Angel Beats!~ちょ、俺まだ死んでないんだけどオオオオオオオオ!!~ 作:日暮れ
第三訓
ゆり「高松くん、報告お願い」
高松「はい。武器庫からの報告によると、弾薬の備蓄がそろそろ尽きるそうです。次一戦交える前には、補充しておく必要があります」
大山「新入りも入ったことだし、新しい銃もいるんじゃないの」
「いや俺銃使うつもりないけど」
日向「はぁ!? あんな変な木刀でこの先戦ってくつもりかよ? 無理はいわねぇ、飛び道具も使い慣らしといたほうがいいぜ」
「いや慣らすも何も立ば……天使に銃効かなかったじゃねぇか」
日向「そりゃあそうだが……」
ゆり「はい静かに! どの道銃や他の武器が無くなったら私たちが天使と渡り合うこともできなくなるんだから!」
……
ゆり「そんなわけで、本日のオペレーションは『ギルド降下作戦』といきましょう!」
降下…………
日向「あぁちなみに、空からじゃなくてここから地下に降下な」
「!? だ、だよねー! そうそうもうふざけてんじゃねぇよー勘違いするヤツの気が知れねえぜなぁヒュウガネジくん?」
日向「ヒナタだっつってんだろうがいい加減覚えようぜ!?」
「いやだって、そっちのがカッコよさそうじゃん天使に向かってって『ヒデキ六十四掌!!』とかできそうじゃん?」
日向「どこの忍だよ白眼とか使えねぇよ!」
「いやでも回天くらいならできるって絶対!」
日向「っ……そうか?」
「出来る出来る! 自身持ってヒナタくん!」
日向「じゃあ、やってみるぜ……? いくぞ! 『ヒデキ掌回天』!!! くっはぁぁぁぁぁぁぁぁぁああ!!」
「ところでさ仲村、地下って何だ?」
日向「ってスルーすんなよぉぉぉぉぉ!!」
いやだって本気でするとは思わないじゃん? 正直引いたぞ。
ゆり「私たちはギルドと呼んでる、地下の奥深くよ。そこには、武器製造のスペシャリスト達がそろってるわ」
「はーん、そこでやっこさんに見つからないようにシコシコ武器作ってたってわけね」
ゆり「そういうこと。ギルドを押さえられたら、武器支援がなくなり私たちに勝ち目はなくなるわ」
ちょっと待って、と言い仲村がどこかに電話? をかける。ってかそんなもんどっから持ってきてんの?
『へーい』
ゆり「私だ。今夜そちらに向かう。トラップの解除を頼む」
『了解! 今晩だな、待ってるぜぃ!』
ゆり「……よし。今回はこのメンバーで行きましょう」
「すんませんボクそろばん塾あるんで抜けていいですか?」
ゆり「来ないと五ヶ月断食と強制労働」
「おいおめーらぁぁぁぁぁぁ!! それでも銀魂ついてんのかぁ!?」
藤巻「突然何言ってるんだこのオッサン」
高松「さぁ、意味不明ですね」
藤巻「いや常時上半身裸のお前が言えることか?」
大山「あれ? ねえ野田君はいいの?」
「ってかそもそもどこにいるんだあの馬鹿は」
日向「あの馬鹿はどうせまた単独行動してんだろ」
TK「Right.Let's go.」
「あ、シメはお前なんだ?」
★
――えーと……ここは体育館か。柔道のヤツと数人が舞台の下の椅子が入ってる引き出し引っ張ってるが、何するつもりだ?
またあのバカ女が『オペレーション・スティールオンチェアーよ!』とか言ってイス取りゲーム始めイっテェェ!!
ゆり「なんか今失礼なこと考えてたでしょ」
「考えてねぇよ! 俺はただ『こんなところに隠し扉なんてゆり様はホントに天才なんだなぁ』って思ってただけだ!」
ゆり「それこそ絶対にウソじゃない! 殴るわよ!?」
「殴ったあとに言うな! お前はアレか、脊髄反射でしか動けないのか! ちっとは脳使えこの単細胞女!」
ゆり「はぁ? めっちゃ脳使ってるんですけど? こっちだってこの先二十くらいのオペレーションの予定たててそれ全部記憶してるんですけど? あなたこそ脳みそ使ってないんじゃないの!? だからそんな曲がりくねった頭になったのよ少しは脳みそ使いなさいよ!」
「んだとお前なんかに天然パーマの苦しみがわかるかぁぁぁぁぁぁ!! 『天パ 苦しい』ってググったら『天パだから自殺する』って出てきたヤツの痛みがわかるかぁぁぁぁぁ!!」
ゆり「そんなこと知らないわよ!! 人はね、コンプレックスをバネにより高みを――」
大山「ねぇいいの? ゆりっぺたち置いてって」
藤巻「すぐ追いつくだろ。さっさと行くぞ」
★
ゆり「あなたのせいで置いてけぼり食らったじゃない!」
「全部俺のせいかよしわかった表でろや」
ゆり「わっ!! 上見ないでよ! スカートの中見えちゃうじゃない! 私から先に下りとけばよかった……」
「誰がテメーのパンツなんか見たいかよ」
ゆり「何だと!? コレでも生前は結構モテたんだぞ!?」
「死んだヤツが生前の自慢すんな……っておい、なんか下の様子がおかしいぞ」
ゆり「……? おーい!! 日向くーん!」
日向「あ! ゆりっぺ遅いぜ何やって……ってそんなのは後だ! とにかくこっちへ! ほらアンタも!」
何だ? ……!?
野田だったもの「」
ゆり「ここで何があったの?」
日向「あぁ、それは――」
★
大山「ギルドに入るのも久しぶりだね」
松下「暗いな……」
藤巻「おい! 誰かいるぜ……!」
一同『一体何が……!?』
野田「――ふっ……!」
日向「うわあ……馬鹿がいた」
野田「ゆりっぺはどこだ? いないのか?」
日向「わざわざこんな所で待ち構えてる意味がわかんないよな」
大山「野田君は、シチュエーションを重要視するみたいだよ」
野田「質問に答えろ!!」
大山「ゆりっぺならまだ上であの新入りの先生と話してたよ?」
野田「なっ!! あの教師……ひゃっぺん殺してくる!」
藤巻「あーもーややこしいからお前もうどこにも行くなよ!」
野田「うるさい! ゆりっぴぐふぁぁぁぁぁぁぇぇぁぁぁっぁぁあぁぁぁ!!」
いーつーもひーとーりーでーあーるいーてーたー♪
★
日向「……というわけだ」
「いやただの末期患者じゃねぇかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ! 中二という名のォォォォォ!!」
ゆり「それより……そのさっき流れてたって歌な」
日向「ゆり」
ゆり「え? あぁ大丈夫、私は正常よ?」
あ、お前もそれ思った? まぁメタになるから触れないでおくが。
ゆり「野田くんは何で――って聞くまでもないか」
仲村は目の前にぶら下がってるハンマーのトラップみたいのに目を向けながら話す。こいつは何だ、ハンマーに何か縁でもあるのか?
「こんなところにもトラップ仕掛けられてんのか?」
日向「見ての通りだ。ギルドへの道のりには対天使用の即死トラップがいくつも仕掛けてある。その全てが今も稼働中というわけさ」
「昨日解除したんじゃねーのかよ」
大山「トラップの解除忘れかな?」
藤巻「まさか俺達を全滅させる気かよ!」
ゆり「いいえ。ギルドの独断でトラップが再起動されたのよ」
松下「何故!」
ゆり「答えは一つしかない。――天使が現れたのよ」
この答えにみなが戦慄する。まぁ目の前で一人死んだからな……
松下「この中にか……!?」
TK「Just round them.」
椎名「不覚……」
「俺たちは何があっても死なない。それだったら俺たちごと天使をトラップで撃退しよう、ってか」
高松「……なかなか分かってるようですね。どうですか? この高松と一緒に頭脳班でも」
「黙れ頭脳ババロア班」
ゆり「ギルドの所在がばれ陥落すれば、銃弾の補充も壊れた武器の修繕もきかなくなるわ。そんな状態ではまともに天使と戦うなんてできない。ギルドの判断は正しい、か」
日向「天使を追うか?」
藤巻「トラップが解除されてねぇ中をかよ!」
「あの天使がこんなバカ正直なトラップでくたばるとは思えねぇ」
ゆり「そうね。トラップは悪魔で一時的な足止めに過ぎない。追うわ、進軍よ!」
★―ギルド連絡通路 B3―
「なぁ、他にはどんなトラップがあるんだ?」
日向「いろんなのが有るぜぇ? 楽しみにしてな」
「いや言ってくれないと対策が立てられ」
椎名「―――ッ! まずい、来るぞ!!」
「ほらだから言ったじゃんんんん!! ……あれ? 何だよ何も起きねぇじゃ」
岩『ゴロゴロゴロゴロゴロゴロ……!!』
「ぬぁぁぁぁぁ期待させやがってぇぇぇぇえぇ!!」
藤巻「げっ!」
椎名「走れ!!」
TK「Oh god,crazy!」
日向・藤巻・大山「うわぁぁあああ!!」
椎名「こっちだ! 早く!」
あさはかなりが横の通路で手を伸ばしている。つかアイツ速っ!?
「っ! ちょ! どけヅラ邪魔!!」
高松「ちょ、やめ押さないで誰がヅラですかああアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァ……」
「しゃあセーフ!」
一同『…………』
ん? 何だよコラ。銀さん何かした?
ゆり「はぁ……高松くん以外無事みたいね。行きましょうか」
「おいいいのか助けなくて? 流石に罪悪感湧くぞ」
日向「死ぬわけじゃない。ほっといても自力で抜け出して地上に戻るさ」
「そうか、あー安心」
日向「……ぶっ! くっはっははははははは!!」
あ!? 突然何!? アタマ打った!?
日向「あぁ悪い悪い……くっふ! あんたみたいな人会ったの初めてでさーおもしろいなってよ」
だからってそんな笑うかね……?
日向「俺あんたみたいな人……好きだぜ?」
「
日向「ちげぇよ!!」
★―ギルド連絡通路 B6―
ゆり「開く?」
藤巻「もう少しだ」
ってかココ暗いな……なんか、ココ前にも見たような……
そんなことを考えてた瞬間、入ってきた扉が突然閉まりやがった!
大山「あぁしまった忘れてたよ! ここは閉じ込められるトラップだった!」
「そんな大事なこと忘れるなよ! バカなの? バカなの!?」
椎名「あさはかなり」
なんでコイツこんな冷静にあさはかなりってんの!? ……明かりがついた――ってことは多分この後待ってんのは……!!
ゆり「ここからヤバイのが来るわよ!」
藤巻「よけろ!」
ゆり「しゃがんで!」
ほらやっぱりこれレーザーじゃんんんんんんんん! バイオ1見たもん! 楽しかったもん! 3は覚えてないけどォォォォォ!!
仰向けになって迫ってくるレーザーをかろうじてよける。
「あれ今髪ちょっと切れた!? おい誰か見てくれ俺の頭どうなってる?」
椎名「あさはか……ではない!?」
「おいあさはかではないってどういう状態!? どうなってんの俺の頭!?」
藤巻「うるせぇ! 第二射来るぞ!」
第二射は……二重線か! このままで避けれるよかった!
藤巻「第三射来るぞ!!」
オイオイ一息つく暇もないってか!?
ゆり「第三射なんだっけ!?」
あれ、この展開まさか……
藤巻「エックスだ!」
うわきたよ最強の刺客ぅぅぅぅぅぅぅぅ!! あれに隊長っぽい人はやられたんだ!
「あんなんどうしろと!?」
ゆり「それぞれで何とかして!!」
そりゃねぇぜリーダー!!
俺は何とかエックスを飛び越えて無傷ですんだ……が、
松下「早く開けろォ!」
あ、死亡フラグ。
松下「――グォウアァアアアアアアァアァァァァアアアアアアアアアァアァ!!」
「松下ぁぁぁぁぁ! ロリコンの松下ぁぁぁぁぁ!!」
藤巻「開いたぞ! 急げ!」
その声で全員が我先にと出口になだれ込む。
ふぅ、助かった……と思ったら、
大山「オヴヴヴヴヴヴェッ……」
特徴がないヤツがリバースしていた。
ゆり「今度の犠牲は松下くんかー、あの体じゃ仕方ないわね」
藤巻「少しはダイエットしろってもんだ」
え? みんなアイツはスルー?
日向「スゲーもん見ちまったんだろうなぁ、アイツ、目の前で。俺はお前が生きててくれて助かったぜ」
やっぱりコレか? ホモなのか!?
日向「あー、ちなみに切り刻まれてもしばらくすりゃ元に戻るぜ?」
…………
「便利な世界だな」
日向「…………?」
★―ギルド連絡通路 B8―
……なんだよココ。イヤにひらけてるな。
椎名「――!」
!? 天井が……落ちてくる!?
ゆり「トラップが発動してるわ!」
大山「あぁしまった忘れてたよ! ここは天井が落ちてくるトラップだった!」
「だからそんな大事なこと忘れんなよ! わざとだな!? わざとやってるだろ!!」
うわァァァァァもう死んだァァァァァァァ……っ!! ……??
――!! 天井が、止まってる……?
TK「フゥア!!」
一同「TK!」
T……K。
TK「Hurry up! 今なら間に合う! Oh,飛んでいって抱きしめてやれぇ……!!」
テ、ティーケ
ゆり「ありがと」
藤巻「じゃな」
日向「達者でなー」
大山「うわわ! ふん、くの!」
…………
「……ありがとう」
――ドォォォォォォォォォォォンンン……!!
ゆり「TKまでもっ、犠牲に……!」
「………………………」
日向「お、おい? だからダイジョブだって! へーきへーき」
TKぇっ……俺はまだ、お前のことなんも知らなかったよ……! お前こそ、本当の漢だっ……!!
ゆり「……犠牲を無駄にしないようにね……行きましょ」
第四訓につづくぅ!!
『天パ 苦しい』の話はマジです
私も天パなんでww