Angel Beats!~ちょ、俺まだ死んでないんだけどオオオオオオオオ!!~   作:日暮れ

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 新年明けましておめでとうございます。

ひまつぶしで開いたABOWで、おみくじがあると聞いていい機会だしやってみようと引いてみたら小凶でした。小凶なんてあるのかよバカにしてんだろこれ大吉出るまでやったらぁと思ってラッキーキャラを見てみたら遊佐でした。最高。


Happy new year

 

★―対天使用作戦本部―

 

仲村「みなさん、あけましておめでとうございまーす!」

 

「突然呼び出しといてお前は一体誰に向かって挨拶してんだ久しぶりすぎて狂ったか」

 

 現在この校長室には戦線の幹部連中に俺、さらにはガルデモの四人までもが集まっていた。

 

仲村「みんな、今日が何の日だかわかる?」

 

松下「む? PCゲームの発売日か? ついにこの、松下五段もとい護弾の活躍をkisのみんなに見てもらえる日が来たようだな! 決めるぜワシ!!」

 

日向「いや違うだろ。あーあれだ、あれ。フジツボ保護デーとかなんかそんなんだ」

 

大山「えぇ!? そんな日があるの!?」

 

竹山「いやそんな日は無いと思います。ちなみに今日はボクの誕生日だったりもします。このクライs」

 

高松「トレーニングの日ですね。この肉体に磨きをかけるには絶好の日です」

 

野田「はっ! 何をバカなことを。こんなこと決まっている。ゆりっぺに捧ぐ愛の日、ゆりっぺlove'sデーだ!!」

 

直井「何を言っているそこの愚民。それを言うなら今日は銀時先生に捧ぐ愛の日、銀時先生love'sデーだろうが!」

 

藤巻「お前らのそれ毎日だろーが。あれか? 8月9日でバクチの日か? うっひょやりィひさ子今から麻雀だぜ!」

 

TK「Take it to the lucky」

 

ひさ子「お? いいねぇまたカモにしてもらいたいなんてさ。あんたらもどう? たまには」

 

入江「い、いや。私はそんな、麻雀とかできないですし……あっ、大貧民くらいなら!」

 

関根「やるわけないじゃないですかー! 昔無理矢理やらされて大負けしたんですから!! ひさ子先輩強すぎですよもう!!」

 

椎名「……あさはかなり」

 

遊佐「椎名さんは割と強そうですけどね、ギャンブル」

 

ユイ「常時ポーカーフェイスな先輩に言われてもですけどねー」

 

「オイイイィィィイィィイィィィ!! 黙って聞いてりゃアホなこと言いまくりやがってお前らに耳は無いのか!? その頭の横に着いてるのは餃子か何かか!? ラー油をつけておいしくいただけるのか!? 開口一番言ってたろーが『おけましておめでとう』って! お正月だよお正月!!」

 

「「「あー」」」

 

 こいつら、マジで納得したツラしてやがる……

 

仲村「そう、今日はお正月……今年の初めよ」

 

 遊佐さん、と一声かけ、仲村はいつものデスクに腰掛ける。

 

 声をかけられた遊佐は、恐らく打ち合わせでもしていたんだろう、どこからか出してきた用紙を連中に渡す。

 

仲村「終わりよければすべてよしって言葉があるけど、でも、それでも始まりがグダグダだったら終わった時に報われないと私は思うの。終わった後に自分の行いを振り返ってのっけから黒歴史全開なんてもう最悪じゃない。私だったら穴がなければそこに作らせてでも入りに行くわ」

 

 こいつは正月にいやな思いででもあるのか。

 

仲村「だから、この書類に正月にやるべきことをリストアップしてあるのよ。これをコンプリートすれば、今年2015年を楽しく過ごせるってわけ」

 

仲村「冬休みまっただ中のこの時期、一般生徒は家に引きこもって勉強だのゲームだのをしてるに違いないわ。そんな時、あえてこのオペレーションを行うことによって、今年への活を入れるの」

 

日向「ゆりっぺにしちゃー、粋な考えだな」

 

藤巻「おぉ、さすがゆりっぺだぜ!」

 

高松「ふっ、これからのこの肉体の発展を願い、とりくんでみましょうか」

 

 なーんかヤな予感がするんだけど……

 

仲村「じゃ、オペレーションOSHOUGATHU、スタート!!」

 

★―初夢―

 

直井「さぁ、今からお前は夢を見る。一富士二鷹三茄子……」

 

竹山「うぎゃぁああぁぁぁああぁぁああ!! ク、クラクライストぉぉおぉぉぉおぉ……」

 

野田「うごぼろっしゃぁぁぁぁぁああぁ!! ゆりっぺゆりっぺゆりゆりゆり……」

 

松下「あぁぁああぁぁぁぁあぁぁあぁあ!! 天使ちゃん天使ちゃん天使ちゃん……」

 

「……どんな夢見てんだよ」

 

日向「うごぉう……やめろ()よ! ふ、()()山に遭難してしまったオレに唯一残った食料の()()をかっさらっていくのをやめてくれぇええぇぇぇぇええぇ……」

 

「悪夢じゃねーか!!」

 

★―初詣―

 

野田「ガラガラガラガラーン!!! 今年こそゆりっぺとイチャイチャラブラブできますように!」

 

直井「ぺこり。からんからーん。ちゃりん。ぺこりぺこり。パン、パン! 今年こそ銀時先生ととイチャイチャラブラブできますように!! ぺこり」

 

『あのー、何で君らは私の前に五円玉持って並んでるのかな? しかも口効果音かなりうるさいよね。私校長だよ?』

 

大山「いやー、なんか神主さんっぽかったからつい。あはは」

 

日向「主に頭とかが。ぷぷっ」

 

『ものすごい失礼だね君らは』

 

★―羽子板―

 

関根「いくよみゆきちー……ぅおらぁ!!!」

 

入江「うひゃぁ!!」

 

関根「あっははーやったぜみゆきち今度はヒゲ書いてやるー」

 

入江「うぁぁあぁやめてぇえぇぇぇぇぇ……」

 

ひさ子「今年も入江は大変そうだな」

 

ユイ「関根センパイは楽しそうですけどねー♪」

 

★―鏡餅―

 

日向「ってコレ鏡餅じゃなくて鏡餅の形をした黒ヒゲ危機一髪じゃねーか!! そして何でオレが黒ヒゲ役!?」

 

「よいしょー」

 

日向「痛い! 痛いから先生ホントに刺さってるからこれ!!」

 

椎名「御免!」

 

日向「ってうおおおいやめろ椎名その数のクナイにやられちゃオレが文字通りの蜂の巣にぎゃぁあぁぁあぁぁあ!!!!」

 

★―こま回し―

 

野田「……フン! 勝負で俺に挑むとは……血迷ったか、TK!」

 

TK「Get you Little Kills!」

 

高松「では、行きます! ベイブレードバトル!! 1、2、3! ゴーシュウ!!」

 

野田「行け!! 俺のドラグーンGT(ギャラクシーターボ)!!」

 

TK「Hurry Up! 今なら間に合う ,Oh! 飛んでって抱きしめてやれ! ドラシエル(グラヴィティ)!!」

 

日向「もはや違う競技になってるだろ!!」

 

★―人生ゲーム―

 

遊佐「……結婚しました」

 

「そうかい、そりゃよかったな」

 

遊佐「相手は誰でしょうか」

 

「いや知らねぇけど」

 

仲村「……子供が出来たわ」

 

「そりゃおめでたいこって」

 

仲村「相手は誰かしら」

 

「いやだから知らねぇけど」

 

「何? 何でさっきから俺に聞くの? 脱税がバレた俺へのあてつけかコラ」

 

 

関根「ホントにぶちんだなー先生は。みゆきち入らなくていいの?」

 

入江「しおりんが付けたインクが取れないの!」

 

関根「あちゃー、なんかごめんね?」

 

★―蹴鞠(けまり)

 

松下「よし! 椎名、頼んだ!」

 

藤巻「うし! 椎名次こっちに――っててめぇ止めてんじゃねーよ!! 何でつま先で毬を持てるんだよ何だその無駄な集中力!?」

 

大山「椎名さんはギルド降下作戦以来、銀時先生に勝つために日々集中力を鍛えてきたからね。日に日に指先に増える箒やハサミを見ると少しドキドキしたよ!」

 

藤巻「アホだな」

 

椎名「あさはかなり」

 

★―凧揚げ―

 

「……で、何であんたはつり竿なんか持ってるの?」

 

フィッシュ斎藤「勿論、二代目川の主を釣り上げて、凧の材料にするためさ!」

 

日向「うおおすげぇぜフィッシュ斎藤!! おい野郎ども手伝いやがれ!」

 

「「「おう!!」」」

 

「テメーはどこか遠くの学校で筋肉バカと剣道バカと普通のバカとネコバカつれて野球でもしてろ」

 

 

「……はぁ、やっと終わった」

 

 開始から数時間、暗くなってきた運動場に突っ伏す俺。

 

仲村「いやいや、まだ一番大事なのが残ってるわよ、忘れたの?」

 

「あ? もう何もねーだろーが」

 

 朝渡された用紙をひらつかせながら、なんだが目をギラつかせている連中に言う。

 

日向「いやいや銀さん、まだ残ってるぜ」

 

藤巻「そうだぜ、とぼけんなよ」

 

直井「まだあるじゃないですか」

 

大山「大人から子供への」

 

 

「「「お年玉が!!」」」

 

「はぁあぁあぁああぁぁああぁあ!? ざっけんな腐れガキどもテメーらにあげる玉なんざあるわけねーだろ自分の○○○でもしゃぶってろ!!」

 

仲村「そー言わずにーねー? 銀時センセ♪」

 

ひさ子「甲斐性の見せどころだぜ? 先生」

 

「甲斐性? 何ソレ食えるの?」

 

関根「銀ちゃん先生どんだけお年玉あげたくないんですかー! いーじゃないすかケチー!」

 

入江「し、しおりんってばー!」

 

椎名「なら、腕ずくで!」

 

「おぉやったらぁ俺を倒してお年玉を奪ってみせろ!!」

 

仲村「よっし約束よ? かかりなさいみんなー!!」

 

「「「うおおおぉぉおぉおおお!!」」」

 

「だらっしゃぁあぁぁぁあぁぁぁぁ!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 地面に転がる戦線の男連中と、膝をつく俺。

 

日向「ホントに、全員、倒しやがった……ごふっ」

 

藤巻「どんだけケチなんだよこのおっさん……」

 

 

仲村「どう? 楽しかった?」

 

「てめー後でたたっ切ってやるから覚悟しとけよ……」

 

仲村「2015年は楽しい年になりそうね」

 

 シカトかよ……

 

 でも、まぁ。そうだな。

 

「こんなうるせぇ連中との一年なら、また満足せずに済みそうだな」

 

仲村「ふふっ、今年もよろしくね、銀さん」

 

「おう、あけおめことよろめりくりな、仲村」

 

仲村「……めりくりは要るの?」

 

 

おしまい

 

 

立華「……そもそもこんな世界にお正月なんてあるのかしら」

 

「シッ!!」

 

 

おしまい!!

 





 今回は、普段あまり書けなかった戦線の日常風景を書いてみました。

即興で書いたものだけど、案外楽しかったです。

では、今年もよろしくお願いします!
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