけにいきいきさせているのは気のせいということにしておく。

 

仲村「……仕方ないわねー、じゃほっぺにキスしなさい! とりあえずどっちからも一回ずつ。私たちはそれを見てるから。精々腐女子のエサとなり果てるがいいわ!! アーッハッハッハッハ!!!」

 

「あなたは一体何て言う悪魔なんですか!?」

 

仲村「ただの女子高生ですぅー。で? 誰が当たったのよ?」

 

「はぁ……五番俺だ、十番は?」

 

「あの……私です」

 

 そこで手を挙げたのは、仲村と同じ髪の色をした女子の姿だった。

 

 仲村と違うのは、髪がもっと長いことと、アイツよか幾分か女子らしい所か。

 

 ガルデモの……えっと、名前は……

 

「入江、だったか」

 

入江「えと、はい……」

 

 その小動物を思わせる女子は俺に呼ばれて少し肩を揺らした。

 

 いつもビクビクしててまるでリスのようだな。

 

「んじゃ、さっさと終わらせんぞ」

 

入江「うぇえ!? 今ここでヤるんですか!?」

 

「カタカナ使うな意味ありげになんだろーが。どこに行ってもどの道こいつらに見られんだから同じだろ」

 

 できれば早く終わらせたい。なぜならうしろで仲村が「女子ですってぇ……ッッ!!」と今にも飛びかかりそうな勢いで殺気を飛ばしてきているからな。

 

入江「じ、じゃあいきます……」

 

 そのままの姿勢の俺に入江は背伸びをしながら迫ってくる。

 

 目をぎゅっと締めて震えながら迫ってくる入江は何と言うか、結構かわいく見えた。

 

入江「んっ……」

 

 暖かく、柔らかいものが頬に触れる。

 

 それが離れた途端、コイツの顔はかすかに紅く染まり、やっぱり結構恥ずかしいことをしてたんだと思い知らされる。

 

 

直井「オイ……仲村ゆり。何だこれは、百歩譲って男なら許したが何だこの状況は……!!!」

 

藤巻「完全に二人だけの世界作ってるな……」

 

高松「まるで付き合い始めて一か月のみっちーよしりんカップルみたいですね」

 

ひさ子「例えがよくわかんねぇよ……てか、これは流石に……」

 

仲村「フーッ、フーッ、フーッッ……!!」

 

遊佐「………………」

 

 

入江「つ、次は先生の番ですよ!」

 

「お、おぅ……」

 

 入江が目を瞑る。俺はその頬に向けて顔を近づける。

 

 とてもいい匂いがした。シャンプーか何かはわからないが……女ってみんなこんないい匂いがするのか? そいや仲村もそうだった気が……

 

入江「ん……」

 

 入江の頬に少しづつ近づく。あとほんの数センチ。吐息がかかる。心臓の高鳴りが聞こえてくる。彼女の――いや、俺のかもしれない鼓動が。

 

「入江……」

 

入江「先生……っ」

 

 

 俺の唇が彼女の頬に当たる……瞬間、

 

仲村「だらっしゃぁぁあぁあぁああぁぁあ!!!!」

 

遊佐「とう」

 

「ぶべらっっっっつっ!!!!!」

 

 なぜか仲村と遊佐の蹴りが顔面に飛んできやがった。

 

「何すん……アレ?」

 

 ……あれ? 今俺何しようとしてた!? 今までしてしまったことを少しづつ思い出してみる。

 

 …………うん。

 

「……恥ずかしい……っ!!」

 

 年下の女子相手に息を荒げてキスしようだなんて俺は一体何をしようと……っ!!!

 

遊佐「先生が正気に戻ってくれてうれしいです」

 

仲村「今回の命令はこれで終わりよ! それでいいわよね入江さん!?」

 

入江「ぁ……はい……」

 

 何でちょっと残念そうなんだよもっと盛大に恥ずかしがってくれよお願いだから!!

 

仲村「んじゃも一回くじ引くわよ! それと銀さん後で処刑だから」

 

「理不尽にもほどがあんだろーが元々はお前が言いだしたことだぞ!!」

 

仲村「うるさい!! さぁみんな引きなさい! 神様だーれだ!!!!」

 

 仲村が半ば強引にみんなにくじを引かせる。

 

 くじを引いた後の仲村の顔色が良くならないところを見ると、今回は神様ではないらしい。

 

竹山「今度は僕ですね」

 

「あ、何だ竹山いたんだ」

 

竹山「いましたよ! 最初の点呼の時から「あれ? 何で僕だけ呼ばれないんだろう」って部屋の隅で涙を堪えてたんですから!!」

 

 竹山が神様くじを見せながら唾を飛ばしてくる。

 

竹山「みなさんも気付いてましたよね!? 僕の名前呼ばれなかったこと!」

 

仲村「………………」

 

大山「………………」

 

野田「………………」

 

高松「………………」

 

藤巻「………………」

 

椎名「………………」

 

TK「………………」

 

松下「………………」

 

直井「………………」

 

ユイ「………………」

 

ひさ子「………………」

 

入江「………………」

 

関根「………………」

 

遊佐「………………」

 

竹山「みんな嫌いだッ!!!」

 

 ついに竹山が泣き出してしまった。他のはともかくTKまで無言ってある意味竹山すげぇな流石神様だ。

 

竹山「……ふふん……僕にそんな態度取れるのもこれまでですよ? なんてったって僕は今! 神様なんですから!!」

 

 竹山が神様くじを高らかに掲げながら叫ぶ。

 

竹山「ふっふっふ……では、ここにいる全員に命令です。」

 

 全員って……難儀なのはごめんだぞ竹山? 一体どんな命令を……

 

竹山「僕をクライストと呼べ!!!!!!!!」

 

 …………………………

 

全員「「「クライスト」」」

 

竹山「ふっ……はは、最っ高の気分だ……はっはっはっはっはっはっは!!!!!」

 

全員「「「………………」」」

 

竹山「はっはっはっはっは、っは……」

 

全員「「「………………」」」

 

竹山「はっ、ははは……」

 

全員「「「………………」」」

 

竹山「…………あの、スミマセンこれだけです」

 

全員「「「こんなの命令に使うなァァァアアァァアアァァアアァァ!!!!」」」

 

竹山「ごごごゴメンナサイィィィ!!」

 

 

 その後竹山は「もう僕がやってほしいことはないので抜けます」と言って抜けてしまった。たまにはクライストって呼んでやろう。

 

仲村「……じゃあ、くじ引くわよー…………神様だーれだ」

 

 俺含むみんながやる気無くくじを手に取る。竹山の件ですっかり盛り下がっちまったなどうしてくれんだアイツ……

 

仲村「んで? 今度の神様は誰?」

 

「俺だよ」

 

 そこには、神様くじをみんなに見せびらかすように揚げる――

 

「日向、お前よく戻ってこれたな」

 

日向「おうよ!」

 

大山「どうやってあのチャーをあんなに笑わせたの?」

 

日向「いや何かな? 案の定何やっても駄目だったから何か適当に『今のはゲツガじゃねぇ……剣圧だ』って言ったらもうアイツ大爆笑でさー! ところでゲツガって何なんだろうな! あっはは」

 

「よくもまぁそんな中の人ネタを適当に言ってのけるもんだなお前は!」

 

日向「ヘヘ……銀さん、俺の……仇打ち?」

 

「何嬉しそうに言ってんだ……馬鹿」

 

「……卍解!! 鐡拳断か」

 

仲村「うるせぇんだよてめぇらBLEACH劇場なら他でやれ!! もう何でもいいから早く命令しろや!!!」

 

「あーもう折角いいとこだったのに!!」

 

日向「くっそ、しゃーねーな……」

 

 日向が一つ咳払いをする。日向は一体どんな命令を……

 

日向「今一応夜だろ? だから三番が二階のトイレに行くこと! 俺と」

 

 ……………………

 

 ……いや、それ一応立派な罰ゲームになってておもしろそうなんだけど…………

 

 …………何故にお前と一緒?

 

ユイ「あの、三番私なんですけど、何で先輩と一緒にトイレに行かないといけないんですか?」

 

日向「うっ……うるっせぇな神様の命令は絶対なんだろ!? ホラさっさと行くぞ」

 

ユイ「あぁちょ、待って下さい先輩ってばー!」

 

(怖いのか)

 

仲村(怖くてトイレ行けなかったのね)

 

 

ユイ「……ちょ、先輩手繋がないでください汗ばんでて気持ち悪いです」

 

日向「なっ!? 俺はお前が怖くないようにって最大限の配慮をだな!?」

 

ユイ「それが余計だってんでしょーがこのバカ先輩!」

 

日向「何だとチビで貧乳の癖に!!」

 

ユイ「そっちだって万年彼女無し男のくせに!!」

 

日向「いましたぁ彼女なんて両手の指じゃ足んないくらいいましたぁー」

 

ユイ「嘘ですね! 一人ならまだしも私の知る先輩はそんなに彼女がポンポコできるような人じゃありません!」

 

日向「人を平成狸合戦みたく言うな!! お前に俺の何が分かるか!!」

 

ユイ「わかりますよ!! だって私ずっと先輩のこと見てました……し…………」

 

日向「………………ん?」

 

ユイ「ッ………………」

 

日向「…………は? てことは……」

 

ユイ「……………………」

 

日向「……えーっと…………」

 

ユイ「………………」

 

日向「……とりあえず、進むか」

 

ユイ「……ハイ」

 

 

藤巻「おー早かったじゃねぇか日向……って何でお前ら二人顔真っ赤なの?」

 

ユイ「……………………」

 

日向「いや、ちょっとな……」

 

 ともあれ日向は無事に帰ってきた。まさかトイレでムフフなことしてきたとかじゃねぇだろうが何かあったなあの二人。

 

仲村「じゃーこれで最後にするわよー! 神様だーれだ!!」

 

 みんなが最後のくじを引く。ってか意外と短かったな、何だ? 作者の気力がもたなかったのか?

 

 そんな妙な勘ぐりを入れる俺への復讐なのか、(作者)はまた、この部屋に悪魔を誕生させた。

 

仲村「っしゃ神の再来いいいぃぃいいぃぃぃぃぃぃぃいぃぃぃいぃ!!!!!!」

 

全員「「「ちっくしょまたかよォォォオォォォォォオォォオォォォォ!!!!!!」」」

 

 おいおい勘弁してくれよ! 俺はもう女子とキスなんかしたくねぇよ!!

 

仲村「んじゃー六番! 手を挙げなさい!!」

 

 仲村は命令をするために六番が誰かを確認する。

 

大山「うぁ、やっぱり来たかぁ!!」

 

 ん、今回初の大山だな。あの臆病な特徴がないのが特徴の奴に何かできるのか?

 

大山「僕は何をすればいいの……?」

 

仲村「別に大したことしなくていいわよ、天使に告白してくれたら」

 

大山「やったぁ……ん? 何だって!?」

 

仲村「天使に告白するのよ。『こんな時に場所も選ばずゴメンナサイ。あなたのことがずっと好きでした、付き合って下さい』って」

 

大山「えぇえぇぇええぇぇえぇぇえ!!!」

 

 ……オイ、この展開何か見たことあんだけど?

 

日向「ちぇ、告るだけでいいのかよ、何かズルイぜ」

 

「いやお前ウケ狙ってトイレ行っただけだよね?」

 

大山「そんな! 僕の身にもなってよ!! そっちは肉体的なダメージで済んだかもしれないけど、僕はメンタルのダメージがすこいよ!? だって、女の子に告白するのなんて初めてだよ!? しかもフラれるわかってるんだよぉぉぉ……」

 

「いやだから肉体的ダメージ受けてねぇんだよ誰も! エンジンで飛ばされてねぇんだよ誰も!!」

 

日向「っははウブなヤツめ、練習には丁度いいじゃねぇか」

 

大山「僕は! 日向くんと違って練習なんかしない!! 本気の恋しかしないんだよ!!」

 

日向「何だと!? 俺が偽りに染まったうすぎたねぇ恋でもしてるってのかよ!!??」

 

仲村「ごぅるぁぁぁああぁぁぁぁあぁぁぁああぁぁぁああぁあ!!!! どーでもいいからさっさといけえぇぇぇぇえぇぇぇぇえぇぇぇぇ!!!!!!」

 

「おめーら一体何がしてぇんだよ!!」

 

 大山が焦った表情でおろおろとあたりを見回す。すると、大山の目が何かに止まった。

 

大山「あ! ゆりっぺ、これ……」

 

仲村「ん?」

 

 大山が仲村に見せたのは……くじ。それに書いてあった文字は……

 

『9』

 

仲村「……あり?」

 

 大山が六番じゃない? んじゃ一体誰が――――

 

 …………あ。

 

「……ワリ、六番俺だわ」

 

仲村「――――――――――」

 

野田「ゆりっぺぇえぇぇぇえぇぇぇ!!!」

 

藤巻「ゆりっぺがあまりのショックに耐えきれずフリーズしちまった!!」

 

「んじゃま、さっさと行ってくるわ。立華に告白だっけ?」

 

日向「……あぁ、行ってらっしゃい…………」

 

 そう言った日向の背中は、やけに疲れたように見えた。

 

 

「……見つけた、オイ立華!」

 

立華「……?」

 

 もう夜中だから学校にゃいないものかと思っていたら幸い、立華は校内を少し歩いたところにいた。

 

立華「……何?」

 

「何とは随分と無愛想じゃねぇか、今日はお前に言いたいことがあって来たんだ」

 

「ちなみに……お前今歳いくつだ?」

 

立華「? 十七歳だけど、永遠の」

 

「お前は一昔前のアイドルかよ……イヤ違いないけどさ」

 

立華「??」

 

「まぁいい、立華――」

 

 俺は立華の肩を勢いよく掴み、絶対に居眠りキムチなんかできないようにすると、口をゆっくりと開き…………

 

 こう口にした。

 

「――結婚しよう、立華」

 

 

仲村「……んで? その後は?」

 

「何かよぉ、『そんなこと突然言われてもっ困る!』ってハンドソニックで腹ぶっさされた」

 

仲村「そりゃ自業自得ね。大体天使はあなたが私に告白した時を目撃してるのよ? そんなんでよく告白する気になったわよね」

 

「そんなに怒んじゃねぇよ折角メシ食いに連れて行ってるってのに。カルシウム足りてねぇんじゃねぇの? オラ、お前も飲む? イチゴ牛乳」

 

仲村「ところで、あなたイチゴ牛乳の着色料に何とかって虫の死骸が使われてるのって知ってる?」

 

「ぶっふおォ!!!! オイてっめもうイチゴ牛乳飲めねぇじゃねーかどうしてくれんだ!!!!!」

 

仲村「ふふっ……ならミルクコーヒーにでも挑戦してみたら? ……な、何なら私が毎朝入れに行ってやってもいいわよ!?」

 

「おぉそりゃいいな、今度入れに来てくれや」

 

仲村「! ホント!?」

 

「? あぁ……」

 

仲村「やった、やった、やった♪」

 

「……何がそんなにうれしいんだか……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

立華「結婚……ドレス? ケーキ……新婚旅行……」

 

立華「……初夜」

 

立華「…………子供の名前、決めとかないと」

 

★―次回予告―

 

直井「神である僕が一度も神になれなかっただと……ッ!!」

 

日向「いやあんなもんただのくじなんだからさ」

 

直井「僕のゲームにかこつけて銀さんに――――(ピー)したり…………(十八禁)したりする計画がパーじゃないか!! 僕と貴様で何が違うってんだ!!」

 

日向「そんなこと考えてるから神様もお前を見捨てたんじゃないのかな!!」

 

直井「かくなる上はやはり戦線の奴らみんな催眠術にかけて……ブツブツ……」

 

日向「あぁもう勝手に違う世界に行ってんじゃねーよ!! よくこんなヤツ隣に置いとくな銀さんも!!」

 

日向「はぁ……えーと、次回、第十六訓 EPISODE.7 Alive その一だ。俺が大活躍する次回を楽しみにしててくれよな!」

 

直井「それは違うよ!!」

 

日向「幸運な人宿っちゃった!?」

 

 おたのしみにね!




長く更新を休んでしまってすみません。
色々と問題ができてしまってそのせいでスランプになってしまいまして……

更新はやめませんのでご安心ください。

あと、これからは更新の頻度は基本二週間おきという事にします。

これからもどうか私の駄文に付き合ってくれると嬉しいです。

あとAngel Beats!来春ゲーム化おめでとうございます!!
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